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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十章 一大イベント
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247 救出と新たな作戦

「とにかくこの部屋に大魔将は居ないんだ、他の所を探すしかなさそうだな」


「捕まっていた子はエリナに引き渡しますの、さすがにこの数じゃ面倒見切れませんわ」



 レッスンルームなる大部屋に50人以上も収容されていた、誘拐の被害者であるアイドル候補。

 魔族が大半だが、中には人族の少女と思しき人物も混じっている。


 どこか別の部屋に居る、というか監禁されているであろうこの城の主を捜索するに当たり、一旦は外に居るエリナに全員を預けることとした。


 その後は全員解放し、それぞれ自分の家に帰らせれば良いであろう。



 俺達が宿泊していた部屋には洞窟ダンジョンの外に転移するための装置がある、すぐにユリナが向かい、エリナを連れて戻って来た。



「あちゃ~、凄い人数ですね、これはまた巨大なトラブルの種が……」


「エリナ、城の外はどうなっているんだ?」


「もう大混乱ですよ、イベントはいきなり中止、しかも魔王軍と提携していた共催者がこんな感じだとバレ始めているんです」



 アイドルのイベントに来たらそれを主催している組織はそのアイドルを食い物にしている闇の会社でした。

 確かにこれは暴動ものだ、外に居るオタク魔族達の怒りの度合いは容易に想像出来る。


 しかし、だからといってその連中を中に入れるわけにはいかない、行方不明の大魔将に保護した大量の被害者、これ以上問題が増えたら収拾がつかなくなるのは目に見えているからな。



「あ、そうですのご主人様、ここに居る子達の中から有志を募って外でミニライブをさせれば良いですわ」


「なるほど、そうすればアイドル目的で来た連中も大人しくなるか、エリナ、全員分の服を用意出来るか?」


「ええ、何といってもこの城はアイドル大魔将の城ですから、衣装ぐらいなら無限にありますよ」



 ということで早速被害者のアイドル、またはアイドル候補からミニライブをやっても良いという者を募り、手を挙げた20名程に衣装を着せる。


 それ以外は控え室的な所にあったという『STAFF』と書かれた服でも着せておこう。



「では皆さん、外へ移動しますから付いて来て欲しいですの」



「おい待てユリナ、サリナ、お前らはどこへ行くつもりだ?」


「ちょっとミニライブに協力をと思いまして……」


「馬鹿を言うんじゃない! お前らどうせアレだろ、これを機にアイドルとしてデビューしてやろうと思っているんだろう?」


「バレてましたのっ、痛いっ! ひぃぃぃっ、尻尾を引っ張るのはやめて欲しいですのっ!」



 全く抜け目のない悪魔共だ、手分けして大魔将を探し出さないとならないというのに、そんなことをしている暇は一切無いのだよ。


 調子に乗ったユリナとサリナは久しぶりに尻尾クリップの刑に処し、エリナから受け取った城の見取り図、それから大魔将の肖像画を元に捜索を始めた……



 ※※※



「なぁこの肖像画ってさ、誘拐実行犯の5人にそっくりじゃね? 確か4択クイズのときユリナが選んでたとは思うが」


「同じ純粋魔族なだけよ、さっき救出した子達の中にも結構居たわ……レアだから高く売れるのよね、制圧して言うことを聞かせられればだけど」



 攫って来てアイドルとして使えそうなら使い、もしダメならどこかへ売ってしまおうという魂胆であったのかも知れないな。


 まぁ、それは精霊様が小脇に抱えている小さな先生が目を覚ました際に聞けばわかることだ。

 灰にしてしまったプロデューサーしか知らない内容の可能性もあるがな。


 とにかく地図を片手に次々と階段を降りて行く、最初の目標は最深部にある大魔将の部屋である。

 そこに居ないとなるとかなり手こずることになりそうだ。



「はぁっ~、ご主人様、階段ばかりでもう疲れました」


「そうか、ルビアは大変な目に遭ったばかりだし仕方が無いな、おんぶしてやろう」


「やった! では遠慮なく」



 クソッ、結構重いぞ……などとは口が裂けても言えないのであるが、パーティーメンバーの中でも体が大きい方、そしておっぱいはトップクラスに大きい方であるルビアは軽くない。



