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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十章 西方拠点
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391 乙

「よっしゃ! 今日も元気にぶっ殺すぞ、ただ昨日はちょっと疲れたし、今日は馬車で行こうか」


「賛成ね、戦う前に30分も歩いて、さらに戦った後も30分歩きなんて、もう冗談じゃないと思っていたところだわ」


「精霊様は飛べるんだから別に良いだろ……」



 清々しい朝、長らく続く秋晴れのため、水の無い側溝に捨てたダスダス魔族の死体が腐り始めているのだが、それを考慮してもなお清々しいという言葉が当て嵌まる良い朝だ。


 今日は第二試合、昨日抹殺した甲に続き、乙の存在をこの世から抹消するための戦いである。

 宿泊所を出て馬車に乗った俺達は、昨日と同様、村の入り口ゲートを目指す。


 何だか知らないが、ゲートに向かう途中で見る風景が大幅に変わっているような気がする。


 途轍もないスピードで工事が進んでいるのだ、そういえば昨夜もどこかから音が聞こえたし、夜通し作業をしているのか……時給鉄貨3枚とかの癖に良くやるものだと感心しておこう……



「あ、見てよ勇者様、あれ、温泉を掘っているんじゃないかしら?」


「おぉっ! 確かにそれっぽいな、早く掘り当てて、俺達に権利を委譲して貰いたいところだな」



 懸命に地面を掘っている中級、下級魔族達、この世界で石油や石炭などの燃料を使うことはまずないし、状況からして掘っているのは温泉で間違いない、タイムカプセルでも埋まっていない限りはという条件付だが。


 しかし村の広場からかなり離れた所に掘るつもりだな、そこしか出ないのか、それとも何か考えがあってそうしているのか。


 きっとここの拠点作成現場を管理しているのは甲乙丙丁、昨日の戦いで甲が死んで乙丙丁か、とにかく奴等が何か知っているはずだ、時間があったら少し質問をぶつけてみることとしよう。


 俺達が権利を奪い、西方拠点として使用する予定のこの村だ、未来の所有者がその詳細を何も知らないというのは少し拙いことだからな……



「お~い、そろそろ到着だぞ~っ!」


「おう、やっぱ馬車で来ると早いし楽だな、で、敵さんの方は……」



 道の先に見えてきたゲートの下には3つの人影、乙だけでなく、昨日の戦いが何かおかしいと気付いていた丙と丁も、一応は集合場所に来ているようだ。



「オットー、やはりおかしいですよ、あの男、昨日は腕が千切れていたはずです、それなのに今日はピンピンしています」

「しかも全員居るじゃんっ! 昨日のアレで誰も死ななかったの? てか宿泊施設の横から荼毘の煙で出てたっていうじゃん、絶対におかしいってっ!」


「あ、それなら邪悪な儀式で復活させました、マジで、ウソだけど」



 口々疑念を述べる丙丁の2人、名前は忘れたが、良い眼の付けどころをしている。

 もちろん昨日の俺達は怪我などしていなかったし、俺も腕が千切れていたなどということはない。



「わっはっは、腕が取れていただ? そのぐらい普通のことだろ、ほら、俺だって腕ぐらい取り外しが出来るぞ」


「オットー、それはあなただけです、やはりこの方々はどこかおかしい、降参して命だけでも助けて貰うべきですよ、手遅れになる前に」


「またそんなこと言って、お前ら2人は本当にヘタレだな、西の四天王様にこのことを伝え、罰を下して頂くから覚悟しておけよ」


「そんなの無理よ、あんた殺されちゃうわっ!」


「ふんっ、足が速いというだけで威張り腐っていたコーダルの奴にあそこまでやられた連中だ、俺に勝てないはずがない」


「だからその『やられたという事実』自体に疑義が……」



 丙と丁の2人には、俺達の作戦がほぼほぼバレているようだ、もう疑いの眼差し以外でこちらを見てくることがない。


 一方、今からぶっ殺してこの世から消滅させる予定の乙は頭が悪い、2人の説得にも応じず、確実に敗北する俺達との戦いにう臨むつもりだ。


 しかしアレだな、丙丁の2人に俺達の実力を見せ付け、逃げる気すらなくさせるために、見える場所で乙を残虐な方法をもって始末するべきかも知れないな。


 もちろん村の中やこのゲートに被害を出すわけにはいかない、少し離れた場所で、さらには森に入らない見通しの良い場所で……と、丘を少し登れば大丈夫か、勝負、というか処刑の場所はそこにしよう。



