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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第三章 東へ
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325 本当に悪いのは

「じゃあな棺桶野郎、気が向いたらまた来てやるよ」


『えっ!? 嘘でしょ? 我をここに置き去りにするというのか……』


「当たり前だ、イマドキの勇者パーティーは棺桶なんか引き摺って歩かないんだよ」


『ちょっとまっ……もしもーし……』



 自称神の棺桶野郎を放置してその場を去る、コイツには後で聞きたいことがいくらでもあるゆえ、このまま忘れ去るようなことはないが、一旦は他人に戻ろう。


 さて、そろそろ馬車に乗り込んで、本来の目的地である牛乳の集落へ向けて出発だ。

 朝日が目に染みるものの、未だにキャシーは目を覚ましていない。


 しかし先程からは時折何かを口にしようとしたり、寝返りを打って馬車の座席から転げ落ちそうになっている、そろそろお目覚めの時間のようだ。


 さて、一体何をどこからどうやって説明していけば良いものやら……



「このペースなら昼頃には目的地に着きそうね」


「やった! 牛乳が飲めますよっ!」


「カレン、申し訳ないがそれは後回しだ、まずはキャシーさんの件からだぞ」


「は~い」



 素直に言うことを聞くカレンの頭を撫でていると、端っこの座席で毛布が動き、そのままムクッと起き上がる。



「おはようございますキャシーさん、お加減は如何ですか?」


「えっと、あの、えっと……」



 かなり混乱しているようだ、だが無理もない、殺人事件の犯人が自分だとわかってしまったうえに、目を覚ましたら馬車で運ばれているのだ。


 まずは落ち着かせ、それから現在の状況、そしてこれからの予定を伝える。



「で、では私は集落に連行されて、そこで罪人として裁かれるんですね……うぅっ……」


「大丈夫ですから、俺達が何とかしますし、最悪の事態になりそうなら暴力で解決する予定です」


「あの、集落の人々は首長の一族を除いて皆良い人達なんです、出来れば穏便に済ませて頂けないでしょうか?」


「わかりました、え~っと、首長の一族はぶっ殺しても構わないんですね、ちなみにどういう経緯でその一族が集落を支配することになったんですか?」


「それは私のような一般人にはわからないことだったんですが……代官? だとか何とか……」



 代官か、その一族もまた、どこかの権力者によって使われている立場のようだな。

 いや、どこの大国の庇護も受けているわけではないのに代官とは、一体どういうことだ?


 これはもしかしたら『悪い奴』かも知れないぞ、普通ならそれはマイナスポイントなのだが、今回の特殊な事情にあってはむしろその方が好都合である。


 頼む、その首長だか代官だかの一族がとんでもない巨悪であってくれ……



 ちなみにその代官が集落にやって来て、突然権力を握ったのは2年前ぐらいからだという。

 その直後、キャシーさんは指名されてその屋敷で使用人として働くことになったのだそうな。


 もちろんその当時からセクハラ、パワハラのオンパレード、それが1ヶ月程前、湖の管理のために集落を離れて以降、人々の目が届かなくなったことによってさらにエスカレートしたとの証言を得た。



