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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第八章 神殺しの怪人
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364 活動禁止

「しかしすっげぇヌタヌタだな、もうこの城自体が使い物にならないぞ」


「うぅ……私達の憩いの場が、どうしてこんなことに……」


「おいコラ泣くんじゃない、元々経費で勝手に設置したくせに」



 怪人四百二十面相との戦いでヌタヌタ&バッキバキになってしまったテーブルとソファ、それを見たコリンが泣き出してしまった。


 ドライブスルー専門店専用囚人として扱われているこのコリンと、それから元パクリかき氷店のスタッフである3人には、休日とか休憩などといった概念は存在しない。


 常に働かされ、昼夜問わず扱き使われている彼女達にとって、店がわりと暇な時間に利用するこのリビングセットは、人生における最大の楽しみであったかも知れないのだ。


 それをこんな無様な姿にされてしまった、もちろん悪いのは四百二十面相と、それから作戦の立案と強行をした女神なのだが、それらに文句をいうことが出来ない以上、4人のリーダーにして代表者であるコリンはここで泣き崩れる他ない……



「うぅ……うぇぇぇっ!」


「……わかった、代わりとして新しいものを購入するから、それで我慢して欲しい」


「本当に!?」


「あぁ、本当だ、ちなみに代金はそこに居る腐った女神が全部出す、この世界を統べる者だからな、とんでもなく高級で座り心地が良いのを買ってくれるぞ」


「なんということでしょう! 女神様のお慈悲に感謝致しますっ!」


「あ……えっと、あの……」



 三角頭巾を装備し、1人で戦闘の後片付けをしていた女神、突然土下座してきたコリンに対し、全く対応を出来ないでいる、ここで異議を述べなかった以上、コイツが弁償の義務を負うのは当然だな。



「ちょっと! 手が止まっているわよ、さっさと掃除をしなさいこの女神ふりょうひん! お尻を引っ叩くわよっ!」


「はいぃぃぃっ! クッ、どうしてこの私が精霊如きに……」


「あら? 何か言ったかしら、聞こえなかったのでもう一度仰って下さいな、女神様」


「いいえっ! 労働の喜びを噛み締めていただけですっ!」


「ならよろしい、シャキシャキ働きなさい」



 ここぞとばかりに女神に対して尊大な態度を取る精霊様、もちろん信心深いマリエルやジェシカは帰らせてある、ここの監督は俺と精霊様だけなのだ。


 つまり、女神にとっては一切の味方が存在しない、最悪の状況である……



「じゃあ私はこれで、お店の仕込みの方が心配だから帰らせて貰うわ、テーブルとソファの件、よろしくお願いね」


「わかった、今日明日中にはどうにかなるように取り計らっておく、おい女神、それで良いよな?」


「はいぃぃぃっ!」



 コリンは帰って行った、パンに肉や野菜を挟むだけのドライブスルー専門店で、何を仕込するのかは疑問なのだが、それをするということは即ち、夜明けが近いということでもある。


 さっさと終わらせて帰りたいな、女神の奴、モタモタしやがって、片付け終了後に与える刑罰は想定の3倍から5倍程度にしてやろう。


 それと、片付けが終わり次第『神界リビングセット』でも召喚させよう……俺達の分も欲しくなってきたな、よし、『和室用』も一緒に注文しておこう。


 その後もしばらく片付けは続き、空が白み始める頃には片付けと清掃が一通りの完了を見た。


 約束であったリビングセットの弁償を女神にさせ、これで全てが終了だ、うむ、元々設置されていたものよりも10倍は高級なソファだ、テーブルも大理石の天板と銀の脚、相当な値打ちものだな。



