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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十三章 全てを知る魔女
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268 陰陽の杖

ここから新章に突入です↓

「じゃあ何か、お前の実家は鍛冶師の家柄なのか?」


「ええ、そうなんです、数百万年前から続く由緒正しい家だと、子どもの頃から聞かされていました」


「ということは家系図とかも作成してあるんだよな? それを見れば魔族の始まりに関しても分かりそうなものだぞ」


「はい、確か初代は元々人族だったとか、それが変異して今の姿になったそうで」



 ビンゴだ、これで人族が魔族に変わってしまう現象が、最初はどのようにして起こったのかを知るための手掛かりを得られるかも知れない。


 しかも実家が鍛冶師ときた、もしかしたら神界などに頼ることなく、セラの杖を復活させることも可能かも、コイツは助け出しておいて本当に良かったぜ。



「でも勇者様、この子の先祖だけじゃなくて、他にも魔族になった人達が居るってことよね? だって屋敷の地下牢にも純粋魔族が5人居るのよ」


「確かにそうだな、フルート、どういうことだかわかるか?」


「えぇ~っと、確か神界と魔界が分離して、魔界の瘴気がどうのこうので何とやらみたいな話だったと思います」


「うん、全然わかんねぇよ」


「私も良くわかりません、でも助けて頂いたんですし、協力出来そうなことは全て協力させて欲しいですね」



 とりあえずコイツは連れて帰ることとしよう、放っておくとまたどこかで何らかの事件の被害者になりそうだし、俺達の屋敷で警護しながら話を聞くのが最も安全なはずだ。



 目的であったフルートをクリスタルの檻から出てこさせることも達成したわけだし、そろそろ宴の方も切上げて、あとは屋敷でじっくりと……



『待つのです異世界勇者アタルよ!』


「と、その声は女神か? 上から喋ってないで顕現しやがれ」


『いえ、今ちょっと忙しくて、すぐにそちらへ行きますので、そこの骨付きチキンと卵サラダ、それからお酒を少々取り分けておきなさい』


「・・・・・・・・・・」



 何と図々しい奴なのだ、だが向こうから話しかけてくる以上トラブルが、いや、間違いなく俺達の調べようとしている秘密に関してであろう。



 直ちに給仕係が現れ、女神の指定した料理を取り分けようとする。

 横に居るカレンの残念そうな顔、今にも泣きそうだ。


 明らかに骨付きチキンを狙っていたのである、それを突然現れた、いや現れもせずに声だけ聞こえた女神が食べたいなどと言い出し、自分のところに回ってくることがなくなった。


