475 施設制圧
「何なんだ貴様等はっ!? どう考えても客じゃないだろ」
「帰れっ! 扉の修繕費用を置いてさっさと帰れっ!」
「いや殺すとか我らは高貴なるとかじゃなくて退去勧告かよ、全然面白みがないクズ共だなお前等は、しかもガリガリの極みだし、ちゃんと栄養取ってる?」
「黙れっ! 貴様のような侵入者に何がわかるっ、だがそんなに殺されたいのであれば殺してやろう、上級魔族の中でも特に上級とされるヴァンパイアの力を見せっ……あれ?」
やかましく喚き散らしていた守衛のヴァンパイアを、スッと前に出たミラが真っ二つに斬り捨てた。
突如上半身と下半身がサヨナラしたうえ、背中の羽も良い感じに切れてしまったため、その場でストンと落下。
いきなり俺達を見上げるかたちになった守衛ヴァンパイアは何が起こったのかわからず、体と同時に左右ともに切れてしまった腕の断面を見てキョトンとしている。
だがその姿を後ろから見ていたもう1匹の雑魚は、直後に俺達が超強いことを悟ったようだ。
一目散に逃げ出そうと反転し、走り出す、もちろんサッと回り込んだジェシカがいく手を阻む。
「ち……チクショウめっ! 貴様等こんなことをしてタダで済むと思うなよっ! 高い代償を払わせてやるからなっ」
「何だ、有料のサービスなら間に合っているぞ、それよりもそのサービスの責任者を呼びに行け、ダッシュでだ、そうすればブチ殺すだけで済ませてやらないこともないぞ」
「ふざけやがって! こうなったらもう戦闘隊長を呼びに行くしかないっ、貴様等如き隊長が八つ裂きにしてくれるからな、そこで正座して待っとけこのクソ共がっ!」
などと捨て台詞を吐いて建物の奥に向かって行くもう1匹のヴァンパイア。
必死で走っているのだが、よく考えたら背中の羽を使って飛べば良いのでは?
まぁ、あのガリガリ状態では飛ぶことも叶わないのか、走るのも遅いが気長に待っていよう。
しかしその戦闘隊長だか何だかが来るまでは暇だな、半分に千切れてボーっとしたままのヴァンパイアを惨殺して遊んでいようか……
守衛ヴァンパイアの下半身は粉々にして焼却、上半身の方は気付けをして正気に戻らせた後、精霊様がとても口に出しては言えない、想像を絶する方法で殺害した。
それが終わった頃、ようやく先程の守衛が呼んだと思しきヴァンパイアが1匹、栄養状態は普通のようだが、上位の奴には食事が行き届いているのか?
と、自信満々の表情で近付いて来るそのヴァンパイアの服や腕には、飛び散ったと思しき鮮血、これが真新しいということは、先程走って行ったあの守衛ヴァンパイアをブチ殺したということなのであろう。
「フハハハハッ! 貴様等が侵入者とかいう連中か……っと、既に部下を1匹殺しているようだな、だがそんな雑魚パイア如き殺したところでいい気になっているのではなかろうな?」
「……何だよ雑魚パイアって、微妙な略し方してんじゃねぇ、あと面倒だからさっさと掛かってこい」
「そもそもこういう連中はやれ攻撃魔法だの格闘だの、ヴァンパイアらしい戦いがまるで出来ないからな、我のような上級パイアにからしてみればクソ以下のクソゴミなのだよ、フハハハッ!」
「いや、俺の話聞いてる?」
「そう、我のような上級を超える上級ともなると、ヴァンパイアのトレードマークであるこの長い牙を最大限に活用して戦うのだ、そしてさらに、我はこの強力な牙に致死性の猛毒をぬりちゃっ……」
「舌を噛んだようだが大丈夫か?」
「ぎゃぁぁぁっ! し、しまったぁぁぁっ! おえぇぇぇっ……お……おの……れ貴様等、我が死したところで……」
