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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第八章 神殺しの怪人
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363 ヌルリと抜ける

「よしっ、何の疑念も抱かずに店に入りやがった、やっぱアイツすげぇ馬鹿だぞ」


「感心してないで、私達も早く行きましょ」


「おう、そうだったな、早速突撃だ!」



 エッチな本トラップにまんまと掛かり、俺達が設置した偽のエッチな店に入店した怪人四百二十面相。


 今の奴は本人固有の面相である『むっつりスケベ』を選択しているはずだ、つまりこれまでのような強さや素早さ、頭の回転の良さなどは消え失せているはず。


 とはいえそれを解除され、別の戦闘向きな面相を採用されてしまっては元も子もない、可能な限り不意打ちで、奴が気付いたときにはもう、体が貫かれている、ぐらいの奇襲っぷりでいきたいところだ。


 本来は窓であるはずの『秘密の出入り口』、そこから偽店舗の中に入り、様子を覗う……四百二十面相の奴、かなり上機嫌でフルートの接客を受けていやがる、てかおっぱい触ろうとしてんじゃねぇよっ!



「お、お客様……えっと、このお店はおさわり禁止で……」


「はっはっは! 良いではないか、良いではないかっ!」


「あ~れ~っ……」



 女神曰く、奴の元々の面相はむっつりスケベであるとのこと、だがカウンター越しに見えるその姿は、どう考えてもむっつりスケベのものではない、単なるスケベだ。


 もしかすると、入店する際だけ、いやエッチな本の断片を拾っている際だけが元々の面相で、今は別の何かに切り替わっているのかも知れない。


 だとしたらかなり厄介だな、弱いと目されているのは最初の面相である『むっつりスケベ』と、それからこの間初めて会ったときに使用していた、回復用の『穀潰しニート』ぐらいのものだ。


 今の面相は明らかにそれとは異なる、ちょっと鑑定してみよう……現在発動しているのは『殿』、それで先程から無駄にフルートを回転させて遊んでいるのか……



「勇者様、何だか早速計画と違うみたいだけど、これからどうする?」


「とりあえず一撃だけ、不意打ちで喰らわせてみようか、それでダメならまた別の作戦を考えるしかない、奴はどうせ逃げ出すだろうしな」



 何はともあれここで攻撃を加えなくては始まらない、というよりも、先程からなされるがまま、良いようにされてしまっているフルートを救出してやらないとかわいそうだ。


 他の4人は巻き込まれたくないのか、別の作業をしているフリをしながら遠巻きに見守っているだけだし、このままだとフルート1人だけに全ての負担を押し付けたかたちになってしまう。


 ということで攻撃を開始しよう、3カウントで前衛が飛び出す旨を定め、同時にセラとユリナが魔法を準備、だがここで撃つと大惨事になるため、万が一に備えて準備をするだけだ。


 俺とマリエルはそれぞれ、本来の出入り口と先程俺達が入って来た窓の出入り口、その2カ所を固め、逃走を防止することに努める、ちなみにリリィと精霊様は最初から外で張っている……



「よし、じゃあいくぞ……1……2の……3! 突っ込め!」


『でえぇぇぇぃっ!』



「良いではないか、良いでは……なんとっ!?」



 突撃の瞬間に叫んだのは誰だ? いや、今の声は間違いなくカレンだ。


 余計なことをするから、攻撃が当たる前に感付かれてしまったではないか、後でお仕置きだな……と、それでも4人の攻撃はそれぞれ、四百二十面相の首や体を捉えたようである。


 首に深々と突き刺さったミラの剣、胴体を半ば分断するかたちで食い込んだジェシカの剣、さらにはカレンの爪が顔面を切り裂き、最新の籠手を嵌めたマーサの拳は……珍にクリーンヒットしているではないか!


 マーサよ、せっかくの武器なのに、初使用がその攻撃で良いのか? などと問いたいところであるが、本人はそのことに気付いていないようだ、黙っておくこととしよう。



「あがっ……ぺぽっ……貴様等、まさか我を謀ったと言うのか? この店も、そしてあの落ちていた情報の欠片も……」


「そうだよ、てかどうして首がバッサリ逝かれているのに喋れるんだよ?」


「今は我が420ある面相のひとつ、『根性』を使っているのだ、ゆえにどのような身体状況にも耐えることが出来るのだっ!」


「いや根性でどうにかなるものでもないだろうに……」



 今の『斬られている』とか『刺されている』という現実は根性でどうにかなるものではない、それは確かなはずだ、そんなのであれば誰一人、事故等の負傷が原因で死ぬことはないのだから。


