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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十五章 村へ
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445 戦いの火蓋は

「へぇ~、じゃああんたはこの村の出身ではあるのか、突然変異で頭脳がまともだったんだな」


「ああ、ガキの頃からこの村は何かおかしいと思ってたんだよ、で、あるとき気になって村に来ていた仙人の後を付けてみてな、そしたら見えない壁にゴツンときたもんだ、そこからはもう調べに調べたぜ」



 大賎人のおっさんによる情報提供は続く、俺達が外側から見たあの高い塀は内側、つまり村人の側からは見えない仕様になっている。


 そのときも食糧を届けに来たのであろうか、村から出て行く仙人共の後を付けたおっさんはその塀に激突、そこからの調査により、遂にそれを乗り越えることが出来るということに気付いたらしい。


 次の仙人来訪時にはもう村を脱出し、帰る仙人を再びコソコソと追跡した結果として、それが自分達の呼んでいた神などという存在ではなく、山で修行をしている仙人であること、そして裏山の中に本拠地があるらしいということを、そこでの会話から盗み聞きすることに成功した。


 もちろん『大仙人』という、奴等のトップが居ることもそこで知ったのだというが、残念なことに仙人共はある所でスッと、まるで消滅するかのように消え去ってしまったのだという。


 その消失が転移を意味するのか、それともアジトの隠してある別の次元への移行を意味するのかはわからない。


 だが少なくともその消えた場所は記憶にあるというおっさん。

 つまり、俺達と一緒にそこへ行けば、この時限に来たときに通ったような扉を発見することが出来る、その可能性がゼロではないということ。



「で、その後はどうなったんだ、さすがにそこで調査をやめたりはしなかったよな?」


「もちろん調べたに決まってらぁっ、奴等が村へ食料を置きに来る旅に追跡したし、単独で壁を越えて外に出てみたりもしたもんだ、しかしな……」


「しかしどうしたんだ?」


「どこかで俺の行動がバレちまったみたいでな、おそらく追って行ったときに見られたんじゃないかと思うが、急に俺の分だけ食糧の配給がなくなっちまった、それで今はこのザマさ、もっともこの村の連中は俺が進んでこんな暮らしをしていると思ってるみてぇだがな」



 食糧の配給が途絶えてしばらく後、おっさんには正式に庇護対象からの除外が言い渡されたのだという、もちろん村へやって来た仙人から、理由は告げずともわかるであろうと言われたのだという。


 以降ホームレスとしての生活を続け、ここまで薄汚れたビジュアルとなったおっさんであるが、未だに仙人の正体を暴くこと、それが神などではないことを、どうにかして村人に認識させることを諦めてはいないそうだ。


 そして、おっさんのその野望は間もなく実現することであろう、何と言っても俺達の協力を得られることがほぼ確定しているのだから。


 もちろん俺からすればこんなのと共闘など、可能な限り避けたいところである。

 だが利害が一致し、さらにこのおっさんにしか持たない情報も多い、これは仕方ないことなのだ。


 まぁ、それでも途中で調子に乗るようならば、極めて残酷な方法で始末するつもりだが……



「奴等よぉ、あのクソみてぇな顔面でニタニタと気持ち悪い笑い方しやがって、いつか必ずあの髭を引っこ抜いてそれから……」


「と、それはおいおいやっていけば良いじゃないか、今はブツブツ言ってないで俺達に情報を提供してくれ、次は別件なんだが、『賢者の石』という名前を聞いたことがないか?」


「賢者の石? そういう名前は聞かねぇがな、確か仙人の後を付けたとき、何だかやべぇ石が封印されていて、その封印が解かれたらすべての実験が失敗するとか何とか言っていたような気もするな」


「む、間違いなくそれが賢者の石だ、やはり大仙人一派の手の中にあったのか……いや、実は俺達の本当の目的はその石なんだよ、それさえ手に入れば、仙人共の命はそっちで刈り取らせてやる」


「だからそれをゲットするための作戦に協力しろってことだな? 構わねぇが、奴等に勝てると思わない方が良いぞ、不思議な力を使いやがるからな」



 おっさんの言う不思議な力とはは例の力のことなのであろうが、それは俺も使えるということを知らない。

 ゆえにその力にビビってしまい、仙人共に勝つことが出来ないと確信してしまっているのだ。


 きちんと対策を立てていけば、自分が使えることによって既にだいたいの感覚がわかっているこの力など、恐れるに足りないものなのである。


 そして仙人が使うこれと同じ力への対策を立てるためには……



「なぁ、仙人共は定期的にこの村へ食糧を持って来るんだろ? それは何日に1回ぐらいのペースなんだ?」


「え~っと、最近は3日か4日に1回だな、だがここの村の連中は3も4もわかりゃしねぇ、だから仙人が来るタイミングが掴めていなくて、来た途端に大騒ぎを始めるからすぐにわかると思うぜ、そして来るのはおそらく明後日か明々後日だ」