「はぁ~っ、イマイチ何が起こったのかわかりませんが、とんでもないことをしでかしてしまったのだけは理解出来ました、もし処刑されなかったとしてもどうなることか……」


「あら、そこは私の超弁護テクで何とかしてあげるから安心しなさい」


「精霊様、ついでにその話術で俺を世界一のモテ男に仕立て上げてくれないか?」


「それは別料金よ」



 適当な話をしながらも、実際に裁判が執り行われた際にどう弁論を展開するのかについて話し合い、時間は過ぎる。


 昼前、ようやく目的の集落らしき家々が見え始めた。


 草原の中にポツンとある小さな集落、周りの牧草地帯には大量のウシ。

 おそらく人口は200か300といったところであろう、本当に小さい、人よりウシの方が数が多いのではないか。


 集落の入り口にはゲートのようなものがあり、その手前に2人の男が立ってこちらを見ている。

 果たして出迎えか、それとも余所者に対する検問か……



 ※※※



「は~い、ちょっと止まって下さ~い、どちらから来られましたか? 当集落にはどういうご用件で?」


「観光のつもりだったんですが……かくかくしかじかで……」


「……!? そ、それでキャシーはどこへ?」


「馬車に乗っています、ただし当面の安全が保証されない限りは引き渡しません」


「そうですか、では集落の者と相談して参りますので、少々このままお待ち頂けますか」


「わかりました、では待ちましょう」



 2人居た男のうち1人がゲートを離れ、集落の中へと入って行く。

 残されたもう1人は不安げな表情だ、面倒臭そうなので話し掛けないようにしよう。


 俺もゲートの手前に停まった馬車へと戻り、しばらく集落を見据えながら待機する。

 キャシーは後ろに隠し、他は全て、何が起こっても即応出来る態勢で待った。



 それから30分程、ようやく集落の中から人が出て来る。

 男が3人と女が2人、縄と鎖を持っているため、キャシーを拘束するつもりなのは明らかだ。


 とりあえず俺が1人で出て話を聞くこととしよう……



「お待たせしてしまって申し訳ありません、キャシーなんですが……その、明日裁判を開くことになりまして、それまでは集落の牢で……」


「ええ、そこで自白強要のための拷問とか不当な取調べ、その他本人の不利益になるようなことが一切ないというのであればそれに応じましょう、さらにその裁判では事件の目撃者である我々が弁護します、良いですか?」


「ええ、ですがあなた方はどういったご身分の方々なのでしょうか? それだけははっきりして頂きたい」



 いきなりクリティカルな要素に踏み込んだ質問をされてしまったではないか。

 とりあえず異世界勇者パーティーであることを伝え、それ以外、例えば王国の姫であるマリエルが居ることなどは黙っておく。


 場合によっては全てご存知かと思ったのだが、やはり大国の庇護を受けない僻地の集落だけはある。

 勇者や魔王軍についてはさすがに知っていたものの、その詳細についてはまるで情報がないらしい。


 この集落では魔王軍の脅威も、それにこれまで何度も繰り返された大国同士の争いも、全て圏外であったために、特にそれに関してどうこうという認識は持ち合わせていないようだ。


 つまりここでの俺達は、魔族と戦うべく派遣された普通の戦闘集団、たまに訪れるという冒険者のパーティーとさほど変わらない存在として認識されたということである。



「……では皆さんが集落へ入ること、それに明日の裁判でキャシーを護るための発言をすることを許可します」


「ええ、すぐに本人を連れて来ます」



 馬車へ戻り、後ろに座っていたキャシーの所へ行く……顔が青くなっているが、一応は自分で立ち上がることが出来た、そのまま手を引き、馬車を降りてゲートまで連れて行く。



「おぉキャシー、かわいそうに、だが大丈夫だから安心せい、もしものことがあれば我々も……いや、旅の人の前でこんな話をするのはよそう、さて、少しの間だけ我慢しておくれ」


「……は……はい」



 縄でぐるぐる巻きにされたうえ、腰に鎖を繋がれて連行されるキャシー。

 だが集落の人々は気を使っているようだ、おそらくこの人達は全員味方、だが先程言いかけた何かが気になる……



「皆さんは馬車でこのゲートを潜って下さい、旅人用の宿泊施設もありますから、今日はそこへお泊り願います」


「わかりました、案内を頼みます、それとこの集落の事情もお聞きしたいので、後で誰か詳しい方を寄越して頂けますか?」


「それは構いませんが……いえ、もしかしたらあなた方は、あなた方になら色々とお話してしまっても構わないような気がします……」



 察するに、ここの集落の人々は何か秘密の計画をしているのであろう。

 それは間違いなくここを支配している『首長』とその一族に関することだ。


 後で俺達が完全な味方であることをアピールし、キャシーのことだけでなく、全面的なバックアップを約束して詳しい話を聞くこととしよう。



 馬車は集落内を走り、先導してくれたおっさんが1つの建物の前で停まる。

 簡易宿泊所のような施設だ、中には風呂もあるし、全員が足を伸ばして寝られる広さだ。


 とりあえずここで待機し、夕方には来るという『事情を話してくれる人』の来訪を待とう……



 ※※※



『こんにちわ~っ!』



「あれ? もう来たのかしら、ちょっと早いわね」


「まぁ、何か色々とあるんだろ、どうぞ~っ!」



 簡易宿泊所の玄関に現れた来訪者、手には白い液体の詰まった大きな瓶を携えている。

 この集落唯一にして至高の逸品、搾りたて牛乳だ。



「こちらは我々からのサービスになります、明日には全てが片付くはずですから、そしたらお土産に買って行って下さいね」


「ええ、ありがとうございます、それで、こんなに早く来たのには理由があるんでしょう?」


「はい、実は皆さんに集落の現状、それから我々の取るべき道をお話しようということになりまして」



 まずは濃厚な牛乳を頂き、この小さな集落の良さを十分に把握しておく。

 そこからすぐに、来訪者であるおばさんの話が始まった……



「……あの首長が『代官』として現れたのはおよそ1年前、十数人の護衛と共に来ましてね、我々はかなり驚いたものです」


「ほう、でも代官といっても、ここは自由気ままな集落ですよね、どこかの国に所属しているわけではないんじゃ……」


「それなんです、あの首長が言ったのは、今日からここは帝国領になる、自分はその帝国の男爵だと、それで武装した兵に逆らうことも出来ず、皇帝が書いたという書状も見せられまして」



