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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十章 一大イベント
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238 敵はアイドル

 あのお方率いるゴーレム使い軍団との戦闘があった日の翌日、地下牢に居たラフィーを呼び出し、次に戦うべき大魔将についての情報収集をすることとなった。


 なぜか関係ないパトラまで付いて来ているのだが、それに関しては特に問題行動に走らない以上黙認しておく。



「さてラフィー、俺達が次に攻めるのは魔族領域のアイドルとかいう大魔将だ、それに関して知っていることを洗いざらい吐け」


「別に良いッスけど、プライベートなことまでは教えられないッスよ」


「ダメだ、スリーサイズまで教えて貰う」


「それは……私も聞いてはいるッスけど……たぶんかなり盛ってるッス」



 まぁアイドルだからな、年齢とかスリーサイズとか、一部事実と異なる数値が公式設定として採用されていることもあるはずだ。


 出来れば本当のことを全て知ったうえで戦いに臨み、事実と公式の違いをイジリに使ってやろうと思ったのだが、さすがにそこはラフィーも知らないようである。


 とはいえそれ以外にも弱点はあるはずだ、それをきっちりと確認し、戦闘に役立てていかなくてはならない……もちろん地道に調べるのではなくラフィーから聞き出すのだが……



「それでラフィー、そいつの弱点とか苦手なもの、嫌いな食べ物なんかは知っているか?」


「う~んそうッスね、確か他人と手を触れ合うのがもうマヂ無理っ! とか言ってたッス」


「どういうことだ?」


「何か大昔に握手会なるものを開催したら酷い目に遭ったそうッス、それでトラウマがどうとか……」



 そういうことか、大方その握手会にとんでもなくキモい輩が出現したのであろう、そして手を握ったまま離そうとしなかったとかそういう感じに違いない。


 しかしその弱点というかトラウマというか、それを利用して戦うのはさすがの俺様も気が退けるな。

 何か他に良い感じの攻めどころがないのであろうか。



 その後、そのままラフィーに色々な質問を投げ掛けることを続けたものの、特にこれといった弱点めいたものは出てこなかった。



「う~ん、とりあえずファンのフリでもして敵の城に潜入するってのはどうかしら?」


「おいセラ、洞窟ダンジョンを自力で突破してアイドルの家に凸するファンはヤバい奴だぞ」


「それもそうね、間違いなく犯罪者扱いされて終わりだわ……」



 しかし困ったな、敵の正確な情報もなければあらかじめ確認しておくことも出来ない。

 今回は普通に攻め込んで、様子を見ながら戦っていくしかないか?



「ご主人様、別に城凸しなくともイベントに参加すれば良いんですの」


「イベント? そういえばユリナとサリナはそういうの好きだったな、で、そいつのイベントはどこでやっているんだ?」


「そうですわね、普通のアイドルでしたら魔族領域でやると思いますわ、事前に告知して」


「……それじゃ行けないじゃないか、参加出来るのはお前らとマーサぐらいだろ」



 人族や俺のような異世界人が1歩でも魔族領域に入った途端、その瘴気だか何だかに巻かれてたちまちハゲ散らかしてしまうという。


 たかだか大魔将の様子を見に行くぐらいで大切な髪の毛を失うわけにはいかない、というか下の毛もツルツルになってしまうんだっけか?


