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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十八章 世界の最北端
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486 次のフェーズへ

「あ、こっち、皆さんこっちですよっ!」

「何か歩いているっていうよりも跳んでいるって感じよね」

「ピョーンッとしてます、もしかしたら大きいウサギさんなんじゃないですか?」



 森の奥、呪われし立入禁止区域にてカレンが聞き付けた何かの足音、それはマーサにも、そして今回の狩猟におけるガイドを務める狐獣人のイナリにも聞こえているようだ。


 3人による先導で、その生物らしき何かが跳ねるようにして移動しているというところまではわかった。

 本当に巨大ウサギなのか、それとも俺達のまるで知らない未知の生命体なのか、とにかくその正体へ徐々に近付いている。


 次第に聞こえてくるズシンッズシンッという音、まるで恐竜でも歩いて、いや飛び跳ねているかのようだ。

 もちろん本当に現存している恐竜であってもおかしくはないのだが、爬虫類だと毛皮には期待出来さそうだし、何よりも肉が食べられるものなのか心配である。


 と、そこで突然、ここまで正確に、最短ルートで案内をしてくれていたイナリがはたと止まった……



「どうした? 早く行かないとターゲットがどこかへ行ってしまうかもだぞ」


「……いえ、あの、さっきあのオーク集団をあっさり倒したのを見ておいてなんですが、この先はちょっと、禁忌のレベルがアレというか何というか」


「そんなにヤバいのか?」


「ええ、この先はもうここ何百年も里の人間が立ち入っていない禁断の地でして、入った者は二度と帰らないとされているんです、ほらそこの規制線、そこより先がすっごく禁忌なんです」


「そうか、なら白骨化したご先祖様のご遺体が見つかるかもだぞ、その状況からなぜ戻らなかったのか、なぜそんな所で息絶えたのかがわかるかもだ、とにかく行ってみよう」


「ひぃぃぃ、い、行きたくないけど……ここに取り残されるのも恐いんで付いて行きますっ!」



 こういう里とか村の類では、やたらめったら『禁忌』だの『禁断の地』だのを設け、そこを神格化したり畏れて近寄らなかったりしているが、どうせいつもの如くたいした理由ではない。


 おそらくは今足音が聞こえている巨大な何かの縄張りで、かつて立ち入った狐獣人達が喰われ、それゆえ誰一人として戻らなかったとか、その程度のことであるに違いないのだ。


 つまり、俺達にとっては恐るるに足りず、ひたすらどうでも良い雑魚によってこの禁忌の地が設定されている可能性が極めて高い状況。


 それなら行かない手はない、ミラなどはもしかしたらその禁忌の原因が幽霊の類が出現し、人を攫うことによるものなのかも知れないと怯えているが、そうであったとしても討伐してしまえば問題ない。


 むしろ、そんなモノのために、確実に存在している巨大な獲物を取り逃がすというのは愚行だ。

 ということで規制線、先程のものよりもデンジャーな雰囲気を醸し出したそのロープを越え、先へ進む。


 ここからはカレンとマーサが先頭、怯え切っているイナリは真ん中でマリエルが守りつつ、少しずつ移動していると思しきターゲットの下へ向かった。


 しばらく歩くと、急に木々が途切れて広くなった場所に出る、雪の積もった平原のような場所、そしてその端、俺達がそこへ入った場所のほぼ間逆の森沿いに見える巨大な影。



「何だあれ? やっぱ恐竜みたいだが……」


「いえ勇者様、もっと良く見て、アレはどう考えてもチュパカブラよっ!」


「にしちゃデカいと思うんだが? あれじゃその辺の牛みたいな家畜なんてチューッとひと吸いで終わりだぞ、なぁイナリ……イナリ?」


「あ……あああっ、アレは伝説の、里ひとつを軽々と滅ぼし、そこに生きる全ての生物を殺し、全ての生き血を一滴残らず啜り尽くす伝説の怪物、『ラストオブファイナルチュパカブラ=ジ=エンド』ですっ!」


「また頭の悪そうな名前を付けやがって……」


「ととととっ、とにかく、アレを見てしまったらすぐに戻って族長に報告しなくてはなりません、そういうマニュアルが古来からあってですね、ですからすぐに逃げましょう、じゃなくて帰還しましょう、これは里の存続に関わる緊急事態なんですっ!」



 確かにあのサイズ、針葉樹の天辺スレスレの高さゆえ、目測で全長10m以上はありそうなのだが、それがあの狐獣人の里に襲撃を仕掛けたらどうなるか?


