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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第六章 帝国を操るのは
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31 帝国の一件は本日をもって終了と致します

帝都からの帰り、リリィに乗って上空から警戒していると、地上のマーサが手招きしている。

何だろう?降りていく…


「申し訳ない、少し休ませて頂きたいのだが、許されないだろうか?」


歩かせていたジェシカがへばってしまったようだ。カレンと戦い、最後に一撃を貰っている、無理もないと言えよう。


「わかった、近くに泉があるのが見えた、今日はそこで野営にしよう。もう少しだけ我慢してくれるか?」


「ええ、それなら大丈夫、慈悲に感謝する。」


「シールド君、食糧はどのぐらい残っている?」


「もうかなり少ない、後ろの偽皇帝とか大臣とかに食べさせるのは止めよう。」


元々そのつもりである、サリナの魔力を封じたことで薄汚い帝国人の姿に戻った偽皇帝や、その取り巻きであった大臣達はどうせ後で処刑してしまうのだ。

ミンチにするか火炙りにするかは駄王が決めることだがな。

とにかく飯を食わせる必要など無い。


「ユリナとサリナはどんな物を食べるんだ?」


「私たちは人間と同じですわ、贅沢は言いませんのでこれからもしっかり食べさせてくださいね。」


「わかった、だが今回は少しで我慢してくれ、あまり城から奪うと救出した貴族が餓死してしまうから少ししか持ってこなかったんだ。」


「はい、構いませんよ、何しろ捕まっているのですから、食べられるだけで十分ですわ、サリナもそうよね?」


「はい姉さま、私もそう思います。」


この姉妹はセラ・ミラとは逆に、姉の方に主導権があるようだ。

それが普通のような気もしなくはないがな…


安定の休息地である泉に着く、水も綺麗だしばっちい魔獣に乗っていたマーサを洗ってやろう。

ジェシカはどうやらトイレに行きたかっただけのようである、カレンが連れて行った。

バトラーがキャリルの腰に手を回しているように見えるのだが…気にしない。異世界勇者は細かいことには拘らないのだ。


しかし悪魔2人の尻尾が気になって仕方が無い、1mぐらいはあるだろうか?黒くて細い、ザ・悪魔の尻尾だ。ちょっと触らせて貰おう…


「ユリナ、サリナ、どっちでも良いから尻尾を触らせてくれないか?」


「どうぞ、ただし強く握ったり、引っ張ったりはしないでくださいね。」


サリナが檻の隙間から尻尾を出してくれた。

スベスベの触感で思ったよりも柔らかい、リリィのとはまた違った良さがある。

先端を擦ると我慢できずに横になって悶え始めてしまった、ここが効くらしい。


これで尻尾付きの仲間は5人になった。

帰ったら尻尾無しのサンプルとしてルビアの尻も並べ、6人をテイスティングしておこう。

おっと、日が落ちて寒くなる前にマーサを洗わなくては…


「マーサ、お前は凄く臭くて汚らしいから洗ってやる、こっちに来い!」


「洗ってもらえるのは嬉しいけど言い方が酷いわね…」


服ごとわしわし洗ってやるが、魔獣の匂いは強烈でなかなか落ちない、洗剤が欲しい。


「なぁマーサ、これからも他の魔将とぶつかることになる、仲が良かった奴とも戦うことになるが、我慢できるか?」


「ええ大丈夫よ、ユリナとサリナ以上に仲が良かった子は居ないし、魔将は基本的に殺したりしないでしょう?」


「そうだな、また選任されても困るからな。」


「なら良かったわ、今回は本当に申し訳なかったと思っているの、研究所に売るのだけはやめてちょうだい。」


「よし、特別にお尻ペンペンで許してやる、こいつを喰らえっ!」


「いでっ!…アツアツニンジンソテーの刑も忘れないで欲しいわ。」


1日目、2日目と泉を泉を見つけて野営し、3日目にようやく砦が見えてきた。

4日ぶりだが凄く懐かしく感じる。残っていた3人はまだ居るであろうか?



※※※



「紹介しよう、ウチで引き取るのは悪魔というか魔族というか、とにかくユリナとサリナ、もう一人はジェシカ、こっちは人間だ。皆いじめるなよ!」


砦にはセラ、ミラ、ルビアの3人が残っていた。治療は昨日終わったものの、俺達が帰ってくるのを待っていたそうだ。

新たに加入する予定の3人を紹介しておく、ちなみにキャリルはバトラーが訓練の相手になどと理由を付けて連れて行くことになった。

2人で仲良く腕を組みながらそんなこと言ってもまるで説得力がないのだが?


