表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十二章 熱血
266/1360

265 どこかでお会いしたことがありますか?

「凄い霧だな、これじゃ船がはっきり見えないぞ」


「あれがアイスブレスなんでしょうけど、掛けた傍から溶け出して霧になっているみたいね」



 目視可能な範囲までやって来た魔王軍公用船……であったと思しき何か。

 今は艦橋以外の構築物が全て焼き尽くされ、空母のような見た目になっている。


 そこから発せられる熱が、さらには高温のスチームと化した霧が俺達に襲い掛かった。

 いかん、これはちょっと耐えられそうにないぞ……



 補欠も含めた氷魔法使い全員と精霊様が協力し、直ちに俺達の今居る桟橋を覆う作業に入る。

 どうせ溶けてしまうであろうが、降りて来る大魔将の顔を拝むぐらいの余裕は与えてくれるはず。



 高速で近付く船が接岸するとほぼ同時に完成した仮設氷ドーム、その端っこをドロドロに溶かしながら、炎を纏った何かが船から降り立った。



「やぁ、君が今回の対戦相手である異世界勇者君かね」


「そうだ、それでお前が熱血大魔将エルニーだな、熱いからもうちょっと離れてくれ」


「はっはっは、ではこのまま滞在先を目指そうではないか、当日はお互いにベストを尽くそうぞ!」



 燃え盛る炎の下は筋肉モリモリのおっさんであるようだ、すぐ後ろの海から海竜が首を出し、本体に直接アイスブレスを喰らわせている、当然に無効のようだが。



 そして……いや、これをここで突っ込むのは拙そうだ、話も長くなるし、今はスルーしておこう。


 次点で気になるのは大魔将エルニーが脇に抱えた黒コゲの物体、マネキンか? 決闘の開始前にアレを焼き尽くすパフォーマンスでもするというのか?



「あ、そうだ勇者君、あまりに気合を入れすぎて事務官のエリナ殿がこんなになってしまった、俺は回復魔法が使えないのだ、どうにかしておいてくれ」


「げぇぇぇっ! それエリナなのかよ!?」



 エルニーが俺の前にドサッと置いた黒コゲのマネキン、近くで見ると、普段その辺で良く見かける焼死体とさほど変わりはない、だが頭には角、そして悪魔の尻尾が生えているではないか……


