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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十一章 神界騒動
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256 不当に力を得た者は

 ゆっくりと歩いてこちらに近付くサテナ、以前に広場の脇で囲まれていたときには真剣に逃げていたというのに、今回はかなり余裕の表情である、俺達を舐めているのか?



「おいお前、もう神界には帰れないんだろう、諦めて投降するんだな」


「確かに神界の身分証は失効してしまいましたね、悪い事ばかりしていたのでいつかこうなるとは思っていましたが、いざ帰れないとなるとちょっと寂しいですね」



 その程度の感想なのか、今反抗をやめて大人しく捕まれば何だかんだというような作戦は通用しそうにない。


 ならば戦って倒し、言うことを聞かせる他ないのであるが、いくらなんでも1人でこれだけの数の敵を相手にしているとは思えない余裕さだ。


 どこかに何らかの秘策があるに違いない、それを見極めず闇雲に攻撃するのは危険そうだ。


 と、次の瞬間、まだ20mは離れた場所を歩いていたはずのサテナが、俺の目の前、本当に顔と顔が交錯しそうなほどの目の前に現れる。


 ふわっと、桃のような甘い香りが俺を包んだ……



「それでですねっ!」


「うわっ!? 大声出しやがって! てかおい……今どうやって移動したんだ?」


「ナイショです、それでこれはお返ししようと思いまして」


「え、これ……聖天大金貨……ウチにあったやつか……」


「ええ、ちょっと盗み出してみたんですが、製造番号らしき数字が入っています、つまり、盗んでも売却時に足が付くということですね、鋳潰すと価値は落ちますし、つまりこれは要りません」


「ど……どうも……」



 マリエルに確認させる、この聖天大金貨は間違いなく本物、しかも俺達の屋敷で保管されていたものであるという。


 一体いつの間に盗み出したというのだ? 確かに目立つ場所には置いてあったのだがそれは屋敷の中での話しである。


 つまり、一度中に侵入しなければそれを持ち出すことなど出来ないはずなのだ。


 奴が現れたのは屋根の上、それまでに盗みに入っていたのか? いや、さすがにそれも考えにくい。

 屋敷の中に侵入した者があれば、たとえそれが神界の者であったとしても気付くメンバーは必ず居る。


 となると何か魔術でも使ったのか、神に近い存在だから神技とでも言うべきか、とにかくその類の特殊能力を持っているに違いない。



 それに今の移動スピード、もはや宇宙の法則を乱して実現しているとしか思えないものだ。

 勇者パーティーの中で最も素早いマーサでも追いつくことは出来ないであろう。


 しかしなぜあのスピードをこの間の捕り物騒動で発揮しなかったのか、それが最も気になる点である……



「おっとそうでした、今日はドロボウではなくウテナの奪還に来たんでした、来たんでしたが……助けても無駄なようですね……」


「サテナ、私の事はもう諦めて下さい、ここで抵抗してももう力は使えませんし、何よりも後で受ける罰が重くなりそうでイヤです」


「そうですか、帰還の鍵も壊されたみたいだし、それではどうしようもありませんね、では皆さんごきげんよう、また参りますね」



 消えた、予備動作もなしに俺の目の前からスッと消え失せたサテナ、本当にマジックショーでも見ているかのような感覚だ。


 そして周囲を見渡してもどこにも居ない……


 ウテナが消える際には光の粒となって崩れ去っていた、いや、サテナも前回はその消え方をしていたはずだ。


 だというのに何だ今のは? 転移アイテムのようなものを使った様子もなかったし、本当にたった今の今までそこに居た存在がどこかへ行ってしまったのである。



「あれはどういう原理なの? 精霊様ならわかるんじゃないかしら?」


「残念ながら私にもわからないわ……そうね、ウテナを引っ叩いて吐かせましょうか」



「ひぇぇぇっ、私にもわかりませんよぉ~、サテナはあのような力など持っていなかったはずです、最近会得したとしか思えません、それか私や名もなき神様にも隠していたとか……」


