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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第七章 破綻寸前国家
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354 調査開始

「ではその7名で良いのじゃな? 早速明日から派遣したいのじゃが」


「おいおい急だな、まだ『エロ数学教師メガネ』とか色々用意しないとならないのに、その辺は準備してくれるのか?」


「数学を教えに行くわけではないじゃろうて……」



 エロ数学教師メガネは国から支給されないらしい、悔しいが仕方が無いな、とりあえず明日からは普通の格好で教壇に立つこととしよう。


 とりあえず総務大臣から学校の場所を記載した地図と、それから各自が教える科目の指導要綱だけを受け取り、その日は王宮を後にした。


 翌日は朝なるべく早めに現地へ向かえとのことだ、指導要綱を熟読しておくようにとも言われたが、そちらはもう面倒臭い。


 屋敷へ戻ると、俺以外に派遣が決まった6人がそれぞれ着て行く服などの準備をしていた……



「やっぱ先生といえばジャージよね、私は水の精霊らしく水色にするわ」


「う~む、私はもっとフォーマルな格好が好みだな」


「あ~、私はすっぽんぽんでも構いませんよ~」



 精霊様が用意していたのはイモ臭いジャージ、異世界にジャージがあるのは驚いたが、やはりファスナーなどは存在しないようだ、革紐で地道に前を閉じていくタイプらしい。


 てかアイリスよ、どうして全裸で行こうとしているのだ? そんなことをしたら不当な中抜きの犯人を捕まえる前に、お前が性犯罪者として逮捕されてしまうではないか。


 まぁ、常日頃からボーッとしているアイリスには、今回の件での活躍は特に期待していない。

 普通に軍隊らしいカレー作りでも教えておいて頂ければ結構である、全裸はダメだけどな。



「あ、お帰りなさいですのご主人様、私達はいつ頃から講師として派遣されれば良いんですの?」


「明日だってさ、凄く急だけどな」


「あら、そしたら『エロ数学教師メガネ』は調達が間に合いませんわ、国の方で支給してくれるのかしら?」


「それもナシだとさ、しかも明日の朝は現地集合、全く酷い扱いだぜ」



 特にこれといった準備も出来ないままに、翌日の作戦開始を迎えることになる俺達。


 念のためということで、受け取った指導要綱に目を通す……午前中は『王国の様々な法律』、午後は『会計』の講義をしろとのことだ、まぁ、どうせ俺の居た世界にあったものとそう変わらないであろう。