 しかもまだちょっと燃えている、芯の方が燻っているのだ。

 これでは自然に元に戻るようなことはない、まずは水を掛けないと。



 精霊様が消火し、ルビアが回復魔法を使って治療する。

 あっという間に元のエリナに戻った、やれやれといった表情だ。



「全く、あれほど炎を抑えて下さいと言ったじゃないですか!」


「おっとすまんすまん、では復活した事務官殿、我々の滞在先を目指そうではないか」


「あなたとはイヤです! 暑苦しいったらないですからね、この先はお1人でどうぞ」


「そうかそうか、では事務官殿、それから勇者君とその仲間達も後程、ドラゴンの皆さん、案内を願おうではないか!」



 終始自分のテンションで事を運ぼうとする大魔将エルニー、熱いうえに暑苦しいとは何と恐ろしい奴なのであろうか。


 そしておそらくは周囲がそれに迷惑していることに気がついていないようだ。

 本人に全くそんなつもりはなく、そのうえで迷惑な奴が最も鬱陶しいのは言うまでもない。



 そのエルニーが去っていったのを見送り、俺達も滞在するコテージへ帰ることとした……



 ※※※



「なぁ、あいつの顔ってさ……」


「勇者様、顔だけじゃなく総体的な見た目からも言えることですよ」


「私も言っちゃおうか迷ったわ、でも誰も言わないから空気読んだの、アイツってさ」




『……ゴンザレスだろ絶対に!』



 大魔将がこの島に降り立って最初に気になった点、他にも突っ込みたい所は色々とあるのだが、ここに居る全員、そして氷魔法使いの面々もこれが真っ先に気になったはずだ。


 熱血大魔将エルニー、炎に包まれてはいるものの、その下にある容姿はまるきり俺達の知っているMランク冒険者、ゴンザレスそのものなのである。



 確かに奴は上級魔族だ、それも覚醒種とかいう通常よりも遥かに強力な力を持ったバケモノだ。

 だがそれにそっくりな俺達の知人も凄まじいバケモノである、両者はどっこいどっこいといえよう。


 つまり、あの熱血大魔将はゴンザレスとイコール、とまではいかなくとも何か関連があったとしても何も不思議ではない、ただ燃えているかどうかだけがその違いなのだ。



「ねぇ、とにかく王宮に手紙を送っておくべきじゃないかしら?」


「ああ、敵の大魔将がゴンザレスと瓜二つだった、それだけでも十分にネタになるぞ、普通に面白い」



 早速マリエルの名前で文書を作成する。


 内容は『我ら竜族の地にて大魔将の姿確認せり、その者、バーニングゴンザレス也』あたりで良いだろう。

 ついでにセラが描いた妙にリアルな挿絵も挿入して完璧だ、これで大体察してくれるはず。



「この話をゴンザレスが聞いたらすっ飛んで来そうだな」


「きっと泳いで来るでしょうね、決闘が終わるまでに間に合うかしら」


「さすがに無理だろう、でも死体ぐらいは見せてやりたいな、思わぬ発見があるかもだぞ」



 マリエルの使うゴールドの伝書鳩はかなりのスピードだ、ここで飛ばせば今日中に王都へ着くことであろう。


 だがその先、ゴンザレスにそのことが伝達され、支度をしてこちらへ向かうまでにはかなりの時間を要するはず。

 いくらなんでも明後日に迫った決闘よりも早くこの島に到着するはずはない。


 そう思っていた時期が俺にもありました、翌日の朝、騒がしさで目を覚ます。

 遠くに見える水柱、海上でこちらへ迫る何かをドラゴン達が迎撃しているとのことだ。


 しかも相手は生身の人族らしき生物が1体、どんな攻撃にもビクともせず、ひたすらこの島を目指して泳いでいるという。


 もう間違いなくゴンザレスだ……



「ちょっと桟橋の方へ行ってみようぜ、てか攻撃を中止させるんだ、相手が本当にゴンザレスならいろんな意味で無駄になるからな」



 この状況でも起きようとしないルビアやマーサは放置し、残りのメンバーでコテージを出る。

 桟橋へ急ぐと、ちょうど上陸し、ドラゴン達に囲まれる人影、やはりゴンザレスのようだ。



「お~う勇者殿、何やら俺がもう1人居るという話を聞いてやって来たのだが」


「その通りだが……来るのが早すぎないか? あ、ドラゴンの皆さん、この男は無害です、そうは見えないと思いますが大丈夫なので」


「うむ、足をドルフィンキックに変えた最新のクロール泳法で来たからな」


「だからどうした、明らかに異常だろ、しかもそれめっちゃ疲れるやつだろ」



 ゴンザレスが敵でないことを知って安心したドラゴン達が下がり、俺達は取り残された。

 しかしふざけて送った手紙に反応してここまで、しかも所要時間1日足らずで泳いで来るとは。



「それで勇者殿、早速その俺と瓜二つだという大魔将に会いたいのだが、ちょっと気になるところがあってな」


「気になるところ? まぁ良いや、確かこの島のどこかのコテージに泊まっているらしいぞ、詳しくはドラゴン達から聞いてくれ」


「わかった、ドラゴン諸君、案内してくれないか? そうだな、あの馬車らしきものに乗って方向を指示して頂きたい」



 俺達がここまで乗って来た竜車を指差すゴンザレス、近くに居た竜車係のドラゴンを適当に客車へ放り込み、リヤカーの如く引っ張ってどこかへ走り去ってしまった。


 いや、逆だよ逆、それはドラゴンが引っ張って動かすものなのだが……



「しかしネタのつもりだったのに真剣そのものね、どうしたのかしら?」


「わからん、わからんけど面白そうなのは確かだ、俺達も付いて行こうぜ」



 その辺に居た別の竜車を捕まえ、ゴンザレスの後を追わせる。

 徐々に引き離されてはいるが、目的地に到着するまでに見失ってしまうようなことはないはずだ。


 しかし本当に何を急いでいるのだ? そんなに自分とそっくりの奴に会ってみたいのか?



