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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十八章 世界の最北端
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481 開通に向けて

「待って待ってっ! ここ、ここの地面が何か変なのよっ!」


「ほう、またトリュフでも出るんじゃないか?ちょっと掘ってみようぜ」


「いえ、気軽に掘っていけるような深さじゃないと思うわ、かなり下の方に、たぶん空洞……かしら……」


「そうなのか、でも何かあるのは事実なんだろ? もしかしたらお宝かも知れないし、どんな犠牲を払ってでも掘り当てるべきだと思うね」


「抜け穴はもうどうでも良いのかしら……」



 狐獣人の里の北、神界と魔界、どちらの神をも崇めるこの里の人々がそれぞれの祭壇を設置している、雪に覆われた巨大な山脈の岩肌に程近い場所。


 その山脈を越えた先にある魔族領域、そして最後の四天王であるヴァンパイア、カーミラの居城に至る抜け穴を探す俺とマーサの足元には、地下深くに空洞のようなものがあるというところまで判明したのである。


 それがガセ情報臭い、実に信憑性がアレな伝説の抜け穴に関連するものなのか、それともまた別の、埋蔵金的な何かなのかということに関しては全く見当が付かない。


 だが前者であればビンゴ、後者であったとしても大金持ちだ。

 むしろどちらかと言えば埋蔵金が出てくれた方がテンションが上がるはず。


 もちろん他者の所有する土地で発見された埋蔵金であれば、その発見者と所有者、つまり俺達をこの里が半分ずつその権利を取得……と、完全に埋蔵金の話になってしまったではないか、本来の目的は抜け穴的なトンネルの方だ。


 しかしこの地面を掘り進めるといっても、ベースがウサギゆえ穴掘りが非常に得意であるマーサですら臆してしまうレベルの深さなのだ、そう易々と目的の深度まで到達するとは思えない。


 何か効率良く掘り進める方法がないのか? いや、そうではなくもっと簡単な方法があるはずだ。

 抜け穴にしても埋蔵金にしても、それをここに埋めて隠蔽した何者かが、必要になった際にすぐに掘り出すことが可能な仕掛けをしていないというのは考えにくい。


 となると怪しいのは……この祭壇と女神像ということになるな……



「なぁマーサ、もしかしたらだけどさ、この祭壇にある仕掛けを発動させると何かが起こる、そんな気はしないか?」


「え? う~ん……あ、でも確かこれを動かすとトンネルが出てくるって話だったわよね? となるとこの空洞がある場所の周りで、どこかスポッと嵌まってガーッとなって、トンネルの入口がドーンッてなる場所があるんじゃないかしら?」


「うむ、その可能性は高いな、とりあえず適当に動かしてみようぜ」



 再び祭壇に手を掛け、右へ左へ前へ後ろへ、四方八方にそれを移動させてみる。


 この場に俺とマーサ以外の誰か、特に賢さの高い連中が参加していれば、もう少し色々と考えた後に可能性の高そうな動かし方をしたに違いない。


 だが残念のことにその賢い皆様はお食事中、考える前にまず動いてみるマーサと、もはや掘り当てた埋蔵金の使い道……ではなくトンネルのことしか頭にない俺では、到底そういったまともな行動を取ることが出来ないのであった。


 まぁ、今は『何かがある場所』を把握した状態なのだ、よって仕掛けが発動する祭壇の場所というものが存在するのであれば、それはもうその近くに違いないと予測可能だ。


 ただ闇雲に重たいそれを動かしているのではなく、ある程度目星を付けた状態でやっている以上、考えるよりもまず動いた方が素早く結果を得ることが出来るのではないか。


 などと考えながら祭壇を動かし続けるも……



「う~む、ダメだな、もしかして装置の発動スポットはこの近くじゃないのか?」


「かも知れないけど、でもさっきここでちょっとだけ変な感じがしたのよね、あ、ここよ、この辺り」


「変な感じが? もしかしてアレかな、発動する場所は合っていたけど、もう装置自体が古くなってダメになっていたとか……」


「それだともう完全にアウトじゃないの、もっと別の可能性を考えてよっ!」


「いや、そう言われてもな……」



 当初は俺がどうしても掘り当てたかった地下の空洞だが、今度はマーサの方がムキになっているようだ。

 おそらく目的とかそこで得られるべきものとか、そういうものを意識しているのでない、ただやり始めたことを途中で投げ出すのが嫌いなだけであろう。


 だがそんなマーサのためにも、ここはどうにかして謎の地下空洞を発掘しなくてはならない。

 祭壇を設置すると何か変化があるという場所を何度か通過させてみたり、それを上から押して重さを追加してみたりする。



「あっ、今の感じだと何かちょっとこう……色々と事が起こりそうな感じだったっていうか……」


「曖昧な奴だな、だが重さの違いで仕掛けが発動するか否かが決まってくるのかも知れない、ちょっと負荷を変えつつ地道に実験してみようか」



 まるで暗証番号を失念した金庫に挑むが如き所業、怪しいと判断した場所に設置した女神像付きの祭壇に、軽く手を乗せるところから2人でガッツリ上に乗るところまで、微妙な重さの違いを徐々に試していく。