 だがこの世界で最高の地位にある女神の要望を受け入れないわけにはいかないと悟っているのか、唇を噛み締め、何も主張することなくじっと耐えている。


 正直言って精霊様であればこのような無粋な真似はしない、女神の馬鹿が空気を読めない、というか人々をまるで観察していないがゆえに起こったことだ。


 カレンがかわいそうだ、もう我慢する必要はないであろう……



「おい、その骨付きチキンは置いておけ、女神などにくれてやる必要はないぞ」


「しかし勇者よ、そういうわけにもいかんのじゃ、我らが女神様の要望を受け入れないなど……」


「うっせぇな、あの馬鹿には俺がよく言っておくから……と思ったら来やがったな」



 突如現れた淡い光が次第に人の形を成す、女神様のご降臨である。



「お待たせいたしました、指定した料理は……何かが足りないようですね」


「お前さ、この骨付きチキンを狙っていたようだが、ちょっとは考えて選んだのか? 周りを良く見て尚これが欲しいと思ったのか?」


「いえ、別にたまたま目に入ったので献上させようと思いまして、何か問題でもありましたか?」


「・・・・・・・・・・」



 頭を引っ叩いてやりたい、カレンも遠慮してチキンを食べるどころではなくなってしまったし、本当にコイツさえ居なければ世界はもっと平和であったはずなのに。



 チキンは包ませ、俺達が持ち帰ることにした、絶対にこの疫病神にだけは食べさせてやりたくない。


 なぜ俺が怒っているのか理解出来ないという表情の女神は当たり前のように席に着き、他の取り分けられた料理を口にし始めた。



「で、一体何なんだ突然?」


「勇者よ、あなたはもうわかっているはずですよ、今日私がこの世界に顕現した理由を」


「……人族と魔族の関係についてか」


「ええ、遂にその問題に触れてしまったかというところなのですが」


「調べるとヤバい?」


「……かも知れません、神界でもその話、むしろ神界と魔界の話についてはなぜか誰も口にしませんから」



 神界でもその話はタブー扱いなのか、それとも実際に何かを経験した神々が話したくないだけなのか。

 今のでわかったことは、女神自身は直接的にそれを知っているわけではないということだけだ。


 その後も女神の話しは続く、どうやら神界から魔界が、そしてこの世界で人族から魔族が分離したのは、この女神が誕生するよりもはるか前であるという。


 そして女神よりも古い神であれば何か知っている可能性が高いとのことだが、自ら進んで話すことがない以上、聞いたところでまともな回答が得られる望みは薄そうだ。


 となるとフルートの家系を辿り、その頃、つまり魔族という種族が発生した頃の記録を調べるのが妥当であるといえよう。


 しかしそれも数百万年前とかそういったレベルの話であろうな、おそらく俺が元居た世界では人間すら誕生していない過去の事象に違いない。



「でも勇者様、そんな大昔だけじゃなくて、最近にもその魔族化が発生しているのよね?」


「あ、そうだったな、エルニダトスが魔族化したのは遠くても40年とちょっと前だ、フルート、大魔将エルニーの過去について何か知っていることがあるか?」


「あの暑苦しい人ですか? 本人とは話したことがありませんが、その師匠となら会合で何度か」


「会合? もしかしてその師匠も魔王軍なのか?」


「ええ、というか同じ大魔将です、数十年前に拾った燃える赤子を1つポストが空いていた大魔将に据えたいと仰ったのもその方でして……」


「なんてこった! すげぇヒントが身近に、しかも現に存していたなんて!」



 とっくに死んでしまったであろうフルートの先祖、口を噤む神々、それから魔族化した張本人でありながら当時の記憶がないエルニダトス、これまでのヒントはその程度のものであった。


 だがそのエルニダトスを拾って育てた大魔将であれば、その変化がどのようなものであったのかを詳細に記憶しているはずだ、真っ先に張り倒して聞き出すべきだな。



 そのままフルートに話を聞く、当該大魔将は女性、そして魔女だという。


 魔女というとシワッシワのババァ、つまり今目の前に居る総務大臣みたいな老いぼれを想像するのだが、その魔女は若々しく、おっぱいも非常に大きいという。



「よっしゃ、じゃあ早速その大魔将を張り倒しに行こうぜ!」


「待ってよ勇者様、私の杖はどうするの?」


「あ、それも忘れていたな、まずは杖の修理を……」



『それなら私がお引き受けしましょう……え? あの……』


「2人で同時に同じ台詞を吐くんじゃねぇよ」



 女神、そして魔族領域における鍛冶師の末裔であるフルートが同時に挙手した。


 女神にしてみれば管理外にあった強力な杖を神界に登録された正式なものにしたいという思い、そしてフルートにしてみれば俺達への礼と実家の誇りをという思い、それぞれが交錯する……