『ぜぇっ、ぜぇっ……そろそろ到着しますよ!』


「あ、どうも、おぉ、断熱性の高そうな建物が見えてきたぞ、あそこに大魔将が滞在しているんだな」



 俺達、そしてその前を走るゴンザレスの目指す先に見えた1つの建物、良く見ると入り口からは火が噴出し、周りを囲んだドラゴン達がアイスブレスを浴びせ続けている。


 その目の前で急停車するゴンザレス、俺達もそれに続いた。

 一体この先にどのような出会いがあるというのか……



 ※※※



「ここか、ここにその大魔将が居るというのだね?」


『え……ええ、中に居ます……』


「案内ご苦労であったドラゴン殿、たのも~っ! たのも~っ!」



 赤熱状態になっている建物のドアを平気でノックするゴンザレス。

 俺達は近付くだけでもかなり不快だというのに、さすがは溶鉱炉を風呂代わりにしているだけはあるな。



 そのドアが開き、燃え盛る大魔将が中から出て来た、横に並ぶと本当にそっくりだ、おそらく大魔将エルニーの火を消してしまいさえすれば完全に一致することであろう。


 顔を合わせ、お互いに驚いた様子の2人、しばらく様子を見てみようか……



「何奴だ? いや、貴殿は俺なのか?」


「いや、そうではない、ところで大魔将殿、そちらの名前は……()()()()()()……ではないか?」


「違うな、俺は熱血大魔将エルニーだ、なぜそのような似た名前と間違える? そして貴殿は一体……」


「申し遅れた、俺はペタン王国所属、王都筋肉団のゴンザレスだ、Mランク冒険者でもある」


「なんとっ!? その肉体をして人族であるというのか? そしてなぜだ、なぜ俺と同じ顔をしている?」


「うむ、確証はもてないのだが……いや、これを今言うのはやめておこう、勇者殿との戦闘結果に影響を与えてしまうかも知れないからな」



 いやいやゴンザレスさん、敵が動揺して弱くなったりとか願ったり叶ったりですよ。

 出来る限り驚きの新事実を伝えてやって下さいな、マジで。



「はっはっは、そういうことであれば今は気にしないでおこうではないか、異世界勇者君との戦闘が終わった後、改めて話を聞くこととしよう」


「ああ、貴官が生きていれば、の話だがな、ではさらばだ!」



 あそこまで含みを持たせた言い方をされておいて全く気にしないとは、この大魔将、暑苦しいわりにはさっぱりとした性格のようだ。


 よし、このままゴンザレスを俺達の宿泊先に招待して話を聞くこととしよう……



 ※※※



 ゴンザレスはこの島に滞在することを決め、氷魔法使いのおっさん達と同じコテージにチェックインを済ませたようだ。


 そのまますぐ近くにある俺達のコテージへ来るように頼み、しばらくそれを待った。



「お~う勇者殿、来たぞ~っ」


「ゴンザレスか、まぁ中へ入ってくれ」


「おうっ! して話というのは何だ?」


「さっき大魔将と話していたことなんだがな、俺達には詳細を教えてくれ、気になって昼までしか寝られないからな」


「ふむ……よかろう、では勇者殿達には俺の予想を話しておくこととしよう」


「頼むよ、で、あの大魔将は……」


「おそらくだが俺の弟だ、試練に耐え切れずに死んだと思っていたな」



 待て待て、理解が追い付かないぞ、大魔将は魔族、そしてゴンザレスはかなり疑わしい点があるものの一応人族だ。


 それが兄弟などということがあるはずがないしあって良いはずもない。

 きっと何かの勘違いだ、いや勘違いだと思いたいところである。


 さもなくばこの男の存在が益々意味不明なものになってしまうではないか……



「勇者殿、俺達の一族には年齢に応じて様々な試練が課せられるのだ」


「おう、急に始まったな……」


「そして俺の弟、エルニダトスはそれで死んだ、弱かったのだ、あまりにも弱く、生後5ヶ月で受ける試練にすら耐えられなかったのだ」


「ちなみにどんな試練だ?」


「ん? 普通に活火山の火口に投げ込まれて這い上がってくるだけの簡単なものだ、勇者殿、5ヶ月も生きていてそれをクリア出来ないなど考えられるか?」


「……至極妥当だと思うのだが」


「そうだ、その簡単な試練すら耐えられなかった弟エルニダトス、てっきりそこで死んだと思っていたのだが、何らかの理由で生き延び、魔族となって今姿を現したのだ」


「ちょっと、俺の返答聞いてた? てか人族が魔族になるなんて考えにくいだろ、やっぱアレは他人のそら似じゃ……」


「勇者殿、どうも俺にはそんな気がしないのだよ、だがまずは戦って奴を倒すのだ、色々と調べるのはそれからでも良いのだからな」


「ああ、ぶっ殺した後に本当に弟だと判明しても恨むなよ」


「はっはっは、そのような考えを持つ俺ではないのだよ」



 ゴンザレスの話は信じたくない、だが活火山の火口に投げ込まれる試練、そして燃え盛る大魔将エルニーの肉体。


 その容姿からも、そしてゴンザレスの言う弟、エルニダトスを捩ったような名前をしていることからも、あながちこの説がハズレではない、そんな気がしてしまう。


 そうだ、後で大魔将の年齢を確認してみよう、これまでの魔王軍幹部は最も若いサリナでも300歳を超えているのだ、奴もそのような年齢であったのならゴンザレスの説は棄却される。