 途中、何度か『これはキタのではないかっ!』というような感触があったのだというが、感度の鈍い俺にはまるでわからないうえ、マーサが告げたその重さもまちまちであった。


 なかなか上手くいかないのは当然のことだが、このままだと何かが足りない……いや、もしかすると前提が間違っているのか?



「マーサ、次はちょっとこの祭壇を外して、別の重石がフィットしないか考えてみようか」


「別の重し? あ、じゃあこれともうひとつあるって言っていた、邪悪な祭壇の方でも乗せてみる?」


「あ、そういえばそっちも試してみるべきではあるな、よし、じゃあ女神像の乗った方は片付けて、魔界の神を祀った邪悪な祭壇を出して貰おうか」



 もちろん、そんなモノを取り出しつつ、有り難い女神(敬称略)の偶像が乗った祭壇をどこかへやるなどすれば、信心深いマリエルやジェシカが抗議してくるに違いない。


 それを避けるため、女神像は食事を終えて和やかに談笑している高級チームの真横に設置。

 イナリから祭壇の格納場所を聞きだし、俺とマーサだけでそこへ向かった。


 ちなみに先程から放置していたルビアは、どういうわけか高級チームに迎え入れられ、奴隷からどこかのお嬢様にでもなったかのような態度で食後の紅茶を啜っている。


 まぁ、放っておくのもかわいそうであったし、貴重な資料を発見したのはルビアなのだ。

 ルビアの癖にあのような立ち居振る舞いをしているのは少しムカつくが、今回は良いとしておこう。



「は~い、ここですよ~っ! ここにもうひとつの祭壇、あまり使われてはいませんが、魔界の神様を祀った祭壇がありま~っす」


「おうっ、なかなか厳重じゃないか、一応は神様をどうこうするアイテムを保管している場所ってことだな」


「神様をどうこうするアイテムって、不敬の極みじゃ……」



 祭壇と偶像の呼び名はどうでも良いとして、イナリに案内された先には鉄の扉が付いた小さな洞窟の入口のようなものがあった。


 なぜかそこだけ雪が積もっておらず、除雪したのかそれともご都合パワーで大変利用易くなっているのか、とにかく灰色をした山脈の岩肌が見えており、扉はそこに設置されているのだ。


 ちなみに鍵は掛かっていないらしい、まぁ、いくら大切なものとはいえ里にとって以外に価値の見出せない祭壇や偶像を、わざわざこんな所までやって来て盗みだそうとする者は居ないはず。


 それに先程の女神像もそうであったが、移動中に何度も倒したとのことで、所々が破損し、ガムテや接着剤のようなもので修理してあった。


 もう粗大ゴミでも出して、どこかの町の石材店で新しいものを造って貰った方が良いレベルだ。

 その方がこの里の人々の心の平穏にも、それからモチーフにされている女神にとっても良いことだと思う。


 それはさておき、イナリが開けた鉄の扉の向こうにあったのは小さな、洞窟と呼ぶには誠に小さな空洞。

 中は少し広げられており、右側のスペースは空き、おそらく女神の祭壇があった方だ。


 そして左側のスペース、そこにあったのは真っ黒の、黒曜石で出来ているのではないかと思えるほどに黒い祭壇。

 近付くとそれはそれは邪悪なオーラを放っている、雰囲気だけではない、実際に邪悪な力を感じる辺りがポイントである。


 祭壇の台座にはドクロの装飾が所狭しと盛り込まれ、中央には見たことのある像……かつてこの下界に下りて来たことのある、死神様と貧乏神様に違いない。


 しかもかなり精巧な造りだ、先程の女神像は『ザ・古代の石像』という感じであったのに対し、こちらはもう現代風、つい今しがた世界最高の職人によって制作された言われても疑わないレベルの出来だ……



