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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十章 一大イベント
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240 危険なアイテム

「お、また後続が追いついて来たみたいだな」


「新たな生贄の登場ね、今度はどんな奴が来るのかしら」



 暗闇の中に光るサイリウム、こちらへ近付くそれの持ち主は、意外にも紳士風の格好をしたおっさんであった。

 今度は単体か、申し訳ないがトラップの犠牲になって貰うぞ。



 俺達の横を通過する際、その紳士風魔族が話し掛けてくる……



『おや、君達はここで何をしているのかね?』


「いえ、ちょっと連れて来た奴隷を休ませているんです、女の子ばかりなので体力が無くて、ほらルビア、クッキー食べるか?」


「わぁっ、いただきま~っす」



『なるほどそういうことであったか、となると私は先に行ってしまっても良いかね? このサイリウム、人族の地で購入した安物なので心許なくてな』


「ええ、どうぞどうぞ、我々は急ぎませんので」


『ではお先に失礼するよ』



 なかなか高感度の持てる魔族であった、しかも上級魔族である、服装と顔色の悪さ、そして長く伸びた牙からしてドラキュラか何かかな?


 とにかく奴が先へ行った、俺達は少しだけ間隔を開けてその後ろを追跡することとしよう。


 とっさの演技に協力してくれたルビアにはもう1枚クッキーを咥えさせ、立ち上がって歩き出す……しばらく進めばあの魔族もトラップの餌食に……ならなかったではないか……



 ふと立ち止まって辺りを見渡す紳士魔族、やがて何かを見つけたようで、壁を触って作業をし始める。

 トラップを解除しているようだ、次の瞬間、天井から巨大な岩石が大量に落下した。



「ねぇあの人、どうしてあそこにトラップがあるってわかったのかしら? 今のは私のウサ耳でも変化を感じなかったわよ」


「さぁな、でもこれまでの連中とは一味違うらしいな」



 万が一のトラップ対策として、マーサには自分の足音が反響する際の微妙な違いでトラップの位置を確認するように言ってある。


 そのマーサが気付けなかったあの岩石落下スポットを、いとも容易く見破って、さらには簡単に解除してしまうというのには驚きだ。


 どうしてあの魔族は普通以上の知能を保っていられるのであろうか、謎は深まるばかり……



「とにかくあの紳士を追って行けば早めに銀の鍵へ辿り着きそうね」


「ああ、おそらく鍵の在り処を知っているのは俺達だけだからな、奴がスルーした後に探せば良い」



 しばらく紳士を前に見ながら進む、相変わらずトラップには気が付くし、時折襲い掛かる魔物にも冷静に対処している、賢いうえになかなか強いではないか。



 しかし、急にその魔族の周囲が暗くなる、どうも手に持っていた魔導サイリウムが壊れてしまったらしい。


 きっと魔力が高く、大爆発こそしないものの適性を超えた力を流し続けた結果なのであろう。

 人族の地で買ったと言っていたし、魔族用のものよりは弱い出力で使うべきものであったはずだ。



 さてどうしようか? 俺達の余りを渡してそれを使わせても良いのだが、それをやっていつかあの魔族がトラップの犠牲になったとしたら?


 何だか俺達が無理矢理死地に追いやったような気がして寝覚めが悪い……



 などと考えていると、俺達の後ろからさらに遅れて入って来た一団がやって来る。


 ここまでのトラップは全て生贄作戦で破壊したか、あの紳士魔族が発見して解除したかのどちらかだ。

 ゆえに何もないただの通路を歩いて来た後続が追いついて来るのは普通のことである。



 現れたのはキモいおっさん型魔族3体のグループ、全員小デブでハゲ散らかし、ついでに言うと魔導サイリウムを前進の至る所からぶら下げてガビガビに光り輝いているではないか。



「いやっ、気持ち悪いわね、あいつら涎垂らしてたわよ」


「鼻水も出ていました、もう何か変なクスリをやっている人みたいでしたね……」


「完全に狂っていやがったな、アレはもう手が付けられないぞ」



 ヘラヘラと笑いながら俺達の横を通過して行った3体の魔族、もう普通ではない、明らかに何かにやられた様子で、これまでの連中よりもさらに楽しそうにしていた。


 そしてそれが、先程サイリウムを失った紳士魔族の所へと到着する……止まった、どうやら自分達が大量にぶら下げていたそれを紳士魔族に渡しているようだ。


 わけのわからにことになりながらも良い奴であるという根幹は変わっていなかったのか、それとも何らかの幻術に影響されてその行動に出たのか。


 とにかく新たな魔導サイリウムをゲットした紳士魔族、キモい魔族達と行動を共にするようだ。

 これで俺達が手を貸すことなく先に進めるな、さっさと行ってまたトラップを解除しておくれ……



「ねぇ、あの人ちょっと雰囲気が変わったわよ」


「ん? 何だマーサ、どこがおかしい?」


「さっきまで罠を警戒する歩き方だったんだけど……今は何か早く先に進まなきゃって感じなのよね……」


「そうなのか、良くわからんが気が変わったとかなんだろうな」



 しかし、マーサが気付いたその異変は確かなものであった。


 先程まで正確にトラップノ一を把握していた紳士魔族であったが、少し離れた所からでももう1つのグループが持つ、大量のサイリウムの明かりに照らされてわかるトラップの下へ入って行くではないか。