「そうか、だが今お前の言ったのが本当かどうかを確かめる必要があるからな、ちょっと来い」


「あ~ん、イヤですぅ~」



 ウテナへの拷問はとりあえず精霊様に任せておき、俺は王宮に戻った女神の所へと向かう。


 サテナのあの高速移動には何か秘密があるはずだ。

 女神であれば、もしかしたらそれを暴くことが出来るかも知れない……



 ※※※



「……というわけなんだ、どう?」


「どうって、実際に見ていないのですから詳しいことはわかりませんよ」


「使えなねぇ馬鹿だな、その辺のサルでも神にした方がよっぽど役に立ちそうだぞ」


「失礼な、私とて女神です、サルになど遅れを……この間おにぎりを奪われましたね……」



 神界にもサルが居るというのであろうか? それはともかく女神でもサテナのあの動きの秘密はわからないようだ。


 地道に調べるにもすぐに消えてしまうのではどうしようもない。

 かといって知らないままでは倒すことなど出来ようはずもない。


 これはどうしようもありませんな……とりあえず女神にはサテナの動きの特徴だけを伝えて帰宅する。


 屋敷ではウテナが散々な目に遭わされていたようだが、そちらもこれといった情報を得ることが出来なかったという。



 それから3日が過ぎた、その間にも王都の内外で毎晩のように触手メデューサが暴れ、その動きに関して何も手掛かりを掴めないままのサテナとも2度再会した。


 当然馬鹿にするかのようにこちらへ近付き、タラタラと話をした後に消えてしまう。



「ねぇ勇者様、今日はあの子ちょっと調子が悪そうに見えたんだけど……」


「そうか? でもスピードが鈍っていたりはしなかったぞ」


「う~ん、じゃあ気のせいかしらね、それかただの風邪とか」



 神界の存在も風邪を引いたりその他の体調不良を起こすものなのであろうか? とはいえそこまで酷い状態ではないようだし、特に捕まえるチャンスというわけではなさそうだ。



 その翌日も触手メデューサの襲撃、その夜は屋敷から程近い王都北門がターゲットにされたようである。

 準備をして現地に向かうと、サテナが居た……青い顔をしながら……



「ケフッケフッ、またお会いしましたね、本当にしつこい方々です、ケフッ」


「てかお前大丈夫なのか? 明らかに調子悪そうだぞ!」


「あなた方に心配される謂れはありません、それでは今日も触手軍団のお相手をどうぞ、ハックチュッ!」



 そう言い残していつもの如く消え去ってしまうサテナ、咳やくしゃみをしていてもその技が衰えることはまるでない。


 そして昨日セラが気が付いたサテナの体調不良であるが、今日は誰の目にもわかるほどに悪化している。

 風邪なのか、だとしたらかなり拗らせていそうだ。



「勇者様、今はとにかく触手軍団をどうにかしましょう!」


「おぉっ、そうだそうだ、さくっと片付けて帰ろうか」



 かなり慣れてきた触手メデューサへの対応、最初に王都東門を攻められたときに比べると遥かに早いペースで討伐が進んだ。


 30分もしないうちにほとんどの触手は動きを止め、ただひたすら気持ちの悪い残骸へと姿を変えた。

 今日はこれで終わりだ、さっさと帰ることとしよう。



 徒歩で屋敷へ戻る、すぐに風呂へ入ろうなどと考えていると、門の前にはもはや見慣れたゴテゴテの馬車。

 女神が来ているようだ、サテナの能力に関して何かわかったことがあるのか否か……



 ※※※



「ようやく帰って来たようですね、ご苦労様です」


「何しに来たんだ? ちなみにこっちは忙しいからな、あとアイリス、茶は出さなくて良かったんだぞ」


「何をしに来たのかと言いますと……新たな事件、いえ、今回の事件と一連のもので1つ発覚した事項があるのです」


「発覚した事項?」



 女神の面持ちは真剣そのものである、だが油断は禁物だ、コイツは馬鹿だから真面目な顔してどうしようもないことを言い出す可能性がある。



「え~っと、通常は1人の勇者につき1つ、あなたは無理矢理2つ奪っていきましたが、あとこの世界に来てからも1つ入手していましたね」


「チート能力のことか? 索敵はかなり使っているな、今回は相手が相手だから反応しないようだが」


「そのチート能力、スキルカードを食べて手に入れましたよね? それが1枚、しかも禁忌とされて厳重に封印されたいたものが盗み出されていることがわかりました」


「何の能力だ?」


「少しの間だけ時間を止める能力です、神界基準での危険度レベルは5段階のうちの4、大変によろしくないものとされています」



 何だかありがちな能力のような気もするが、どうしてそれが禁忌に指定されているのであろうか?