「おい乙野朗、そっちの仲間内でグダグダ相談するのは終わったか? 相当に自信がないようだが、もしかしてビビッてるのか?」


「何を言っているんだ、ビビッているのはこの女共だけ、これから勝利することが確実であるこの俺がビビッたりするわけがないだろう」


「ああそう、で、今日も村への被害を可能な限りゼロに抑えたい、ちょうど良さげな向こうの丘に移動して戦うぞ」


「良いだろう、そこが貴様等の墓場だ、今のうちに念仏でもとはへとお……」


「ん? 何だコイツは、急に動きが悪くなったじゃないか、故障か?」


「えっと、すみませんオイル切れのようです、オットーは旧時代の魔導兵器が命を得た存在ですので、どうしても定期的に油を差さないといけないんです」


「……ショボいっ!」



 丙丁が協力し、乙の肩にある注ぎ口からオイルを入れていく……よく燃えそうな油だな、決めた、乙に関しては焼き殺してやることとしよう。


 痛覚があるのかないのかはわからないが、死に際しては相応の恐怖と苦痛を感じるはずである。

 そこを突き、乙の無様な死に方を丙丁に晒すことによって、2人の抵抗する気力を削ぎ落とすのだ。




「……が……ぎ……ぐぐっ、ふぅっ、どうにか治ったようだ、おいヘイリーン、ティーナ、オイルは切れる前に差すようにとあれほど言っていたのに、もしこの戦闘中に俺がオイル切れを起こしたらどうするつもりだ? お前らのせいで、この勝ち確定の戦いがわからなくなってくるんだぞ、その辺りもしっかりして貰わないと……いや、これも四天王様に報告だな、お前ら確実に処刑されるぞ、ガハハハッ!」


「そ、そんなっ! そもそも油ぐらいは自分で差して……」


「文句言うなよ女の癖に、『TYPE=漢』である俺の言葉を一切否定せずに受け入れるのが女の役目だろ?」


「ちょっと待ってよ、あんた、魔王軍は男女平等だって忘れたの?」


「そんなの関係ありませ~ん、俺は『男』であり『漢』だ、女なんぞは黙ってそれに従うのが自然の摂理なんだよ、わかったかこの女共めがっ!」


「……最低……お前なんか死んじゃえっ!」


「は-い今の発言も頂きました、ティーナ、お前もう火炙りの刑だぞ、衆人環視の中、全裸に剥かれて火で炙られるんだ、楽しみに待っておけよ」


「ぐぅぅっ……」



 調子に乗る乙、どうやら顔も性格も、それに基本的な思想もかなり捻くれているようだ。


 というかもう、生きている価値を微塵も感じさせないレベルの発言を連発しているではないか。

 もしかすると、これを残酷な方法で殺害したら残りの2人は喜ぶのではないか、その次元である。


 しかも可愛い元気っ子に対して火炙りの刑とか、これから火炙りにされるのはお前だぞ……



「おい、ポンコツのオイル差しも話も終わったならさっさと移動するぞ、こっちは連日の戦いで疲れているんだ、そのぐらい考慮して迅速な対応に努めやがれ」


「何だ貴様は、これから殺される雑魚の分際で偉そうだな、まぁ、今の言葉でもう後々にする命乞いの効果はなくなったがな、じゃあ移動しよう、俺主導でなっ!」



 俺様野郎兼ポンコツ野朗の後に付いて丘を目指す、丙と丁は一緒に来ないようだ、丙は侮蔑の視線を、丁は怒りの視線をそれぞれ乙に向けている。


 しばらく歩いて丘の頂上に到着したところで、俺達と処刑対象者の乙は改めて向かい合い、戦闘の態勢に入った……



 ※※※



「喰らえっ! ミラクルパーンチッ!」


「うおっ、いきなりロケットパンチかよ、そういう技は後半まで取っておくものだぞ普通……」



 戦闘開始直後に飛んで来た乙の両腕肘から下、推進力は風魔法を使っているようだ、火魔法だと先程のオイルに引火しかねないからな、安全に配慮した、現実的な設計になっているといえよう。



「よっと、ご主人様、1個捕まえました」


「カレン、汚いからあまりベタベタ触るなよ、あと持って帰ったらダメだからな、ちゃんとこの場で壊せよ」


「え~っ、庭に飾ろうと思ったのに……」


「わけのわからないモノを収集する癖は治しなさいっ!」


「は~い」



 残念そうな顔をしたカレンは、捕まえた乙の左腕を地面に落とし、バキバキと踏んで壊す。

 そういえばもう1つの腕は……まだ飛んでいるのか、推進力は既に失ったようだが、惰性で空を舞っている。


 そしてその腕を放った乙、カレンに左腕を破壊された瞬間に際し、やっちまった感全開の表情で大口を開け、こちらを眺めるのみであった。


 もちろん飛んで行った右腕も帰って来ない、だからロケットパンチは後半にしろと言ったのだ、攻撃力はそこそこだと思うが、それにより自分も両腕を失うことを考えなくてはならない技なのである。




