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300 終わりと新たな始まり

「おい、祭は明後日だってよ、全然聞いてなかったぜ」


「急よね、1ヵ月後ぐらいってのは何だったのかしら?」



 急遽開催が決まった王都の祭、本来は石版の解析にもう少し苦労することが予測されたものの、女神の手助けを受けたことによって重要部分が早めに終わったため、このタイミングで祭を開催するそうだ。


 とはいえ大魔将との戦いで被害を受けたのは後半の少しだけ、熱波によってとても人の住める状況ではなくなったり、漆黒のバケモノのせいで森に入れなくなったぐらいのことであった。


 襲撃されたり空爆されたり、それから完全に制圧されてしまったり、といったようなことがあった魔将との戦いと比べると随分ライトな被害である。


 だが8体居た大魔将を全て討伐したことだけは確かだ、祭を開催するのには十分な理由といえよう。



「勇者様、服屋に依頼していた謎の衣が届きましたよ」


「ベストタイミングじゃないか! それは祭用の衣装でもあるんだ、明後日は全員着用していくことだな」


「何これ? あ、レーコちゃんが着ているみたいな服なのね」


「そう、それの柄が付いたバージョンだ、ちなみにレーコが着てる真っ白なのは死人用」


「今までとんでもないもの着せてたのね……」



 なんと、夏用に注文しておいた浴衣が良いタイミングで届いたのである、もちろん俺の甚平も一緒にだ。

 夏の祭といえば浴衣、浴衣といえば祭、レーコのミニスカ死装束とは訳が違うのだよ。


 だがレーコが普段からミニスカ死装束を着ていることが今回役に立つ。

 俺は着付けなど出来ないからな、やってやれるのはパンツ脱がせることぐらいだ。


 ということでそのレーコを呼び出し、皆が浴衣を装備するための手伝いをさせる。

 残念ながら俺はその場から排除され、一人寂しく別室で甚平を着込んでいたのだが……



「勇者様、もう入って来て良いわよ」


「おうっ……なかなか良い感じじゃないか」



 部屋に入ると、カラフルなミニスカ振袖のパーティーメンバー達が出迎えてくれた、カレンは尻尾にも飾りを着けている、マーサの耳もだ。


 これは良い買い物をしたな、出来ればこれの防具として使えるバージョンを手に入れ、戦闘中もその姿を堪能してやりたいところである。



「うむ、では早速……」


「ちょっと勇者様、何すんのよっ、あ~れ~っ!」


「ガハハハッ! 良いではないか~っ、良いではないか~っ!」



 ボッコボコに殴られて再び部屋から追い出されてしまった俺、とりあえず普段着に戻っておこう。


 しかし皆のミニスカ浴衣は良かったな、ルビアやジェシカは若干卑猥であったが、それでもそういう趣向の人にとってはかなりウケそうな様相を呈していた。


 その皆も普段着に戻り、ミラとアイリスは夕食の準備に取り掛かる。

 そこへ、ユリナとサリナが俺のところにやって来た、何か頼み事がある顔だ……



「ご主人様、お祭にはエリナも連れて行きたいですの」

「ダメですかね?」


「う~ん、ま、良いんじゃね? その代わり変なことはさせるなよ、まだエリナには敵の間諜とかが接触してくるかも知れないからな」


「わかりましたの、もし敵の間諜が近付いて来たらカンチョーしてやりますわ」

「姉さま、それはあんまり面白くないと思ったりして……」



 ユリナとサリナが連れて行くというのであれば、エリナを祭に行かせてやっても構わない。


 だが1人だけ浴衣がないというのはかわいそうだな、仕方が無い、ここは俺の甚平を……いや、それはもっとかわいそうなことになりそうだな……



 結局、次の日にユリナを連れてもう一度服屋へ行き、先日頼んだものと同じ感じで柄を変え、エリナのサイズに合いそうなものを速攻で仕立てて貰った。


 エリナはユリナより僅かに背が高いだけだ、体型もほとんど変わらないし、この場で出来上がったものを受け取ればそれで良いであろう。


 しばらく待ってバイキン柄の浴衣を受け取り、屋敷に帰ってエリナにそれを試着させてみる。

 うむ、ピッタリだ、これでエリナも祭で浮かずに済むな、柄は凄いけど……