「なぁイナリ、こっちの方が遥かに完成度が高いような気がするんだが?」


「そりゃそうですよ、だってこっちは魔界の神様お2柱が、直接下界に降り立って監修なされたものですから、完成度が高くないとその場で殺されてしまいますってば」


「あいつら何やってんだよそんな古代から……いや、どこで聞いているかわからないし悪口はやめておこう、死神様はともかく貧乏神様は危険すぎる……」



 神々に対してとやかく言うのはやめ、早速石像の乗った真っ黒な祭壇を運び出す……運び出す……重い。

 先程まで引き回していた女神像付きのものと比べると、こちらは重厚感というか何というか、とにかく色々な意味で重たいのであった。


 やはり直接魔界からやって来た死神と貧乏神の監督下で制作されただけあり、神界の神を祀ったものと比べて贔屓目に造らざるを得なかったということか。


 その『贔屓』の結果が今俺とマーサに架せられている重石、凄まじい重量の祭壇を目的地まで引っ張るという重労働である、本当にたまったものではない。


 本来は数人、いやもっと大人数で移動させるはずのその祭壇を、どうにかこうにかマーサと2人で指定の場所に設置……と、俺にもわかる、明らかに何かが作動したような振動があったではないか……


 マーサの言う空洞の位置はちょうど俺の真下、祭壇の位置はその崖側すぐの所に鎮座した状態。

 振動は徐々に大きくなり、良く見ると設置された祭壇が若干沈み込んでいるようにも見える。



「あ、ねぇねぇ、あんたそこたぶん危ないわよ」


「何だよニヤニヤして、別に矢が飛んで来たりとか爆発したりとかなんか……え? どぉぉぉっ!?」



 抜けた、高まる振動と共に地面がボロッと、俺を乗せたまま抜けてしまったではないか。

 まるでドッキリに騙されたお笑い芸人、絶好のシャッターチャンスを遺し、俺は暗い地面の底へと消えていったに違いない。


 かなり落下したと思われるところで着地、もちろん背中からだ。

 だが痛いと思う暇さえ与えられず、今度は地面を転がり始めた感覚。


 しばらくしてようやく停止する、痛い、早く戻ってルビアの回復魔法で癒して貰わねば……



『お~い、だいじょうぶ~っ?』


「大丈夫だ~っ! すぐに戻るから待っていてくれ~っ!」


『わかった~っ! それで、おたからは~っ?』


「暗くてわから~ん! あとどっちに戻ったら良いかわからなくなりそうだ~っ! ちょっと声を出し続けてくれ~っ!」


『は~い! ヴォヴェヴェヴェ~ッ!』


「出来ればもうちょっとマシな音でお願いしたいんだが……」



 マーサの発する変な音を頼りに、転がり落ちて来た坂を地道に這い蹲りながら登って行く。

 かなり先まで来てしまったようだ、しかもこの空洞、縦横共にかなり広いではないか。


 試しに立ち上がってみると、普通に頭をぶつけることなく直立することが出来た。

 手を上に伸ばし切っても天井には届かない、ということはつまり、人が通ることを想定して造ったもの、即ちトンネルである可能性が高い。


 そのまましばらく行った所で、少しばかり外の明かりが見えてくる。

 だがそれは真上から差し込むものであった、坂道は行き止まり、そこから先は垂直な、井戸のような形状の穴だ。



「お~い、さすがにここを上がるのは面倒だ~っ! ロープか何か垂らしてくれ~っ!」


『ヴォヴェヴェヴェ……わかったわ~っ! ちょっとまっててね~っ!』



 トトトッと走って行く音が聞こえてからしばらく、また戻って来る足音が響いた直後に、俺の頭上2mぐらいの所までロープが降りて来たのを認める。


 かなり長さが足りていないのだが、そこまで行くのにも一苦労だ、もっと長いものを……いや、これ以上のロープをすぐに用意出来るとは限らない、ここは頑張って登る……おや、朽ち果ててはいるものの、穴の壁には梯子のような何かが設置されているではないか。


 手と足を掛けてみると、上の方は既に脆くなり、掴んだだけでボロボロと崩れ去ってしまうものの、足場にすべき部分は問題がない様子。


 僅かではあるが上に進むことが出来た、そこからは手探りで壁の掴めそうな場所を探し、ロッククライミングの要領でロープのある位置まで上がって行った。


 俺がしっかりとそのロープを掴んだことを重さで確認したのか、特に指示を出すことなく引き上げ作業が始まる。

 地上に戻るまでの間に見ていると、やはり所々に梯子の残骸が残されていた。


 かつてはここも里の人間によって知られ、場合によっては利用されることもあったはずだ。

 だが人族は魔族領域には行けない、いや行けないことはないが行きたいと思う者は馬鹿かドMぐらいのものであろう。


 ゆえにこの地下トンネルの存在はいつの間にか忘れ去られ、そのことに関して残されていた記述も、後世の人々によって『ガセネタ』として処分されてしまったということに違いない。