 結局すぐに飽きてしまい、ちょうど良い厚さの指導要綱は俺の枕にジョブチェンジした。

 明日は朝も早いことだし、さっさと寝てしまおう……



 ※※※



「おはようございます勇者パーティーの皆様、本日から1週間、特別講師をしていただけるということで、職員生徒一同大変に感謝している次第にございます」


「あ、どうも勇者です、ということで今日からよろしくおねがいしまっす」



 60代前半と思しき、バーコード頭の『ザ・校長』が、学校の正門前で出迎えてくれた。

 貴族用の学院とは異なり、下町、というよりもむしろスラム街ではないかと思える立地の一兵卒養成学校。


 通常の高校等であれば、不良ばかりが通うとんでもない学校のはずだ、というか、学校というよりも馬鹿収容所に近い可能性もある。


 俺、マーサ、ユリナ、サリナ、ジェシカ、精霊様、アイリスの7人は正門から中に通され、まずは応接間らしき所に案内された。


 その部屋で待っていたのは、俺よりも若いと見える貴族風の男、ここで説明をしてくれる係らしい……



「え~、まずはですね、講師として生徒達を導くことへの適性を確認するべく、いくつか質問をさせて頂きます、最初は異世界勇者殿から……」


「はいはい、何でもお答えしてやろうじゃないか」


「はい、では質問です、授業中に生徒が反抗的な態度を取りました、あなたはどう対処すべきですか?」


「ぶっ殺して構わん、見せしめになるからな」


「……で、では続きまして、同じく授業中に生徒が体調不良を訴えました、どうしますか?」


「そいつはやる気がないだけだ、そういう奴はバケツでも持たせて廊下に立たせておくのが正解だな、授業終了後に呼び出してぶっ殺す」


「な……なんということを……え~、では最後の質問です、炎天下における実技の授業、外で行うものですね、その場合において給水はどの程度の間隔で行わせるべきですか?」


「そんなもの必要ない、そいつらはまだ結果を出していないんだ、水を飲みたければ武勲を上げてからにしろ、無理なら乾いて死ね」


「あ……はい、あなたは指導要綱にあること以外、絶対に教えないようにして下さい、正直言ってセンスがありません」


「んだとコラッ! てめぇからぶっ殺してやろうか?」


「ひぃぃぃっ!」



 他の6人にも簡単な質問が実施され、ジェシカとアイリス以外は余計なことをするなと釘を刺されてしまった。


 その後、別の担当者が続々と部屋に入って来て、一緒にそれぞれの持ち場へ移動する。

 俺を迎えに来たのはちょっとゴツめの先生だ、何だか申し訳なさそうにしているのが気掛かりだが。


 こちらへどうぞと言うその先生に従い、廊下に出る。

 そのままいくつかの階段を降りて……俺の担当する『主計科』は地下にあるのか……



「ずいぶん薄暗くてジメジメした所ですね、こんな場所でまともに勉強なんて出来るんですか?」


「いえ、実は主計科には問題を抱えた多くて、それでこういう場所にクラスごと追いやられているんですよ……」



 聞くと、俺が今向かっている主計科に振り分けられた生徒は、この王国一兵卒養成学校の入学試験に合格することは出来たものの、その後、特に実技で落ちこぼれた者が大半だという。


 つまり、入試のペーパーテストでは高得点を叩き出したが、実際には戦闘向き、つまり兵士向きではなく、卒業後に前線に立つことを否定された者達だ。


 きっと『ダメな連中』として扱われ、やる気を失っているに違いない、そのどんよりしたオーラがこの廊下まで伝わって、それでこんなにジメジメとした雰囲気に包まれているのだな。


 などと考えている間に、教室らしき部屋の前に到着した、案内係の先生が扉を開ける……緊張の初対面だ……



『ヒャッハーッ! 何か知らねぇ野郎が来やがったぜーっ!』

『おいアレ、異世界勇者とかって奴だろっ! ここで殺して名を挙げようぜっ!』



「……ヤンキーばっかじゃねぇかぁぁぁっ!」


「すみません、このクラスは腐ったミカンを取り除き損ねまして、このようにほぼ全員腐ってしまいました次第にございます」



 とんでもない連中だ、元々は頭だけとはいえ優秀であったはずなのに、どこをどう踏み外せばこんな外道に転落してしまうというのだ?


 まぁ一歩譲ってグレるところまでは認めよう、だが何だこの古臭いイメージのヤンキー共は? 地下に閉じ込められて時間を逆行してしまったのか?


 と、そこで後ろの席にて足を机の上に乗せていた茶髪パンチパーマが、勝手に立ち上がってズイズイと前に歩み出る……



「おいコラてめぇ、異世界勇者とか何とかなんだってな?」


「そうだよ、だからどうしたってんだ?」


「シメられたくなかったら焼きそばパン買って来いやっ!」


「なんじゃボケェェェッ! このクズ野郎が焼きそばみてぇな頭しやがって! てめぇをパンに挟んで火葬場の焼き窯に放り込んでやろうかっ?」


「ぎょえぇぇぇっ!」



 パンチパーマ野朗の髪の毛を掴み、そのまま振り回しつつ投げ飛ばす。

 かなり手加減したのだが、瀕死の重傷を負ってしまったようだ。


 なるほど、この弱さでは兵士として前線に出すには不足だな、精霊様辺りにシゴいて貰えば少しは使えるようになるかも知れないが……


 しかし、今のを見てもまだ半分以上の奴が態度を改めようとしないとはな、ここはもう少し俺様の力を見せ付けてやる必要がありそうだ。


 こんな連中の相手をしつつ、同時進行で本来の目的達成に向けた調査をすることなど出来はしないからな……



「で、では私はこれで、後のことはお任せしますので」


「ええ任せて下さい、このクズ共を捻り潰してやりますから」


「なるべく穏便に……」



 本来の先生は逃げるようにして去って行った、あのような態度だからこのクズ共がつけあがるのだ。

 というかこの連中をこのまま軍隊に入れるのは危険だ、風紀の乱れどころの騒ぎじゃないからな。


 とりあえず講義らしきものを始めよう、午前中は法律の勉強だったな、教科書もあるし、その通りに進めれば良いのであろう。



「おいそこのリーゼント、お前は立って教科書を読め、目次から最後まで全部音読しろよ」


「はぁっ!? どうして俺がそんなことしなきゃならねぇんだ?」


「それが理解出来ないなら消え失せろこのボケがっ!」


「はんぎゅへっ!」



 コイツもかなりの弱さだ、そしてそれが偉そうな態度を取っていたことから考えても、ここのクラスの連中は全員がこの程度の戦闘レベルということである。


 気絶したリーゼントは髪の毛を全て剃り落とし、毛はゴミ箱へ、本体は廊下に捨てておいた。

 そのうち巡回にでも来た誰かが拾って治療するはずだ、それまでに死ななければの話だが。


 教科書はその隣のモヒカン野朗に読ませ、俺は教室の端にある『先生の机』の捜索に移る。

 ここは『主計科』だからな、ここを担当している先生は、内部の資金管理に関与していてもおかしくはない。


 机の引き出しには鍵が掛かっていたが、構造は簡単なもののようだ、棚自体を斜めにすると簡単に外れ、引き出しは開いた。


 中には木の板に動物の革を張ったと思しき素材で出来たいくつかのファイル……と、『予算の承認に関する事項』と書かれたものがあるではないか、これは初球で大当たりを引いたか?