 だが、奴の場合は少し違うようだ、根性という面相を使うことにより、ダメージそのものを負うことに耐えている、つまり、これだけ斬られたり刺されたりといった状況で、未だにノーダメージなのだ。


 で、もちろんこれから違う面相に切り替えた途端、根性が尽き果て、一気に致命的なダメージを受けるはず、受けるはずなのだが……奴は余裕の表情を取り戻している、何か秘策があるようだな……



「ここでっ、ここで面相を変える、我が420ある面相のひとつ、『ヌタウナギ』になっ!」


「何だよそれは? もうスキルとかじゃなくてそういう生物じゃないか……」


「甘いなっ! これだけの傷、根性の面相を解除すればただでは済むまぬ、しかしだなっ、『ヌタウナギ』であれば話は別だ、何かこう、ヌタヌタッとして傷口をヌチャッと、みたいな感じだっ!」


「……意味がわからん」



 そもそもヌタウナギの『ヌタ』はそういう用途なのか? いや、確実に違うはずだ、それであればヌタウナギが世界最高の防御力を持つ究極生物になってしまうからな。


 四百二十面相の奴、おそらく用法を間違っているのであろう……

 それで効果を得られるとは思えないのだが、全ての傷を回復しているのを目の当たりにして、その疑念は払拭されたのであった。



「ちょっと、室内がヌタでヌッタヌタになっちゃったじゃないのっ!」


「ははははっ、これでそちらの攻撃は通るまいっ! しかも片付けが異様に大変なのだよこのヌタはっ!」



 全身からヌタヌタを分泌し続ける四百二十面相、これじゃまるでヌタウナギだ……いやヌタウナギなのか……


 しかしこのままじゃ拙いな、偽店舗であるプレハブ城全体がヌタヌタに埋め尽くされ、終いには身動きが取れなくなってしまうに違いない。


 今のうちに外の2人の、主に精霊様の力でどうにかして貰うこととしよう。

 出口を抑えるつもりで背にしていたドアを少し開け、要ヘルプの合図を出す……



「はいはい……って何なのよこの気色悪いヌタヌタはっ!? もしかしてあんたが出したの……」


「なわけあるかっ! 見ろ、奴が無限に分泌しているんだ、『ヌタウナギ』の面相を使ってな」


「キモいわねぇ、とりあえず洗い流すから、ここと、それから反対側の出入り口になっている窓は諦めてちょうだい」


「あまり無茶苦茶しないで欲しいんだがな……」



 と、これだけのヌタヌタを全て洗い流すとなると、そうも言ってはいられないようだ。

 すぐに大量の水を出し、それに凄まじい勢いの流れを付していく……



「クソッ、我がヌタを洗い流すつもりかっ!? だがそうはさせんっ、一気に全面ヌタ塗れにしてくれるわっ!」


「いやぁぁぁっ! 気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪いぃぃぃっ!」



 精霊様の水でもなかなか流れない、実に手強くしつこいヌタヌタ汚れ、本来のヌタウナギは、このヌタヌタで漁師の網をダメにしてしまうこともあるらしい、それほど強力なのだ。


 だが強力さでいえば、精霊様の生み出す水流に勝るものなどない。

 しばらくするとヌタヌタの量は徐々に減り始め、遂には四百二十面相の周囲に、僅かに残るのみとなってしまった。



「クソッ、このクソがっ! せっかく発動させた我が面相の効果を水に流しおって、このクソッ、クソッ!」


「何よコイツ、突如として態度が悪いじゃないの……」


「ヌタウナギは諦めて別の面相に変えたんだろ、今度は……この間の『穀潰しニート』みたいだな、今のうちなら殺せるかも」


「おっとぉっ! もうバレるとはな、だが既に我が面相は再び『根性』に切り替わった、そして『ヌタウナギ』もクールダウン中なのだっ!」



 振り出しに戻ってしまった、しかも今度は敵に俺達の存在が認識されている分、こちらにとっては圧倒的に不利な状況といえよう。


 もしここで再び攻撃を仕掛けたとしても、それ自体を何らかの技で止められてしまうか、食らわせることに成功したとしても根性で耐えられ、また室内がヌタヌタ塗れになってしまう。


