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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十四章 忘れられた村
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437 大繁盛のワケ

「へへへ、この玉は高価なものなのじゃ、さすがに持って帰らねばならっ……げぇぇぇっ、しまったぁぁぁっ!」


「我が国の庇護下にある地で悪事を働く者よっ! この場で朽ち果てなさいっ!」


「ぎゃんっ! ぎぃぇぇぇっ……けぺっ……」



 一瞬の出来事であった、真犯人としてマーブルから名指しされた2人のうち、元見習い②はスッと、壁に吸い込まれるようにして消えてしまった、どこかへ、いや俺達の目指すヨエー村の裏にあるという賢者と仙人の修行場であった山へ転移したのだ。


 同様に消え去ろうとした元見習い③、余裕をかまして再び姿を現し、シェフの愛用である焼き場の中に善良として設置された赤黒い玉、シェフは魔法石だと思っていたのだが、本来はもっと特殊なものであったその玉を持ち去ろうとする。


 だがその瞬間みすみすを逃す者ばかりではない、勇者パーティーの中でも一番『持っている』、そう評価される王女のマリエルは、実際にはその優れた観察力によってチャンスを見逃さないという力を備えているのだ。


 そのマリエルが高級な椅子から立ち上がろうと足に力を込めた瞬間、意図を察した槍持ち係の兵士、つい今その任を拝命したばかりの兵士が、まるで優秀なセッターか何かの如くポンッと、槍を並行に、ふんわりと空中に放り投げた。


 跳び上がったマリエルの手にスッポリと収まる愛用の槍、その槍は直ちに、赤黒い玉を回収し、壁に吸い込まれようとする元見習い③、現謎の仙人を目掛けて飛翔する。


 ダンッと壁に突き刺さる穂先、既に謎の仙人の体は貫通、どころか槍の付加効果によってその下腹から胸辺りにかけて、巨大な穴を開けた状態で、上手く嵌まった投げ輪の輪を髣髴とさせる姿でそこへぶら下がった。



「そ……そんな……大仙人様、わしはもう……」


「おいっ! 死ぬ前にこっちの質問に答えろっ、おいっ、もしもーし……ダメだ死んでる、頭脳は仙人でも体の強さは普通のジジィだったか」


「惜しかったわね、もう少しで何か凄い情報が引き出せそうだったのに」


「ああ、だが取り逃がさなかっただけでも大金星だ、シェフ、王女でMVPのマリエルにスウィーツを提供したまえ」


「か……畏まりました……しかしどうでも良いとはいえ見習い①君が死に、その犯人があの2人だったなんて、全く疑う余地もなかったというのに……」



 ショックを受ける高級シェフであったが、そこはプロとして行動を開始し、マリエル、そして見事犯人を言い当てた探偵のマーブルに対するご褒美のスウィーツを作り出した。


 疑う余地はなかったか……いや待てよ、あの3人、全くの別人なのにどうして同じ顔をしていたのだ?

 きっと犯人の元見習い②、そして元見習い③がやって来たとき、変装が面倒になって見習い①の顔をコピーしたのであろう。


 事件解決と同時に街道の寸断が解消されたのか、どこからともなく現れた地元駐在兵士達。


 その手で床に降ろされ、検分を受ける元見習い③、今は完全に仙人の姿を取り戻した死体を眺める。

 変装は適当でも誤魔化せたが、探偵の目、そしてマリエルの槍からは逃げ切ることが出来なかった、それがコイツの敗因だ。


 悔しげな表情をした仙人の死体と比べ、事件を解決したマーブル、そしてその有名人の推理だけでなく、王女たるマリエルが敵を討伐する瞬間まで目撃した外野共はご満悦の表情。


 この連中は十分に満足したはずだし、一旦部屋に戻って待機して頂くことに……既に撤収が始まっているではないか、ミラと精霊様がエントランスで記念品やお土産、探偵グッズの販売を開始したため、そちらの方に興味を惹かれたようだ。



「で、俺達はこれからどうしたら良いんだ? そろそろ昼食の時間なんだが、シェフが使うはずの焼き場は証拠品としてまだ使うはずだし……」


「あ、いえ、それでしたら当ホテルがまだ小さな宿屋だった頃の厨房を使いましょう、すぐに食事の準備を始めます、早速見習い君達……は1人も居なくなってしまったのですね……」