 あの不快なジジババ共……は別にどうなろうと構わないし自業自得なのだが、大事にしてやりたいモフモフ狐獣人少女にまで、それはもう夥しい数の犠牲が出るに違いない。


 もちろん俺達が発見し、魔族領域に通じるトンネルの中などに隠れることが出来れば、それに成功した者は助かる確率が高い、ゆえに本来であればサッサと里に戻り、この件を報告して非難を開始すべきであろう。


 だが今は状況が異なる、いくらあのおかしな名前の巨大チュパカブラが凶暴で、狐獣人の里を崩壊させる程度の力を持っているとはいえ、それは一般的な次元での『強い』なのである。


 つまり、あんな奴俺達からしたらただデカいだけの雑魚、明らかに一子相伝の拳法を使える強キャラに対し、その図体だけで調子に乗って襲い掛かり、秒で血飛沫になって消える究極の雑魚に程近い存在だ。



「うむ、じゃあ俺とカレン、マーサ、精霊様で奴を潰そう、セラとユリナはまた万が一に供えた魔法の準備、他はイナリが安心して戦闘を見守ることが出来るよう、抱えるなどして護衛しておいてくれ」


『うぇ~い!』



 広い雪原の反対側に居るチュパカブラ、どうやらお食事中のようだ、良く見ると傍に横たわっている巨大生物の影、自分と同等の大きさを持つ肉食風の野獣に何度も頭を下げるようにして喰らい付いている。


 その野獣も、毛皮こそ立派なれどボディーは血液を抜かれ、徐々にシワクチャになっていく……だがその野獣はまだ生きているようだ、ヴァンパイア然り、生き血を啜るというのはそういうことなのであろう。


 木々の間からバトルフィールドとなり得るその雪原に出た俺達は、まず精霊様の放つ水の弾丸で巨大チュパカブラの注意を惹こうと試みる。


 だが目の前の獲物に夢中なチュパカブラは、近くにあり得ない勢いの水塊が着弾しても意に介さない。

 それどころか気付いてすらいないようだ、案外ノロマの馬鹿モンスターなのかも知れないな。


 ということで作戦変更、雪原のど真ん中に立ち、その食事が終わるのをひたすら待ってみることとした。

 餌食となった良くわからない野獣は、既に事切れて動くのをやめた、最後の一滴まではもうあと何度かチューチューすれば到達するはずだ。


 もちろんこちらから攻撃を仕掛けに行っても良いのだが、無駄に血を流さぬよう慎重に仕留めなくてはならないこと、そして追跡するのが面倒な森の中へ逃げられたくないことを考えた場合、どうにかしてこの広い場所に誘き出すのがベストなのである。


 そのまま3分から5分程度待ったところで、ようやく巨大チュパカブラがその顔を、完全に獲物から興味を失う。


 次の瞬間にはごく弱く、最低限の出力に絞った水の弾丸が、その顔面に直撃……巨大な目玉がダメになったようだ、弱すぎる、そしてこちらに気付くと同時に逃げ出そうとするではないか、フィジカルとインテリジェンスだけでなく、メンタルまで弱いらしい。



「おい精霊様、やりすぎたんじゃないのか? 責任取って奴をここまで連れて来いよ」


「何言ってんのよ、あれ以上弱い攻撃なんか出来るわけないじゃないの、ほら、私達もさっさと追い掛けるわよ」


「へいへい、超めんどくせぇな……」



 既に走り出したカレンとマーサを追うようにして走り出すものの、雪上ゆえか上手く走ることが出来ず、結局精霊様に抱えて飛んで貰う羽目になった、いやはや勇者として情けない限りだ。


