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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十六章 南の城の主
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454 力の伝承者

『お帰りなさいませ、美少女探偵マーブルお嬢様!』


「……え? 何これキモい」


「いえいえごく普通のお出迎えにございます、ではこちらへどうぞ」



 夕食時にシェフから耳寄りな情報を聞いた日の翌日、俺達は朝からホテルのロビーで待機、旅の帰りに宿泊する予定の鬼畜美少女探偵マーブルがチェックインしてくるのを待った。


 というか俺達の手によって既に手続は済んでいる、部屋の確保もコース料理の予約もだ。

 もちろん夕食は俺達と同伴、本来よりもさらにグレードの高い、『神界メシ(協賛:女神)』のご提供である。


 そういえばマーブル1人か、じっちゃんはどこへやってしまったのだ? しかも完全に手ぶらである。

 まぁ良い、お荷物がないとなれば逆に好都合、このまま俺達の部屋へ引き摺って行こう。



「あの、ちょっと、どこへ連れて行くつもりなの? てかあんた達まだこのホテルに居たわけ?」


「それはもう美少女探偵マーブルお嬢様をおもてなしするために、そのご帰還を今か今かと待ちわびておりましてございまして、はい」


「イヤッ! 何かストーカーみたいで不快だわ、ちゃんとチェックインして自分の部屋に……」


「あぁっ、もう面倒臭せぇっ! 取り押さえるんだっ!」


「イヤァァァッ!」



 こういう手の込んだ作戦が俺達向きではないことは知っていた、だがここまで警戒されるとなると、もはや有形力を行使して連れ去った方が早い。


 ということでマーブルを地面に押さえ付け、縄で縛って猿轡も噛ませる。

 フロントに居た他の客はかなり驚いていた様子だが、俺達が女神や王女の仲間だと知っていて、それを止めに入るような者はいない。


 マーブルの到着が今日チェックインの客の中でかなり早かったのが幸いしたな、事情を知らない正義マンにこんなところを見られたら、それこそ新たな殺人事件が発生してしまう。


 もっとも、死ぬのは深く考えずに余計なことをする腐った脳みその正義マン、勇者の業務を妨害したとして被疑者死亡のまま罪に問われ、全相続財産没収等の刑に服するのもその正義マンなのであるが……



『フガッ! フガガッ!』


「勇者様、さすがにかわいそうだからすぐに運んであげましょ、事情を説明すればきっとわかってくれるはずだわ」


「ああ、じゃあこのまま俺達の部屋に運ぶぞ、マーサとジェシカで頭と足を持て、俺は全身をベタベタと触っておくから」


「あっ、そんなことしたら協力して貰えなくなるわよっ」


「大丈夫だ、俺達には『力』があるんだからな」



 部屋まで連れて行ってしまえば問題はない、そこから先、このマーブルが俺達の言うことを聞かない可能性は限りなく低い。


 だってそういう仕掛けをしてあるのだから……



 ※※※



「へへーっ! まさか女神様直々の協力要請とは、畏れ入りましたーっ!」


「どうだ鬼畜美少女探偵よ、これで俺達の権力がどの程度のものなのか、良く理解することが出来ただろう」


「女神や王女の威を借るあんたのショボさもね……」



 蔑むような目でこちらを見てくるマーブルであるが、もはや力の差は歴然。

 この場で俺に逆らうことは即ち、女神に対して反旗を翻すことになってしまうのだ。


 昨日の裁判ごっこで使ったホテルで一番高級な椅子を用意し、そこに女神を座らせて後ろにマリエルを立たせておく、実に完璧で隙のない布陣であった。


 と、未だ床に平伏しているマーブルに対し、その偉い偉い女神様から何やらお言葉があるようだ……



「そなたが美少女探偵マーブルですね?」


「あっ、はい左様にございますっ!」


「そうですか、それでマーブルよ、そなた自らの祖父にとんでもない処置を施し、それを自己の欲しいままに利用して名声を得ていますね」


「うっ、え~っと、その……」



 バツの悪そうな感じで視線を背け、頬をポリポリと掻いているマーブル、これは拙いと思ったのであろう、一応正座してはいるが、視線はこの部屋からの脱出口を探して泳ぎ回っている。