 確かに聖棒程ではないにせよ強力な杖だ、それを野放しにしておいたら俺達が死んだ後で悪人の手に渡り、せっかく助けつつある世界を滅ぼすきっかけになりかねない。


 ゆえに女神の下で管理を受けられる、正真正銘の伝説武器にしたしまった方が安全ではある。


 だがそうなるとフルートがかわいそうだ、心情的にはこの悪辣な女神ではなく、可愛らしいフルートの味方をしてやりたい。



「そうだ、セラは光と闇、どっちの力が欲しい?」


「両方よ、神界から授かるような力も振るってみたいし、風や雷なんかの魔法はどちらかというと闇の力の方が影響しそうだし」


「だそうだ、つまりお前ら、あの杖はハーフ&ハーフで直して貰えないか?」


『えっと、難しいことを仰いますね……あ、また被った』


「それだけ息がピッタリならどうにかなるだろうよ……」



 早速作業に取り掛かって貰おう、杖の修理を行うのは王宮内にあるペタン王国で最も高級な鍛冶場だ。


 女神は一度神界に帰り、神界鍛冶師を連れて来るという、ちなみに骨付きチキンはカレンの手に渡った、そしてもう口に入っている。


 そして女神が戻るまでフルートは俺の屋敷で拘束しておくこととした、いくら大魔将の地位を失っているとはいえ上級魔族であり、その力も凄まじいものだ。


 しかも良く拉致監禁の被害に遭うときた。


 これをその辺に放り出したらどうなるか? 人攫いなどに絡まれてホイホイ付いて行き悪い組織の手に渡ってそこで力を振るう結果になりかねない。


 ゆえに、どうせ監禁するのであれば俺達の目の届く所で見張っておくべきだという結論に達したのである。



「じゃあフルート、馬車で帰るから付いて来い」


「あ、は~い」



 腹も一杯になったことだし、屋敷へ戻ったら女神からの連絡があるまでまったりして過ごそう……



 ※※※



「ただいま~、はいアイリスの夕飯」


「おかえりなさい、わぁ、高級なお食事ですね」


「酒も貰って来たからな、ちょっと飲み直そうぜ」



 と、その前に風呂に入っておこう、フルートもあのぬらりひょん神に捕らえられて以降一度も風呂に入っていないはずだし、何よりもおっぱいを直で確認しておきたいからな。


 早速服を脱がせようとしたところでセラに殴られ、その後は記憶が無い。

 どうやら意識不明の状態で風呂に投げ込まれたらしいが、そのまま放置して上がることないだろ……



 風呂の湯でビッタビタになった服を着替えて席に着き、酒を飲んでいると、早くも女神から連絡、というかすぐにここへ顕現するそうだ。



『ちょっとそこ、そこです、場所を空けて下さい、鍛冶を司る神は大柄なので踏み潰されないように注意願います』


「ふざけんな! 庭に出せ庭にっ! 2階に出て来て床が抜けたらどうするつもりだ?」


『大丈夫です、鍛冶の技術で床も直すことが出来ますから』



 屋敷の床はどう考えても木製である、勝手に壊すのも、そして勝手に鍛造するのもやめて頂きたい。

 とりあえず庭に顕現させ、屋敷の損壊を回避しなくてはならない状況だ。



「いいか、そこだ、風呂の横に出て来い」


『全くわがままですね、わかりました、顕現するポイントを変更……あれ?』


「どうした?」


『ちょっと失敗しました、屋根の上に出るのでご注意を』


「なぁぁぁっ!?」



 ベキベキと音を立てる屋敷、すぐに天井が破れ、空いた大穴から巨漢が落下して来る。

 その上からは女神、ちなみにおっさんは床も付き抜け、1階へと落ちて行った。



「よいしょ、ふむ、ここが本日鍛冶を行う世界であるか」


「でけぇぇぇっ!」


「おや、貴君が異世界勇者かね、好感度ランキング最下位の……」


「あ、どうもです、本日はよろしくお願い致しますです、はい」



 屋敷は後で女神に直させよう、もちろん人を雇うのは禁止して自力でだ。

 慈愛に満ち溢れた女神なのだからそのぐらいは当然やってくれるであろう。



「掘っ立て小屋を壊してしまってごめんなさいね、では早速鍛冶場へ向かうとしましょう、そちらの魔族も一緒に」


「ああ、その鍛冶神様とフルートを送ったらお前は戻って来いよ」


「ええ、邪魔してはいけませんので、こちらでお酒でも嗜んでおくことにします」


「じゃなくて屋敷を修理しろってんだボケェェェッ!」


「ひぃぃぃっ」



 王宮から超高級馬車とそれの超巨大バージョンが迎えに来る、大きい方はそんな馬車がどこに格納されていたのだというレベルの巨大さだ。


 それに女神と鍛冶神様がそれぞれ乗り込み、フルートは牢付きのボロい馬車で運ばれて行く。

 協力して杖を直すというのに何たる格差だ……



 1時間程で戻って来た女神はヘルメットを被り、口に釘を咥えた状態であった。

 形から入るのは良いがちゃんと修理して欲しいものだ。



「おい女神、お前こういうのを修理した経験はあるのか?」


「全然ありません、この釘というのもどうやって使うものなのかすら知りませんから」


「ダメだこりゃ、マリエル、ちょっとゴンザレスを呼んでくれ、そして女神はこっちへ来い!」



 屋敷の修理はやって来たゴンザレス達筋肉団員に全て任せ、俺は女神の腕を引っ張って地下室へと向かった。


 修理が全て終わるまでこの馬鹿女神には罰を与え続けてやる……



「あの、勇者よ、一体私は何をすれば良いのですか?」


「お前は馬鹿だからお仕置きだ、まずは鞭で打ち据えてやるっ!」


「え? ひゃぁぁぁっ! 痛い、痛いですごめんなさいっ!」



 女神がボロボロになった頃に屋敷の修理が完了した、鞭はそろそろ許してやろう、あとは素っ裸にして近所を牽き回すか? それとも縛って木から吊るそうか?