 壁から半分顔を出していたいくつもの巨大な刃、キモ魔族3体のうち1体か、或いは紳士魔族がその装置を発動させてしまったのであろう。


 刃が天井に繋がったロープの先を支点として、振り子のように通路を往復する……4体の魔族はもうズタズタでだ、あれで助かる可能性はもうあるまい……




「ねぇ勇者様、もしかして他の参加者をおかしくしてるのって……」


「間違いなくあのサイリウムだろうな、アレを手にした瞬間紳士魔族が見え見えの罠に掛かって死んだこんだ」



 とりあえず振り子ギロチントラップを破壊し、死亡した4体の魔族の下へと向かう。

 いずれも体が引き裂かれて絶命しているのだが、大量に持っていたサイリウムの中には無傷のものもあるようだ。


 その1つを手に取ってみる……見た目は俺達が王都で購入したものとさほど変わらない、そして持った感じも、魔力が上手く流せずに発動させることが出来ない俺には違いが感じられない。


 ここは誰かが実験して見るほかなさそうだ、魔力が高すぎるメンバーがやるとえらいことになりそうだし、ここは中程度であるマリエルが妥当か……



「マリエル、ちょっとそのサイリウムを使ってみてくれ、ヤバそうならすぐに投げ捨てるんだぞ」


「わかりました、では……」



 サイリウムを掴み、それに魔力を込めるマリエル、見た感じの変化はない、いや……顔が少し紅潮してきているような気がしなくもないな……



「どうだ、何か変化があるか?」


「む……むむむむっ……何だか欲望が渦巻いてきました、とりあえずパンツを脱ごうと思います!」



 スカートの中に手を突っ込み、自分のパンツをサッと下ろすマリエル、これは拙い、ここで実験中止にしておかないと大惨事になりそうだ。


 精霊様がマリエルの背後から近付き、手に持ったそれを奪い取る……いや、パンツじゃなくてサイリウムを奪いなさいよ! パンツ掲げて喜んでいる暇ではありませんよ!



「ミラ、ちょっとマリエルを押さえろ、ジェシカはそのヤバいアイテムを奪い取るんだ!」



 2人がかりでようやくサイリウムを没収することに成功した。

 これは明らかにおかしい、後でエリナから詳細を聞き出そう。



「どうやらこれを使うと欲望が増幅して、それ以外のものが何も見えなくなるようね、込めた魔力がそういう魔法に変換されるんだわ」


「うむ、ここに来る奴の欲望ってのは早くそのアイドル大魔将に会いたいってものだろうからな、それが増幅されてトラップに気付けなくなるのか」



 しかしどういうつもりなのであろうか、アイドルに金を落とすファンをこんなイベントで死に追いやっているどころか、それを助長するための危険なアイテムまで持たせているとは。


 遥々ここまでやって来るような熱狂的なファンであれば、このようなことをして殺してしまうよりも長々と金を搾り取った方が確実に儲けは大きいはずなのに。


 このイベントを開催したのには何か裏の理由がありそうだ、それに関してもエリナだな、締め上げて目的を吐かせることとしよう、俺達には関係ないが気になるものは気になるのだから。