「ルビアちゃんばっかりずるいわね、勇者様、帰りは私をおんぶしてよね」



 わかったよ、などと言いながらセラの姿を見る……こっちは大丈夫そうだ、背も小さいしおっぱいも実に小さい。


 とにかくこの2人に関しては今日のところだけ甘やかしてやろう、敵地で知らない連中に毒を盛られたうえに誘拐され、全裸でダンスの練習をさせられ続けていたのだ。


 もちろん精霊様に抱えられたおチビさんを処断する際にも、鞭だの何だのを喰らわせる権利は優先的にこの2人に与えられる。


 そういえば外に逃がした連中にも何かさせてやろう、被害者には当然に復讐する権利がある。



 などと考えているうちに城の最下層まで到達した、かなり昔に造られたと思しき巨大な扉、その奥に敵意を感じる存在は認められないが、地図上ではここが大魔将の部屋だ。


 いつもの如く鍵は掛っていない、ゆっくりとその両開きの扉を開け、中を確認する……



『はいっ! いらっしゃいませこんにちは! また会いましたねお元気でしたか!』


「てめぇ復活していたのか……てかちっさっ!」


『千切って投げられたうえに炎で焼かれましたから! このサイズで再生するのが精一杯だったんですよ! 誰のせいですか!』



 玉座の上にちょこんと立っていたのはプロデューサーであった、小さい、身長は50cmといったところか。

 他の組織はリリィのブレスに焼かれ、使い物にならなくなってしまったということなのであろう。



 もう一度焼き払い、さらに小さくしてしまうというのを繰り返し、完全に消滅させるまでそれを続けるのは簡単だ。


 だが今のうち、いや、セラとルビアを取り戻して落ち着くことが出来た状況である今こそ、この男に計画の全容を聞いておくべきであろう。


 そして、この男が唯一知って居るであろう大魔将の居場所も……



「おいてめぇ、また焼き殺す前にいくつか質問だ、まずこのイベントは何だ? 何を目的としてこんなことをしたんだ?」


『何を目的って! そりゃあれですよ! この城の主をお払い箱にするためのイベントですよ! 我が事務所のアイドルは第二世代へと移行するのです!』


「お払い箱? どういうことだ?」


『それはですね……』



 プロデューサーは相変わらずのメガホン越しで、やかましいぐらいの大声で語り出す。

 どうやら今回のイベント、大魔将をメインアイドルから降ろすために企画されたものであるらしい。


 あの意味不明な罠は、アイドルとしての大魔将に付いたファンを殺戮し、一掃するために仕掛けられたものだという。


 つまり人気の元を断つことによってアイドル大魔将を落ち目とし、表舞台から消し去ってしまおうということか、とんでもない力技である。


 そんなことをしなくともスキャンダルをでっち上げるなどすれば……この世界にはそのような発想は無いのか、まぁ、ないに越したことはないが……



『あのアマ! せっかく全裸で歌って踊れる、しかもおっぱいを揉みに行けるアイドルとしてプロモーションしてやろうと思ったのに! 調子に乗って拒否しやがったんですよ!』


「そりゃ拒否するだろ、人と握手するのも嫌だったらしいからな」



 確かに全裸で歌って踊って、しかもおっぱいまで揉めるアイドルなど夢のような存在である。

 俺もファンになってしまうかも知れない、だが本人が拒否したのであれば諦めるべきだ。


 しかしこの男はその拒否を理由として大魔将をアイドルの座から追い落とし、どこにでも居る普通の魔王軍幹部にしてしまおうと企んだのだ。


 というか、これまでも同じように攫って来て無理矢理アイドルにしたにも拘らず、要らなくなったらポイを繰り返していたに違いない。


 今すぐこの場で捻り潰してやりたい衝動を抑え、次の質問に移行する……



「で、そのお払い箱にしようとしたアイドル大魔将は今どこに居るんだ? 連れて帰るから教えろ」


『なぁ~にを仰いますかっ! 馬鹿ですか? 馬鹿なんですね? いやあなたは馬鹿に違いない! あんな高く売れそうな女を引き渡すはずがないでしょうに! この馬鹿がっ!』