 だが逃げられるはずもない、出入り口は1つ、そして完全にガードされているのだ。


 もちろんここで例のじっちゃんに関して女神から叱られるのも俺達による仕込み。

 悪いことをした分行動で取り返せということで、俺達に対して無償で、精力的な強力をすることを約束させるためのものである。


 しばらく辺りを見渡していたマーブルであったが、遂に諦めたようだ。

 女神に向き直り、もう頭が床にめり込むのではないかというレベルの土下座を披露してくれた。



「もぉ~っしわけありませんでしたぁ~っ! おじいちゃんには後でごめんなさいするので、どうか今回だけはお許しをっ!」


「罪を認めるのですね、そうなると神罰として『強烈ドリルカンチョー5万回の刑』に処せられることになります、よろしいですか?」


「ひぃぃぃっ! そんなの貫通しちゃいますってば!」


「ではそこに居る異世界勇者に協力なさい、もし彼らの目的の達成に尽力すれば、今回の件はお咎めなしということで、以後も見て見ぬ振りをして差し上げましょう」


「もっ、もちろん何でも致しますっ! だからカンチョーだけは……」


「おう、なら決まりだな、もう起き上がって良いからちょっとこっち来て説明を受けるんだ」


「はぃぃぃっ!」



 そこで前に出たミラが1枚の紙をマーブルに手渡す、いつもの如く契約書とか誓約書の類だ。

 しかもそれには精霊様による不思議な力が込められ、サインした者を目的達成までの間拘束する凄いものである。


 速攻でサインを済ませたマーブルは、これでカンチョーの刑を避けられたと一安心。

 だがすぐに推理を始めて貰いたい、じっちゃんナシでどこまでいけるのかはわからないが、とにかく状況を説明しておく。


 賢者の石のこと、その封印を解くためには俺以外に3人の『力の持ち主』が必要なこと、その他諸々のことを聞き、しばらく考え込んでいたマーブルだが、そのうちにウンウンと頷き、何かを理解したのか察したのか、そういう表情をして話し出す……



「う~ん、何となくだけどわかったし、その力の持ち主を闇雲に探す必要はないと思うわ」


「というと?」


「これは私の見立てなんだけど、その3人は今でもこの世界の維持管理に関して重要な役割を持っている、そして持っていないのであれば、どうしても封印を解除されたくない敵が手元に置いていたはず」


「そうか、じゃあ大仙人とその子分を締め上げれば、容易に特定可能なその人物を発見、そして捕らわれているのか匿われているのか、残りの伝承者も特定出来る……」


「いえ、それはどうかしらね、その仙人? だったかしら、今居るそれを拷問しても無駄だと思うわ、間違いなく数代、数十代前のソレがやったことだもの、まぁ、手元に置いてある力の伝承者があるのなら、それについては何か知っているかもだけど」



 なるほど、敵は脈々と受け継がれてきた伝統の仙人集団、それも賢者の石の封印を解かれると困るのはそのごく一部、大仙人一派だけ、これだけでもかなり秘密をを知り得る対象が絞られてしまう。


 もちろん賢者の石そのものに関しては他の仙人も色々と知っているし、それが何なのか知ったうえで守護していたのであろうが、封印の鍵となる人族の末裔を知っているのは今居る仙人ではなく、ずっと昔にそれらを世界に解き放った旧仙人のはず。


 仙人共は大量に捕らえ、このホテルの地下倉庫に放り込んであるのだが、それらから話を聞いたところでたいした情報は得られない。


 それどころか長く言い伝えられた封印に関する情報がそこかしこで誤って伝達され、余計に話がややこしくなる結果に終わらないとも限らないのだ。


 ここはまず『聖なる力』、『鍵の開閉に関する力』、そして『賢者の石の効果とは間逆の力』を持っていそうな有名人を探り出す。


 そして唯一地下の仙人共に聞くのは、どこかから連れて来た仙人ではない何者かがあの地に……あの地に連れて来られた……もう1人居るではないか。



「あのさ、仙人共は力の伝承者のうち有名人でない者を手元に置いていた可能性がある、それは良いよな?」


「ええ、伝承している血筋や役職の系統が途絶えないためにはそうする可能性が非常に高いわ、それがどうかしたのかしら?」


「いや、もうそういうのを1人連れて来ているんだよ、ほらルビア、ちょっとお姉さんを引っ張り出して」


「あ、は~い」



 女神による裁きを受け、王都に連れて帰るために身柄を確保してあった名もなきお姉さん。


 そういえば幼い頃に仙人共によって誘拐され、そのまま『ミラクル仙人』などというショボい肩書きを与えられて、ずっとあの次元、あの仙人共のアジトで生活をしていたのだ。


 これまでどうして仙人共がお姉さんを攫ったのか、そして攫っておいてどうしてあのような待遇下に置いたのか、その辺りのことはまるでわかっていなかった。


 だが現状、マーブルの推理の中で登場した現状賢者の石の封印を管理している者、つまり仙人共だが、その手元に置かれている力の伝承者の候補として挙げられるのは、もはやそのお姉さんしか居ないのだ。