「ユリナとサリナはこの後一回王の間で国の偉いさんに見せるから、そのときは付いて来て貰うことになるが、良いな?」

「よし、マリエルが待っているだろうから早く王都に帰ろう!」


そこからは同じく待機していた貴族家の連中に処刑する予定の薄汚い豚共を任せ、もう一つの馬車にユリナとサリナ、それからジェシカの3人を入れて運ぶことにした。

残りのメンバーは普通の馬車だ、用意されていたのは6人乗りの馬車が1台、マリエルは既に王都、マーサは後ろの牢馬車の御者をする…となると抱っこはひと…


ミラの方が頭の回転が速かったようだ、素早くカレンを捕まえた。

またしても敗北したのである、俺は負けるためにこの世界に召喚されたのか?


砦から出てそのまま馬車が通れる道を行くため、セラとミラの村は迂回するルートになってしまう。

まぁ、また来れば良いだろう、帝国も片付いて平和になったわけだしな…


3日かけて王都に戻る、帰りはしっかりした宿に泊まり、夜ごとに体力を回復しながら帰った。

夜の間、3人の見張りは精霊様がすると言ったので一度は任せたが、呼吸をするにも許可が要るなどと苦情が出たのでセラとミラが交代で監視することにした。


馬車はゆっくり進み、3日目の昼頃にようやく王都の城壁が見える、馬車の中から歓声が上がった。



※※※



ようやく屋敷に帰ってきた、俺達が居ない間は王宮の使用人が交代で管理していてくれたようだ。

そもそもマリエルは一人では何も出来ない、そうしないと俺達はミイラになった王女様とご対面という悲しい結末を迎えていたはずだ。


「じゃあ先にユリナとサリナを王宮に連れて行くから、ジェシカは地下牢にでもぶち込んでおいてくれ。帰ったら皆で飯にしよう。」


2人を連れ、馬車で王宮に向かう。王都の中を走る馬車は良い、何と言ってもシートが柔らかいからな。


「2人共緊張しなくて良いぞ、この国の王は馬鹿だからな、蹴りでも入れてやるべきだ!」





王の間に入ると、駄王も含めた主要な面子が揃っていた。


既にウォール家やハッタモット家の人間は帰った後だったようだが、シールドやバトラーも明日報酬を取りに来るとのことでそのときに会えるであろう。


「この子がユリナ、こっちがサリナ、2人共俺が貰うから、あと、先に来たと思うけど偽皇帝の処刑とかは任せた。」


「おぉ、ゆうしゃよ、そのことなんじゃが、先日の捕虜や今回の偽者などの処刑は祭りとして公開でやらぬか?」


「おおっ!良いなそれ、闘技場とか広場とかでミンチにしてやろうぜ!」


「では、こちらで準備をしておこうぞ、しかし此度は本当に良くやった!報酬はたんまりと思うが良いぞ!」


「期待しておくぞ、クソな報酬だったら承知しないぞ!明日また来る、じゃあな!」


「明日はセラも絶対に連れてくるのじゃぞ、スペシャルな報酬が用意してあるゆえ必ずこの場で伝えたい。」


セラにスペシャルな報酬?どうせおっぱいが時間限定で大きくなる魔法薬の強化版とかだろ。

たいした物ではなさそうだが言うからには連れて来てやろう。


用件は済んだ、こんな連中よりも屋敷に居るメンバーに構ってやるべきであろう。

さっさと王宮を後にし、帰宅した…





「なんでマリエルは滝業しているんだ?」


「私達が居ない間相当にグータラしていたらしく、窓から投げたと思しきリンゴの芯が精霊様のお家の屋根に…あとベッドのシーツに紅茶をこぼしたり、お風呂の洗い桶がその辺に転がっていたりしたようです。」


なんて事しやがる!後でマリエルに喰らわせるカンチョーの素振りをしておく。

来月の奴のお小遣いは全て賽銭として徴収しよう。


「いいか?ユリナ、サリナ、精霊様を怒らせるとああなるんだ、気をつけるように。」

「それと今からお前らをスゥィートルゥームに案内してやる。」


2人を連れて地下牢へ、しばらくはここに住んでもらう予定だ。


「ジェシカも含めて3人共聞け、さすがに今回の件を不問にするわけにはいかない、ゆえに当分ここから出さないぞ、トイレに行きたくなったら大声で叫ぶんだな、誰かが気付けば助かるぞ、イヤならそこの桶を使え。」