「死んじゃったよ、何だったんだコイツは?」
良く喋る戦闘隊長の上級パイアとやら、自分の牙に毒を塗り、その状態で誤って舌を噛むとは。
きっと頭が悪いとかそういう次元ではなく、単にネタ枠として登場しただけの雑魚であったか。
となるとコイツではなく、施設の奥にはしっかりとしたボスキャラが待ち構えているに違いない。
そいつを見つけ出して締め上げ、捕らわれている被害者達の居場所を聞き出そう。
まずは今しがたネタ野郎がやって来た方向を目指そうということに決まり、入口から続くまっすぐな通路を歩いて行く。
白で統一された綺麗な壁、とてもヴァンパイア共が食用とするための血を抜き取る施設には思えない。
いや、血を抜き取るという意味では妥当かも知れない、まるで病院のような清潔感なのだ。
「あ、また何かこっちに向かっているみたいね、ヴァンパイア……ちょっと小さいけどそうね」
「うん、さっきの奴より遥かに強いみたいだが、これから来る奴がここのトップなのかな?」
「てかアレが戦闘隊長じゃなかったの? 自分よりも強いのが居るのに隊長とか、そんなの自称でホントはただの自意識過剰な馬鹿だったんじゃないかしら?」
「かもな、死んでしまった以上本人の口から聞くことは出来ないが、セラの予想は概ね当たりだろうよ、と、次の敵がお出まし……女の子キタッ!」
俺の索敵とマーサの耳によって判明していた敵の接近、マーサ曰く小さいとのことであったが、ミラぐらいの身長はある少女風ヴァンパイア、それでもおっぱいがアレなため体重はミラよりも軽そうだ。
黒いフリフリの服を着て長い金髪、左右で目の色が違い、右目は緑、左目は赤、そして何よりも特徴的なのは、両手でしっかりとやや大き目のクマのぬいぐるみを抱えている点である。
女性ヴァンパイアを見たのはセラとミラの故郷の村で起こった事件のときの少女、たまたまアンジュの城に居たカーミラに続いて3人目、どれも可愛いのだが、この子は背中の羽もミニマムでいい感じだ。
「や……やいお前達! ここが高貴なるヴァンパイアの領域だと知って侵入したのかっ!」
「そうだよ、で、お嬢ちゃんはこんな所で何をしているのかな? 出来れば親玉の所に案内して欲しいんだが……」
「お嬢ちゃんではないわっ! 私だってヴァンパイアで……てかお前なんかよりもずっと年上のはずよっ! もう怒った、この場でやっつけてやるんだからっ!」
「ふむ、少しかわいそうだが痛い目に遭って貰うとするか」
少しからかっただけだというのに、激怒して襲い掛かってくる美少女ヴァンパイア。
先程のネタ野郎が言っていたように、ヴァンパイアらしく牙で噛み付いて攻撃しようと企んでいるようだ。
狙ったのは前列に居り、しかも栄養価が高そうなジェシカ、もちろん1対1であっても、ジェシカがこのヴァンパイア少女から攻撃を貰ってしまうようなことは絶対にない。
サッと身を翻して攻撃を避け、勢い余った敵の美少女ヴァンパイアの背中をポンッと押してやるジェシカ、美少女はそのままつんのめり、俺の目の前まで来てようやく停まった。
顔を上げるとそこには異世界勇者様であらせられる高貴な俺様、さぞかし感動したことであろう……と、今度は俺に攻撃を仕掛けるようだ、そのまま口を開け、思い切り噛み付こうとしてくる。
しかし遅い、というか大口を開けた状態で何の捻りもなく噛み付き攻撃を繰り出してきた時点で回避は容易。
余裕を持って牙を避け、ついでに聖棒で背中の羽に軽く触れてやった。
「あぎゃぎゃぎゃっ! な、何よそれっ、え? ちょっと待って恐い……」