「そもそも②と③は潜入した敵の仙人で、本来は見習いですらなかったと思うのですが? まぁ良いや、ウチの料理出来るキャラをお貸ししましょう」


「助かります、それではえ~っと、アイリスさんですか、早速準備に取り掛かりましょう」



 アイリスを伴って奥の部屋へと消えて行くシェフ、本来であればミラも同行させ、プロの腕前というものを学んで欲しいところなのだが、生憎今は商売の方に必死でそれどころではないらしい。


 しかし繁盛する前の古い厨房か、『森の巨人の噂』に関して俺達に話してしまったことで見習いが殺害されたことの理由も未だわからないままだが、どうして突然この寂れた街道の人通りが激増し、そしてこのホテルがこんな姿になったのか、それの合理的な説明となり得る情報も手に入れることが叶わぬままだ。


 街道の寸断も解消されたのだから、遅くとも明日にはこのホテルを出て、本来の目的地を目指さなくてはならない。


 それまでに何としてでも、ここで起こった様々なこと、そして間違いなくヨエー村の裏山から来たはずの仙人に関して、得られるだけの情報を得ておく必要がある。


 となると、ここは今回に主役である鬼畜美少女探偵マーブルと、この付近一帯も属している国家の王族であるマリエルの知名度を最大限に用いた『お貴族様の情報収集』を催すこととしよう。



「おいマリエル、今日の夕食は論功行賞パーティーにするぞ、客の中からも一定の身分の奴を呼んで参加させるんだ」


「論功行賞ですか? でも王国においてその制度は廃止されて……」


「あ、そうだったな、だがたまには良いだろ、メインは立食パーティーで、その催しのひとつとして開催するんだ」


「まぁ、それなら別に構わないと思いますが、結局報酬は後払いになりそうですね」



 俺達勇者パーティーの所属する王国では、無駄なコストばかり要し、結局決まった報酬を功績があった者に支給するだけのイベントである論功行賞を廃止した。


 論功行賞の代わりとして、戦などで活躍した者にはその身分に応じたカタログギフトが配布され、その中から自由に報酬を選んで請求するという、味気なくも効率的なシステムが採用、実施されている。


 それを、今回この場所に限ってのみ元に戻し、パーティーの中での余興というかたちで執り行うことを決定した。


 もちろん受賞するのはマーブルと、それからマリエルの仙人に対する攻撃をファインプレーでアシストしたモブ……じゃなかった兵士、その2人だけだ。


 そのぐらいであればすぐに終わるし、俺達は本来の目的である情報収集に専念することが出来るはず。

 早速昼食の準備を終えて戻ったシェフ、そしてホテルのオーナーであるジジィ、さらには主役のマーブルに声を掛け、その同意を得ることに成功した。


 立食パーティーの開催は夕方から、ホテルの従業員を使い、それまでに全ての客に対して招待を行う。


 もちろん俺達が入るメインホールはある程度身分の高い者だけ、他の一般客はホテルのエントランスを用いてのささやかなパーティーと、遠巻きに見るイベントだけで我慢して貰うこととした。


 そのまま準備に移行し、窓の外の景色が紅く映え出す頃にはそれを終える。

 あとは『様々な情報を持った』招待客がここへ集まり、それを俺達に提供してくれることを祈るばかりだ……



 ※※※



「それでは、これよりこのホテルにおいて発生した痛ましい事件、その解決に尽力した美少女探偵マーブル、さらに正体を表した凶悪犯罪者の討伐に協力した王国軍兵士に対し、王女たる私直々に褒美を授けるっ……と、こんな感じで良いですか?」


「最後に確認を取るんじゃない、ダサいから、それからちゃんと前を向いてビシッとしているんだ、一応王族だろお前はっ!」


「は、はいっ!」



 何とも締まらない感じで始まった論功行賞イベント、既にマーブルと兵士のおっさんが、マリエルの座る『当ホテル一番の高級椅子』の前に片膝を立てて待機している。


 ちなみに兵士の方は本当に休暇でここを訪れていただけ、特に任務などではない。

 つまり、何らかの目的があって、プライベートで来ているのだ、どうして休暇の行き先にここを選んだのか、後でキッチリ確認しておこう。


 と、一切隠そうとすることなく、精霊様に有料で作って貰ったカンペを手に取り、マリエルが高級椅子から立ち上がる、最初は兵士の方から褒美を授けるようだ。



「え~っと、う~んと、王国軍伍長モブタロスよ、そなたの黄金アシストによって、我が王国の地で重大な罪を犯した者を1名、討伐することが叶った、よってそなたには金一封を授け、さらに王国軍上層部に対し、そなたの軍曹への昇格を打診しておく、以上」