 まぁ、何にせよ魔族領域へ行くのはNGだ、他の方法を探すか、それとも行き当たりバッタリで正面から突撃するかだ。


 ちなみにユリナもサリナもその大魔将がアイドルとして活動しているイベントには行ったことがないという、もちろんマーサもである。


 つまり現時点での情報は実際に合って話をしたことがあるラフィーの証言だけ、それも単に知り合いというだけでそこまで深い仲ではない。



 これではもうどうしようもないな、一旦その大魔将の城、というよりも洞窟ダンジョンに入り、様子を覗いながら対処法を見つけ出すほかなさそうだ。



「よっしゃ、じゃあ明日のうちに準備を済ませて、明後日の朝トンビーオ村に向けて出発しよう、とりあえず様子を見に行くぞ」


「じゃあ魔法薬関係と食糧と、それからアイドル応援グッズを購入しておくべきですわね」


「……敵を応援してどうするんだ、余計なものを買ったら尻尾の先を万力で挟むからな」


「ひぃぃぃっ! ちゃんとしますからそれだけは許して欲しいですのっ!」



 翌日、薬屋で魔力回復薬を、そして冒険者ギルドで携帯食を補充した後、ユリナとサリナがどうしてもと言うので裏路地にある怪しい店を訪問した。


 店の中には謎の法被、鉢巻、魔導サイリウムなど、明らかに俺が元居た世界でもそういうのを趣味としている人々が好んで買いそうなアイテムが揃っている。



「ご主人様、せめてサイリウムぐらいは買っておきましょう」


「おいサリナ、そんなもの何に使うというのだ?」


「いや……ちょっと欲しいなって……」



 どうせそんなもの買ったところで一晩もすれば光らなく……と思ったら魔力充填式であった、繰り返し使えるらしい。


 よし、これは買っておこう、何に使うのかはわからないがとりあえず買っておこう。

 最悪夜釣りにでも行ったときに浮きの代わりにでもしてやろうではないか。



 とりあえずサイリウムを20本、2本で銅貨1枚だから銀貨1枚分購入しておいた。

 ユリナとサリナ、それから興味を持ったカレンに1本ずつ渡し、残りは馬車にしまっておく。


 洞窟ダンジョンに入る際には明かりの代わりとしても使えそうだな、1人1本携帯しておくこととしようか。


 それ以外のアイテムに関しては特に目ぼしいものが見つからなかったため、店の場所だけ把握して屋敷へと戻った。


 部屋では早速ユリナがサイリウムに魔力を込め、光らせ始めた、俺もやらせて貰おう……



「ここを持って力を流れ込ませるんですの、そっとやらないと大爆発して王都が消滅するので注意して下さいですの」


「おいおい、意外とヤバいアイテムじゃねぇか! じゃあそぉ~っと……あれ、光らないぞ……」


「慎重にやりすぎですの、もう少し魔力を込めて」


「なら今度は半分ぐらいの力で……光らない、そしたら8割……フルパワーだっ!」


「ダメですわね、そもそも魔力が無さすぎですの」



 結局、3倍界○拳(適当)まで使っても光らせることが出来ず、俺はリタイアした。

 何とか淡く光らせることに成功したジェシカが後ろから小馬鹿にしてきて鬱陶しい。


 というか光らないのは俺だけだ、魔力というものが良くわかっていないカレンですら何とかなったし、セラやルビア、リリィなどは触れただけで、精霊様は近付いただけで眩しいほどに輝いたのである。