「あの…勇者さん、ここに入っているだけで許されるとは到底思えないのですが、やはり何か他にもあるということですわよね?」


「良く気が付いたなユリナ、といってもまだ何も決めていないから後でパーティー会議のときに決めるよ。会議には3人も参加だから弁明を考えておくんだな!」


『姉さま、私の詐称と幻惑のスキルで誤魔化しましょう…』

『ええそうしましょう、怖いですわ、本当に…』


「おい、聞こえているぞ!」


「いえ、今のは異世界勇者の聴力がどのぐらいかを試すテストですわ、素晴らしい耳をお持ちのようで……ごめんなさいですわ!」


「全く、お2人はいつもこうなのだ、勇者殿…いや主よ、許してやって欲しい。私からもきつく言っておく。」


ジェシカも連れて来て本当に良かった、しばらくは2人を抑えてもらおう、精霊様かシルビアさん辺りの調教が完了するまではな。

戻り際、開いていた戸の隙間からシルビアさん特製の拷問器具が見える、そうだ、せっかく3人なわけだし、アレを使ってやろう。




庭に戻り、吊るしてあったマリエルに連続カンチョーをお見舞いする、喰らうたびに飛び跳ねてビヨンビヨンなっていた。悪は滅んだのである。

巻き添えを喰らったらしい、何の落ち度も無いかわいそうなミラも吊るされていたのでこっちは降ろしておいた。もちろんカンチョーはしました。


「ミラ、今日もバーベキューにしようと思う、早く使わないと大量の炭が湿気てしまうからな。」


「ええ、その方が楽で良いです。地下牢の3人はどうしますか?それで分量に差が出ますが?」


「あいつらも加えてやろう。ギリギリ肉に手の届かない位置に犬みたいに繋いでおいて、その姿を見て皆で指を差して笑おう。」


「どれだけ残酷なことを考えるんですか?勇者様は悪魔ですか?」


いえ、悪魔は地下にいる2人です。


「お~いっ!今日もバーベキューだ、マーサはカレンと2人で足ニンジンと戦ってくれ!」

「リリィは俺と炭火の準備だ!」


ルビアにはミラの手伝いをさせたが、無能なので地下牢に入れておいた。

セラは何もせず邪魔ばかりするので地下牢に入れておいた。

木に吊るしてあったマリエルは降ろして地下牢に入れておいた。

夕飯まで6人で仲良くやって欲しい。


炭を入れ火をつける、もう扇がなくても大丈夫そうだとなった頃、ミラが切った肉と野菜を持ってくる。

同時に足ニンジンの討伐も終わったようで、収穫したニンジンはその場で輪切りにして追加した。


この世界には醤油が無い、つまり焼肉のタレもその作成は困難であるといえよう。

塩と胡椒はあるので文句は無いが、欲を言えばたまにはタレの肉も食べたいと思ったりしなくもない、ような気がする。


準備ができたので地下牢の連中を迎えに行くと、禁制品のエッチな本を慌てて隠しやがる。

セラかルビアが服の下に隠していたのであろう。今度から素っ裸でぶち込んでやる必要がありそうだ。


「あの炭火の上で私達に土下座しろというのですわね…」


「違う、それはありがちな土下座だが今回は皆で肉や野菜を焼いて食うんだ。」


「良かったですわね、姉さま、助かったようです。」


「ところで主殿、庭に風呂があるようだが、私達も使って良いものなのか?」


「ああ、ここではメンバー全員で入る、もちろん俺以外はタオル無しの男気スタイルでだ。」


「主殿も一緒に入るのか!?まぁ…でも…入れないよりは…」


「とにかく今は飯だ。そうそう、今日は無いがお前達も酒は飲むのか?」


3人共自信があるとのことだ、飲みメンバーが多くなるのは良いがその分消費も増える、もう密造でもしようか?そもそも作るのは違法なのか?


「マリエル、この国では酒を作って飲むのは違法なのか?」


「王都では違法だと思います。昔父がやって大臣に怒られていましたから。」


条例違反なのかな?というか貴様の父は国王であろう、何をやっているのだ?


「は~い、それじゃあ焼き始めますよ~!」


BBQ担当大臣のミラが鉄板に油を敷く、煙を上げる鉄板、その上にまずは脂身の多い肉から順に乗せていく。

もうたまらん匂いだ、ビールが欲しい!


「リリィ殿はドラゴンだから仕方ないかも知れないが、カレン殿は野菜も食べないと大きくならないぞ、胸も…」


15πのその言葉には説得力がある、もしこれをセラが言っていたら失笑ものであったはずだ。

だがカレンは狼なので基本肉食、野菜を毛嫌いしており一緒の鉄板で焼くことすら快く思っていない。


マーサはその逆である、ほぼ野菜しか食べないし、野菜以外には自分で突いた餅を食べるぐらいである。

今はマーサの口に焼けたニンジンを放り込んでやっている。

アツアツニンジンソテーの刑という名称で親しまれる、マーサお気に入りの処刑方法である。


肉も野菜も凄い勢いで無くなっていく、明日の朝食を考えるまでもなく底をついた。


「次はいよいよ風呂だぞ、3人は地下で服を脱いでマーサが迎えに来るのを待て。」


お風呂セットをもって温泉に行き、カレンやルビアと一緒に先に入る。

リリィはとっくに入っていたようだ。玄関に服が脱いであったのでミラに叱られるであろう。


次はセラと怒り心頭のミラ、それからマリエルが来た。

ミラがリリィに正座を申し付けたが、風呂の中で正座しているなどと訳のわからない主張をしていた。

今は頬っぺたを抓られている。


そして、遂に出てきた、15π様ことジェシカのご登場である。

巨大な双子の山である、あと一息で破裂する風船のごときである、超ドレッドノートである。

だが何故手で隠すことができるのだ?