「あの、すいやせんっす、読み終わったっすけど……」


「はぁ? もうかよ、どんだけ薄い教科書なんだ、やる意味あんのかよそんなの、ぶっ殺すぞこのボケ」


「俺のせいじゃないっすけど……」


「うるせぇな、じゃあここで問題だ、お前が失踪した場合、家族とかがもうダメだみたいな感じで請求して失踪宣告が出たとする、死亡したとみなされるタイミングはいつだ?」


「え~っと、7年経った後っす」


「死ねやコラァァァッ! 何? お前普通に失踪して平和に死のうとか思ってんの? なわけねぇだろ、戦争に行くんだよお前はっ! そこんとこ理解してないなら今殺すぞっ! で、答えは?」


「……死んだのは危難の去った日っす」


「わかればよろしい、まぁ、もっともその前に余裕で死んでるだろうがな、お前ら全員悉くだ、雑魚すぎるんだよマジでっ!」



 モヒカンを席に戻そうとしたところで、教室のドアがノックされる、入って来たのは……美人エロ巨乳女数学教師ではないかっ!



「あ、重要な講義中にちょっと失礼しますね特別講師さん、そこの机に忘れ物をしちゃって……」


「いえいえ、講義内容も聞いてる生徒共もたいしたものじゃないんでおかまいなく」



 あらあら、などと言いながら、先程俺が例のブツを探し当てた机に向かう美人教師。

 鍵が不自然な状態になっていることに首を傾げているが、一度開けたことには気づいていないようだ。


 美人教師は自前の鍵を使って正当に引き出しを開ける……しまった、あのファイルは俺が狙っていたものだ、そしておそらく中抜きの秘密を知るための貴重な手掛かり……


 大事そうにファイルを抱え、俺に会釈して出て行く美人教師、その姿を目で追うと、教室から出た瞬間に凄いスピードで走り出すのを目撃してしまった。


 何をそんなに焦っているのか、教師が廊下を走るなどあってはならないことだというのに。


 いや、それほどあのファイルが重要なもので、すぐに回収しなくてはならない、というか俺の近くに置いておけるようなものではない、そういうことなのであろう。


 クソッ、こんなモヒカンの相手をしていたから中を見るチャンスを逃したのだ、制裁を加えるべきだな。



「あの……そろそろ座ってもいいっすか?」


「ダメにきまってんだろぉがこの落ちこぼれ野郎がっ! 100tの鉄塊持って廊下に立っとけ!」


「ぎぇぇぇっ!」



 俺の調査を邪魔したモヒカンを始末し、その後もヤンキー共の相手をしてやる。

 昼休みを迎える頃には、生徒の半分程度が脱落し、残ったのは最初からビビッていた連中だけとなった。


 これならもう舐め腐った態度を取る奴は居なさそうだな、だがこれから昼休みだし、俺が居ない間に何かが起こらないよう、対策をしておく必要があるな……



「え~、ここから1時間の昼休みだが、俺が居なくなった後に悪口をいう奴が出てくるかも知れない、そういう奴を見つけたら確実に密告するように、なお、密告者には飴玉でもくれてやるので期待しておけ、午前は以上だ」


『イエスッ、サーッ!』


「では解散」



 反乱防止のための相互監視措置を構築した俺は、安心して教室を後にすることが出来た……



 ※※※



 昼休み、なぜか事務員に拒否されて職員室的な所に入れて貰えなかった俺達は、用意された控え室のような部屋に集まって昼食を取る。



「で、それぞれの目で見て何か怪しいことがなかったか?」


「はぁ、どうなると怪しいんでしょうか?」


「うん、アイリスには期待していないから自由にやってくれて構わんぞ、他は?」


「そういえば巨乳エロ数学教師がちらっと様子を見に来ましたわ」

「あ、それ私の所へも来ました、何かを監視している感じでしたね」



 おそらく俺の狙っていたファイルを持ち去った女であろう、それがユリナとサリナの所へも来たというのだ、悪魔だからか、それとも俺達自体が疑われているのか……


 ちなみに他のメンバーの所へは来なかったらしい、まぁ、マーサ、ジェシカ、精霊様の3人は外で実技を教えているわけだしな、重要な何かを盗み見られる可能性もないゆえ、もしも俺達が疑われていたとしても監視の必要はなさそうだ。



「いやぁ~、皆さんここでしたか、他の先生方と一緒に食事をなさってもよろしかったのに」



 そこで校長が入室して来たため、その話は切り上げる……というかこの校長は俺達が職員室的な所に入れなかったことを知らないのか?