『主殿、この地が帝国領になったことなどは歴史上一度もないぞ』


『あの偽皇帝が支配していた頃にもか?』


『もちろんだ、戦後処理で王国の官吏も確認していたが、間違いなく帝国領の境界として定められていたのはもっと西だった』



 ジェシカの耳打ち、いや、わざとおばさんにも聞こえるように話したのであろう。

 ここは帝国領などではない、つまりその代官が偽者だということを知らしめるために……



「え~っとちなみにですね、その帝国がペタン王国という国に戦で敗れて、今はその庇護下にあることはご存知ですか?」


「はい、それは集落の年寄衆から聞きました、なんでもあの首長が、その王国の国王からも直々に代官を任されたと、それも書状を見せられたそうです」



『勇者様、それも絶対にニセモノです、そういう命令書は辺境担当大臣が出すことになっていますから』


『だろうな、もうその首長とやらはクロで決まりだ、何の正統性も持ち合わせていない、単なる嘘吐き野郎だぞ』



 その後もおばさんの話は続く、その首長が現れて以来、集落の牛乳の売上に税が掛けられたこと、その他野菜や果物なども、収穫した後一定量を現物で納付することを義務付けられたという。


 その結果として、課税分をどこかの町へ売りに行く牛乳の価格に転嫁せざるを得ず、集落単位での売上が徐々に目減りしていったのだそうな。


 これにはその首長も問題があると感じたのか、1ヶ月程前に突如としてあの湖の管理を決定、そこに送られたのが死亡した首長の息子2人と、それから指名されてその屋敷で働いていたキャシーであったのだ。