「なるほどな、じゃあそこまで待って、最初は影から仙人共の振る舞いを眺めることとしよう、まぁ見つかったりその他ヤバそうなことになったらブチ殺すけどな」


「へんっ、殺せやしないと思うぜ、だって奴等は……その緑の石はっ!?」



 仙人は殺せない、そう主張しようとしたおっさんに対して、ここに来るときに使った転移アイテム、マリエルが仙人の1匹を討った際に入手したものを見せ付けてやる。


 驚き呆れた表情をしたおっさんであったが、さすがに俺達がこれを持っていることの意味を理解したのであろう、その目に希望の光が宿ったのが見えたような気がした。


 ついでにおっさんに対し、その唯一討伐に成功した仙人を、先程から後ろでのほほんとしているマリエルが、たった一撃で始末したことも伝えてやる。


 再び驚きの表情に変わったおっさん、無理もない、マリエルは長い槍を携えているとはいえ、明らかに戦いなど出来なさそうな雰囲気を醸し出しているのだから。



「まぁそういうわけだ、あんたは俺達に協力しさえすれば、その悲願を達成することが可能になる、もちろんどうすべきかは判断が付いているよな?」


「ああ、もちろんだぜ、奴等を1人残らず始末すれば、俺も健康で文化的な最低限度の生活を取り戻すことが出来そうじゃねぇか、ちょっとだけ、いやかなり希望が沸いてきたな」


「じゃあまずは明後日か明々後日だっけか? 村へ来る仙人の観察からだ、俺達はこの村に滞在しているから、村長辺りに頼んで来たときの合図を……無理そうだな、まぁ、騒ぎになるならそれでわかるか……」



 俺と大賎人のおっさんが話している間中、ずっと後ろでボーっとしていた村長始めヨエー村の連中。


 話の内容的にはこのおっさんが、俺達という外患を援助して『神様』に対するクーデターを画策しているとんでもないものなのだが、それを聞いても何の反応もない、というかまるで理解していないようだ。


 いや、この連中はそもそも意識があるのかすら怪しいな、全員先程から微動だにしないぞ……



「おい村長……村長!」


「……あ、うむ、何じゃろうか?」


「反応が鈍いな、相当に頭の処理能力が低いのか……でだ、今日以降俺達はこの村に滞在する、どこか寝る場所、そして狂魔獣を討伐した報酬として豪華な食事……食べるものを用意しろ」


「わかった、ではすぐに準備するゆえ、待っていて欲しい、大仙人様、どうしたら良いですかな?」


「本当に何も出来ないんだなお前等は……」



 村長以下全員が無能の中の無能オブ無能、無能の極みと言っても差し支えない無能ぶりである。


 この連中をそのまま王都に放り込んだら、それはそれで面白そうだ。

 働かざるもの死刑の原則により、数週間のうちには広場に全員の首が並ぶことであろう。


 ……ところで村に来てからずっと、女性の村人というのを目撃していないな。


 どうせ誰も働いていないのだし、何か別の仕事があって別の場所に居るということも考えにくい。

 例外なく家の中でゴロゴロしているのか、それとも最初から居ない……などということはないか、とにかく不思議だ。


 まぁ、そんなことを気にしていても仕方ない、しばらく待って村長が俺達の宿泊所の準備が整った旨伝えに来たため、寝かせてあったカレンとマーサも連れ、メンバー全員でそちらへ移動する。



「移動したは良いが……どこもまるで同じ感じだな、味気ないとかそういう次元じゃないぞ」


「勇者様、2人を寝かしてあった建物も同じでしたよ、ここよりも少し狭くて、ベッドが4つしかなかったこと以外は完全に一致しています」


「マジか、おい村長、この建物は誰が設計施工……誰が造ったんだ?」


「え~っと、確か大昔に神様方がくれたとか何とか、どのぐらい昔かというと……うむ、わしが数えられておらんということは最低でも3日より前じゃ」


「当たり前だこの馬鹿がっ!」



 仙人共はどうしてこんな建物を村に与えたのか、おそらく今生きている仙人ではなく、大昔のそれがしたことであるのは確かだ。


 だが『人を住ませる』という目的以外、何の幸福も追求されていないこの建物に住むことに関して、当時の村の人々はどういう反応をしたのであろうか?