 などと考えている間にまた次のグループが現れた、このまま今の作戦で先へ進もう……



 ※※※



 その後もいくつかの後続グループに先を越させ、その全てをトラップの犠牲にして洞窟ダンジョンの奥へと駒を進めていった。


 そろそろ銀の鍵の在り処と思われるスポットだ、立ち止まり、セラが地図を確認する。



「そこに脇道があるじゃない、それを入ってから少し先がこの地図に記されているスポットだわ」


「脇道か、さすがに他の参加者はあそこに入って行ったりしないだろうな」



 危険な魔導サイリウムによって狂わされている大半の参加者、その連中はひたすらに前へ進むことしか考えていないのである。


 しかも俺達のようにあの看板ハンターを討伐し、同じ地図を入手した者が居るとは到底思えない。

 あのハンターの強さであれば参加者のほとんどは一撃で殺されてしまうはずだ。


 となると、ここから先、脇道に入ってから目的のスポットまで到達するまでの間は、自力でトラップを発見し、回避していく必要がある。


 少し面倒だがこれは仕方が無い、慎重に進んで……精霊様が何かを構えているではないか……



「面倒だからこの脇道ごと洗浄しちゃうわ、ちょっと離れていて」



 ドンッと放たれた脇道のサイズ一杯の水、中にあった複数のトラップがそれに反応して発動、直後に水圧で破壊されていく。


 こんなことが出来るのであればずっとこれでいけば……いや、さすがの精霊様もずっとこのレベルの攻撃を繰り返しながら進むのは厳しいか。


 もし可能であったとしても洞窟ダンジョンそのものが水に沈んでしまうかも知れない。

 この作戦は1回限り、ここでのみ使用ということで良いであろう。



「さて、さっさと行くわよ」


「おい、ちょっとは気を付けろよ、まだトラップが残っているかもだぞ」


「大丈夫よ、私の作戦は完璧でっと……痛いじゃないの、何なのこれ?」


「ほら言わんこっちゃない……」



 1本だけ残っていたらしい壁から矢が飛び出るトラップ、もちろん調子に乗って進んで行った精霊様を目掛けて発射されてしまった。


 肩に矢が当たり、刺さりこそしなかったものの服が僅かに裂けた精霊様、当然ご立腹である。

 間違いなく、次に出会った魔族のグループはトラップ云々の前に腹いせで殺害されることであろう。



 ただ、精霊様もそれで反省してくれたようで、その後は壁や床、天井などに気を配りながら慎重に前に進むことに賛同してくれた。


 その精霊様を先頭にして前進する……セラが手を挙げて目的のスポットへの到着を告げた……しかし何もないではないか……



「おいセラ、本当にここで合っているんだろうな?」


「絶対に間違いないわ、違っていたら全員からお尻をぶたれても良いわよ」


「じゃあ探してみようか、どこかに宝箱が出現する仕掛けがあるかもだからな」



 手分けして周囲を探す、といっても宝箱やその類のものなどあればすぐにわかるはずだ。

 カレンなど地面を掘っているのだが、それでも何も出てこない。


 もしかすると先程の精霊様が放った一撃で流されてしまったか? だとしたらここよりさらに奥を探さないとだな……



「あ……ちょっと待って勇者様……」


「どうしたセラ、やっぱ場所が違っていたのか?」


「いえ、場所は合っているわ、でもこの地図、下に小さく『受付でグッズを購入した方のみ有効』って書いてあるのよ」


「……ダメじゃん」



「しかも報酬は『特製キーホルダー全5色のいずれか』だって」


「……尚更ダメじゃん、銀の鍵じゃねぇのかよ」


「みたいね、とりあえずこれは諦めましょ、価値もなさそうだし」


「だな、今日は最初のスタンプだけ打って帰ろうか」



 骨折り損のくたびれ儲けであった、そのままこれまでと同じように、追い越させてはトラップを確認しの繰り返しで洞窟ダンジョンを進む。


 1時間程でようやく最初のセーブポイントに辿り着いたとき、スタンプの横にあった箱の中には、『ご自由にお取り下さい』との一言を添えて銀の鍵が大量に入っていた。


 馬鹿にするのもいい加減にして頂きたい、俺達の苦労は何だったというのだ……



「このスタンプを打てばセーブポイントに到着したのと同じ効果が得られるんだよな?」


「そうみたい、受付で貰ったマップの裏にスタンプ欄があるわ」


「じゃあ誰か……というかリリィ、ここにペッタンするんだぞ」



「わ~い、せぇ~のぉ、よいしょっ!」



 スタンプを押した瞬間、天井から何かが落下する……いつもエリナが使っている転移アイテムの簡易版のようだ。


 これを使えば洞窟ダンジョンの入口まで転移出来るんだな、では早速……そうか、俺如きの魔力では反応しないのか……


 結局ユリナがアイテムを使い、ダンジョンの外に出た。

 既に今日の入場は終わっているようだ、船も居ないし、エリナが受付のテーブルに足を乗せてくつろいでいる。



「よぉエリナ、話があるからちょっとこっち来い」


「あらっ、皆さんもう戻って来たんですね、この時間だとまだ中ボス部屋までも行っていないんじゃないですか?」


「色々と問題が多くてな、まずこのサイリウムは何だ? 相当にヤバい代物だぞ」


「ああ、それですか……」



 エリナ曰く、このサイリウムの本来の目的は別にあるらしい。


 イベント会場でこれを使わせることにより、冷静さを失った客の購買意欲はうなぎ登り、その連中がアイドルのグッズを爆買いして帰ることを狙ったものだそうな。


 それが今回、洞窟ダンジョンを踏破すれば憧れのアイドル本人に会うことが出来るという、グッズの購入とは無関係な方向に欲望の矛先が向かってしまっているだけだという。



「まぁサイリウムに関してはわかった、こちらも利用させて貰っているしな、次にあの銀の鍵だ、どうなってんだよ一体?」


「スタンプポイントに沢山ありましたよね、あそこまで辿り着く人が居るとは思わなかったんで、とりあえずある分全部置いておきました、ちなみに純銀製の非常に高価なものですよ」