 縛り上げて猿轡を噛ませ、荷物と共にベッドの下へと押し込んであったお姉さんをルビアが引っ張り出す。


 驚くべき人権侵害を目の当たりにしたはずの鬼畜美少女探偵マーブルだが、自分は日頃それ以上のことを、自らの親族に対して行っているのだ、よってこの程度のことで驚いたりはしないらしい。


 ちなみにお姉さんはベッドの下で寝ていたようだ、ふと目を開けるとしばらくボーっとし、次いで周囲を見渡した。



「……あの、何か用でしょうか? どこかへ運ばれたわけではなさそうですし、特にこれといったことがないのであれば、このまま命が助かった喜びを噛み締めつつ眠りに就きたいのですが、今の私の気持ち、理解出来ますか?」


「すまんすまん、これまで不安で眠れなかったんだな、だがちょっと俺達の話しに付き合って欲しい、もしかしたらお前の身分とか出自とか、色々なことが判明するかも知れないしな」


「というと……もしかしたら忘れかけていた、いえもはや完全に忘れてしまった自分の家に帰ることが出来るかも知れないと、そういうことになりませんか?」


「あ、それもあるかもな、だがそれ以前にだ、お前に賢者の石の封印を解くための力の1つが備わっている可能性が浮上したんだ、どの力かはわからないがな」


「はて? 仙人共の力は私にはありませんし、他の3つとなると……どれも私向きではなさそうなのですが……」



 確かにこのお姉さんは賢者の石に関係なさそうだ、だが『なさそうなだけ』である。

 賢者のアジトであのような生活をさせれれていたことをマーブルに伝えれば、何か新たな情報が得られるに違いない。


 そのマーブルはお姉さんの体をジロジロと、頭の先から足の先まで隈なく観察していく、しかも舐めるようにだ。

 物理的に『見る』ことをして何がわかるのかは不明だが、頷きながら見ているゆえ、色々と判明していると推定しておこう。



「ふむふむ、なるほどね……」


「おうマーブル、さすがは美少女探偵だな、何か凄いことがわかったんだろ?」


「ええ、この女性は攫われて以降、人間が大人になるための教育をまともに受けていないわ、だからパンツがこんな子ども趣味なのよ」


「そんなこと知りたいんじゃねぇんだよっ! 本当の名前とか、どうしてあのアジトに軟禁されていたのか、あと3種類のうちどの力が備わっているかとか、もっとこう、アレだ、看破すべきところがあるだろうがっ!」


「あら、名前が知りたかったのね、じゃあこの人の持ち物を出して」



 マーブルが指示した通りに、仙人のアジトから持って来ていたお姉さんの衣類や食器類その他の荷物を取り出し、床に敷いた布の上に広げる。


 それをホイホイと選別していくマーブル、どうやら古いものだけを選び抜いているようだ。

 衣類は下着も含めてかなり新しい、成長した分サイズが変わり、仙人共に頼んだりして新調したのであろう。


 だが食器やその他の日用品に関してはその限りでない、一体いつから使っているのだという感じの道具すらも見受けられる。


 そのうちのひとつ、マグカップを手に取って調べるマーブル、底の方に着目し、やがて何かに気付いたようだ……



「あなた、このマグカップは最近使っていないわね?」


「はい、新しいものがあるのでそちらはもうお蔵入りというか、ここ数年か、或いはそれ以上使っていないと思いますよ」


「で、これは攫われて来たばかりのときからあったものよね、本当に子どもの頃だったと思うけど」


「う~ん、そこまでは記憶が……」


「いえ、十分よ、これがあなたの持ち物であるとすれば、ここに彫ってある()()()()というのがあなたの名前のはず、違うかしら?」


「……あっ、確かそう呼ばれていたことがあったようなないような、そんな記憶があったようなないような……良くわからなくなってきましたね、あなたに私の気持ちがわかりますか?」


「わからないけど、たぶんビンゴなのはわかったわ」



 お姉さんの名前はドロシー、マーブルはさすが美少女探偵だけあって、俺達の気付かなかった要素、即ち『子どもであれば持ち物に名前を書いているはず』という推理をし、見事わからなくなっていたそれを言い当てることに成功したのだ。


 危うく連れ帰った後に適当な名前を付けてしまうところであった、これからは記憶喪失の人間を発見したさい、まず持ち物から名前のわかるものや身分証の類を探さねばならない。


 ……いや待て、それは本来当たり前のことだ、俺はまだこの世界に来ておよそ1年、だが元の世界の常識を忘れ、いい加減な『この世界の常識』という至極適当でいい加減な枠に嵌まり始めているようだ。