 その頃から既に仙人を神様などと呼んでいたのであれば黙って従ったのかも知れないが、もし少しでも人の心や知能が残っていれば、こんな所に住まわされるのには少なからず反対したはず。


 もっとも、当時の様子を示した文献など出てくることはないであろう、大仙人一派の所にはあるのかも知れないが、読み書きどころか歴史という言葉すら知らないここの連中には無縁のものなのである。


 つまり、俺達があの大賎人のおっさんと共に、山のどこか、別の次元に隠れていると思しき大仙人一派のアジトを襲撃し、そこで情報を掻っ攫わない限り、そういったことに関して真実を知ることは一切出来ない。


 頑張って戦いに勝利し、わからなくてモヤモヤしていることを全てはっきりとさせよう、あと賢者の石もキッチリゲットしなくては。


 そう考えながら貸し与えられた建物で待っていると、遂に今夜の夕食が……肉だ、オークの肉がそのまま皿の上に乗っているではないか……



「お待たせしました、神様よりも偉い人には肉を、そう聞いたので持って来ました」


「いや生で持って来てどうすんだよ、ちゃんと焼くか煮るか、せめて炙りぐらいはしておけや」


「焼くとは? 煮るとは何ですか?」


「普段何食って生活してんだお前等はっ!?」



 仕方ないので燃料になりそうなものを用意させ、建物の外で焚火をする。

 そこで渡されたオークの肉を焼いたのだが、硬い、臭い、酒もない、最悪のもてなしであった。


 このままでは拙い、体が持たない、そして食事も不味い、メンタルが持たない。

 このまま俺達がダウンするのが先か、それとも大仙人一派の殲滅に成功するのが先か、少しわからなくなってきてしまった。


 とにかく今日は早めに寝よう、そして明日はなるべく動かないようにして、少しでも体力を温存しておこう……



 ※※※



 ヨエー村に到着してから3日目の朝、昨日も、そして今朝も村の連中に自己紹介をしなくてはならなかった。


 かろうじて村長だけは俺達のことを覚えていたのだが、それ以外の馬鹿共は1時間に1回ペースで存在そのものを忘れてくれる、これが真の馬鹿なのか、それとももう人ですらないのかは判断が付かない。


 昨日の夕方、村の入り口付近で大騒ぎが起こっていたため、おっさんの予測よりも1日早く仙人がやって来たのかと思い、急いで様子を見に行く。


 だがそこに居たのは無数の村人と、真ん中に広がる血の海だけで、肝心の仙人はどこにも居なかった。

 どうやら普通に歩いていた村人が、飛んでいたハエと衝突、全身を強く打って死亡しただけとのこと。


 紛らわしいのでそんな所で死なないで頂きたい、あとハエと衝突した程度で死ぬのはやめて頂きたい。

 などと文句を言っても仕方ないと自分を宥めつつその日を終え、明けた本日もやることなく村の中を彷徨っている。


 まるで俺達もヨエー村の村人になってしまったかのようだ、ここには仕事もなく、もちろん娯楽もない。

 そもそも疲れを癒してリフレッシュする必要がないため、楽しいことというものも同時に必要なくなるのだ。


 人々はただ生きているだけ、呼吸をしているだけなのである。

 そこには何の目的もなく、食べ物の配給以外に喜びを感じることさえもない。


 まるで、いやこの連中は大仙人一派に飼われている家畜そのもの。

 奴等の実験というのが何なのか知らないが、見ている者を不快にさせることが目的だとしたら、それはもう大成功を収めているといっても過言ではない。



「本当にやることがないわね、殺して楽しい敵の雑魚キャラとかチンピラとか居ないのかしら?」


「せめてティータイムのセットを持って来るべきでした、というか今からでも取りに帰りましょう」


「馬鹿言うなよ、今日か明日には目的の仙人が……何だかまた村の入り口の方が騒がしいな、ちょっと様子を見に行こう」


「またどっかの馬鹿があり得ない方法で事故死しただけの些事じゃないと良いけど……」



 精霊様の言いたいことは非常に良くわかる、ちょっとしたことで死んでしまうヨエー村の人々は、本当にちょっとしたことでも大騒ぎを起こすのだ。


 つまり今から行ってもスカを喰らって……いや、そんなことはなさそうである……


 今回は悲鳴ではなく、喜びの声が上がっているのが確認出来た。

 村人が喜ぶ事象、それは即ち仙人の来訪と食糧の配給以外にあり得ない。


 急いで様子を見に行くと、村人に囲まれていたのは白い髭、白い髪、そのどちらもが極限まで長い、ついこの間ホテルで遭遇したばかりの仙人と同じスタイルのジジィが2匹。


 それぞれがリヤカーのようなものを牽いているが……まさかの『魔導アシスト機能付』、最新モデルどころか人族の地では実現していない超技術を用いたリヤカーだ。


 アレは欲しい、戦闘の際には確実に破壊しないよう鹵獲しなくてはならないな、アジトにあと何台あるのかはわからないが、1台でもあれば王都での生活が相当楽になるのは間違いない。