 そこまで考えたところでロープは完全に地上まで出る、マーサの手をガシット持った状態で引き上げられ、俺はどうにか穴の底から帰還することに成功した。



「おつかれさま、ごめんね、もうちょっと早く気付いて注意すれば良かったわ」


「まぁ帰って来れたんだからそれで良いさ、で、この穴の先はおそらく伝説の抜け穴的トンネルだ、広さからしてその可能性が高い」


「あら、女神の台座じゃなくて魔界の神様達を祀った有り難い台座を置くと仕掛けが発動する仕組みだったのね」


「うむ、こっちの方が遥かに重たかったからな、女神像の方に俺達が2人乗っても動かなかったわけだぜ」



 人族の領域と魔族の領域を繋ぐトンネルだ、それは魔界の神、即ちこの祭壇に偶像が設置されている、死神と貧乏神という2柱の神様による指示で開通されたものであるということも考えられなくはない。


 そうなればもう、発動の条件となる『祭壇』がどちらなのかということは、自ずと見えてきたはずであったのだ。

 まぁ、最終的には正解に辿り着くことが出来たのだから、今回はこれで良しとしよう。


 穴から脱出したところで、ちょうど食事会を終えた他のメンバーと合流し、ルビアから擦り傷の治療を受けた後にまた別々のルートで観光を続けた。


 なお、ルビアは俺の残念コースから外れ、マリエルの高級コースに組み込まれたようだ。

 残された俺とマーサは、イナリの案内で山芋が良く取れるという場所へ行く。


 俺はクソ寒い中での芋掘りなどということはしないのだが、今回は頑張ってくれたマーサのために、荷物持ちぐらいのことはしてやろう。


 本日も執り行われる予定の夕食会に参加する全員分、それと案内をしてくれたイナリにチップとして渡す分の山芋を掘り終えたマーサと俺は、時間は少し早いものの宿泊所へと戻った……



 ※※※



「はい、それでは本日も乾杯としましょう、乾杯!」


『うぇ~い!』



 狐獣人の里の宿泊所で迎える2日目の夜、再び里の連中との宴会がスタートした。

 酒も料理も昨夜と同様に良いものが並び、大満足の内容である。


 そしてもうひとつ、俺はあの伝説の、ガセネタとされていた抜け穴的なトンネルを発見することに成功したのだ。

 あのトンネルはそのまま魔族領域に続いている可能性が極めて高く、整備しさえすれば安全に、そして短時間で敵地に到達することが出来るはず。


 だが今のままで通過するにはあまりにも暗く、さらに崩落の危険も伴うということもまた事実。

 まずは明かりと、それからまともなトンネルとして利用出来るよう、一定の工事をしなくてはならない。


 それを、今族長の横に座ったマリエルが色々とお願いしているところなのだが、どうやら全面的な協力を得ることが可能なようだ。


 アイコンタクトで『工事への協力はだいたいOK』のサインを送ってきたマリエルに対し、『さらにあり得ないぐらいの譲歩を引き出せ』のサインを送ってドン引きされたりもしたが、まぁどうにかなりそうで良かった。


 翌日からは早速入口付近の工事が始められ、その日のうちにほとんどが復活。

 穴に落ちたりロープで引き上げられたりすることなく、梯子を使って下まで降りることが出来るようになった。


 そこからは内部に明かりを設置したり、地面がボコボコになってしまったような場所を均していく作業だ。

 明かりはユリナに任せれば良いし、地面ぐらいは徒歩であればある程度綺麗になっていれば良い。


 問題は『どこからが魔族領域なのか?』ということである、このまま狐獣人達が工事を進め、迂闊に瘴気だらけの場所に足を踏み入れてしまったら大事だ。


 そのモッフモフは失われ、狐獣人としてのアイデンティティもどこかにいってしまうことであろう。

 実に悲しい結末だ、被害に遭ってしまった狐獣人の方には、最高級のズラをプレゼントしてもまだ損害の補填として不足する。


 そうならないためにも、ある程度の場所から、いや入口付近以外は先に俺達が行って確かめる、または王都に文書を送り、瘴気避けの魔法薬を大量に発注するか、どちらかの手を打っておく必要がりそうだ。


 もちろん瘴気避けの魔法薬を注文する方が俺達にとっては楽なのだが、ここは雪だらけの辺境の地。

 品物が届くまでにはかなりの時間を要するはずだ、それを待っている時間的余裕は俺達にはない。


 ということで、入口の完成を見た翌日には、まず俺達が率先してトンネルの先を目指してみることに決まった。

 この暗い穴の先がどうなっているのか? 魔物やトラップは存在しているのか?


 色々とわからないことずくめだが、とりあえず行って見てみないことには始まらない……

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