 俺を抱えているせいで前が見えない精霊様に代わり、木々を薙ぎ倒しながら進む巨大チュパカブラの位置をナビしていく。


 地上ではマーサが先行してターゲットの予測ルートの飢えに立ちはだかる。

 後ろから追うカレンとで挟み撃ちにするつもりらしい、位置取り的には上手く行きそうだ。


 だがそれに加えて、俺が上空から急降下して一撃を加える方がより確実である。

 慎重にタイミングを待ち、ターゲットが前方に待ち構えるマーサに気付き、立ち止まる瞬間を待つ。


 もうすぐ、いやあと数歩だ……と、ここで巨大チュパカブラさん、表情はないものの驚愕の様子を全身で表現し、体を捩って停止する。


 同時に後ろから迫るカレン、そして前で指の骨をゴキゴキと鳴らしながら威嚇するマーサを見比べ、どちらへも逃げられないことを悟ってパニックを起こす。


 そのときにはもう、精霊様の腕からリリースされた俺が、突き出した拳を先頭に自由落下、そしてその勢いを用いた必殺パンチを繰り出そうとしている最中であった。



「喰らえっ! これが勇者なのに普段から散々なディスられ方をしている俺様の怒りだっ!」


『ギョベェェェッ!』


「ふっ、決まったな……って誰か受け止めてくれぇぇぇっ!」



 巨大チュパカブラに派手でありつつも殺してしまわぬよう細心の注意を払った一撃を加えた、そこまでは良かった。

 だが肝心の着地を考えていなかったのである、真っ逆さま、今から方向を変え、上手く足から着地するよう調整するのは不可能だ。


 次第に迫る地面に向けて両腕を突き出し、いきなり顔面から突っ込むことだけは避けるように配慮する。

 まぁ俺をリリースした際の精霊様の高度はせいぜい100m程度、その程度の高さから落下したところで、怪我こそすれども死にはしないはずである。


 地面とキスする覚悟を決めて目を瞑ったところで、ドンッという衝撃と共に柔らかい触感。


 目を開けると、カレンとマーサが同時に俺を受け止めていたことが判明した、この2人は優しい、もし最短距離に居たのが他のメンバー(主にセラ)であれば、俺が地面に激突して無様に突き刺さるのを、腹を抱えて笑いながら見ていたに違いない。


 いや、もちろん本気で危なくなれば助けてくれるのだとは思うが、たかだか100m落下した程度ではたいした怪我も負わないゆえ、転移前の世界で言う『ドブに嵌まった』程度の反応しかされないのだ。


 しかし今回はカレンとマーサのお陰で怪我もなく助かり、ついでに巨大チュパカブラも上手く昏倒させることが出来た。


 精霊様が最初に潰した目玉から鮮血が流れ出しているが、それは不思議生物にありがちな青だの緑だのといったものではなく、俺達と同じ赤い色をした血液である。



「よしよし、2人がナイスキャッチしてくれたからどこも痛くはないし、このまま生き血の採取に移ろうか」


「あ、私チューッてのやってみたいです」


「そうかそうか、じゃあこのチュパカブラ水筒を奴の首元にセットしてだな、こんな感じで」


「おぉっ、良い感じに吸い取ってます!」



 健康診断で採血、などということがないこの世界においては、透明なガラスの水筒に血液が流し込まれる光景はまず見ることのないタイプの現象なのであろう。


 カレンもマーサもその様子を眺めているのが面白いようなので、俺と精霊様でチュパカブラ水筒を巨大チュパカブラの首元に運び、チュパチュパさせてその生き血を抜いていく。


 途中、血を抜き取られる違和感によってか、獲物が目を覚ましてしまったりもした。

 だが既に集まっていた仲間達の中から、真っ先にそれに気付いたミラがポカッと、剣の柄で殴って再び昏倒させる。


 そのときにはもう、たいした余力も残っていないような動きをしていた巨大チュパカブラ。

 徐々にシワが増え、最終的には骨と皮だけの無残な姿となって絶命した。



「さてと、生き血の方はもう十分だな、で、このデカブツはどうしようか? 里まで運ぶのはちょっとアレだしな……」


「あのっ、出来れば首だけ外して持って行くことが出来ないでしょうか? 一応コレが出現したことを族長達に伝えなくてはなりませんし、何よりも証拠もなしに『倒した』などと言っても信じて貰えないはずですから」


「う~む、まぁ面倒だがそうするか、頭だけでもデカいが、普通の生首と違って血塗れになるわけじゃないからな、あとカラッとしている分少しは軽そうだ」



 ということで巨大チュパカブラの首を、そして武器か何かに使えそうだということで、手足の先から伸びているその長い爪、さらに背中から生えた謎のトゲトゲを何本か剥ぎ取っておいた。


 これが本当に使えるのか、使えなかった場合には金になるのかどうか、実に微妙なところなのだが、持ち帰らずに後悔するよりはマシだということで、可能な限り持ち帰る方針となったのだ。


 巨大な首を全員で協力して本部まで運ぶと、そこで偉そうに待機していた族長やその他のジジババ共が腰を抜かす。


 里を滅ぼしかねない最悪の敵が、もてなすべき王国の第一王女の滞在中に出現してしまったことにも、そして、その敵をいとも簡単に討伐して見せたこの俺様の実力に……実力に……



「さすがは王女殿下! 里を破滅に導くとされるラストオブファイナルチュパカブラ=ジ=エンドを討伐してしまうとはっ!」


「いえ、私は別に何かしたわけでは……」


「またまたご謙遜を、この凶悪なチュパカブラ、王女殿下がおひとり、またはそちらの精霊様とご協力なさって討伐したに決まっております」


「……もう何でも良いです」



 族長らに対する詳細の説明を諦めたマリエル、俺も全てを諦めた、ここの連中は王女という高いステータスを持つマリエル、そしてこの世界における最上位種族たる精霊様しか見ていない。