 さてどうしようか……殺すのが無理なら捕獲して、魔力を奪ってしまえば良いのかも知れない。

 それに成功しさえすれば、あとは簡単にぶち殺すことが可能になるはずだ。



「ちょっと作戦変更だ、奴を一旦生け捕りにするぞ」


「わかったわ、でもどうやるの?」


「何かこう、全員で食って掛かって押さえ込む感じで……」


「適当の極みね、まぁ良いわ、他に方法はないと思うし、もうそれでいきましょう」


「おうっ! ということだ、皆、一斉に掛かれっ!」


『わぁぁぁっ!』



 ヌタヌタの落ちたソファに座り、余裕の表情を見せていた四百二十面相。

 そこに飛び掛った俺達は、まるでミツバチがスズメバチを囲むかのように重なり合っていく。


 一番下になったのはマーサとジェシカだ、その体の隙間から奴の腕がはみ出している。

 よしっ、完全に押さえ込んだぞ、ここで魔力を奪う金属製の腕輪を嵌めて……なぜか抜け出されつつあるではないか……



「おいっ! もっとしっかり押さえるんだ! 絶対に逃がすな!」


「無理です勇者様! 何かわかりませんがヌルッとしていて……」

「掴みどころが無い(物理)とはこのことだ、クッ、信じられないぐらい滑るぞ……」



 これは一体どういうことだ? もうヌタヌタは失われたはずなのに、下に居るミラとジェシカは口々に『滑る』、『掴めない』と主張している。


 もしかしてここでまたヌタウナギの面相を……いや、先程とは様子が違うからそれはないか……

 となるとどうしてこのような状態になってしまったのか、まるで説明が付かない。



「フハハハッ! どうだ、全く掴めないのであろう? ん? さて、ここで我が少しだけ体を捻ると……」


『うわっ!? ヌルッといったぁぁぁっ!』



 ごくあっさりと脱出されてしまった、四百二十面相の見かけは変化していないのだが、抜け出される最後の瞬間、僅かに触れた奴の肌は、それはもうこれでもかというぐらいヌルッとしていたのであった。



「おいおい、何をしたんだよお前は? 今のは明らかにヌタウナギとは違うだろ、気持ち悪い系の面相を他にも持っていやがるな?」


「ご明察っ! 今のは我が420ある面相のひとつ、『ウナギ』、どれだけ拘束されようともヌルッと一発、簡単に脱出可能なのだっ!」


「ウナギ被ってんだろぉがぁぁぁっ! 何だよ『ヌタウナギ』と『ウナギ』って? どっちかにしろよな、ウナギ系が2つもあるのはおかしいだろっ!」



 やはり途方もない馬鹿のようだ、ヌタッとしようがヌルッとしようが、どちらも効果的には大差ない、というか、回復効果もある『ヌタウナギ』を採用し、『ウナギ』は捨てるべきだ。


 そんなこともわからずにドヤ顔を……何だろう、セラが俺の袖を引っ張っているではないか、何か伝えたいことがあるようだ……



「どうしたセラ、ぜひ知っておいて頂きたいことがありますって感じの表情だが?」


「あのね勇者様、『ウナギ』と『ヌタウナギ』は全くの別物よ、似てるのは名前と形だけなの」


「そうなのか? この間のアナコンダともう1種類のヘビみたいな?」


「う~ん、もっと遠いんじゃないかしら……」



 衝撃の新事実である、ヌタウナギとかヤツメウナギとか、奴等は『ウナギ』ではなかったのだ。

 どおりで蒲焼きにされて売られているのを見かけないと思ったのだが、そもそも奴等、食べられるのか?


 と、今の話を聞いた四百二十面相が、俺の方を指差して爆笑している、ムカつくウナギ野朗だな……



「ブハハハッ! おい貴様、そんなことすら知らずに我が面相に対する的外れな指摘をしていたのか? やはり相当に知能が低いらしいな、バーカバーカッ! だいたい貴様のような低学歴が……」


「今だっ! 死ねやコラァァァッ!」


「はげぐぅぅぅっ! き……貴様……どうして我の面相が『穀潰しニート』だと……」


「簡単さ、最後の学歴煽り、それをやるのはクソみたいな人生を送ってきたクソみたいな人間、つまり穀潰しニートが最もやりがちな煽りなんだよ」


「クソッ! 失言であったか……」



 奴が『ウナギ』の次に選択した面相を、『穀潰しニート』であると瞬時に見抜くことが出来た俺、とっさに放った突きは、四百二十面相の右肩にヒットし、その先にあった腕を吹き飛ばした。