「いえね、事務の方が部外者は立ち入るなと……」


「あ、そうでしたか、それは申し訳ありません、学校事務に関しては全て他の貴族家が担当しておりまして、ま、私はしがない雇われ校長ってやつなんですよ、給料安いし」


「そういえば校長先生だけは貴族の方でしたよね、で、他の教員は平民出身と、事務のスタッフはどうなんですか?」


「う~ん、一部は平民層のようですが、かなりの割合で男爵辺りの貴族ですね、その家臣も居りますが、結局はインベスト侯爵家の子飼いです」



 なるほどな、事務側は教員とは別で、インベスト家と関係がある貴族達が自由に動き回っていると。

 もちろんターゲットであるハイニンベルクやオー=リョーステンもそこに含まれている。


 そして、平民ばかりで構成された教師陣が、何か事務側の不正に気付いたとしても、立場上何も言うことが出来ず、そのままなぁなぁで済まされてしまうという構図のようだ。


 つまり、教師側の人間で唯一貴族であるこの校長、見た目は頼りないが、この男が事案解決のキーマンになることは疑いようがない……



 と、そこで予鈴が鳴り響き、俺達は午後の講義に向かうこととなった……



 ※※※



「はい、じゃあそこの馬鹿そうなアイパー野朗」


「え? 俺っすか?」


「そうだよこの馬鹿野朗! 全く無能な奴だな……で、お前に質問だ、例えば卒業後、軍がお前達のために仕方なく俸給を支払ったとしよう、仕方なくだぞ、で、その場合にはどんな勘定科目を使うべきだ?」


「えっと、給与賃金とか、人件費とか……」


「馬鹿か貴様はぁぁぁっ! 良いか? 貴様等のような一兵卒は消耗品なんだよっ! いくら死のうが代わりなんぞいくらでも居るんだっ! その辺に落ちているゴミと変わらんな、で、それを踏まえて考えやがれってんだよこのクソ野郎!」


「しょ……消耗品費です……」


「わかってんなら最初からそう答えやがれこの無能が、ちなみに支出した分が期末において余っていたら貯蔵品勘定に振り替えましょう」



 ヤンキー共に適当な情報を吹き込んでいると、教室の外から視線が……先程の女教師だ、俺がちらっとそちらを見ると、またしても風のように走り去って行った。


 間違いなく行動を監視しているな、今のは授業風景がどうとかではなく、明らかに『見張る』ための視線だ、奴が敵方に与している可能性は高いといえよう。



「おいお前ら、さっきも入って来た巨乳の女だが、あいつは何なんだ? 2秒以内に答えないと全員殺すぞ」


『ハッ! 学校事務の方でありますっ!』


「そうなのか、まぁちょっと気になっただけだ、次はそこのハゲ、じゃなくてスキンヘッドなのか、とにかくお前に質問だ……」



 奴は先生ではなかったのか、あの風貌であれば数学ぐらい簡単に教えることが出来るはずなのに。

 いや、人を見かけで判断するのは良くない、きっと『ちょっとエッチな事務員さん』辺りなのであろう。


 しかしこれで奴の目的は絞れたな、この学校では『教師』と『事務』が縦割りになっている。

 そして教師側は臨時講師の俺達を歓迎しているものの、不正を働いている事務側はそういうわけにもいかない。


 ここで国の機関に顔が利き、さらに第一王女まで所属している勇者パーティーに、余計なものを見られると非常に拙いためだ。


 とりあえず、直接会う機会がなさそうな主犯と思しき2人よりも、まずはあの女の行動を監視することとしよう。

 奴等め、自分達が俺達を監視しているつもりが、逆に監視されているなど思いもしないであろうな。



 その後もどうでも良い内容の講義を進め、夕方前に初日の予定は全て終了となった。

 屋敷に帰ったら作戦会議をして、狙うべき第一目標の変更を提案しよう。


 校長を始めとした教師陣によって校門の前まで見送られ、その日は帰宅した。

 今日のところは様子見、明日からは本格的な調査活動に移るのだ。


 事務側に何かがあることはもう間違いないし、あとは証拠を掴むのみである……

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