 これでこのおばさんの話とキャシーの話が繋がったな。

 もちろんキャシーに対するセクハラ、パワハラがあったのはこのおばさんも知っていた。



「それで、この集落の人々は具体的にどうしようと考えているんですか? このままだと搾取され続け、さらにキャシーも酷い目に遭いますよね?」


「……これは以前から燻っていた不満を解消するために考えられていたことなんですが……武装蜂起して首長とその一族を排除しようという話が出ています」


「それは既に実行段階に?」


「いえ、まだ一部の者だけでそういう話がされている段階です、ですが今回の件は重大です、おそらくすぐにでも動き出す流れになるかと……」



 なるほど、以前からそのような兆候があり、今回キャシーが事件を起こしたことで、それを守るために動きが活発化、早ければ今夜仕掛けようと主張する者も出てくるはずだ。


 だが待って欲しい、敵である首長にも護衛が付いているはずだ、それも悪質な傭兵やチンピラの類が。

 準備不足のまま仕掛けても返り討ちに遭うのは必至、少し思い留まらせる必要がありそうだな……


 俺達としては明日開かれるキャシーの裁判、そこで全てを暴き、首長とその一族を完全に追い込んだうえで排除すべきだと考える。


 もちろんそのためには武力も、そして正統性も必要だ。

 完膚なきまでに叩きのめすべく、十分な準備をしておかなくてはならない。



「え~っと、とりあえずですね、今日明日とかに動くのはやめて頂きたい、こちらに凄まじい策がありますから、それを信用して少し待って欲しいんです」


「と言いましても……いえ、見たところ皆さんは戦うことが出来る方々ですね、万が一のときに我々の味方として武器を取るというのであれば説得をしてみましょう」


「ではそういう方向でお願いします、何か変化があったらまた伝えて頂けると助かります」



 そこで一旦おばさんは宿泊所を出る、あまり長く居るわけにはいかないのだ。

 どこに敵の関係者が潜んでいるかわからない状態だからな。



「さてと、夕飯は食堂でテイクアウトしてくるわ、それで良いわね?」


「ああ、ついでに周囲を確認しておいてくれ、もし尾行されていたら敵も動いているってことだ」


「わかったわ、じゃあ行って来る」



 そのあたりの確認は買出しに行くセラとミラに任せた。

 もし敵が俺達を怪しいと感じているのであれば、ここへ来るまでに1軒しかなかった食堂には張り込みを付けるはず。


 ついでに牛乳カクテルも買って来てくれると……いかん、今は酒など飲んでいる暇ではないのであった……



 セラとミラが戻る、尾行はされていないとのことである。

 おそらく首長一族は俺達のことを舐め切っているか、それとも敵と認識していないかのどちらかだ。


 2人が買って来たのはミルクパスタ、ポタージュスープなど、牛乳関連製品をふんだんに使ったものばかり、乳糖不耐症を発症したらここでは生きていけない。



 それらを頂いて一息ついたところで、またしても宿泊所の扉がノックされる。

 開けてみると今度は男ばかりが5人、いや、後ろに申し訳なさそうな顔をした先程のおばさんも居るようだ。



「おいあんた方、何を企んでいるか知らないが、今日行動を起こすなとはどういうことだ?」


「別に何を企んでいるわけでもありませんよ、こちらには勝算があるんです、裁判でも、そしてガチバトルになったとしてもね」


「どうだか? もしそのどちらでも負けてみろ、俺達のキャシーは処刑されるんだぞっ!」

「そうだ、しかも奴等のやる裁判なんぞはクソみてぇな茶番だ、今頃首長の館では判決文を書いているところだろうよ」


「だったら武力で勝てば良いんですよね?」


「そんな女ばっかのパーティーで奴等に勝てると思うのか? 人数だけはご立派だが、誰一人強そうには見えねぇぞ、生まれたての小鹿の方がまだ戦えそうだ」



 このままでは話にならない、とりあえずこちらの実力を見せ付けてやる必要がありそうだ。

 カレンに目配せすると、小さく頷いた後に残像を残し、スッと姿を消す……



「おいっ! どうなんだ? 何か答えやがれっ!」


「はいはい、じゃあそこのあなた、さっきまでフサフサだった髪はどこへ行ったんですか?」


「髪だぁ? あ……俺のズラがねぇっ!」



「ちなみにそっちの方、ズボンが下がってますよ」


「うわぁぁぁっ! 腰の紐が切られてるっ!?」



「はい、大事な頭の毛を返しますね」


「ど……どういうことだっ!?」



 驚く男達、しかしハゲの男がカレンが手渡したズラを自分のものだと確認すると、すぐに全員がその素早さに納得した。



「わかった、あんた方が味方に付いてくれると言うのであれば安心だ、ちょっと誰か来てくれ、俺達のアジトと武器庫を紹介しよう」


「わかりました、じゃあ俺が代表して行きます」



 集会所のすぐ近く、既に使われていないと思しき地下倉庫のような場所へと案内される。


 ここの武器が使えそうであれば、俺達だけが戦うのではなく、自分達である程度解決させることも考えられる。

 そうすればかなりの自信になるはずだ、これから先、侵略者に屈しない集落が作られるであろう。


 地下倉庫の汚い蓋が開き、期待に胸膨らませながら階段を降りて中へと入る……



「紹介しよう、これが我々のアジトだ」


「ほうほう、まるで地下牢ですね、だが堅固なことは良いことです」


「そして次、奴等と戦うための武器だ、これが竹槍、こっちは農具の古いやつ、そして厳選された良い感じの石が100個!」



 あ、これはダメだ……仕方が無い、明日は俺達が戦って首長一族を始末しよう。

 とりあえず今はこの急進派らしき連中を食い止めることが出来ただけでも大成功だ。



 宿泊所へ戻り、皆に今しがた見て来た『こちら側の兵力』に関して説明する。

 やはりか、といった表情だ、だが今の隙に、もうひとつの作戦を練っていたらしい。


 その証拠にマリエルとジェシカが外に居て、馬車の方で何かをしていたようだ。



「勇者様、先程帝都と、それから王都に向けて伝書鳩を飛ばしました」


「ふむ、それでどうするつもりだ?」


「それぞれから官吏を派遣して貰います、明日にはここでの不正行為が暴かれて、2つの国の権威を騙っていた敵が捕まるわけですからね」


「早くて明後日、帝都から兵を連れた官吏が来る、それでここの首長一族にダメ押しをしようと考えてな」


「おう、それは良い案だ、明日はボッコボコ、明後日かその次の日ぐらいには並んで処刑台ってわけだな」



 これはなかなか面白い結果になりそうだ、処刑される首長にざまぁみろと声を掛けてやる日が楽しみになってきた。


 まずは明日開かれるキャシーの裁判で色々と暴露、そしてヤケクソで暴れる敵を制圧。

 その後はもう、俺達がやりたいようにことを進めてしまえば良い。


 ということで、明日の戦いに備えてさっさと寝ることとしよう……

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