 酷い言われようだが一旦我慢しよう、コイツはこの場で殺さず、後で限りなく残酷な方法を用いて処刑すべきだ。



「売るって言ってもな、もう大魔将を恐怖で支配していた『先生』は俺達が捕まえたんだ、お前如きの言うことを聞くはずがなかろう」


『ご安心をっ! この私騙すのは非常に得意なのでっ! 先生は出張に赴かれたと告げ、バレる前にシャブ漬けにしてしまえば問題ありませんっ!』


「……死ねやクソ野郎っ!」



 もはや我慢の限界である、聖棒を横薙ぎにし、プロデューサーの首を弾き飛ばす。

 首だけではなく体も破裂し、立っていた玉座がベチャッと血濡れになった。


 すぐにまた再生を始めるであろう、そして俺達の前に姿を現すはずだ。

 そのときに大魔将を発見出来ていれば捕らえ、死刑を宣告することとしよう。


 とにかくこの部屋はハズレだ、一旦会議をし、次に向かう部屋を選定しなくてはならないな……



 ※※※



「勇者様、次はこの部屋よ、ここに居る可能性が高いわ」


「おいセラ、どうしてそう思うんだ? ちなみにこの部屋は……お仕置き部屋?」


「私とルビアちゃんが捕まったときに、言うことを聞かないとお仕置き部屋に連れて行くって脅されたのよ、だから大魔将もここに監禁されてるんじゃないかしら?」



 いつも適当なセラにしては珍しく、もっともらしい根拠を持った意見である。

 であれば善は急げだ、部屋を出て階段を上がり、お仕置き部屋を目指す。


 被害者を救出したレッスンルームがある階層よりも2つ下に位置するその部屋は、金属で出来た重苦しい、そして鍵の掛った扉によって閉ざされていた。



 銀の鍵も金の鍵も、それから洞窟をクリアする際に手に入れたミスリルの鍵も、その扉に掛った鍵には合わず、開扉することが出来ない。


 だが蹴破ってしまうのも問題だ、中に誰か居るのである、非常に小さな気配だが、それが監禁されている大魔将である可能性はゼロではない。


 もし違ったとしてもそれは被害者であるはずだ、ここで扉の残骸をぶつけてしまうというのはあまりにも酷い話である。



「どうするよ? これじゃ中には入れないぜ」


「そうね、あ、この子を起こして解錠させましょうか」



 精霊様が抱えていたチビ先生、コイツであればこの扉の鍵がどこにあるのかを知っているはずだ。

 揺すり、頬っぺたを抓り、さらにはデコピンも喰らわせてみる……



「ん? うぅっ……何なの一体、この私に何の……」


「さっさと起きろチビ! この部屋の鍵を開けるんだ」


「えっ? あ……ここは……私をどうするの? この部屋で自分がお仕置きされるのはイヤよっ!」


「いや違うぞ、お前にお仕置きするのは事件が解決した後だ、今はお前が不当にお仕置きしていた被害者を救出する時間だからな」


「でもここ3日ぐらい私はこの部屋を使っていなかったのよ、だから誰も居ないはず……」



 ほぼ全ての力を失った状態である今のコイツには、この中に誰かが居るということを探知することが出来ないらしい。


 しかしコイツが自分で放り込んだのではないとすると、あのプロデューサーが上手いこと言って大魔将をここに入らせたのであろうな。


 その場で抵抗し、プロデューサーを捻り潰して逃げれば助かったはずだ、というかそれ以前にもそのチャンスは幾度もあったはず。


 大魔将にはそうする気も起きないほどの恐怖が与えられていたということなのか、この『先生』は考えれば考えるほどにとんでもない奴だな……



「さぁ、とにかく鍵の場所を教えろ、イヤならやべぇ器具で拷問して聞き出すからな」


「ひっ! わかったわよ、鍵は私のスカートのポケットに入っているわ」



 精霊様がチビ先生のスカートを探り、ポケットの中で油紙に包まれていた光る鍵を見つけ出す。

 見たこともない素材で作られたその鍵は扉の鍵穴にピタリと嵌り、ガチャリと音を立てて回った。


 扉を開ける、サイリウムの明かりでその真っ暗な部屋を照らし出すと、中央の磔台には1人の女性。

 間違いない、肖像画にある大魔将と同じ顔をしているではないか……


 全身に殴られたような痣があり、半ば気を失った状態のその女性。

 俺達が入って来たことには一切反応せず、ただただ力なく項垂れている。



「おいっ! 大丈夫か? 話は出来るか?」


「う……ん……外して、鎖外して……」


「マーサ、ジェシカ、鎖を外してやるんだ、そっとだぞ」



 2人に作業させている間、部屋の中を見渡す……壁に立て掛けられたハンマーに血が付いている、これで何十発も殴られたというのか……


 磔台から降ろした大魔将を床に寝かせ、ルビアが回復魔法を使って傷を癒す。

 念のため確認したが、魔力を奪う腕輪はご丁寧に両手首、さらには足首にも嵌められていた。



「あ、眠ってしまいましたね、おそらく今日はもう気が付かないと思いますよ」


「そうか、じゃあこのまま担架にでも乗せて外に運び出そうか、転移装置を使って洞窟ダンジョンの前にまで運ぼう」



 近くに落ちていた鉄パイプのようなものを2本拾う、これにも血が付いているではないか……とにかく今は担架だな、本体は謎の拷問器具に掛っていた布を使い、その上に大魔将を乗せる。