 ここで追撃を、と皆も武器を構えてはいるが、攻撃を受けた段階で面相を変えてしまったようだ。

 腕を1本失いつつも、それでいて全く隙のない完璧な防御姿勢、おそらく武術系の面相であろう。


 だが、それを維持している以上、失った腕を再生したり、付け直したりということが出来るような面相は使えない。


 そして、どのような技と強さを発揮するのかがわからない以上、このままではこちらも迂闊な攻撃には出られない、しばらくこう着状態が続く……



「マリエル、今の奴の面相は『拳闘』のようだ、どんな技を繰り出すか、判別とか出来ないか?」


「あの構えからでは無理ですよ、腕が1本ありませんし……でも見て下さい、奴の姿勢は全身を素早く反応させるためのものです、だから失った腕の部分にも血の巡りが……」



 マリエルの言う通り、四百二十面相の右肩からはポタポタ、どころではないレベルの血が流れている。

 そして奴は、それを止血することも叶わないし、構えのせいで血流もかなり良くなり、より一層速いペースで血を失っている状態だ。


 奴も焦っているはずだ、表情からはまるで察することが出来ないのだが、このまま膠着状態が続けば、真っ先に倒れるのは自分だということを理解していないとは考えにくい。


 となればこのまま様子を見続けるか……



 それから30分以上、誰も、1歩も動くことなく時間だけが経過していった。

 徐々にフラつき始める四百二十面相、失血による限界が近いようだ。


 しかし、このまま黙って殺られてしまうような輩ではないというのも事実。

 本当に限界であれば、最後に勝負を仕掛けてくるに違いない……そして、その瞬間は思いのほか近かった……



「クッ、我の体力はもう限界のようだ、となれば……秘書召喚!」


「動いたぞっ! 一気に畳んでしまえっ!」



 面相を別のものに取り替え、『秘書』なるものを召喚し出した四百二十面相。

 よくわからない素材で出来た人型ゴーレムのようなものが4体、空中から現れる。


 その間を掻い潜り、攻撃を仕掛けようとしたカレンとマーサ、だが2人共が1体の『秘書』に阻まれ、それ以上近付くことが出来ない。



「ひぇぇぇっ、全然動きません……」

「殴っても壊れたりしないわね、そんなに硬くないのに、何で出来ているのかしら?」


「ガハハハッ! 我が四百二十ある面相のひとつ、『証人喚問されている政治家』の力はどうだ? 全く記憶にございませんなどと主張しているところを、ちょっと頼まれて暗殺したことがあってな」



 奴の言う『証人喚問されている政治家』というのはスキルなのか? その場限りの状況ではなくて?

 もしかすると疑惑だらけでしょっちゅう喚問され、その都度スキルの力で逃げおおせた凄い政治家であったのかも知れないが……



「ということで我はサラバだっ! 全て秘書がやりましたっ! 我は知りませんってな! ガハハハッ!」


「待てコラ……野郎、また逃げやがった、しかも窓を完全に破壊しやがったぞ……」



 精霊様の出した水の力で半壊していたプレハブの窓、それが四百二十面相の逃走に使われたことによって、まるで映画の飴細工のように砕け散り、全損してしまった。


 奴の残して行った4体の『秘書』は、しばらくすると動きを止め、空中に霧散していく。

 ただ本人を守るためだけに現れた存在、奴め、こういう『逃げテク』を相当な数持っているようだな。



「惜しかったわね勇者様」


「あぁ、もう少し中心寄りの所に当たっていればな……」



 惜しかった、とはいえまたしても逃走を許してしまったのは事実、これまでの遭遇と何ら変わりない……いや、1つだけ違う部分があるではないか……


 見渡すと、微妙に残ったヌタヌタ、床や壁の傷、ドアは半壊窓は滅失、ついでに言うと、コリン達から借り受けたテーブルとソファは、もう元が何であったかもわからないレベルにバッキバキである。


 これは作戦の失敗のみならず、追加的に被害甚大であることも意味する。

 誰だろう、こんな作戦を考え、ゴリ押しで実行に移らせたのは。


 まぁ、最初に言い出したのはルビアで間違いないのだが、問題は2人目、いや人ではない、神だ。

 しかも本神は戦いには参加せず、外でのんびり待つという、何とも頭にくる状況。



「さてと……おいそこの女神カス! ちょっとこっち来いっ!」


「何ですか大声を出して? 作戦に失敗して悔しいのはわかりますが、それは自らの能力不足ということをげぽっ!」


「黙れ、反省文の提出、それからそれを持って正座だ、あと備品の弁償と使用した建物内部の清掃、全員に対する謝罪とそれから……」



 とりあえず女神には、『この度は実現不可能な作戦を提案し、さらに強制をもってそれを推し進めたことにより、勇者パーティーおよびその関係者(以下甲とする)の所有する物に償うことの出来ない重大な被害をもたらし、また決定的な敗北に甲を陥れたこと、並びに常日頃より甲に対し、不遜な態度を取り、それによる強い精神的苦痛を与えていたことにつき、深くお詫び申し上げます』と木の板に記載させ、それを首から提げさせたうえでの正座を命じておいた。


 まぁ、コイツの本格的な処分は後で考えるとして、すぐに次の作戦を考えなくてはならないな。

 怪人四百二十面相、どのようにしたら奴を討伐することが可能になるというのだ……

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