 まぁ、能力の良い悪いの判断基準がかなりおかしかったようだし、そういうこともあるとしておこう。


 ……しかし時間を止める能力か……欲しい、欲しすぎるぞ。



「女神様、僭越ながら質問をよろしいでしょうか?」


「どうしましたこの国の王女よ」


「その時間を止める能力というのはどうして禁忌に指定されてしまったのでしょうか? 聞いたところ危険なようには思えませんが」


「そうですね、では異世界勇者アタルよ、もしあなたが時間を止める能力を得たとして、それを発動して何に使いますか?」


「まぁ普通にエッチなことだろ、それ以外に思いつかないからな」


「ほら、禁忌に指定されるべきでしょう」


「私のような下賎の者にも理解し易い説明、ありがとうございました」



 何だかダシに使われてしまったような気がするが、俺はその能力の最も有効とされる活用方法に準じただけだ、特に悪事を働こうというつもりは毛頭ない。



 それにしても時間を止める能力か、サテナのあの動き、確かに目にも止まらぬ速さで移動している割には近付いた際に風圧など一切感じなかったな。


 つまりサテナはその能力を手に入れ、俺達の時間が止まっている間に自分だけゆっくりと移動していたのだ。


 あのとき聖天大金貨を盗み出したのも、時間を止めて屋敷に入り、中にあったものを盗って俺の前に立ち、そこで時間停止を解除したのであろう。



「ところでさ、あのスキルカードって異世界人専用じゃないのか? それ以外の奴が使ったりしたら……」


「ええ、間違いなく副作用が出ます、それも禁忌とされていたものになるとかなりのものです」


「具体的には?」


「普通の風邪のような症状から始まり、能力を使うごとにそれが悪化します」


「ほうほう、で?」


「その後も使用を続けた場合には末端から体の組織が変異し、最終的には自我を持たない殺戮ゾンビと化してしまうはずです」


「やべぇじゃん、今日のサテナ、完全に風邪が悪化したような感じだったぞ」


「やはりそうでしたか、これは早く止めなくてはなりませんね、幸い解毒剤は大量にありますから、本人の意思が残っているうちに説得をしましょう」



 サテナが説得に応じるかどうかというのはわからないところだが、とにかく無理矢理にでも解毒剤とやらを摂取させないと拙い。


 時間を止める能力を持った殺戮ゾンビがこの世界、しかも王都の近くに放たれたら大変なことになってしまう。


 女神の持って来た解毒剤セットの中には吹き矢で注射器のようなものを飛ばすタイプもあるようだし、最悪これを一斉射撃してどうにかしてしまうべきだ。



 それと、サテナの説得にはウテナも同行させることとしよう。


 俺達が何を言っても聞く耳持たぬという感じになりそうだが、ウテナの言葉で何かを語り掛ければ少しは違った結果が得られるかも知れない。


 もちろんそれにもタイムリミットがある、聞く耳を持たないのではなく、本当に声が届かない状態になってしまってからでは遅いのだ。


 どうせ明日も王都のどこかに襲撃を仕掛けてくるはずだ、何とかしてそこでチート能力を中和させてしまいたい……



 ※※※



 翌日の夜、今度は王都西門付近に触手軍団が現れたという報告を受ける。


 現場に急行した俺達が見たサテナは……左手がフックに変わっていた、そして相変わらず体調は悪そうだ。



「おいおい、その手はどうしたんだ?」


「わかりません、朝起きたらこうなっていたのです、きっと海賊船長としての能力に目覚めたのではないでしょうか?」


「馬鹿なこと言ってんじゃねぇ、それたぶんアレだぞ、チート能力の副作用だぞ」


「……なぜそのことを、チート能力のことを知っているのですか?」


「ちょっと調べたんだ、それがお前にとって大変に危険だということもな」



 調べたわけではない、女神に丸投げしたのである。

 だが奴の手柄は俺の手柄、もちろん俺の手柄は俺の手柄だ。



「戯言を……名もなき神様は非常に安全性の高いものだと言っていましたし、イチゴ味で美味しかったのですから」


「サテナ、あなた体の調子が悪いのではありませんか? この人間の言っていること、そして女神が仰ったことは本当だと私は思うのですが」


「ウテナまで騙されているのですね、何と卑劣な……これでも喰らいなさいっ!」



 これまで逃げることしかしなかったサテナであったが、ここへきて初めて攻撃を放つ。


 しかも腕のフックが伸びるとは予想外だったぜ、その左腕で放ったリアル左フックを避けることが出来なかった俺は、10m以上も弾き飛ばされてしまった、痛い……



「もうウテナなんか知りませんっ! 助けようとしてこんな力まで得たというのに、あなたなんか勝手に捕まって罰でも受けておいたら良いのですっ! さよならっ!」



 そう言い放っていつもの如く消えてしまったサテナ、その瞬間、俺達は時間を止められていたのであろう。