「き……貴様等、新しい腕を魔王軍購買部で購入してくる、だから少しここで待ってくれ……」


「待つって、どのぐらいの間だ?」


「オーダーメイドゆえ注文してから完成まで3週間、それから配達に5日ほど要するからな、そのぐらいだ」


「ふざけんじゃねぇよ、てか腕があったところで何も変わらないだろ、どうせ当たりもしないロケットパンチを撃つんだからさ」


「そう言われてもこれでは……」


「良いだろ別に、お前は今日ここで死ぬんだし、名前と同様、腕だってもう必要ないだろ」


「いや、さすがにこの俺が貴様等如きに負けるとは思えないのだが?」


「……馬鹿じゃないのか?」



 この乙、もちろん甲乙丙丁の中で一番弱い、それは戦闘力のみならず頭もだ、あの脳筋甲よりも。


 ゆえに俺達との実力差も、本来であれば最終兵器のロケットパンチを軽々と止められた、或いは回避された時点で気付くべきところ、未だにそれを察することが出来ていないのである。


 もうコイツには何を言っても無駄だ、さっさと極限の苦痛を与え、この世から消し去ってしまおう。

 とその前に、ロボットだかサイボーグだかゴーレムだか、その類の存在であるこの馬鹿が、何をすれば苦痛を感じるのか聞いておこう。



「ちなみにさ、お前腕飛ばしたとき痛くなかったの?」


「痛いわけがないだろう、飛ばすときには痛みを感じる神経的なものを最初に切断しているからな」


「となると、それ以外の部分はダメージを受ければ痛いのか?」


「当たり前だ、もっとも貴様等のような低俗な存在と違って、俺はダメージを受けて痛みを感じるなどということがない、せいぜいヘイリーンやティーナを腹いせに叩いたり蹴ったりするときに、手足が痛いぐらいだ」


「……仲間の女を叩くって、それで心が痛まないのはさすがだな」


「あの、勇者様だっていつも……」


「黙れマリエル! お前のような奴は尻を叩いて躾けてやるっ!」


「あいでっ! ひゃんっ! もっとお願いしますっ!」



 横から横槍を入れてきた槍使いのマリエルには尻100叩きの刑を執行しておく。

 もちろん蹴飛ばしたりはしないのだが、良く考えたら俺も普段から仲間の女を叩いていたな。


 だがそれはお仕置きでの話だ、『腹いせ』などというどうしようもない理由で叩くなど……ルビアの顔が目に入ってしまった、だがそれも本人が望んでいるからだ、俺は悪くない。


 と、こんなくだらない、戦闘とは関係ないことに考えを巡らせている暇ではないのであった。

 さっさと乙野朗を始末し、今日もバーベキューをして楽しむのだ。



「カレン、とりあえず奴の残った腕と脚を捥いで、逃げたり出来ないようにしておいてくれ」


「わかりました、じゃあちゃちゃっとやっちゃいます、それっ!」


「ふんっ、そんなチビに俺のボディーを……あれ? 何だか急に背が低く……あ、あ、あ……いでぇぇぇっ! なんじゃこりゃっ!? いてぇっ! 超いてぇぇぇっ!」



 情けない奴だ、たかが腕や脚が捥げたぐらいで大げさな、ちなみにカレンが大切そうに抱えていた片方の脚は、没収して完膚なきまでに破壊しつくしておいた、こんなモノ持って帰ることは出来ません。



「あがぁぁぁっ、あっ、神経回路切断、痛覚遮断……ふぅっ、どうにかなったぜ、で、何が起こったんだ?」


「お前のパーツを捥いだんだよ、ここに居るちっこいカレンがな」


「まさか、そんなことがあるはずないだろ、これはきっと事故だな、今日はツイてないぜ、馬鹿女共のメンテナンスがヘタクソなせいでこんなことに、だから女はダメなんだ、処刑する際には俺が直々にやってやる」