マーサには脱走防止のため手を後ろにして縛っておくようにと指示したはずだが?


「考えていることがバレバレなのよ、お風呂に入っていて裸で逃げるとでも思ったの?」


マーサを問い詰めようとしたところ、逆に怒られてしまった。

俺何か悪い事したか?いや、夢を追い求めただけである。


「よし、何か隠し持っているかも知れない、検査するからここに立て!」


「この中であんただけが隠し持っている矮小なナニかを毟り取るわよ!」


今日のマーサはかなり怖い、一時撤退である。


風呂上り、カレンとマーサは尻尾の乾燥、ルビアは髪の乾燥をしなくてはならない、後で会議をするので集合しているが、やることが無い。

リリィを呼んで、ユリナとサリナも含めた3人の尻尾鑑定をしよう。


リリィの尻尾はぴょこぴょこ動くだけだが、ユリナとサリナの尻尾はかなり自由度が高い。


「2人共この尻尾を使った攻撃が出来るんじゃないか?」


「そうですね、人間を絞め殺すことぐらいなら出来ると思いますわ。」


「あ、もちろん私も姉さまも牢の鍵を開けて逃げるようなことは出来ません、ご安心ください。」


寝ている間に暗殺されかねない、この2人にちょっかいを出すのはしばらく止めておこう。

ちなみに2人がさっきまで履いていたパンツには尻尾を丸めて入れるポケットがあったとのミラからの報告がある。後で同じ物をいくつか作ってもらう予定だ。

町中では帽子も被らせて人間のフリをさせておいた方が都合が良いであろう。

サリナの魔法で姿を変える手もあるが、それはいちいちダルそうだからな。


「ご主人様、そろそろ髪が乾きそうです。」

「カレンちゃんとマーサちゃんの尻尾も良さそうですね。」


「よし、じゃあパーティー会議の時間だ、今日は3人の今後について決めよう。」


まず、ユリナは火・水・風・土の魔法が全て使えることがわかっている。

魔族は人族よりも覚えることが出来るスキルが多いのだ。


「じゃあユリナは今後セラの隣で魔法攻撃の担当ね。」


「お任せくださいですわ!」


サリナは完全にサポートタイプ、強敵が出たときや大軍を相手にするときなどに惑わせて戦いやすくする役回りである。


「サリナはルビアとセットで行動、皆を援護してくれ。」


「わかりました、頑張ります!」


「ジェシカは剣が使えるから前衛だ。ミラと一緒に敵にぶつかってくれ。」


「御意!」


何だ貴様は凄い返答だな、その一言だけだと髭ボーボーのおっさんと間違われても仕方が無いレベルだぞ。


「やった!ジェシカちゃんが横に入ってくれるなら私はかなり楽になるわね!」


ミラが大喜びである、いつも横に居るはずのカレンはすぐどこかに突っ込んでいってしまうし、マーサは元々一撃必殺で渡り歩くので、一人でメインターゲットを抑えていることが多いのである。


「よし、ポジションは決まったな。さてルビア、下に行ってアレを準備しておいてくれ、3人になると使えるアレだ。」


「わかりました、アレですね。」


ルビアが出て行く、3人は遂に来たかと不安そうに肩を寄せ合っている。

ユリナとサリナの尻尾がくるくると交錯している、DNAみたいなのだが…


「ご主人様~っ!処刑の準備ができましたよ~っ!」


下からルビアの声がする、飛び上がる3人。


「よしマーサ、連行しろ!」


その後、ルビアの絶妙なハンドル捌きにより、3人は10分も持たずに気を失ったとの報告を受けた。

3人を連れ戻し、パーティー会議を締めくくる。


「え~、では帝国の一件は本日を持って終了と致します、犯罪帝国人討伐からここまでお疲れ様でした。思えば帝国人との出会いはカレンが引き摺って来た汚いおっさんとのものが初めてであり、そこから何度も何度も争いました。そして遂に先日、35万の大軍勢となった帝国の…」


「あの、勇者様…長いです…」


「じゃあ明日報酬貰いに行くんで今日は解散!」


俺は、ちょっと機嫌が悪くなった…

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