 全く取り付く島もなく、ついでに言うと吹き矢で解毒剤を射掛ける暇すらなかった。

 もう説得は無理そうだ、明日は不意打ちをしてでもサテナを止めなくてはならない……



 ※※※



 翌日、今日は王都南門だということで現地へと向かう、しかしどれだけの数の触手メデューサが存在しているというのだ。


 これまでのトータルで考えると既に1万以上は討伐したはず。

 その中身は全て帝国人、もはや帝国人自体から創っているとしか思えない状況である。



 で、今日のサテナさんであるが……左手のフックに続いて右腕が魔導キャノンに変わっているではないか……



「ぜぇっ、ぜぇっ、朝起きたら腕がキャノンになっていました、どうやら身体改造傭兵のセンスにも目覚めたようですね」


「お前は何かがおかしいとは思わないのか? てかそれ発射出来るの?」


「出来るとは思いますがちょっと今日はやめておきます、力を得た反動で体が……」



 顔面蒼白、常に息切れした状態でフラフラしているサテナ。

 目も据わっているし、これは自我を失うのも時間の問題か……


 しかし今日は逃がすわけにはいかない、俺がサッと手を挙げると、後ろで待機していた王国軍暗殺部隊の面々が吹き矢を構え、一斉に放つ。


 今回は暗殺ではないが、吹き矢などまともに使えるのはこの連中しか居なかったのである。


 訓練を重ねた暗殺部隊による素早い攻撃、そしてチート能力の副作用によって弱り切っているサテナ。

 その体に次々と吹き矢が刺さり、体内のチート能力を中和していく。



「あがぁぁぁっ! 熱い、熱いぃぃぃっ!」


「おい、大丈夫なのかよアレ? めっちゃ苦しそうだぞ!」


「ぐぅぅぅっ、何ということをしてくれるのです、せっかく手に入れた能力が消えていく……」



 全身に突き刺さった解毒剤入りの矢を引っこ抜きながら、眉間に皺を寄せてこちらを睨むサテナ。


 普段は神界の存在らしく丁寧な言葉遣いに徹しているようだが、今の表情からは生まれ持った凶暴な性格が滲み出ている。



「はぁっ、はぁっ……ここはひとまず退散であげっ!」



 第二波の攻撃がそのサテナに届く、時間を止めて立ち去ろうとした瞬間に再び吹き矢に襲われたのだ。


 どうやら時間停止の能力を上手く操れなくなっているようだな、このまま解毒剤の投与を続けていけば完全に使えなくなるかも知れない……



「よし、近付いて攻撃しよう、全員塗るタイプの解毒剤を持つんだ、手に塗りたくって触りまくってやれ!」


「あ……ちょっと、やめてっ! やめて下さい……いゃあぁぁぁっ!」



 ヨレヨレのサテナを取り囲み、手に塗ったローションタイプの解毒剤をその体に刷り込む。


 他のメンバーは主に変異した腕を狙っているようだが、俺はそんなに甘くない。

 まずは服の中に手を突っ込んでそのデカいおっぱいを解毒してやろう。



「うりうりっ! どうだ、効いてるか?」


「しみるっ、超しみるぅぅぅっ!」



 どうやらしみるらしい、傷口に消毒液を塗っているような感覚なのか?

 だが効果はかなりあるようで、右腕のキャノン、そして左腕のフックが淡い光を帯び始めた。


 光ながら徐々に形を失っていく両腕の物騒なモノ、しばらくすると少しずつ人間と同じ手の形を取り戻していく、あとはおっぱいの治療だけだな。



「ちょっと、勇者様はどこを触っているのかしら? まず変異した箇所からにしなさいよ」


「何を言ってんだ、この宝のようなおっぱいが変異したら困るだろうが、これは予防措置だ」


「・・・・・・・・・・」



 完全に気を失ったサテナのおっぱいを揉み続ける、いや、薬を塗布しているのであったな。

 とはいえ触手迎撃作戦に参加している他の者の目も気になる、今日はこのぐらいで良いにしてやろう。



「さてと、そろそろ満足……いや、十分に薬が染み込んだようだ、このままコイツを連れて帰ろうか」


「全く勇者様は、10分以上おっぱいのみを触り続けるなんて」


「細かい事は気にするんじゃない、おいルビア、縄を出せ」



 ぐったりしてはいるが、姿かたちは完全に元通りとなったサテナを縛り上げる。

 そのまま馬車に乗せ、一旦俺達の屋敷へ連れ帰り、地下牢に収監した。


 これで残すは主敵、あのぬらりひょんみたいな顔をした神のみだ。


 既に神の座からは下ろされているようだが、この世界に放り出したままにしておいては危険である。

 きっとそのうちに力をつけてまた大事件を起こすに違いない。


 また、奴の下には触手化した帝国人がまだ大量に居るはずだ、そちらも併せて殲滅しておかなくてはならないのだ。


 まだしばらくは戦いが続きそうだな……

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