 未だに自分がこの戦いに勝利し、帰って丙丁の2人に罰を与えるつもりの乙。

 さすが脳みそ梅干の種、頭の回転の悪さは前代未聞である。


 というか、既に自分の両手足が失われたことを失念し、どうにか立ち上がろうとしている辺りが滑稽だ。

 ついでに言うと、その状態での攻撃手段が何もないということには、最初から気付いてすらいない様子。


 で、次は何をしてやろうか……パーツが千切れたボディーの切断面からオイルが滲み出ているな……よし、そろそろ汚物の消毒タイムといこう。



「リリィ、そろそろ燃やして……リリィはどこへ行ったんだ?」


「最初に飛んで行った右腕を追い掛けてどこかに行っちゃったわよ、そのうち戻って来るんじゃないかしら」


「そうか、まぁ腹が減ったら帰って来るだろう、じゃあユリナ、あの馬鹿を黒焦げにしてやれ」


「はいですのっ!」


「ん? そこの悪魔は何をするつもりだ、今はお前なんぞに構っている暇では……アヅゥゥゥィッ! あぢっ、あぢっ、ぎゃぁぁぁっ!」



 ユリナの放った小さな火魔法がオイルに引火し、乙は体の内部から炎を吹き出す。

 相当に苦しんでいるようだ、しかも思いの外溶けたりはしていない、きっと凄い超合金で出来ているのだ。


 しばらく乙が悶絶するのを眺めていたが、体内の油分が全て燃え尽きてしまったのであろう、次第に火勢は弱まり、ついには自然鎮火してしまった。


 しかもまだ生きている、あついあつい、いたいいたいと繰り返しながらも、気を失うこともなく地面を転げまわっている。



「もう面倒臭くなてきたな、精霊様、ちょっと水を掛けて温度を下げるんだ、首だけ捥ぎ取って持って帰ろう」


「ずるいですご主人様! さっき腕を取ったときは捨てろって言ったのに、首は持って帰って良いんですか?」


「いやカレン、屋敷まで持って帰ったりはしないぞ、あくまで丙と丁を脅すために使うんだ」


「何だ、その後は捨てちゃうんですね、もったいない……」



 あんなモノのどこがもったいないのかについては聞いても理解出来そうにないからやめておこう。

 そうこうしている間に精霊様が乙の首を取り外し、こちらへ持って来た……



「ねぇ、首を外したら逆に元気になったわよ、体部分の痛みが消えたからかしらね?」


『やめろーっ! 何をするんだーっ! 殺してやるーっ!』


「本当だ、しかも喋れるとはな、こっちが本体でボディーの方は飾り、というか従物だったのか……とにかくこれを持って丙と丁の所へ行こうぜ」



 煤が付いて汚らしい首はそのまま精霊様に持たせ、俺達は丘を離れて村のゲートへと向かった。

 同時に乙の腕を持ったリリィが舞い戻ったため、捨てさせたうえでお仕置きを宣告しておく……



 ※※※



「じゃーん! これを見るが良い、俺達に逆らった者の末路だ」


「ひぃぃぃっ! やっぱりそうだった、絶対に勝てっこない……」

「落ち着いてヘイリーン、こういうときは土下座するのっ、今なら許して貰えるかもっ!」


「残念ながら許してはやれないな、でも土下座はしろ、全裸でな」


『へへーっ!』



 直ちに服を脱ぎ、全裸になって土下座する丙丁の2人。

 それを見て、首だけになった乙が鼻息を荒くしている、この変態めが。



「まぁ、明日はお前ら2人、まとめて痛い目に遭わせてやる、それで良いな?」


『ど……どうか命だけはっ!』


「まぁコイツや昨日の脳筋馬鹿みたいに命までは取らない、だが戦闘、というか一方的な蹂躙によるダメージと、それから終わった後の鞭打ち、奴隷化ぐらいは覚悟しておくように、まぁ命以外は全部奪っていくイメージだな」


『へへーっ! 畏れ入りましたっ!』



 その後、まだ元気に生きている乙の首の処分方法を2人に聞く。


 可燃性でないため燃えないゴミとして処分して欲しいと言っていたが、それだと地面に埋められ、永久に死なないのではなかろうか?


 ということで首自体を消滅させる方法を考えたのだが、燃やしても溶けない以上、この場でサッと出来る方法で消滅させるのは難しい。


 何かいいアイデアは……そうだ、温泉を使おう。



「おいお前ら、ここの原泉は濃厚か?」


『はいっ! トロッと濃厚にございますっ! しかも激アツにつき、入るのは大変危険ですっ!』


「いや、入ったりはしないぞ、この首にぶっ掛けて腐食させてしまおうと思ってな、出来るか?」


「えっと、私もティーナもオットーにはかなりいじめられましたので、その処分をいさせていただけるのでしたらこちらで……」


「よかろう、じゃあ明日の朝、ここへ原泉漬けにした首を持参するように、あと当然のことだが俺達よりも早く来て、ゲートの下で正座して待っているんだぞ、わかったか?」


『へへーっ! 承りましてございますっ!』



 本日何度目かの全裸土下座を見せた丙と丁をそのまま放置し、俺達は馬車に乗り込んで宿泊所へと戻った。

 翌日の戦闘、というよりも単なる虐待に備え、バーベキューを終えたらすぐに風呂へ入り、寝ることとしよう。


 丙と丁を奴隷化した後は、この魔王軍侵略拠点村が完成するまで工事を続けさせ、出来上がったタイミングで作業員を皆殺しにして権利を奪うのだ。


 もちろん丙丁の2人はここの専属奴隷として、末永く俺達勇者パーティーの下で扱き使ってやる。

 まぁ、その前に明日、どういう感じで2人を痛め付けていくか、それを考えておかなくてはなるまい……

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