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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十五章 真面目なのは結構ですが
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291 尻尾穴

「やれやれ、今日は異常に疲れたな」


「そのわりには全然進めなかったわね」


「うむ、だが明日は間違いなく中ボス部屋まで到達出来るよう対策を考えてある」



 ごく一般的なルールを守りながらでないと進むことが出来ない洞窟ダンジョン。

 もちろん守ろうと思えば簡単に守れる、本当に地味なルールばかりだ。


 だが、それすらも破ってしまう不法者が4人、俺達勇者パーティーの中に混じっている。

 ルビア、ユリナ、サリナ、精霊様のことであり、4人共今更矯正などしようがない。


 もっとも悪魔であるユリナとサリナに悪戯やちょっとしたルール違反をするなというのは難しいことだ。

 事あるごとに『魔が差してしまった』ことを理由として悪事を働くのが本分なのだから。


 あとの2人、ルビアに関しては『面倒臭いから』、精霊様は『最高位の存在である自分がルールに縛られるのが気に食わない』というくだらない理由でルール違反をしているのだ。


 ちなみに精霊様はルールには縛られないらしいが、今は罰として縄で縛ってある。



「じゃあ、とりあえず4人はこの首輪を嵌めるんだ、精霊様は俺が嵌めてやる」


「ちょっと何よっ! どうして私たる者がこんな無様な格好をしなくちゃならないの?」


「馬鹿だからだ、以上」



 4人に首輪を嵌め、それに付いた金具から金属の鎖を延ばし、先端をセラの杖と繋ぐ。

 首輪も鎖も全部ルビアがお仕置きセットとして持参していたおもちゃのようなものだが、今回の用途にはそれで十分だ。



「これで完成だ、セラ、そのまま雷魔法を使ってみてくれ、かる~くだぞ」


「いいわよ、じゃあそこの4人、覚悟しなさいっ!」


『がべべべべっ!』



 うむ、良い感じに痺れているようだ。

 明日以降、誰かが調子に乗った際には連帯責任で4人全員にビリビリさせることとする。


 ちょうどセラを除いた後衛組の4人が対象となっているわけだし、いざというときにはおもちゃの鎖など簡単に引き剥がして戦うことが出来る、完璧だな。



「お前ら、ビリビリされたくなかったら明日は大人しくしていることだな、わかったか?」


『は~い、わかりました~』



 これで明日の探索ペースはかなり上昇してくれるはずだ。

 地図を確認すると、あと5ケ所の休息スポットを踏破すれば、その次が中ボス部屋らしき場所になっている。


 おそらくそれまではずっと動く床の廊下、しかも所々にルール違反を誘う仕掛けがあるに違いない。

 もう一度念を押して違反しないことを確認し、その日は布団に入る。


 勝手に付いて来たエリナの荷物が多すぎて狭いのだが……



 ※※※



 翌朝、勇者パーティーのメンバーは既に準備を終え、港に向かうべくコテージの前に立っていた。

 だがエリナが遅い、いつも一番遅いルビアよりも遥かに遅いとは何事だ……



「おいエリナ、何やってんだ? もしかしてお前アレか、遅延行為か? だとしたら許さんぞこのスパイ悪魔め、成敗してくれるわ!」


「違います、荷物が多すぎて今日着ようと思っていた服が見つからないんですよ」



 ごっちゃごちゃの衣装ケースの中身を全て引っ張り出すエリナ。

 脇でアイリスがそれを綺麗に畳んでやっているのだが、どう考えても多すぎる。



「あ~、もう良いや、今日は魔王軍の制服で行こうと思います」


「制服なんてあったのかよ……」


「ええ、事務官の女子のみが支給される伝説のアイテムです、いつかそういうお店に売ろうと思っていたんですが、そういう場合にはきっちり着ておいた方が高く売れるんですもんね」