「そうか怖いか、でもまた俺に近付けばこの伝説の棒で攻撃してやるからな、それかこの場で降参して親玉の所へ案内するか、どっちを選ぶ?」
「うぅ~っ、こ、降参……なんてするわけないわっ! これでも喰らいなさいっ!」
「おいっ、ぬいぐるみなんぞ投げても……」
「勇者様避けてっ!」
「へ?」
後ろから聞こえたセラの指示に、理由はわからなくともとっさに反応し、俺は身を低くしてクマの直撃を避ける。
そこへ、俺の頭上を通ったセラとユリナの魔法、そして精霊様の攻撃が、放物線を描いて飛んでいたクマに直撃……大爆発を巻き起こしたではないか。
美少女ヴァンパイアが投げて寄越したクマのぬいぐるみには、彼女があらかじめ火魔法をパンパンに詰め込んであったのだ。
見た目からしてそんな危険なモノには見えないし、美少女ヴァンパイア服装からして、ぬいぐるみとかそういうファンシーなアイテムを大事に抱えていることに違和感はない。
そのビジュアルで油断を誘い、俺を火魔法の爆発に巻き込もうとしたのか。
だが俺は騙せても、魔法を専門とする後衛組の目は誤魔化せない、ぬいぐるみによる奇襲攻撃も失敗だ。
「何なのよっ! もうちょっとでドカーンだったのにっ!」
「おいおい、あんな危険物人に向けて投げるもんじゃないぞ、いくら俺でもアレが直撃したらほんのちょっとだけ痛いからな、だがまぁ、虎の子のぬいぐるみ爆弾ももうないんだ、そろそろ降参しろ」
「ふんっ、ぬいぐるみは1個じゃないのよ、ほら、こんな風に召喚すればいくらでも出てくるの、もちろん魔力充填済みよ」
「いや、それさっきのと何か違うくない?」
「それはしょうがないでしょ、いつも使ってるのがたまたま売り切れだったのよ」
「あ、市販のやつ使ってんだ、全然高貴じゃないね……」
「うるさいっ! もう一度ドカーンよっ!」
デザインが異なってはいるものの、一応はクマのぬいぐるみを再び俺に向かって投げ付けてくる美少女ヴァンパイア。
だが二度目などない、そしてもちろん三度目以降も同様だ、聖棒で小突いてやるだけで爆発四散してしまうぬいぐるみを、5つ潰したところで美少女の手が止まる……
「えっと、そういえば昨日注文した分がまだ届いてなくて、だからね、その……たぶん明日到着するからそれまで勝負はお預けにして……ダメ?」
「ダメに決まってんだろ、まぁ俺達が突然押しかけたせいで迎撃の準備不足だったのは仕方ないと思うが、それとこれでは話が違う、両手を頭の上に組んで地面に膝を突け」
「……は~い、参りました~」
「じゃあセラ、この子に魔力を奪う腕輪を、それと、あんな危険な攻撃をしてきた罰として後でお尻ペンペンだからな、覚悟しとけよ」
「うへぇ~、凄く痛そうなんですけど……」
降参させることに四手t捕獲に成功した美少女ヴァンパイアは、縄でグルグル巻きにしようとしたら羽が痛いと抗議してきたため、手だけ縛り、腰に紐を付けて引き回すスタイルを取った。
このまま敵の親玉の部屋まで案内しろと命じ、その道中でこの施設に関しての話を聞いておく。
まず捕らわれている人族は総勢2,000人以上、もう何人居るのか正確にはわからないものの、一応ここまでで死者は出ていないという。
逆にこの施設で働いているヴァンパイアは、不足している生き血をほとんど分けて貰えない下っ端のガリガリ共が50、この子も含めたわりと偉い、力のあるヴァンパイアが所長も含めて20だという。
ちなみに女性は副所長はじめ、この子も含めて5人だけの残念な職場であるとのこと。
まぁ、助命すべき人数がわかっているのであれば、その5人を押さえた後は皆殺しで構わない、つまり非常に楽な作業となる。