 一応見知っており、マリエルをこの里に導いたと思っているカレンとジェシカには敬意を払っているようだが、他の連中は単なる従者、そしてその中でも特に、俺だけは肥溜めから生まれたウ○コ太郎ぐらいにしか思っていないようなのである。


 ということで夢のお狐さんモフモフパラダイスナイトの開催は不可能、その日の夜も普通に振舞われた酒を飲み、翌朝には里の人々に見送られながら、再び魔族領域へと続くトンネルに入った……



 ※※※



『うぉぉぉっ! 血だっ、久々の生き血だっ!』


「はいはい並んで並んで、ちなみに野郎はこっち、魔物のやつな、清潔で高品質な野生動物の生き血は全部女性向けだ」



 そこで男女差別だなどと野暮なことを言い出す馬鹿は居なかったため、そのままチュパカブラ水筒に入った様々な動物や魔物の生き血をヴァンパイア村の者共に提供していく。


 中身を小さなグラスに空け、それをチビチビと飲んでいくようだ。

 女性陣には品質の良いものを渡したため、腹を壊すようなことはないと思われる、野郎はどうなっても知らないしどうにでもなれ。


 で、生き血を啜るとみるみるうちに生気を、というか血の気を取り戻すヴァンパイア諸君、俺達に感謝の言葉を述べる者、無心に血を啜る者など様々であるが、力を取り戻したのを良いことに襲い掛かろうという者は今のところ見当たらない。



「さてお前等、これで俺達は『契約』の対価を支払った、ということで今度はそっちが支払う番だ、血の代償として血を流して貰うことになるのだがな」


「ええ、我らは高貴な種族として契約を反故にするわけにはいきません、それにカーミラ様の暴走を止めない限り、この村にも、そしてヴァンパイアという種族全体にも平穏が訪れることはありません。魔王軍と敵対するようなあなた方の味方をするのは大変不本意ですが、それはそれ、これはこれとして、今回はご協力致します」


「うむ、それなら出発は明朝、目指すは北の四天王城だ、戦える者を揃えて、準備もキッチリ済ませておいてくれよ」



 ヴァンパイア側のリーダー(仮)として俺達との交渉をまとめた男は、ここでも前に出て他のおっさんや大人の女性らに指示を出している。


 この村全体で戦えそうなヴァンパイアはおよそ30とのことで、明日の朝までにはそれも含め、サポート程度であればこなせる者も選出してくれるのだという。


 俺達はかつて殺したゲキカスデスの屋敷を宿泊所とし、トンネルの行き来と狐獣人の里で行った狩猟大会や食事階という名の宴会による疲れを癒すこととした。


 あの野朗、クソザコの分際で相当に良い暮らしをしていたようだ、確か北の四天王であるカーミラの親戚とか言っていたが、奴の一族は相当な金持ちであるに違いない。


 カーミラの城を陥落させ、本人を支配下に置いた暁にはどのようなお宝が手に入るのであろうか? いや、もちろんカーミラの身柄そのものが一番のお宝なのだが、金銭的な価値のあるモノにも十分に期待が持てそうだ。


 その日はこちらも準備をしつつ過ごし、翌日の朝宿泊所の前に出てみると、既に50人を超える数のヴァンパイアが集結、整列していた。


 おっさんばかりで味気ないのだが、死ぬかも知れない、というよりも死ぬ可能性が極めて高い作戦に、可愛い女の子を連れて行くわけにはいかないことを考えると、この薄汚いビジュアルの無価値集団で我慢しておくのが妥当と言えよう。



「よっしゃ、お前等の村をこんな風にした元凶に、一撃ブチかます用意は出来てるな?」


『うぉぉぉっ!』


「よろしい、では出発とする」



 無駄に気合の入ったおっさんヴァンパイア共を引き連れ、荒廃した村を北側から出る。

 ここから北の四天王城までは通常徒歩で2日程度の距離だというが、そこまでに何もないとは思えない。


 きっと途中で待ち構える敵の奇襲や夜襲、その類のものに遭遇するはずだ。

 ゆえに気を抜かず、なるべく消耗を避けて行軍していくことを第一に考えよう。


 それを越えた先に待ち構えるのは、もしかしたら魔王軍でも最強でないかと噂される究極のヴァンパイアにして最後の四天王、生半可な気持ちで勝てる相手ではないはずだ。


 これまでに得た情報を踏まえ、そして全員が、これまでに得てきた力を全てぶつけることになるであろう。


 とにかく勝たなくてはならない、この世界の平和と安定のためにも、そしてサッサと勇者としての役目を終え、自分のやりたいように生きるためにも……

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