 散々練習した水魔法ですら、未だにコップ数杯分の水しか出せない俺にとっては少し敷居が高かったようだ、これに関しては諦めよう、異世界人向きではないのだ。



「というかこれってさ、私が魔力を込めて敵に投げ付けたら凄い効果を発揮しそうよね」


「う~ん、それもそうだな、精霊様の魔力なら大爆発どころじゃないだろうし、使ってみるのも良いかも知れないな」



 魔導サイリウム爆弾である、限界を超える魔力を込めてから爆発するまではタイムラグがあるとのことだし、これを上空から投下して敵の城を破壊するというのも手だ。


 ついでに洞窟ダンジョンの敵も爆発で一層してしまえば、何の苦労もなく大魔将の所へ到達することが出来る、これは今後意外と使えるかも知れないな。


 とりあえずは今ある分で少し試してみて、いけそうなら一度王都に戻って大量に発注することとしよう。



「じゃあこれで準備完了だな、明日の朝は日の出前に出発だ、今日は早く寝るぞ」



 夕食を取り、風呂にも入って就寝する……すっかりサイリウムを気に入ってしまったカレンが横で眩しい、まるで寝ることが出来なかった……



 ※※※



「ほら勇者様、早く行くわよ」


「うぅ、誰かさんのせいで寝不足だ、何でサイリウムを握り締めたまま寝てるんだよ」


「……ごめんなさぁ~い」



 一晩中光っていたカレンの布団、まさかそのまま寝ているなどとは思いもしなかった。

 もう俺だけ寝ながら行くしかないな、どうせいつもの道だし、途中で起こされることもないであろう。


 と、その前に俺の寝不足の原因を作ったカレンにはお仕置きだ、お尻ペンペンの刑にしてやる。



「わうっ! 痛いっ! ごめんなさいっ! もうしませんっ!」


「絶対だな、今夜もやったらそれを取り上げるぞ」


「そんなっ、光の剣を取られたら伝説の力がなくなってしまいます」


「何の設定だよっ!」


「あきゃんっ! お尻痛いです……」



 わけのわからないことを考えているカレン、サイリウムは伝説の武器ではありません。

 まぁ実際のところ爆弾にしようと思ってはいるのだが……



 そのカレンを降ろして横に座らせ、俺は寝る態勢に入る、うとうとしているうちに途中の宿に到着したようだ、馬車を降り、いつものオーナーに挨拶をして中へ入る。


 今日は珍しく他のお客も居るようだ、少し静かにしないといけないな。


 などと考えながらロビーで受付が終わるのを待っていると、フロントで手続をしていたはずのマリエルがこちらに駆け寄って来て俺の袖を引っ張った……



『勇者様、今私達の前で受付していたお客さん、変装はしていましたが完全に魔族でしたよ』


『どういうことだ? 客ってさっきの男3人組だろ?』


『わかりません、少し聞き耳を立てていたんですが、何かのイベントがどうのこうのと話していました』



 イベントって、まさか王都をどうにかしてしまうような過激なものではなかろうな。

 いや、あの連中も馬車で王都から南に向かっていたはず、出るときにちらっと見えていたし。


 だとすると何のイベントであろうか? 魔族ではあるそうだが、魔王軍とは無関係の連中かも知れない、下手に手を出したらそれこそ問題になる。


 ここはこっそり監視するだけにしておき、もし何かヤバいことを計画している、或いは魔王軍の関係者であるという証拠が見つかった際にはボコボコにすることとしよう。



 チェックインが終わったため、一旦部屋に入って先程の話を全員に伝える。

 今のところは手を出すべきでないということもだ。



「ご主人様、あの人達も光の剣を持っていましたよ、もしかしたら仲間かも知れません」


「光の剣? サイリウムのことだよな……何だってそんなもの……」



「でもマリエルちゃんが聞いたのは『イベント』ってことだったのよね? ならそういう感じのアレなんじゃないかしら」


「だと良いんだがな、そう見せかけておいて不意を突くのが卑劣な魔族のやり方だ」


「……勇者様じゃないんだし、そこまで変なことはしないと思うわよ」



 その後、連中の様子を探ろうと無駄に廊下を歩いてみたり、何となくドアを開け放って周りの声が聞こえやすくしたりと色々試したものの、これといった情報は掴むことが出来なかった。