 そのまま転移装置のある部屋まで運び、そこから洞窟の外へ移動した。

 桟橋付近にはかなりの人だかり、いや人には見えないものも多いが、とにかく大量に集結している。


 先程解放した女の子達が歌って踊っているようだ、捕らえてあった純粋魔族とやらの5人もその中に含まれていた。


 エリナは……司会進行役をしているのか、忙しい奴め……



「ユリナ、サリナ、ちょっとエリナと変わってやれ」


「え~っ、私達はステージに上がって……何でもありません、すぐに行って交代します」



 サリナの尻尾を掴み、拷問部屋で拝借しておいた巨大なペンチをカチャカチャと鳴らして脅すと、すぐに2人共指示に従った。


 手の空いたエリナがこちらに来て、今しがた救出したのが大魔将本人であることを確認する。


 間違いないようだ、体に傷がないかを必死で調べるエリナであったが、既に治療済みであるとわかるとホッとしたように溜め息をつく。



「えっと、今回なんですが……その……この方を討伐するというのはちょっと勘弁して頂ければ……」


「うむ、この状態でさらにどうこうしようとは思えないな、しかもまだプロデューサー野朗が城の中に居るんだ、それをどうにかしないと今回の件は終わらないぞ」


「あ、あのマネージャーみたいなのですか? 弱いんじゃなかったんですかね」


「弱いけどぶっ殺してもすぐに再生しやがる、放っておくと逃げ出してまた悪事に手を染めるぞ」


「それは困ります、今回は魔王軍のメンツも丸潰れですし、確実に捕まえて処分しないと……もちろん手伝ってくれますよね?」


「・・・・・・・・・・」



 俺達はお前らの敵だぞ、と言いたいところであるが、この事件では人族の少女も誘拐され、あの部屋で全裸にされてレッスンだの何だのをさせられていたのだ。


 現状その主犯であるあの野朗をどうにかしないことには溜飲が下がらない、ここは協力してやるべきであろう。



 しかしアレだな、前回の離反といい今回といい、魔王軍の内部で問題が生じていたり、他の組織に騙されて損失を被る事件が続いているな。


 魔族も人族と同じく一枚岩でないことは察するが、やはり俺達との戦いで負けが込んできて他から舐められ始めている節もあるはずだ。


 もしかするとこれは有利な条件で講和に持っていくチャンスなのかも知れない。

 大魔将を全て討伐した辺りで話を持ちかければそれ以降は戦わずに済む可能性もある。


 もっともあの魔王がそれに応じればの話だが……



「それで勇者さん、あの野朗を最後に見たのはどの部屋ですか?」


「大魔将の居室だよ、玉座の上で偉そうにしていたのをプチッとやってやった」


「となると最下層ですか、困りましたね、あの部屋には秘密の抜け道があって島の反対側に出られるんですよ」



 奴がそれを知っていたら本当に逃げられかねない、早めに島の裏側にも部隊を配置すべきだ。

 だが俺達とエリナだけではそこまで手を回すことは出来ない……ここはあの連中を使うか……


 桟橋付近で被害者のアイドル達に熱視線を送っているオタク魔族達、どうせ遊びに来たのだし暇であろう。

 それにあのプロデューサーに対する悪感情は俺達に負けない程度には強いはずだ。



「エリナ、ちょっとここでイベントを開催しようか」


「イベントと言っても……何をするんですか?」


「プロデューサー捜索イベントだよ、参加無料、捕まえた奴にはこの『王都Tシャツ』を進呈しよう」


「なるほど、あのオタク達を兵隊にするんですね、やってみましょう」



 走り出したエリナ、すぐにステージに上がり、魔導拡声器を使って観衆にイベントの内容を告げる……



『え~っ、皆さんにお知らせがあります! これより本日のメインイベント、アイドル城大捜索を始めます!』



 良くわかっていないながらもとりあえず盛り上がる観衆、この辺りは人族も魔族も、そして俺の元居た世界でも同じである、ノリだけ良ければ生きていけるのだ。



『現在、この洞窟を抜けた先にある城には最凶最悪の敵が隠れています! アイドルの敵です! それを見つけ出し、捕まえましょう! もちろん発見者にはすんごい報酬があります!』



 尚一層の盛り上がりを見せるオタク魔族達、エリナが旗を持って移動すると、わらわらとそれに付いて行く。


 転移装置をフル出力で起動すると、青のような黒のような、とにかくそんな色をしたブラックホールのような何かが現れる、それに入れば城の入口まで一直線らしい。



『それではスタートして下さいっ! 見つけた方は捕まえて、ゲートを通って戻って来て下さいねっ!』



 続々とゲートを通る魔族達、その波が落ち着くのを待って俺達もそこに入る。

 目の前には地下へ続く入口があった、もう一度この城の探索を始めよう……

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