「ちょっと丈は短いけど可愛いですね、明日はこれを着て、しかも外に出られるなんて最高です! 前から人族の町でお買い物したかったんですよね~」


「ただしユリナとサリナの言うことをちゃんと聞くんだぞ、調子に乗ったら尻尾を引っこ抜いて角をヤスリで削るからな」


「うぅ……十分に気をつけます……」



 その日は翌日祭に行くための準備だけし、あとは普通に過ごした、特にこれといってやることのない夜を越え、翌朝になる……



 ※※※



「はいせいれ~っつ、ばんご~っ!」


『1! 2! 3! あっ、えっと、4……』


「よぉ~し、全員揃ったな、それじゃあ祭会場に行くぞ、食べすぎ、飲みすぎには注意して、町で暴れないことを心がけるように」


『は~い!』



 馬車に乗り込み、予約してあった広場の駐車場にそれを停めて歩き出す。

 本拠地となるのはシルビアさんとドライブスルー店のスタッフが出している露店、そこに荷物を置く。



「あ、おはようございますシルビアさん、モニカも久しぶり」


「おはよう、全く急に祭りの開催が決まるんだもの、準備する方の身にもなって貰いたいわよね」


「ですが臨時の売上はかなり期待出来そうですよ、特に飲食店は間に合わなかったところも多いようですし」



 シルビアさんと雇われスタッフのモニカは完全に商売モードだ、そっとしておくこととしよう。

 俺は自分の管理下にあるコリン達には軽めの朝食を渡し、他のメンバーは既に思い思いの場所へと散って行った。


 セラもミラと一緒にどこかへ行ってしまったし、俺はシルビアさんからお小言を頂戴しているルビアを待って、午前中は一緒に祭り会場を回ることとしよう。


 しばらくコリン達やシルビアさんの露天を眺める、ドライブスルー店からはいつも通りのファストフードに加え、挽肉をつくね状にし、香辛料を混ぜ込んだものを販売するらしい。


 横に店を構えるシルビアさんはそれにあやかり、さっぱり系のドリンクを販売するつもりらしい。

 準備期間が短い中で考え出した苦肉の策である、そう考えるの妥当か……



「……全くあんたって子は、服は脱いだら脱ぎっぱなし、お小遣いも貰って3秒で使い切るそうじゃないのっ!」


「ごめんなさ~い」


「あの、シルビアさん、そろそろルビアをお借りしても……」


「あら、ごめんなさいね勇者様、もう連れて行っても良いわよ、何か粗相があったら遠慮なくシバき倒してちょうだい」


「は……はぁ、頑張ります……」


「さぁ行きましょうご主人様! まずはベビーカステラです!」



 お小言から解放され、突如としてシャキッとしたルビアに引っ張られて会場へ出る。


 直後、野菜の競り売りに向かおうとしていたアイリスがチンピラに絡まれているシーン、次いで、そのチンピラがマーサの一撃を喰らって絶命するシーンを目撃してしまったが、特に問題はないであろう。


 カレンとリリィはジェシカが面倒を見ているし、エリナの周囲はユリナとサリナが固めている。

 今日の俺は安心して祭りを楽しむことが出来るのだ。


 とはいえ俺の行動はルビアによって完全に支配されている、これじゃどちらがご主人様なのかまるでわからないぞ……



「ベビーカステラは常に美味しいですね、さて、次はフルーツ飴ですかね」



 ついでに言うと、財布の紐の調整感も支配されているらしい……俺は甘いものよりも塩辛いものの方が好きなのだが……



「しかし沢山買ったな……よしルビア、ちょっと目隠ししてみよう、今から口に入れる飴が何のフルーツを使ったものなのか当てるんだ」


「まぁっ、新たなプレイですね、ではついでに手も縛って……」


「目隠しだけで良い、恥ずかしいから人気のない所に行くぞ」



 路地裏でルビアに目隠しをし、口にフルーツ飴を入れる、入れる、入れる……なかなか正確に当ててくるな、適当に間違えさせて、その罰としておっぱいを揉んでやろうと思ったのに……



 そんなことをして遊んでいる間に午前中が終わってしまった。


 途中、ジェシカが連れているのがカレンだけになっていること、そして王子のインテリノとリリィが、王子親衛隊なる取り巻き軍団から2人で逃避行を繰り広げているのを目撃してしまったが、これも気にしない。