 と、そこでマリエルがバタバタと地下へ降りて来る、超巨大馬車が戻って来たらしい。

 すぐに地下室を出て庭へと向かった、ボロボロの女神を引き摺って……



 ※※※



「頼まれていた杖が完成したのであるぞ、ところでこの世界の女神殿はどうしてそのような状態なのだ?」


「あ、これですか? ちょっと階段から落ちて拷問器具に突っ込んだだけです、気にしないでやって下さい」


「それは災難であったな、して杖だが、これが我とこの魔の者の合同作、『陰陽の杖』であるぞ、受け取るが良い」



 鍛冶神様が手に持っていた杖の布を取り払う、出てきたのは光り輝く白と全てを吸い込むような黒の杖同士が、まるで蔦のようにグルグルと絡み合った逸品である。


 その上部には紫色の玉が嵌め込まれ、ぶつかり合う光と闇の力によって常に淡く光っている状態であった。


 攻撃力は聖棒の倍、さらに風と雷の魔法強化、魔族に対してのダメージアップの他、抗菌・消臭機能、神に攻撃しても神罰を受けない免罪機能など、様々な能力が付与されている。


 そしてなぜかカメラ付きである、写真など存在せず、表示するための端末も無いこの世界のどこでそんな機能を使うというのだ、ケータイじゃねぇんだよ……



「……聖棒よりも遥かに強いな、しかも免罪機能付きかよ」


「勇者様、ちょっと手に取ってみても良いかしら?」


「ああ、セラが使うんだからな、それとアイリス、ハンナも呼んで来てくれ」



 その杖をセラに渡した瞬間、突如として俺には読めない文字が浮かび上がる。

 その文字は杖を1周し、先端の玉に吸い込まれるようにして消えて行った。



「これは大変に強力なものである、ゆえに所有者をその者に限定するが、それで構わぬか?」


「もちろんです、ドロボウとか入ってこんなもの持って行かれたら大事ですから」



 そこへアイリスに呼ばれて来たハンナも登場する。


 ハンナは魔族ゆえ杖の白い部分に触れると大ダメージを受けてしまうが、先端の玉になら入ることが出来るという。


 早速中に入り、その状態でセラが上に向かって魔力を放出してみる……信じられないぐらい巨大な風の刃が現れ、凄まじいスピードで上昇して行った。


 空に厚く掛っていた雲を打ち消し、そのまま見えなくなってしまった風の刃、どこかで人が住む星を破壊していないと良いのだが……



「むぅ……その者、この世界の人族かとは思うが魔力量が異常なようだ、力を振るう際には気を付けるように」


「あ、は~い」



 確かに、今のを王宮に向けて発射したら一撃で粉微塵にしてしまったであろう。

 いや、その後ろの市街地すらも大変なことになっていたかも知れない。


 しかも試し撃ちとして軽く撃っただけでこれだからな、この間放った最大の魔法だとどのような結果になるのか想像もつかないぞ。



 鍛冶神様はヘロヘロの女神を抱え、神界へと帰って行った。

 残されたフルートは一旦ウチで預かり、行き先が決まるまでは面倒を見ることとする。



「良かったなセラ、これで大魔将を城ごと吹き飛ばせるぞ」


「そうね、でもちょっと怖くなってきたわ、慣れるまではあまり力み過ぎないようにしないと」


「だな、これじゃ森の魔物で実験なんぞ絶対に無理だし、次に使ってみるのは洞窟ダンジョンのボス相手ってことで良いだろ」


「ええ、じゃあそうするわ、でも早く試したいから準備が出来たらすぐに行きましょ」



 俺もすぐに行くことには同意だ、セラの杖が何とかなった今、最も気になるのは人族と魔族の境目を知っている可能性がある大魔将の魔女に関してだ。


 倒したところでそう簡単に教えてくれるとは限らないが、そこはお得意の拷問を駆使して知っていることを聞き出せば良い。



「じゃあ明日は食糧や備品の買い込み、出発はあさっての朝だ」


『うぇ~い!』


「それとハンナ、いつまで杖に入っているんだ? もう出て来ても良いぞ」


「……あの、出られなくなっちゃいました、セラさんが取り出さない限りダメみたいです」


「そうか、セラ、出してやるんだ」



 セラが念じると、杖の先に付いた玉からハンナがズルッと排出された。


 これは良い、一度杖に入らせてしまいさえすれば、もう弱虫ハンナが敵前逃亡を図ることは出来なくなるのだ。


 本人はまだそのことに気付いていないようだが、いずれ身をもって思い知ることになるであろう。

 そのときが来たらめっちゃ馬鹿にしてやろうではないか。



 その後、食糧庫から携帯食を出し、足りないものを確認してその日を終えた。

 翌日は朝から冒険者ギルドと薬屋に行って買出しを済ませる。


 ついでに神界の存在であるウテナとサテナを煮込んで出汁を取り、万能ポーションも補充しておいた。



 その翌日には王都を出てトンビーオ村へと向かう。


 早く杖の威力を試したくてウズウズが止まらないセラを宥めながら、2日行程で海を目指した。


 さて、新しく手に入れた陰陽の杖の実験、そして俺達の追う秘密に最も近いと目される大魔将の魔女、それらの目標はもうすぐ近くに居る……

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