「有り難き幸せっ!」


「では下がってよろしい」



 なお、この兵士のモブタロスとかいう名前からして、この後俺達と関わり合いになったり、何らかの事件で重要な役割を果たしたりしないということだけは明らか。


 間違いなく一期一会の関係だ、今夜のパーティーが終わるまでの間に、この男の持っているこの地域に関する情報は全て引き出しておかねば……と、次はマーブルが表彰される番だ……



「次、鬼畜……じゃなかった、サイコ……でもなくて、美少女探偵マーブルよ、そなたの活躍はもう言うまでもない、もしそなたがこのホテルに滞在していなかったとしたら、この事件は起こりもしなかっ……いえ、そうじゃなくて迷宮入りとなっていたであろう、よってここに金一封、さらに好きな褒美をひとつ取らせる、何が良いか申してみよ」



 ちょくちょく本音が出そうになるマリエル、それをグッと押さえ込み、少し長めの台詞を読み切ったのは偉いと思う、あとは棒読みなのをどうにかすべきだ、そして高望みするとしたらカンペは見えない位置に、暗記は無理だろうからな……


 そのマリエルの言葉を受け、しばらくウンウンと唸りながら考え込んでいたマーブル。

 だが何か閃いたような顔をして、掌を拳でポンッと叩く、請求する報酬が決まったようだ。



「それなら王女様、あたしは『新しい補佐の刑事』が欲しいっ! この無能チョビ髭は駆け出しの頃、あたしの活躍を際立たせるために付いて来ることを許したんだけど、今となってはちょっと力不足、いやちょっとどころじゃないわねこのゴミは……」


「わかりました、確かにあそこでハナクソをほじっている薄汚いチョビ髭、アレの無能さは王国官憲の恥と言っても差し支えない次元です、そしてマーブルちゃ……そなたのような有能な探偵の補佐とするにはあまりに愚劣、よって美少女探偵マーブルには、王国より新たなチョビ髭を派遣し、それに掛かる費用を全て負担するものとする」


「あの、別にチョビ髭じゃなくても……」


「なお、今使っているチョビ髭を返還する必要はありません、かといってこれ以上アレに費用計上することもないので、崖から突き落とすなどして処分しておくように」


「うん、まぁ、もうチョビ髭でも良いわ、有能ならね」



 こうして簡単な論功行賞イベントが幕を閉じた、間接的にクビを宣告された無能チョビ髭はホテルを追い出され、今はどこかで雑草でも齧って飢えを凌いでいるはずだ。


 もちろん明日の朝には捜し出し、不用品としてゴミに出される予定なのだが、あんな能ナシ野郎の汚らしい死体、それを片付けなくてはならない優秀な清掃業者がかわいそうである。


 さて、そんなことを考えている間にも立食パーティーは進行している、これから色々と回って、まずはこのホテルというよりもこの街道が人で溢れている理由を聞き出そう……



 ※※※



「……ということなんですよ、凄いでしょ? でもこんなに噂が広まっているのでは、今から行ってもたいした収穫は得られないでしょうね、まぁ、それでも今回は棚ボタ的に階級がひとつ上がったんですがね、ワハハハッ」


「ふむ、つまり現在の人族も、そして文明の進んだ魔族にも作れないような品、それもかなり古いものが出土していると……オーパーツってやつか、ここに集う人々はそれを狙って……」


「いえ、出土しているんじゃないそうです、その辺に転がっていたりするそうですよ、山奥に不法投棄されたゴミみたいに」


「なんとっ!? そんな昔の遺物が土に埋まっていないなんて、かなりヘンな状況ですね」



 少し想像してしまったのは、山奥でたまに見かけるブラウン管テレビや冷蔵庫、パチスロ台など、とんでもない輩がトラックでやって来て投棄したゴミの塊。


 そのぐらいのノリでオーパーツが転がっているのだと言うことを、先程軍曹に昇給したモブタロスが教えてくれた。

 しかもその場所、地図を見せて確認したところ、俺達の目指しているヨエー村に程近いのだ。


 と、そこでやって来たユリナが何か言いたげな顔をしている。

 気付いたことがあるなら遠慮なく言ってみろと告げると、ひとつの仮説を口にし出した……



「ご主人様、私はあの小川の近くに居たというゴーレムも、そのオーパーツの仲間だと思うんですの」


「というと?」


「オーパーツも、それにゴーレム……というか噂上は『森の巨人』でしたわね、それらは全て私達の目指すヨエー村から来たもの、それはあの仙人が事件を起こして逃げたことからも想像が付きますわよね?」