 ……と、そのリヤカーを牽いた仙人のうち1匹が前に出る、集まった村人に向けて何か喋るようだ、木の影にでも隠れてコソコソと様子を覗うこととしよう。



『聞くのじゃ村の者共! 本日は食糧を渡すが、その前に伝えておかねばならぬことがあるっ!』


『おい、本日って何だ?』

『たぶん今日のことだ、違うかも知れないが』

『なんとっ! お前頭良いな……』


『はい静かにっ! オホンッ……でじゃ、昨日この村に曲者が侵入した、そしてそれに協力し、反乱を……』


『おい曲者って何だ? 侵入って何だ? 反乱って?』

『神様の言葉は難しくて敵わんの』


『えぇいっ! 黙らぬと餌をやらぬぞこの実験動物共がっ! とにかくお前達が大仙人と呼んでいる者を連れて参れっ!』



 拙い、いや拙いどころの騒ぎではない、俺達がここへ来たこと、そしてあの小汚いおっさんとコンタクトを取っているということが、どういうわけか敵にバレてしまっているのだ。


 しばらくすると呼び出されたおっさんがやって来る、仙人2匹の手には緑色に輝く不思議な刃物のようなもの。

 間違いない、この場でおっさんを殺すつもりだ、俺達へこれ以上の情報が提供されるのを阻止するため、その情報源を断つつもりなのであろう。


 一方のおっさんは全てを察したような顔、周りをキョロキョロと見渡し、どこかに脱出口がないか、隠れているはずの俺達のヘルプがないかと探っているようだ。



「どうする勇者様、このままじゃあの汚いおっさんが汚い死体に変わっちゃうわよ」


「う~む、ちょっとリスクはあるんだが、ここで助けないとこの先色々と大変そうだからな、とりあえず殺っちまおうぜ!」


『うぇ~い!』



 ユリナがレーザー火魔法で、精霊様が水の弾丸で狙撃するという手もある。

 だが仙人のジジィは人集りの中で僅かに、チラチラと見えているのみ、このままだと巻き添えが多くて大変だ。


 ゆえに取るべき作戦はひとつ、そう、全員での突撃である、隠れていた木の影から一斉に飛び出し、2匹の敵を目指してひたすらに突っ込む……



「オラァァァッ! 戦争じゃぁぁぁっ!」


「な、何だっ、ふげふぉっ! ぶちゅっ! どべろぱっ! かぺっ……」

「ひょんげはっ! ぴゅっ! けぱぽっ! ほげっ……」



 到達した順に攻撃を加えていく、もちろん一撃離脱などではなく、可能な限り連打で、確実に息の根を止めるつもりでの襲撃だ。


 しかし当たる当たる、全く回避も防御も出来ないままに、2匹の敵仙人は俺達の攻撃を受け続け、あれよあれよという間にグッチャグチャのメッタメタ、血塗れのゴミのような塊と成り果てたのであった。



「……って、何だよ、滅茶苦茶弱いじゃねぇか」


「もうどっちも死んでいるわ、片方は生かしとけば良かったわね」


「そう言ってもな、もしかしたら変な術を使うかも知れないし、先手必勝でブチ殺した方が安全だったろ」


「まぁ、それもそうね、そしたら次に殺すときはちょっと様子を見つつにしましょ」


「ああ、また弱そうだったらだけどな……しかしこの空気、どうするかだな……」



 何が起こったのかわからないという顔をしている村人、驚いて気絶し、痙攣している村人、そして自分達が神と崇めていた仙人が、客人である俺達の手によって惨殺されたということを、どうにかこうにか理解した様子の村長。


 とりあえず情報源のおっさんは助かったのだが、この先村長が俺達を村に置いてくれるとは思えない。

 もし以降の滞在を認めたとしても、それは大仙人一派に通報し、寝首を掻かんとするためだ。


 いや、村長も、そしてここの誰もがそんなに賢くはないか、とりあえずは人を掻き分けて前に出て来た村長に、わかりやすく丁寧な説明をしてやろう。


 それで理解が得られれば万々歳だし、もしもダメなら早めにここを出て、大仙人一派の企みを止めてしまう、それでいくべきだな。


 オドオドしながら俺達の下へとやって来た村長、どうして良いのかわからない様子だ。

 本当に使えない、頭の悪い馬鹿なのだが、果たして俺達の意図を正しく理解出来るのか、実に不安である……

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