「さて、もう昼だし、一旦拠点に戻ろうか」


「そうですね、お昼はさっき見た挽肉の焼いたの、ドリンクはお母さんの露店で入手しましょう」


「お前、散々菓子ばっかり食べてまだ食べるつもりか……」


「ご飯は普通にお腹に入りますから、逆にお菓子は亜空間に飛んで行ってしまうんです」


「そ……そうですか……」



 再びルビアに引っ張られ、祭り会場本部近くの拠点へと戻る。

 今戻っているのは俺達だけのようだ、おそらく皆はそのまま午後の部に突入するに違いない。


 コリンに頼み、つくねのようになった肉串を2本焼いて貰う、ちなみに1本で鉄貨3枚もする高級品だ。

 シルビアさんの屋台ではラッシーのような飲み物を買う、鉄貨4枚、食事よりドリンクの方が高い……



「む、スパイスが効いていて美味いな、コリンが開発したのか?」


「いいえ、いつも良くして下さっている領地のおじさんの郷土の味付けだそうよ、試食したら美味しかったから、ここで試しに商品化してみたの」



 ケバブの挽肉版みたいな味わいで凄く良い、野菜と一緒にパンに挟んでも十分引き立つレベルだ。

 ソースがない分ボテッと零れることがなくて良いかも知れない、ぜひ定番化して欲しいものである。



「さてと、ルビア、午後はどうしようか?」


「そうですね、では糖蜜掛けバナナの屋台に、ご主人様には最高にエッチな食べ方を披露してあげますよ」


「シルビアさん、ルビアを引っ叩いて良いですか?」


「ええ、拳骨でいって構わないわよ」


「……あいてっ!」



 これ以上馬鹿になると人間として危ういので一発でやめておこう。

 どうしても糖蜜掛けバナナが食べたいルビアに引っ張られ、午後の部がスタートした……



 ※※※



「えぇ~っと、そこの太くて固そうなの1つ、味は練乳掛けで」


「おいこらっ!」


「ご主人様、私がこれをしゃぶり尽くす間、ずっとお尻を叩き続けて下さい」


「おいこらっ!!」



 調子に乗るルビアを諌め、恥ずかしすぎるので別の場所へと移動する。


 途中、マトン達がイチャイチャしている現場に遭遇してしまったが、これは気にしない。

 女性陣が多く集り、熱狂していた所では、筋肉団による演舞が行われていた、これは見たくない。



「ご主人様……」


「どうしたルビア、腹でも壊したか?」


「……いえ、あれを見て下さい」



 ルビアによって散々連れ回され、財布もカラカラに干からびた頃、事件は起る。

 北の空に巨大なモヤ、それはしばらくして……しばらくしても形にはならなかった。


 モヤモヤとしたまま、表面に『NO IMAGE』の文字が浮かび上がる……これはアレだ、久しぶりに魔王からの挑発があるということだ……


 もはや何も恐れない王都の人々、画像ナシの魔王の幻影を、ビール片手に笑いながら眺めている。

 こういう油断が命取りになるのが世の常なのだが、おそらく今回もどうでも良い話なのであろう。


 行政も特に危険はないと判断したようだ、避難指示なども出さず、メイン会場からの魔導拡声器によるアナウンスで、人々のブーイングを煽っている。



『あ、あ~っ、ちゃんと聞こえているんでしょうね、これ?』


『魔王様、もうON AIRにございますっ!』


『先に言いなさいよっ! あ、えっと、人族の皆さん、こんにちわっ、魔王オーツ・カミナだよっ!』


『魔王様、もっと悪組織の首魁っぽい感じを醸し出して頂きたいっ!』


『うるさいわね……あ、人族の者共よ、我が声が聞こえているか……』



 王都はブーイングの嵐に包まれた、魔王を縛り首に、いや火炙りに、といった声がそこかしこから響き渡る、数多の苦難を乗り越え、王都の民衆はかなり好戦的になってしまったようだ。



『勇者よ、我が軍に属する魔将に続き、大魔将までも屠ったことは褒めてやろう、だが奴等など所詮は前座、これから我が軍の四天王が貴様等を蹂躙する、四天王は東、西、南、北、それぞれの局地に配置されている、それらが順番に人族の地を襲う、まずは東からだ、首を洗って待つが良い……っと、こんな感じ?』


『ハッ、誠にご立派な演説にございました、ですが未だON AIRにございます!』


『さっさと切りなさいよねっ! あ、じゃあそういうことで、覚悟しときなさいよっ!』



 そう言って放送は切れてしまった、何がしたかったのだ? 定時連絡ってやつか?

 とにかく勝っているのはこちら、魔王軍は今、かなり追い詰められている立場のはずだ。


 その状況下で今の態度……もしかすると四天王というのは途轍もなく強い連中なのか?