「ああ、もう間違いなくガッツリ絡んできているだろうな、大仙人とか大賢者とか、ヨエー村で今も修行しているそういった類の連中が」


「で、本題はそこからですの、今村の近くで見つかっているオーパーツはそこで捨てられたゴミで、ゴーレムは何かの目的を持って、現役で稼動しているものだと考えましたわ、如何ですの?」


「根拠は? さすがにユリナは当てずっぽうでそんなこと主張するようなことはないよな……」


「根拠は殺されているか否かですの、森の巨人の話をしたあの見習いさんは、明らかにヨエー村から来た仙人に殺されましたわよね? でもオーパーツ集めの人達はどうということなく、その噂はどんどん広がっているように見えますわ、だからそっちは仙人達にとってどうでも良くて、ゴーレムだけは絶対に見つかってはならない、そんな風な印象を受けましたの」


「う~む、それは一理どころか一万里ぐらいありそうだな、うむ、その仮説を前提にして動いた方が良いかもだ」



 ヨエー村があるはずの場所の近くで発見され、それに人が群がっているオーパーツ。

 誰が見つけて誰が噂を流したのか知らないが、とにかく俺達の知らないところで噂が広まっていたのである。


 もちろんそんなくだらない噂を信じて来ている連中だ、大半は一攫千金を狙ってなどということはなく、ただ余裕のある連中が道楽で、遊び半分でそれを探しに来ているということは、ここに集まった高級な連中を見れば一目瞭然。


 この連中があの小川沿いで野営するにしても、それはまともなテントやその他の装備を準備してのこと。

 おそらく俺達のように耳の良い仲間も居ないはずだし、よほどのことがない限りゴーレムの存在には気付かないはず。


 だからこの連中は放置しても構わないのだ、ヨエー村で何かをしている、いや企んでいるのであろう仙人達にとって、ゴーレムに辿り着く可能性の低い者は脅威になり得ない、そういうことだ。


 そして、都市伝説好きが祟ってうっかりその重要なゴーレム、森の巨人の噂を知ってしまい、さらにうっかり、それが大事になる可能性のある、俺達のような身分の者に喋ってしまった。


 ……いや、俺達の身分があの仙人達にわかっていたかどうか定かでないのだが、ホテルに泊まった明らかに普通でない連中に、大事な秘密を漏らしてしまった、それだけでも殺されるには十分だ。


 きっとあの2人の仙人は、見習い①が森の巨人に関する噂を知ってすぐ、見習い②と見習い③としてその前に現れ、以降ずっと傍で監視していたに違いない。


 ユリナの仮説を信じることに決め、『森の巨人の噂』に関してはこれ以上追求するのをやめた。


 まだどこかに仙人やその仲間が潜んでいないとも限らない、今はただ、この寂れた街道が人気絶頂を迎えている理由だけが判明したところで良いにしておこう。



「さてと、皆アレだぞ、明日からはまたクソの苦行みてぇな旅が始まるんだ、今のうちに飲んで食べて、キッチリ栄養を付けておくんだぞ」


『うぇ~い!』



 そこからは純粋に立食パーティーを楽しむことにした俺達、もちろん色々と気になってしまうようなことがない、単純な性格のメンバーは最初からそのつもりであったようだが。


 と、そこで単純な性格の一翼を担うメンバー、王女マリエルが何か言いたげだ。

 論功行賞での喋りがどうであったか、その評価を受けたい……なわけないか、とにかく用があるらしい……



「あの~、勇者様、先程討伐した仙人の死体を検分していた兵士からの報告ですが、今話しておいても構わないですかね?」


「う~ん、そういうのは明日の出発前にしようぜ、今は酒も飲んじゃったし、野暮なことを聞いて真剣に考えるような気分じゃないだろ」


「まぁ、それもそうですね、では報告は明日の朝受けるということで、何か良くわからないものをいくつも所持していたらしいですから、全部確認するのにかなり時間が掛かりそうですが、きっと昼には終わって出発になるはずです」



 何か良くわからないものをいくつもか、きっとそれもオーパーツ、しかも現役で稼動しているタイプの凄いモノであるに違いない。


 もっともそれを俺達が手にしたところで、まともに使うどころか発動させることすら出来ない可能性が高いのだ。

 何だかんだと調べてみるべきではあるが、結局何もわからないまま博物館行きになる可能性が最も高いといえよう。


 とにかくそれは明日の朝だ、今日はこのパーティーで、しばらくは口に出来ないであろう高級な料理を十分に堪能しておくべきだ。

 明日からはずっと、ヨエー村に到着するまでの徒歩行軍なのだから……

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