「ふぅっ、ようやく終わりました、片付けというのは大変なものなのですね……」


「全くどうしようもない愚図ねぇ、まぁ良いわ、女神カスいじめも飽きたし、私は帰って寝るわ、じゃあね~っ」



 精霊様は帰って行った、おそらく社でひっそりと眠るのであろう、起こしたら確実に殺されるやつだ。

 この後はもう精霊様に用事がないことを必死で確認しながら、飛び去るのを見守った……



「さて、私も一時神界に帰らせて頂きますよ、向こうの掃除は全て優秀な天使がやってくれていますが、あまり帰らないというのも良くはありませんので」


「ん? 何言ってんだ、そのまま帰れると思ったら大間違いだぞ」


「へ? 片付けも掃除も終わりましたし、あとは何を……」


「灰燼に帰した窓は元に戻らないんだ、ドアも壊れたままだな、だからその分のお仕置きをさせて貰うっ!」


「ぎぇぇぇっ! おっぱいが千切れる……」


「ついでにカンチョーも喰らえっ!」


「はうっ!」



 クリーンヒットしたカンチョーによって気絶した女神は放置し、俺は屋敷へと戻る。

 一旦寝て、起きたら全員を集めて作戦会議だな、次こそはまともな手段で戦わねばなるまい……



 ※※※



「え~、第二回、怪人四百二十面相討伐作戦会議~っ!」


『うぇ~い!』



 夕方、軽いノリで始まった作戦会議では、一応出席していた女神の口をガムテープで塞ぎ、一切の発言を許可しないかたちで進む。


 またコストばかり多大で上手くいく可能性の低い作戦を立案されては困るからな、『女神様のお言葉だから』というだけの理由で反対意見が少なく、そのまま採用されてしまう可能性が高いのだ。



「は~い、じゃあ誰か妙案が……ミラ評議員、どうぞ」


「まずは手配書を大量に、王都だけでなく世界中に行き渡るように発行すべきです」


「ふむ、発見したら連絡するように、ってやつだな」


「いいえ、何もしません、そして何もさせないようにするんです、買い物も、働いたりさえ、いわゆるフル無視ですね」



 なるほど、暴力団を排除するための法律や条令に近いが、一切の経済活動を禁止するというのはかなり強烈である。


 怪人四百二十面相とわかっていて物を売ったら犯罪、雇い入れたら犯罪、会話するだけでも犯罪など、奴と他人のあらゆる接触を禁止するのだ。


 当然、普段はそこかしこで普通に働き、買い物もしているであろう奴は干上がる。

 また犯罪集団に身を寄せるのであろうが、そのときは該当の組織ごと叩き潰せば良い。



「ねぇ、その作戦なんだけどさ、『一ヶ所だけ手配書が出回っていない村』を残しておくのが良いんじゃないかしら?」


「確かに、世界中のどこからも排除されれば、奴がどこへどう流れていくのか全くわからん、だがそういう村が1つでもあれば……」


「必ずそこに住み着くはずよね、そうなれば探す手間が省けるし、村人にはあらかじめそのことを言っておいて、緊急時の早急な避難と被害に対する補償を約束しておけば良いわ」



 珍しくセラがまともな意見を出した、これは明日ぐらいに雹でも降るか? などと思っていると大粒の雹が降り出した、天変地異の反応が早い。


 ついでになかなかの地震と落雷、そして突風が吹き渡り、屋敷にもそこそこの損害が生じた。

 ちなみに隣近所は大丈夫らしい、俺達の屋敷にのみ起こった局地的な現象であったか……


 とにかくミラに続くセラの案が採用され、次はどこの村をそれに指定するのかが問題となった。


 王国内……は人が多すぎてそのようなことを出来る場所がない、となると必然的に他国にあるどこかの小さな村だ、この間立ち寄った牛乳集落程度が望ましい。



「う~む、さすがにそう都合の良い場所は無いな」


「そうよね、人は逃がすにしても、建物とかは戦闘で壊れちゃうわけだし、畑なんかもダメになるわ」


「だよな、そうなると村をイチから造り出すか? それだとコストがな……どうしようか……」



 王国内にしろ王国外にしろ、そのような権利の侵奪を許してくれる気前の良い村落の代表者など居ないはずだ。


 かといって新たに村を立ち上げるなど、俺達だけの力では到底出来ないことである。

 一旦は採用されたこの作戦だが、どうも無理筋な気がしてきたな、天変地異も止んだし、所詮はセラの案であったか……



「あっ、そういえば凄く良い村、というかそういう集まりがありますよっ!」


「何だマリエル、どこにそんなのがあるんだ?」


「旧聖国の領地です、生き延びた聖国人がそこに集まって集団生活をしているとか、もちろんすぐに討伐隊が出る予定なんですが、こちらで使わせて貰いましょう」



 レーコの事件当時に幽霊的なものに憑依されており、特に罪はないと判断された聖国人は現在、全員が聖都に集まっている。


 そして、それ以外については全員処刑するか、アイリスのように奴隷にするなどし、『野生の聖国人』などという者は存在しないはずだ。


 だがマリエル曰く、当時の聖国の中にも、身分帳への登録がない、ならず者のような連中が居て、それが発見されずに逃げ延びたのだそうな。


 ならず者国家の中に居たならず者、この連中は生かしておけないな、ちょうど良い、その連中を処刑する代わりに、四百二十面相を誘き出すための餌にしてしまおう。



「じゃあ早速王宮にこのことを伝えるんだ、早くしないと討伐隊に先を越されるからな」


「ええ、もう伝令を出しておきました、10分後には伝わるはずです」



 気が付くと、天井の一部が板を外されていた。

 さすがはイレーヌだな、だが今日は俺に対して豚野郎の一言もなく出て行ったのか、相当に急いでいたのか……


 30分前後で戻ったイレーヌは、なにやら資料のようなものを携えている、それをマリエルに渡すと、すぐに天井の中に消えて行った、どこに住んでいるのだろうな?