「知ってる、だから全部持って来たわ、ごちそうさん」


「・・・・・・・・・・」



 銀の鍵はそれが入った箱ごと回収しておいたのである、こうでもしないと大魔将討伐は大赤字になってしまうからな。



「まぁ、とりあえず明日は中ボスを張り倒しに来るから、俺達が来たらちゃんと優先して中へ入れるようにしておけよ」


「わ……わかりました……銀の鍵、返して下さい」


「舐めるんじゃねぇ、ダンジョンでゲットしたお宝はもう俺達のものだ」


「うぅ……何て言って報告しようかしら……そもそも新しい鍵の予算、下りるかな……」



 適当に銀の鍵を置いておくという失態を犯したエリナ、頭を抱えて唸っているが自業自得だ。

 どうせなら金の鍵でやってくれたら嬉しかったんだけどな。



 さて、明日はこのうちの1つだけを使ってダンジョンの中ボスに挑戦だ……



 ※※※



「今日も凄い数の船だな、オラッ退け退けっ! 退かねぇと撃沈するぞっ!」



 退かない船、回避が送れて邪魔になった船は容赦なく沈め、ついでに乗組員と乗客をまとめて焼き殺していく。

 こうでもしておかないと俺達に楯突く輩が出てきかねない、これは必要な措置なのである。



 桟橋に到着すると、エリナに昨日マップに打ったスタンプを提示し、スタンプポイントまで転移させた。


 ここから中ボスの部屋まではそう遠くはない、途中で道を逸れれば別のスタンプを押すことが出来るのだが、今日はボス討伐の方を優先しておこう。



「あったぞ、ここが中ボスの部屋だろ」


「そうみたいね、じゃあ早速銀の鍵で……」



 ガチャリと音を立てて回った鍵、扉を引くと、中から白い煙のようなものが溢れ出す。

 部屋の中にスモークを焚いているようだ、さすがはアイドル、こういう演出はどこの世界でも同じなようだ。



「あらっ! 初めてのお客さんよ、皆並んでっ!」



 スモークの向こうに人影、シルエットだけでは普通の人族とそう変わらない。

 だが頭に何か尖がったものが……被り物でなければおそらく角だな……


 徐々に晴れるスモーク、敵の姿、いや服装だけははっきりした、フリフリのスカート、色は全員白を基調とし、ピンクで柄を入れてあるようだ。


 全部で3人、真ん中の1人は俺よりも背が高いのではないかと思えるサイズ、そして両脇に控えた2人はカレンと同程度かそれ以下の身長である。


 そして3人共頭にあるのはやはり角、全員トゲトゲの付いた棍棒のような武器を携帯しており、真ん中の子が動いたときにチラッと見えたパンツは虎柄であった。



「おい、お前ら鬼だろ?」


「だいせいかいで~っす! ちなみに私はオニ美ですっ、よろしくねっ!」



「オニ子です」


「オニスタスティックアレクサンドリア17世です」



 1人だけ名前がおかしい、しかも真ん中の大きい子ではなく、右側の小さい子、明らかにモブキャラなのにその名前は何なんだ? 貴族の出とかそういう類か?



「えぇ~っとぉ、皆さんはこのイベントの参加者で、私達中ボスユニットに挑戦するってことで良いですよね?」


「ああ、お仕置きしてやるからさっさと掛かって来い」


「ダメですよぉ~、まずはルール説明からです!」



 まさかのルールに従った戦いを展開しなければならないパターンだ。


 オニ美が一旦部屋の隅に捌け、何やら3本の棒を持ち出す……この3人が持っているのと同じトゲトゲ棍棒か……



「えぇ~、皆さんの中から3人選んで私達と戦って貰います、武器はコレだけ、おもちゃなんでダメージは入りません」


「そんなんでどうやって倒すんだよ?」


「これで3回叩かれた人は負け、試合が終わるまで隅っこで正座です」


「なるほど、じゃあメンバーを選ぶからちょっと待ってくれ」



 円陣を組み、皆で相談する、素早さの高いカレンとマーサは参加確定、もう1人は普段からあの棍棒と同サイズの武器を振り回しているジェシカに決定した。


 中央のステージに上がる3人、何だか平和的な戦いではあるが、とにかく中ボス戦の始まりである……

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