「あ、そういえばさ、お前等ヴァンパイアはしばらく生き血を飲まないとどうなるんだ?」
「死にはしない、でもここの下っ端みたいにガリガリになるのよ」
「そうなのか、で、あの下っ端共はどうして下っ端なんだ? そもそもヴァンパイアの中の序列とかどうなってんだよ?」
「あいつらはまず家柄がダメね、あと魔王軍にも所属してなかったり、所属してても重要な役職に就いてなかったり、とにかくヴァンパイアとしての強さがまるでないの、残念なことにね」
「へ~、あ、でも前に出会ったヴァンパイアの女の子も魔王軍の所属じゃなかったな、その子、もしかしたら今ガリガリなのかな……」
「そうかも知れないしそうじゃないかも知れない、魔王軍じゃない子のことは近所に住んでるとかじゃない限り全然わかんないわ」
ふと心配になってしまった、以前セラとミラの故郷で出会ったヴァンパイアの少女。
北の四天王の親類だというゲキカスデスとか何とかに利用され、危うく捨て駒にされるところであったあのゴスロリヴァンパイア少女のことだ。
あのときは確か姉が迎えに来たのだと思ったが、その姉も含めて魔王軍の関係者ではなかったはず。
きっと今は、北の四天王カーミラのとんでもない思い付きによって散々な目に遭っているに違いない。
それはそれで助けてやりたいところなのだが、まず助けるべきはここに捕らわれている人族の連中だ……
「……えっと、そろそろ所長室に着くんだけど、あのね、所長はキモいハゲだから殺しても良いわよ、でも副所長は美人だし優しいし、本当に良いヴァンパイアだから許してあげて、お願いよ」
「良いヴァンパイアがこんな所で拉致って来た人族から生き血を抜いたりはしないと思うんだがな、まぁ、でも女の子ヴァンパイアは殺さないから安心しろ」
「うん、それなら大丈夫そうね副所長も、それから私も……と、そこの扉が所長室なのよ」
そう指摘されて前に向き直ると、すぐ先にあったのはいかにもな感じの扉。
中から2人分の歩く音が聞こえてくると主張するカレン、マーサも同意見のようだ。
おそらく片方が所長、もう片方が副所長といったところか、鍵が掛かっていないようなのでとりあえず普通に入って普通に始末してしまおう。
ちなみに被害者は全て地下に収監されているとのことなので、ここで少しぐらい暴れても影響はないはず。
もちろん後で接収することを考えればあまり破壊はしたくないが、敵の強さ次第ではこちらも1割ぐらいは本気を出さないとならない可能性もある。
「よっしゃ、じゃあ入るぞ、失礼しま~っす、この腐った犯罪施設の所長をブチ殺しにあがりやした~っ!」
「なっ、何じゃ貴様等はっ!?」
「何じゃって、敵に決まってんだろ、そんなこともわからないのかこのド低脳ハゲが、すぐに殺してやるから有り難く成仏しろよ」
「いやいやいやいやっ! ちょっとまっ、おいコラ、先に君が戦いなさい」
「わ……私ですかっ? えっと、その……え~っと、降参しますねっ」
「えぇーっ!? じゃあアレか、我が直々に戦わねばならぬというのか? こんな得体の知れない賊と? 手が汚れてしまうではないか」
「その前に床が汚れると思いますよ、所長の血で……」
中に居たのはやはり2人、所長だと言い、かつ美少女ヴァンパイアの供述による特徴と一致しているハゲが1匹、そしてその隣で手を上げ、降参のポーズを取っているおっぱいの大きい、優しそうなヴァンパイアのお姉さん、おそらく副所長という奴だ。
しかし凄いおっぱいの持ち主だな、これではヴァンパイアというよりもおっパイアではないか。