 しばらくするとタイトスカートの制服を着て出て来るエリナ、思わず赤縁のトンガリメガネを取り出し、掛けてしまった。


 エロ女教師の完成だ、教科はもちろん数学、問題が解けないと、放課後に残らされてエッチなことをされてしまうタイプの教師であるに違いない。



「どうしてメガネを掛けて……あ、これ伊達ですね、それよりも見て下さいよこの制服、なんと尻尾を出す穴が付いている高級品です!」


「確かに、尻尾なんて皆スカートの中から出しているもんな、マーサだけはローライズで尻が見えそうな感じに出しているが、こういう穴が空いているのは高いんだろうな……」



 ちなみにその制服を羨ましそうに見ている者は居ない、いや、セラの杖に封入されたハンナのみが、そこから可愛いだの欲しいだのと呟いているぐらいだ。


 他のメンバーの反応は『動き辛そう』のただ1つである、元々事務職用に作られたもののようだし、現場での戦闘を是とする勇者パーティーのメンバーには受けないのであろう。


 とにかく、これで準備が終わったため、皆で歩いて港を目指す、途中、船の準備をしている漁師のおっさん達の視線はエリナに釘付けであった。


 そしてなぜかユリナとサリナの視線はエリナの尻に注がれている……



「ご主人様、私達も尻尾の穴が付いたスカートが欲しいですの」


「絶対に高いからダメだ、いや待てよ、ミラ、ああいうのって簡単に作れるのか?」


「う~ん、あれはきっちり布を当てないと下着が見えますね、ちょっと考えてみます」



 ユリナとサリナは魔法を使う際、尻尾がピンと上を向く傾向がある。

 それの何が問題かって? 後ろにいる奴からはパンツが見えている状態なのだ。


 つまり、王国軍の兵士達なんかを後ろに控えさせ、強大な魔力を持って敵を殲滅する、そのカッコイイ瞬間にまさかのパンモロである。


 もし俺達の輝かしい活躍が伝説となり、その戦いの様子が壁画なんかに書き残されたとしよう。

 約2名、パンツ丸出しの変態悪魔がそこに紛れ込むことになってしまうではないか。


 しかも本人達は『不死』なのである、遠い未来、勇者パーティーの生き残りとして話をする際、『この壁画のパンツ見えてるのが私達です』と、聴衆に説明しなくてはならないときが来るかも知れない。


 それはあまりにも不憫だ、この2人に関してはカレンのように見せパンを穿いているわけでもないしな。

 どうにかして尻尾穴の付いたスカートを提供してやる必要がありそうだ。


 船の中でミラが色々と試してみたものの、今エリナが穿いているような、尻尾をスルスルと出し入れすることが出来、かつ隙間からパンツが見えたりしないという代物には辿り着かなかった。


 そうこうしているうちに島へ到着してしまう、この件は一旦保留だ、ミラも帰ってからアイリスと相談してみるとのことだし、もしかしたら2人の知恵を合わせればどうにかなるかもだ。