 唯一、同じ魔族であるマーサにサイリウムを持たせて廊下ですれ違うように仕向けたときのみ、奴等の方からペコリと会釈をしてきたぐらいである。



 結局何なのかわからなかった、だが翌朝、やはり連中は南へ向かうようであることが判明した。


 これなら踵を返して王都へ行くことは考えにくい、武器の類も持っていないようだし、しばらく馬車で追尾して大丈夫そうならもう忘れてしまおう。



 俺達も追い掛けるようにしてテックアウトを済ませ、馬車に乗り込んで南へと向かった。

 このまま何事もなければ昼過ぎにはトンビーオ村に到着するはずだ……



 ※※※



「ご主人様、あの馬車、まだ前を走っていますよ」


「本当だ、もしかしてトンビーオ村を襲撃するつもりか?」


「それにあまり意味はないように思えますが……」



 確かに、ここでいきなりトンビーオ村を襲撃する理由が見当たらない。

 しかも今朝確認しておいたところ、中級魔族が1体と下級魔族2体である。


 その程度であればメイとドレドだけでも余裕で討伐出来るのだ、そしてその2人が居ることを知らずに、わざわざどこかから馬車に乗って遠征してくるなどまず考えられない。


 もし連中がトンビーオ村に行くとしても、それは何か別の目的があってのことであろう。


 だが何らかの組織、特に魔王軍の偵察である可能性も捨て切れない。

 メイやドレドを連れ戻しに来た使者とか、はたまた前回の変なクラブの残党とか……


 考えたらキリがないな、とにかくこのまま後を追ってみよう。



 そのまま追尾を続ける、さらに1時間以上走ったところで、遂にトンビーオ村の入口が見えてきた……そして連中の馬車がそこへ入って行くではないか……



「村に入っちゃいましたね、どうしますご主人様? あの人達も光の剣の使い手なんですよ」


「そうだな、最悪カレンに戦って貰うことになるぞ、だが光の剣同士がぶつかると何が起こるかわからない、ここは普通の武器で応戦するんだ」


「わかりました~」



 サイリウムのことをすっかり光の剣だと信じ込んでしまっているカレンであるが、いざ戦闘になった際にそれを取り出されても困るし恥ずかしいだけだ。


 適当に誤魔化して普通に戦うよう仕向けておくのがベストな選択といえよう。



 俺達も村へ入り、どこも騒ぎになっていないことを確認してコテージへと向かい、荷物を置いた。

 だがやはり気になるし、このまま放っておくわけにもいかない、本村へ出て住民から話を聞くべきだ。



「セラ、ちょっとババールさんの旅館へ行ってみようか」


「そうね、そこがこの村で一番情報が集まる所だと思うし、あんな怪しい連中が入って来たならもう動いて何か調べているはずよね」



 小さな漁村であるこのトンビーオ村では、旅館の女将であるババールが実質のトップ、次点として漁師総代のボルテスが村の顔といった感じである。


 村で何かが起こっていればその2人にまず連絡が行くはずだ、早速セラと一緒にコテージを出、ババールの旅館へと向かった……



「あれ、良く来たさね、今日はどうしたんかね?」


「どうもババールさん、実は俺達の少し前に村に入った3人組についてなんですが……」


「ああ、あの人らかね、それなら船をチャーターしたさね、明日の朝、これまでの他の客と同じで大魔将の島に向かうそうさね」


「だ魔将の島に? しかもアレですか、他にもそういう輩が居ると?」


「そうさね、ここ1週間ぐらいそういう客が何組も村へ来たさね、大魔将の島に送ったは良いけど誰も戻って来ないさね」



 おそらく他の客というのも人族に変装した魔族の類であろう、それがここ1週間で何組も、しかも戻って来ないというのはどういうことだ?



「勇者様、やっぱりあの3人に突撃取材した方が良さそうよ、絶対に魔王軍関係の何かだわ」


「そうだな、戻って来ないということは大魔将の軍に合流したってことだ、つまりあの連中は敵、いやこれから敵になるって話だもんな」



 異世界はユルい、その客が1件しかないこの村の旅館の、どの部屋に宿泊しているのかという個人情報を簡単に教えて貰えた。



 で、相手は魔族3体とはいえ所詮は中級と下級だ、もし戦闘になっても俺とセラだけで旅館の建物に対する被害をゼロに抑えたまま討伐することが可能である。


 ということでこのまま2人で突撃することに決め、厨房で借りたしゃもじをマイクの代わりに、レポーター的な雰囲気を出しながらその部屋へと向かう。



「ここね、じゃあ私がそっとドアを開けるわ、勇者様は寝起きドッキリ的な感じで入って行くのよ」


「え? しゃもじの意味は? それだと何か別の企画になりそうなんだが……」


「良いから早く、開けるわよ」



 有無を言わさずドアを開けてしまうセラ、まぁ、企画などどうでも良い、このまま入って行こう……



『おはようございま~す……』


「は~い、おや、何だねチミ達は?」



 当たり前だが普通に起きている、寝起きドッキリ、堂々の失敗である。



「何だって、勇者ですよ勇者、お前ら動いたら殺すから」


「な……なぜ勇者がこんな所に……」


「だからさ、お前ら大魔将の城に行くんだろ、何しに行くんだ? 返答次第では直ちに殺す」


「チミね、イベントのことを全く知らずにここへ来たというのかい?」


「ああ、イベントか、それについて教えろ、はぐらかしたら殺す」


「イベントというのはだね……」



 この魔族の言うイベントとは、今まさに俺達が狙っているアイドル大魔将の開催したものであった。


 ファン達は洞窟ダンジョンに挑戦し、そこをクリアして城まで辿り着けば、本人に会うことができることはおろか特別サービスまで受けられる、さらにさらに限定の記念品まで受領出来るというのだ。


 それを目当てに魔王軍に所属しているか否か、魔族領域に住んでいるか否かを問わず、この世界中からファン魔族達がその城に集結しているらしい。



「でもさ、お前ら洞窟ダンジョンをクリア出来そうなのか? というか出来なかったらどうなるんだ?」


「小生らがまだまだ未熟ということは心得ている、だがこのイベントはチャレンジすることにこそ意義があるのだ、ちなみに途中で脱落した腰抜けの軟弱者には死あるのみ!」


「・・・・・・・・・・」



 この連中、本当に死ぬかも知れないということがわかっているのであろうか? おそらくこの程度の雑魚であれば洞窟ダンジョンに入って1時間も持たずに全滅である。


 それをわかってなお行くと言うのであれば止めはしないが、一応警告だけはしておいた。

 で、もちろん行くらしい、ここまで来て引き下がるのはファンとしてどうたら、だそうだ。



 結局この連中は魔王軍とは関係がなく、たまたまショートカットのために王都を通る必要があったこと、それからこの村の旅館に泊まることを目的として人族に変装しているだけであるということもわかった。


 特に害はなさそうだし、ここで殺して部屋を汚してしまうよりは、放っておいて洞窟で死ぬのを待った方が良さそうだ。


 俺とセラはそのまま旅館を出てコテージへ戻り、今起こったことをみなに伝えておいた。


 アイドルのイベントと聞いてユリナとサリナはやる気満々だ、リリィも良くわかっていないながら、そのテンションに乗せられて無駄に喜んでいるようだ。


 その3人の強い要望により、休日を挟むこともなく、翌朝には当該大魔将の城へ向けて出発することとなったのである。



 さて、どんな奴が出て来るのやら、それ以前にイベントとはどんなものやら……

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