「あ、勇者様、使用許可が下りたみたいですよ、村の場所が記された地図も入っていますね、それと、世界中に配る手配書のサンプルも同封されています」


「そうか、ちょっと地図の方を見せてくれ……意外と近くなんだな、旧国境付近じゃないか、馬車なら2日と掛からず到着出来る距離だぞ」



 完璧な位置取りである、おそらくもっとも経済の発展した王都を拠点にしているはずの四百二十面相、それが王都だけでなく、その周辺の町村からも締め出されたら?


 間違いなく近いうちにここへ辿り着くであろう、しかも元々居るのはならず者ばかりの違法な村だ、奴のことだからすぐに順応する、いや、トップに立つ可能性もあるな。



「ねぇ勇者様、作戦を始める前にさ、少しここの様子を見に行かない? まともに『村』として機能しているのか確認しておきたいわ」


「ん、そうだな、村は村でもヒャッハーだらけのモヒカン村だったら意味がないからな、食品の購入も、金を稼ぐ事だって犯罪以外では成し得ないはずだ」



 ということで翌日に出発し、およそ1週間の行程で村の確認をすることに決めた。


 その間に手配書は世界中へ、俺達が王都に戻る頃には、少なくとも四百二十面相の奴はこの付近一帯程度から排除されていることであろう……



 ※※※



「……そろそろ到着のはずなんだが、炊事の煙なんかも見えないな」


「それに道も悪いですよ、とても人が住んでいるとは思えない状況です」



 ガタガタと揺れる馬車、街道なのか何なのかわからないレベルの、草ボーボーの地面がデコボコであるが故の現象だ。


 この先に村がありますよと告げられて、はいそうですか、では行ってみましょう、などと答える人間は居ないはずだし、居たとしたら相当のアホである。


 そしてそのアホみたいな奴等というのは、今馬車に揺られている俺達のような者共のことを示すのであろう……



「あっ、でも地面に足跡があるわよ、ちゃんと靴を履いてるみたいだし大きさもそれなりだわ、その辺のサルやビックフットの類じゃないわね」


「本当だ……てかその辺にビッグフット居んのかよ……」


「ビックフットならどこにでも居るわよ、あまり珍しい生き物じゃないわ、私達の村でもたまに出現して買い物とかしてたわよ」


「……うん、もう何でもアリだということだけは察した」



 ビックフットではなく人間、それも靴を履くということを知っている文明人の足跡をひたすらに辿り、徐々に山の奥へと進んで行く。


 王宮から受け取った地図に記載の場所から1km程度先へ進んだところで、ようやく人間の活動によるものと思われる痕跡を発見した。


 木が切り倒され、さらには根ごと抜き去られたようなものもある、木材の確保と道の造成か、つまりこの先には村が存在するということだな……



「よし、このまま道に迷った旅人感を出して近付こうか、奴等俺達の顔は知らないはずだし、もしかしたらおもてなしされるかも知れんぞ」


「いや、それよりもつまらない犯罪の被害に遭うことを警戒しておくべきじゃ……」



 そういえばそうであった、これから向かうのは普通の村などではない、本来なら処刑されるべき人間で、その中でも特に腐った者が集まっている村なのだ。


 当然のことながら窃盗や強盗、殺人などの犯罪は横行しているはずだし、もしかしたら村人同士で殺し合い、既に全滅している可能性だってないとも言えない。


 とにかく村に居る間は細心の注意を払って過ごし、ある程度の確認が済んだら早々に立ち去ることとしよう。


 などと考えているうちに視界が開け、その向こうには粗末な木造の建物が立ち並ぶ、小さな村が見えてきたのであった……



 ※※※



「おいっ! テメーら何者だワレ、おいコラッ! あん? やんのかコラッ!」


「いやぁ~、ちょっと道に迷ってしまいまして、あ、別にやらないし普通の旅人ですよ」


「よし、ならば通れ」


「・・・・・・・・・・」



 村の入り口で番をしていたモヒカンは、俺の言うことをあっさり信じ、普通に通してくれた。

 最初の態度はどういうことであったのだ? いや、何かの罠なのかも知れないな。


 俺達を普通に村へ招き入れ、夜寝静まったタイミングなどを狙って襲撃、または金目のものを盗み出そうとしているに違いない。


 こんな村に宿があるのかどうかはわからないが、もしそういった施設に宿泊するのであれば、確実に何かが起こると想定しておくべきであろう。