 とりあえず洞窟ダンジョンに入り、昨日探索を終えたセーブポイントまで転移する。

 ルール違反4人衆には連帯責任の首輪を装着させ、先へ進んだ……



「あら? 何か落ちていますよ……お財布のようですね」


「あ、待てミラ、拾うんじゃない、お前はネコババしそうだからな、それは本来ルール違反なんだ」


「もう拾ってしまいました、でも大丈夫、お金が全然入っていないんで要りません」



 ミラは財布をその辺に投げ捨てようとする、しかしそれはゴミの放置に他ならないと気付いたようだ。

 結局がめつい女仲間である精霊様に財布を渡し、受け取った精霊様が中身を改める。



「ん? 小銭入れの所に何か入っているようね……銀の鍵だわっ! これは貰っておきましょ」


「おいっ! だからそういう行動はっ、あぁぁぁっ! 早速やりやがったなぁぁぁっ!」



 当然の如く高速で動き出す床、金目のものではないにしてもネコババはルール違反だ。

 ここは一旦エリナに渡し、無主物ということで改めて俺達が占有するのが正解のはずである。


 本日の探索は開始早々、最初のセーブポイントまで戻されてしまった、前途多難だな……



「セラ、4人にビリビリの罰を与えるんだ」


「わかったわ、喰らいなさいっ!」


『ガビビビッ! ぎょぇぇぇっ!』



 ルビア、ユリナ、サリナの3人は、精霊様のせいで連帯責任を負わされてしまったのである。

 もちろんこの後、この3人が何かをやらかした場合にはまた連帯責任となるのだ。


 他に迷惑を掛けないよう、慎重な行動が求められることを改めて知らしめることが出来たはず、精霊様も反省……している様子はなさそうだ。



「おい精霊様、とにかくエリナに銀の鍵を渡すんだ」


「はいはい、これをどうぞ、それにしてもお仕置きがキツすぎるわよ」


「黙れ、渡したらちょっとこっち来い、反省しない奴には追加のお仕置きだ!」



 諦めて近付いて来た精霊様を小脇に抱え、スカートを捲り上げる。

 そのままお尻ペンペンの刑を執行してやった。



「あいてっ、ちょっとっ! 痛いじゃないの! きゃんっ、もう許して……」


「反省したか?」


「……反省しました、ごめんなさい」


「じゃあ最後に1発、強烈なのを喰らえっ!」


「ぎゃいぃぃぃんっ!」



 痛みと屈辱を両方与えてやることに成功した、これでしばらくは大人しくしてくれるに違いない。

 赤い顔をして尻を擦る精霊様を解放し、再び廊下を進み出した……



 ※※※



 その後も何度かルール違反トラップに遭遇し、事あるごとに手前の休息ポイントまで戻された。

 馬鹿4人は既に電撃を受けすぎて限界、体の小さいサリナなどヨレヨレの状態である。



「うぅ……どうして敵も出て来ないのにこんなにダメージを負っているんですか……」


「悪い事ばっかりするからだよ、これに懲りたら以後真面目に生活するんだな」


「そんな、それじゃ悪魔としてのアイデンティティが!」


「サリナ、ユリナもそうだが、そういう旧時代的な発想はもう捨てるんだ、今の時代は悪魔が善行を積んでもそうおかしいものではない、心を入れ替えるべきだと思うぞ」


『イヤです!』


「ですよね~」



 すっかり反省して迂闊なことはしなくなったルビアと精霊様、そして相も変わらず悪事ばかり働くユリナとサリナ。


 悪の2人組をどうにか押さえ込み、ちょっとしたことで戻されてしまう恐怖の廊下を進んで行く。

 3時間以上歩いたか、ようやく中ボス部屋と思しき扉が見えてきた……



「あそこに中ボスが居るんだな、エリナ、銀の鍵を貸してくれ」


「わかりました、では『貸与』しますんで、使い終わったら返して下さいね」


「チッ、今回は仕方ないから返してやるが、ここの馬鹿真面目大魔将を捕らえた暁には、島中にある金目のものを強奪するからな」


「勇者さん、もう考え方が犯罪者ですよ、ヒャッハーの人達とそう変わりません……」


「うるせぇな、今日帰ったら引っ叩いてやるから覚悟しておけよ」



 銀の鍵だって純銀製だ、持って帰ればある程度の金銭に交換出来るのは確実なのだ。

 それの所有権を渡さず、ただ貸与するのみなどもってのほか、本来ならぶん殴ってでも奪うところである。


 などと考えているうちに中ボス部屋の目の前まで到達する。

 エリナに手渡された銀の鍵を使い、その扉を解錠した。


 これまで中ボスやダンジョンボスと戦ってきたのとは違う、少し狭いと感じるような部屋。

 その部屋の脇には炊事が出来そうなセット、そして奥には裁縫台のようなものがある。


 もちろん索敵に反応があるのは1つ、どうやら部屋の中央に佇んでいる女が中ボスのようだ。

 俺よりは年上に見えるが、間違いなく数倍の時を生きてきた者であろう。


 かなりの美人ではないか、魔族で、魔王軍の構成員とはいえ殺すのは惜しいな……



「ようこそ私の部屋へ、まずはこれをどうぞ」


「何だ? うわっ! 超危ねぇだろうがっ!」



 何かが飛んで来る、大量のマチ針だ、そのマチ針は壁に突き刺さり、その壁紙をジュウジュウと溶かしている。

 凄まじい猛毒が塗りたくられているようだ、アレに刺されたらいくら俺達でも重傷は免れ得ない。



「あら、全部避けてしまったようね、じゃあこっちはどうかしら?」


「また何か飛んで来るぞっ! 今度は液体だな……」



 避けながら確認する、水ではない、煮え滾った油を、金属製のお玉を使って飛ばしてきたようだ。

 こちらも触れれば大火傷だ、もし引火してしまった場合も、慌てて水を掛ければ大惨事である。


 天ぷら油の火災は通常のものと比べて遥かに怖いのだ……



「やいお前っ! そんな飛び道具ばっかり使ってないでこっち来い!」


「イヤですよ、まともに戦ってあなた方に勝てるとは思いませんから」