あとで隙を見て揉むことにしよう、恐ろしいセラが見ていないときがそのチャンスだ。
で、どういうわけか副所長のお姉さんには俺達の強さが、この鬱陶しいハゲなど一撃で血飛沫に変えることが可能な力の持ち主であるということが察知出来ているらしい。
ここまで俺達の強さを感じ取った勘の良いヴァンパイアは居なかったはず、というか『我らは高貴な』という自意識によって周りが見えていない奴が大半であった。
だがこのお姉さんは違う、謙虚で、周りが良く見えているタイプだ。
ということで話を聞くならこのお姉さん1人でOK、ハゲの方は直ちに殺してしまって構わないであろう。
「カレン、そのおっさんをみじん切りにしておけ、燃やし易いよう出来るだけ細かくな」
「は~い、じゃあサクッと」
「何をっ、え? あ……」
チャチャチャチャッという音と共に、ハゲ所長の体がいくつもの筋に包まれていく。
カレンの圧倒的な攻撃スピード、自分が斬られていることに気が付く前に、ハゲの全身は細かく裁断され尽くした。
「はい、ボロボロ~ッと」
「うわっ、思っていたよりもグロいじゃねぇか、ユリナ、ちょっと良い感じに燃やしておいてくれ」
「はいですの、じゃあ可燃物を退かして……」
ユリナが部屋を燃やさないように注意しつつ、切り刻まれたハゲのボディーを燃やしている間、俺とルビアで協力して副所長の方を縛り上げる。
しかし素晴らしいおっぱいの持ち主だ、ルビアやジェシカにも劣らないサイズ、そして張り、これは最高の逸品であると、おっぱい勇者たるこの俺様が太鼓判を押してしまおう。
「……あの、ちょっと恥ずかしいのでそんなにジロジロ見ないで頂けると助かるんですが」
「そういうわけにはいかないぜ、まだ何か武器を隠し持って反抗のチャンスを窺ってないとも限らないからな、ほれ、おっぱいの下にナイフとかべぽっ!」
「勇者様の馬鹿! そんなにおっぱいが良いならおっぱい地獄にでも落ちてなさいっ!」
「す……すみませんでした……」
セクハラはセラの目の届かぬ場所で、そう誓っていたにも拘らず、おっパイアお姉さんの魅力とその抵抗しなさそうな感じに負けてしまい、結局半殺しにされた。
ルビアに回復魔法を掛けて貰ったときには、既に故ハゲ所長の火葬も終わり、あとはお姉さんから色々と話を聞くこと、そして女の子5人を除くヴァンパイア共を皆殺しにすること、そしてメインの目的である被害者の救出、やることはその3つだ。
「え~っと、まずはこの部屋にこの施設内のヴァンパイア全員を呼べ、遺書持参でな」
「はぁ、全パイアをですか……すぐに館内放送で呼び出しますね」
「○○パイアという略し方は便利だな……と、それから地下の被害者を全員救出して、助命対象の女子パイア5人をその空いた牢屋に収監する、わかったな?」
「へへーっ、もう降参して捕まったので全てに従います」
早速どういう理屈で成り立っているのか一切不明な放送が全館に流され、全パイアが所長室の前にやって来る。
侵入者である俺達と縛り上げられた副所長を見て色々と察し、直ちに逃げ出そうとしたパイアも居たが、そういう奴から先に命を失っていった。
野郎全部を始末し、当初の情報通りに5人の女の子を残して施設職員は全滅、もちろん女の子は全員可愛らしく、助けてやるだけの価値は十分すぎるほどにある。
これで実質的に被害者の救出が完了した、あとは王国からその人々の迎えと、捕らえた5人の移送部隊が来るのを待つだけだ。
それまではここに滞在し、この先に待ち構える北の四天王、カーミラの情報を少しでも得ておくこととしよう……