「う~んと、あっちだ! 何だか凄く良い匂いがしますよ」

「これはお肉を焼いているわね……あ、野菜の匂いも混じっているわっ!」



 カレンとマーサが食べ物の匂いに反応する、ちょうど腹も減っていたところだし、毒など混入されれば誰かが気付く、まともそうな食べ物なら購入してみることとしよう。


 2人が先導し、匂いのすると言う方へ馬車を進ませる……屋台だ、串焼き肉と串焼き野菜らしきものを販売する屋台、しかも店員はなかなかの美人さんである。


 最終的にはこの村を滅ぼし、住んでいる人間は全て『処分』するつもりだが、この店員さんは可愛いので助命だ、他にもこういう子が居るかも知れないな。



「いらっしゃい、旅人が迷い込んだらしいって話は聞いてたけど、あんた達だったのね、何か買って行くかい?」


「え~っとメニューは……何これ?」


「ああ、定番商品の串焼き肉は『王国消滅焼き』、串焼き野菜の方は『王国撃滅焼き』って名前にしてるんだよ、依然ここにあった麗しの聖国はね、突然攻めて来た悪の王国に滅ぼされたんだから、せめてもの仕返しって感じよね」



 とんでもない主張をするお姉さん、どう考えても悪いのは聖国と聖国人、レーコ達に洗脳されていたとはいえ、俺達の住むペタン王国に多大な迷惑を掛けたのだ。


 それについてのこのお姉さんの言動は当然受け入れられるものではない。

 だが今はそれを指摘するわけにもいかないのだ、俺達はあくまで『道に迷った旅人』だからな。


 そして、その王国から来たということも、メンバーの1人が王族だということも、そもそも俺達が聖国を滅ぼすことに貢献した異世界勇者パーティーであることも、当然バレないようにしなくてはならない。


 まぁ、このお姉さんには後で再教育を施すとして、今はとりあえず食事としよう。


 俺達がメニュー表に驚いている間にも、2人のババァがこの屋台で買い物して行った。

 村人もここを利用している、ゆえに毒の類は入っていないと推定される。



「えっと、じゃあ『消滅』を20本、それから『撃滅』を10本で」


「へい毎度っ! 全部で銅貨5枚だよっ!」



 なんと、王都の串焼き肉屋よりも幾分か安いではないか。

 どういう動物の肉を使っているかは知らないが、あまり安いというのも考え物だな……



「むっ、安いのにおいしいですっ!」

「本当だ、肉も新鮮だし、野菜もシャキシャキしていて良い感じだな」

「あのお姉さん、かなりの調理スキルを持っていますね」



 決めた、屋台のお姉さんは俺達で捕獲し、適当にお仕置きと教育を施した後は、ドライブスルー専門店でスタッフとして使おう、きっと役に立つはずだ。


 串焼きを食べ終えた後も、馬車で村の内部を回り、色々と確認をしておく。

 至って普通な、どこにでもありそうな小さな村だ、そこに居る人間も一見すると悪人には見えない。


 もちろん王国を親の敵の如く恨んでいるという点は村人共通である。

 だがそれ以外、特に『ならず者』を示すような言動等はこれといって見当たらない。



「何だか本当に滅ぼして良いの? って感じね……」


「う~ん、だが落ち延びた聖国人であることは確かだし、放っておくわけにもいかないよな、最終的には全員殺すか捕まえるかしないとダメだ」



 ここで見た『普通の人々感』に騙されて、このまま聖国の残党を見逃すなどと言うことはあってはならない。


 そもそも不当に王国を恨んでいるということは現時点でもはっきりしているのだし、ここの連中が老若男女問わず全員、普通に俺達の敵であると考えて差し支えないはずだ。



「お、主殿、宿屋はまだ見つからないが、銭湯なら看板が出ているぞ、ひとまずそこへ行ってみないか?」


「だな、こんな閉鎖された村に外部の人間用の宿泊施設があるとは思えないし、村人が利用する風呂ぐらいがせいぜいのところなんだろうしな」



 相変わらず平和そうに見える『落ち聖国人の村』、中央の広い道路を走ると、しばらくして銭湯らしき建物が見えてきた。


 そうだ、銭湯といえば情報収集だよな、ここでじっくり村人の会話に耳を傾け、一体この村の人間がどのような心情で、そして何を最終目的として生活しているのか、そのことを探ろう。


 目的も決まり、馬車を停めた俺達は、村唯一だという銭湯の暖簾を潜る……男湯と女湯が別々なのだが……

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