「そうか、だがこっちにも飛び道具はあるんだぞ、セラ、まずは小手調べだ」


「わかったわよ、殺してしまわない程度に軽く雷魔法を喰らわせてあげるわ」



 そう言って杖を振りかざすセラ、強力な落雷ではない、通常の雷魔法を敵に浴びせてやろうというのだ。

 だが待って欲しい、その杖はルール違反4人衆の首と鎖で繋がっているわけで、今雷魔法を使ったら……



『ガビビビビビビビッ!』



 4プラス1人が痺れ、その場に倒れる、4人の方はかわいそうだが自業自得だ。

 今気にすべきはもう1人、家庭科教師風の中ボスであろう。



「おいっ! 俺達はこのままお前をぶっ殺すことも出来るんだぞ」


「ひぃぃぃっ! 仲間も道連れにして攻撃するなんて、もはや正気の沙汰とは思えません、あなた方はイカレた集団ですよっ!」


「お褒めに預かり光栄です、でだ、ここで降伏しなければそのイカレ集団がお前をリンチすることになるんだが、どうする?」


「ハィィィッ! 何なりとお申し付け下さい! 私の負けにございますっ!」


「よかろう、では両手を頭の上に組んで跪け」



 こうしてただの一撃で中ボスを沈めた俺達、早速天井から降りて来た宝箱を開け、金の鍵、ちょっと豪華な素材の反物、そして調理用お玉を獲得する。


 ここは学校で言う家庭科実習室のような場所であったに違いない、そして家庭科教師風のこの魔族を捕らえることに成功したのだ。


 中ボスを縛り上げ、その部屋にあったセーブポイントから洞窟ダンジョンの外へと転移する。

 今日の探索はこれまでだ、コテージに帰ってこの中ボス女を有効活用することとしよう……



 ※※※



「ただいまぁ~、お~いアイリス、お土産を持って来たぞ~っ」


「おぁえりなさ~い……あのぉ~、お土産とはその魔族の方ですか?」


「そうだ、家庭科の臨時講師だから、しばらくここに居てお前とミラに色々と教えてくれる」


「はぁ、助かります」



 ちょうど良いタイミングで良い奴が手に入った、中ボス女には、まずユリナとサリナの尻尾出しスカートの作成、その後ミラとアイリスへの技術提供を済ませることで釈放すると約束してある。


 ちなみにカレンはそういう物は要らないそうだ、まぁ見せパンだし、今のほうが動き易いというのであればそれでも構わないであろう。


 中ボス女には早速試作品の作成を命じ、その間に俺達は風呂や食事の準備を進めた。


 ユリナとサリナはパンツ丸出しで採寸されているようだが、それが行われている衝立の前にはセラが仁王立ちし、俺の進入を阻まんとしている。


 強行突入してやりたいところであるが、それをしたらガチでコテージが吹き飛ぶほどのバトルに発展してしまいかねない、ここは我慢してやることとしよう……


 夕食の準備が終わるのと、それから風呂が焚き上がるのはほぼ同時であった。

 スカートの試作一号機の方もそろそろ完成するらしい、となると先に風呂だな。


 順番に風呂に入っていき、ユリナとサリナが出て来る頃にはスカートが2着、完成して脱衣所に届けられていた。


 出て来た2人、スカートの上部には穴が空いており、そこから悪魔の尻尾がピョコンと飛び出している。

 穴の周囲には立体的に布が当てられ、尻尾をあらゆる方向へ動かしたとしても中が見えることはない。



「どうでしょうか? 当て布を長くして細い尻尾に対応するようにしたんですが、ちなみにこれは悪魔族向けの高級洋品店で良く使われる手法です」


「なるほど、じゃあ早速ミラとアイリスに技術を伝授……その前に夕飯だな」



 夕食を終え、ミラとアイリスは中ボス女から被服の技術供与を受けるために部屋の端っこへ移動した。

 その間に俺とセラは明日進むべき道を確認するため、マップを広げる。


 オブザーバー参加のエリナに教えて貰いながら、ダンジョンボスの部屋、それから途中にあるセーブポイントの一を把握した。



「ちなみにダンジョンボスはどんな奴なんだ?」


「そこまで教えるわけにはいきませんが、勇者様が求めているような可愛い女の子でないことだけは確かですよ」


「よし、じゃあ殺そうぜ、ギッタンギッタンのケッチョンケッチョンにして跡形もなく消滅させてやる」



 部屋の隅で中ボス女がビクッとなったのがわかった、1歩間違えれば、今日そういう目に遭っていたのが自分であることを察したに違いない。



「でも今のペースじゃ明日中にダンジョンボスの所へ辿り着くのは無理そうね」


「そうだな、何か対策を考えないとだ、いっそ悪辣4人衆は縛り上げて進むか?」


「それじゃいざというときに戦えないじゃない、この先魔物とか何とかが出て来る可能性だってないわけじゃないのよ」



 確かにそうだ、今回の洞窟ダンジョンでは、これまでのところ敵らしきものとは遭遇していない。

 ルール違反を誘発する仕掛けがトラップだというのであれば、あの洞窟はトラップメインのものだと思うが……


 かといってこの先も絶対に敵が出ないかというとそうではない、強くはないにしても、それなりに協力して戦わなくてはならない場合があるのも事実だ。


 仕方が無い、4人には引き続きお仕置きの首輪を装着させたまま進んで貰うこととしよう。



 翌朝、今日に関しては、夜のうちにあらかじめ着替えの準備を済ませてあったエリナも早かった。

 モタモタするルビアにデコピンを喰らわせながら船へと向かう。


 船内では作戦会議を行い、今日の目標はダンジョンボスの部屋の1つ前にあるセーブポイントまでということで確認を終える。


 これが最後の洞窟ダンジョンなのだが、だからといってここで気を抜くわけにはいかない。

 無理をせず、安定した目標を定めたうえで、慎重に踏破を目指していこう……

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