 まぁ、とにかくお姉さんの名前がドロシーであることが判明したとして、次はどの力を伝承しているかの推理だ、もっとも力を伝承していればの話だが。



「え~っと、さっきの話なんだけど、ちょっと気になるところがあるのよね、ドロシーさん、あなた教育は受けていないけど頭は……少なくともここに居る異世界勇者よりは遥かに良さそうね、一体どうやってその知識を得たのかしら?」


「それは仙人共の読んでいた古の書物や、それから異世界から来たと言われる美しい挿絵の入った、しかもフルカラーの書物からですね、字が読めない書物が大半でしたが、そのホンモノそっくりの挿絵からおおよそを察することが出来ました」


「なるほど、それでそこまで賢くなったのね」



 ドロシーが読んでいたのはおそらく、かなり昔にこの世界に転移して来た者が持ち込んだ雑誌やその他の本などだ。


 現在ではクソ女神の手によって、元の世界のものを持ち込めなくなっているのだが、以前はそういったものも素通りだったらしいからな。


 大仙人や中仙人が使っていたあの明らかにおかしい異世界兵器も、そういった『書物』から得た知識を誤って用いたことによって完成した悲しい模造品なのであろう。


 そしてもちろん、ドロシーもそれを……待てよ、攫われて来た当初、まだ子どもであったドロシーにそれを全部見せたのか? 勇者として召喚されるのが俺のような年齢層の人間だとしたら、その持ち物の中には間違いなく『18禁』のモノも含まれていたはずだぞ……



「おい女神、ちょっと良いか?」


「何でしょう勇者よ、言っておきますがお金なら貸しませんよ」


「どうしてそうなるんだよっ! 総務大臣みたいなこと言いやがって、そうじゃなくてだな、俺達が仙人のアジトで押収して来た品があるだろ? その中から『俺の居た世界』に関するもの、いや書物だけで良いから出してくれ」


「良いですが、返却したりはしませんよ、これはもう没収、神界にて焼却処分するものですから」


「ああ構わん、ちょっと確認したいことがあってな」



 俺の願いを承諾した女神が天に手をかざすと、ドサドサッと大量の本が落下して来る。


 それらを適当に手に取ってみると……写真集(18禁)、漫画本(18禁)、挿絵のふんだんに使われた小説(18禁)など、大半が18禁のエッチな本ではないか。


 例外としてそこに含まれていた非18禁の本といえば、高校生向けの保健体育の資料集ぐらいのもの。

 あとは紛うことなき『子どもに見せられない本』、『有害図書』、そう呼称するのが相応しいアレなものであった。



「ドロシー、お前ずっとこんな本ばっかり読んで生活していたのか?」


「もちろんです、異世界の書物は私の知識向上に資する素晴らしいもの、見ていると何だかヘンな気持ちになるのも、新たに崇高な知識が取り込まれている証拠ではないかと思っています、私の考えていることがわかりますか?」


「……凄く良くわかるから悔しい、で、ドロシーが3種の力のうちどれを引き継いだかが確定したな、間違いなく『賢者の石と間逆の力』だぞ、俺の言っている意味がわかるかな?」


「さぁ、サッパリわかりませんね、知能に差がありすぎると会話が成立しないという噂、アレが本当であったということがわかりましたが」


「相変わらずムカつく言い方だな……」



 というか、俺以外の誰もが今の話を理解していなかったようだ、少し説明が不足したことを反省せねばなるまい。


 ドロシーの力は賢者の石と間逆、つまり人間の堕落した心を吸い取ってしまう賢者の石に対し、ドロシーの持つ力は堕落の力、それは生活上の堕落のみではなく、今にも公序良俗違反を構成しそうな感じの堕落。


 つまり、ドロシーの頭の中はエッチすぎるのだ、もちろん仙人共によって異世界エッチな本を与えられ続けたという後天的な理由もあるはずだが、絶対にそれだけではない。


 その異世界エッチな本の内容をガッツリ吸収し、自分のものにしていくセンス、それこそがドロシーに備わった、例の封印されし大賢者が発揮したものとは間逆の効果をもたらす力なのだ。


 もしかするとドロシーの近くに居るだけで、その効果を受けて何らかの変化が……仙人の狙いはそれでパワーアップすることであったのでは?


 まぁ良い、それは後々、王都で処刑前の拷問によって仙人共の口から出る話だ。

 今は皆にこのことを説明し、残り2人の力の持ち主に関しても捜索を進めよう。


 そう思って口を開きかけた瞬間、王国軍の兵士が部屋に飛び込んで来る、この地域の者ではない、王都から派遣された伝令兵のようだ……

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