「ご主人様、今度の敵は向こうから攻めて来るってことですよね」


「そうみたいだな、すぐにというわけではないと思うが、王都も一応警戒しておいた方が良さそうだ」


「う~ん、でも大体の攻撃には慣れましたし、あとは何を警戒すれば良いのか……」


「そうだな、例えばマッチ箱1つのエネルギーで王都を丸ごと破壊してしまう兵器とかかな」


「それは対策のしようがありませんよ、ご主人様、もっと現実を見て下さい」


「すまんかった、でもあの魔王ならそのぐらいのことをやってきそうな気がしなくもないがな……」



 これまで、魔王軍とその傀儡の使用した兵器は俺の想像を遥かに超えるものであった。

 それは、まるで古い時代のSF雑誌に記載された未来の超兵器であるが如く。


 同様に、『マッチ箱1つで都市を破壊する兵器』などというものが実現され、それが俺達、いや人族の頭上で炸裂するようなことも一切ないとは言えないのである。


 いくらこちらが押しているとはいえ、それを元に警戒を怠るべきではない、魔王軍は必ずや、一発逆転の兵器開発を進めているはずなのだ。



「まぁ良いや、今のことは今日屋敷に帰ってから話し合おうぜ、酒でも飲みながらな」


「そうですね、ではお土産のお酒を買って行きましょう!」


「ちょっと待ってくれ、今は財布が薄くて……あ~れ~っ!」


「ご主人様、良いではないかっ! の気持ちを忘れてはいけませんよ」


「あ~れ~っ! ご無体を~っ!」



 結局、今月分の生活費を鰹節の如く削って酒を購入した。

 絶対にミラが怒るやつだ、全部ルビアのせいにしよう……



 ※※※



 夕方、日の暮れかけた頃にそれぞれが屋敷へと戻る、俺達のお土産は酒、精霊様は酒、リリィは役得で無償提供された酒、ついでにジェシカも酒、セラとミラは酒を持って帰って来た。



「見てよっ! 野菜市場で貰ったの、梅酒よっ!」


「酒ばっかりじゃねぇか……」


「ご主人様、こっちも見て欲しいですの、体がぶっ壊れて失明する悪魔の酒ですの」


「メチルアルコールだろそれ、飲んだらダメだぞ」


「もう精霊様が飲んでますわよ」


「あぁぁぁっ! 目が、目がぁぁぁっ!」


「何やってんだよ全く……」



 ちなみにリリィもメタノールを飲んでいるようだ、ドラゴンは平気なんだな。

 ともあれ酒は沢山手に入った、ここからは露店の余りもの、廃棄損となった商品を有効活用して楽しもう。


 ミラやカレンにもシルビアさんの所の余りであるソフトドリンクが提供出来るし、食材ももったいないことにならないからそうすべきだ。


 一応コリン達、それからエリナもこの二次会に加えてやろう、特にコリン達は、罪人とはいえやることだけやらせてはいさようなら、というのはあまりにもかわいそうなのである。


 廃棄肉と廃棄飲料での二次会が始まる、話題は専ら先程の魔王による演説に関してである。



「最初は東なんだな、どうやって攻めて来るんだろうか?」


「主殿、ここは軍勢を率いて王都を狙うと考えるのが妥当ではないか」


「それだとかなり厄介だ、出来れば無人の荒野で戦いたかったんだが、コラテラルダメージも気になるしな」



 そう言っても攻めて来るものは仕方が無い、こちらはそれを迎え撃つのみである。

 可能であれば、四天王の軍勢と戦うのはこちらの戦闘員だけにして頂きたいところであるが……



「そうだ、せっかくエリナが居るんだし、四天王についてちょっと聞いてみようぜ、事務官だったんだから少しはわかるだろ、なぁエリナ」


「う~ん、あまりはっきりと答えてはいけないような気がするんですが……」


「ちなみに言わなかった場合はどうなるか、想像は付いているよな?」


「ひっ! わかりました、良いますからその尻尾用強力クリップをしまって下さい!」



 エリナ曰く、四天王も男女半々、つまり男2、女2の構成となっているらしい。

 男の方は興味がないが、とにかく変な姿の奴らしい、まぁどうでも良いな。


 そして女の方は片方がバンパイア、もう片方はなんとサキュバスというアツい種族だそうな。

 これは期待が持てそうだ、どちらも可愛らしい見た目だというし、捕まえてお持ち帰りしよう。



 とにかくここから先、四天王との戦いが始まるのだ、今すぐにどうこう、というわけではないはずだが、おそらく近いうちに敵陣で動きがあるはず。


 それを見逃さず、攻めて来た順に潰していけば万事解決だ。

 今日あった魔王のスピーチでは自身アリ、といった感じではあるが、今の俺達なら負けるはずはない。



「じゃあ大魔将との戦いに備えて、各自準備を整えておくように、平和だからって食べすぎて太ったりするなよ」


『うぇ~い!』


「おいルビア、それからジェシカ、お前らに言っているんだぞ」


『うぇ~い!』


「理解してくれたようで何よりだ、じゃあ再び乾杯しよう、はい乾杯っ!」


『うぇ~~いっ!』



 こうして夜は更けていった、これから始まる四天王との戦いに向けて、そして新たな最終目標となったこの世界の秘密の解明に向けて。


 この先もガンガン敵対勢力を始末し、俺達が伝説となるまで、勇者パーティーの進撃は止まることがない……はずだ……

これで第二部の完結です、明日以降、第三部に突入しますので、そこからも引き続きお楽しみ頂けると幸いです。

また、評価・感想等も受け付けております、お気軽にお寄せ下さい。

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