 だがもし見た目相応、つまり40歳かそこらであったとしたら……そのときはそのときださらに調査を進めることとしよう……



 俺達への報告を終えて自分の宿泊先に戻るゴンザレスを見送る。

 明日の決戦は見に来るとだけ言い残し、去って行った。



「とにかく明日は決戦だからな、今の話は俺達も忘れよう……忘れられそうもないがな」


「ちょっと面白い話のつもりだったのに、とんでもないことになっちゃったわね、っと、誰か来たみたいよ」



 コテージのドアがノックされ、先程まで黒コゲマネキンと化していたエリナが入って来た。

 屋台で買ったと思しき串焼き肉を齧り、呑気な表情をしている。



「こんにちわ~、あら、皆さんお揃いですね」


「エリナか、何しに来やがったこのスパイ悪魔め」


「そんなこと言わないで下さいよ~、暇だったのでお邪魔しただけですよ」


「緊張感のない敵だな全く……ところでエリナ、あの大魔将って歳いくつだ?」


「え~っと、あまり良くは知らないんですが、確か本来なら義務教育すら終えていない年齢とか何とか」


「マジか、そうなるとアレだな、ちょっと本当にアレだ」


「ん? どういうことですか?」


「いや、別にこっちの話だ、もうお前に用はない、帰って良いぞ」


「・・・・・・・・・・」



 魔族における義務教育期間は長く、確か300歳までであるという、ちょうどサリナがそれを終えたばかり。

 とはいっても既に12年も前のことであるが、魔族的にはつい最近と感じているはず。


 そして大魔将は最低でもその300歳よりは下、むしろ魔族としてまだ子どもなのにあの顔はかわいそうだぞ、普通におっさんじゃないか。



 これでより一層、熱血大魔将エルニー実はゴンザレスの弟エルニダトス説が真である可能性を帯び始めてしまった。


 ちょっとだけ異常極まりない強さを持ったゴンザレスの一族、それがどのようにして魔族へ変化したのかという点については不明だが、それを含めても信じざるを得ない状況である。


 エリナを見ていて思い出したのだが、そういえばあの暗黒博士も元々はただのお話魔導人形であったな。


 命を持たない作り物の体ですら魔族としての自我を得ることがあるのだ、人族が何かのきっかけで魔族になったとしても不思議はない。


 そのきっかけとなったものは、おそらくは生後5ヶ月にして活火山の火口に投げ込まれるという意味不明な儀式だか試練だか何だかであろう。


 いやはや、もしかすると今回の件にはこの世界の理に関するとんでもない秘密が隠れているかも知れないぞ。



「あ~、やめだやめ、こんなこと考えてると馬鹿になってしまうぞ」


「それは大変よ、勇者様ただでさえ馬鹿なんだから、これ以上は人として生きていけなくなるわよ」


「何だとセラ! お前のような奴はこうしてやるっ!」


「きゃははっ! くすぐったい、くすぐったいわっ!」




 その日は午後からゆっくりし、翌日の戦いに備えた……



 ※※※



 ……翌朝、つまり決戦の朝を迎えた。


 まだ日の出る前にコロシアムへ向けて出発し、選手控室で敵の到着を待つ。



 外がガヤガヤしているのがわかる、かなりの客足が見込めそうだと岩竜王も言っていたし、今日は衆人環視の前で殺し合いをすることになるのか……


 しばらく待機していると部屋のドアが開き、岩竜王が姿を現す。

 表情から察するに相当儲かっているに違いない、ファイトマネーぐらい寄越せよな。



「おはようございます皆さん、相手方も到着したようなので、そろそろ決闘の方を始めさせて頂きたいのですが、よろしいですか?」


「ええ、いつでも入場出来る準備は整っています」


「ではアナウンスと同時にコロシアムの中央へお進み下さい、そこで合図と同時に決闘開始となります」



 敵が果てしなく強いということだけは既にわかっている。

 だがそれ以外、技も、弱点も、そして本当にゴンザレスの弟なのかどうかということも全て未知のままだ。



 選手入場のアナウンスが流れる、控え室を出てコロシアムの中央へと足を進めた。

 観客席の最前列からはドラゴン達、そして俺達と同行して来た氷魔法使いの面々が会場を冷却し続けている。


 だがそれでも暑い、そしてその暑さは、反対側の入場口から燃え盛る敵の姿が見えたところで急に勢いを増す。



「異世界勇者君、それに仲間の諸君、今日はお互いにベストを尽くし、どちらが勝っても歴史に残るような一戦を演じようではないか」


「ああ、ギッタンギッタンにして消火してやんよ、覚悟しやがれ!」



 レフェリーらしき白黒ストライプ柄の服を着たおっさんが俺達と敵の間に立つ、だがルールなどない戦いだ、このおっさんはどちらかが倒れた際に勝敗の宣言をするためにここに居る。



『え~、それでは両者出揃いましたので、これより異世界勇者パーティーVS魔王軍熱血大魔将エルニーの決闘を始めさせて頂きます、では開始!』



 いよいよ熱血大魔将エルニーとの戦いが始まった、コイツを倒し、ついでにその秘密も全て暴き切ってやろう……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