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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第九章 残党とすら呼べない
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 王国軍とゴーレム部隊がぶつかる、敵の数は500だが、ゴーレムの数は敵1体につき1体というわけではない。

 複数体を操る者も多く、それも踏まえた敵の数は1,500以上となっている。


 とはいえ既にこちらも倒し方を知っている、俺達がラフィーの城でゴーレムと戦うために研究所に作成依頼した魔力を奪うアタッチメントが存在するのだ。


 これはゴーレムの関節部分を繋ぐ魔力を断ち切ることでそのボディーを崩壊させるもので、俺達が一定の成果を上げたことを知った王宮が、すぐに1,000個以上生産したもの。


 王国軍の精鋭が使う高級な剣やその他の武器にセットすることが出来るよう、様々な形のものが作られ、一部の兵士に支給されていたのである。



 そしてゴーレムとの効率の良い戦い方もまた、ここに居るような専業兵士の連中には広まっているようだ。


 人型のゴーレムに対しては皆足を狙い、その指を破壊することでバランスを崩して倒れてしまうように仕向け、次々に気をなぎ倒していた前列のゴーレムを破壊していく。



「なかなかやるじゃないか、これじゃ俺達の出る幕はなさそうだな」


「でも勇者様、変なのが飛び出してこっちへ来ますよ」



 本当だ、人型をしているが普通の人間よりも少し大きい、ゴツゴツした肌の何かが王国軍を器用に飛び越えてこちらへ向かっているではないか。


 他のゴーレムとは動きが違う、きっと比較的優秀なゴーレム使いの作品だな。

 と、背中に乗っているチビデブのおっさんがそのゴーレム使いなのか?



「どうやらラフィーを狙っているみたいだな、まぁ当たり前か、カレン、奴を殺して良いぞ」


「わかりました~」



『ヒャッハー、我が一番乗りじゃ! 我が最高傑作、上質な油をふんだんに使ったメタボリックゴーレムの餌食となるのはどいつじゃぁ~っ!』



 こちらに向かって一直線に突撃するゴツゴツ肌……の方が喋ったではないか、上に乗っているチビデブではなくて、それがゴーレムなのかよ、お前じゃなくて……



 背中のチビデブゴーレムを右手でむんずと掴んだゴツゴツ肌、それを正面切って突っ込もうとしていたカレンに向かって投げ付ける。


 一撃である、一瞬でカレンの爪武器に切り刻まれたチビデブ、もはやどこがどう稼動してどのように戦うのかすら見ることが出来なかったではないか。


 カレンはそのままゴツゴツ肌へと斬り掛る、明らかに動きの遅い敵は、こちらもあっという間に……斬り捨てられなかった、脇腹に僅かな怪我を負っただけのようだ……



「ご主人様! 武器に油が付いて斬れません! 一旦戻りますね」


『ガハハ、どうじゃ、どんなに優れた武器でも何人か斬れば使い物にならなくなるとのことじゃからな、油まみれのゴーレムを斬れば一発でそうなってしまうのじゃよ!』



 あのゴーレムはそういう用途のものであったか、実に鬱陶しい、鬱陶しいのだが……あれ1つでどううするつもりでいるのだこの馬鹿は?



「カレン、後ろで精霊様に武器を洗って貰うんだ、あの変なのは俺が始末する」


「は~い、精霊様~っ」



『がははっ! 敵わぬと見て敗走したのじゃ、情けない奴め!』


「うっせぇな、てめぇはとっとと死にやがれっ!」


『あぎゃぁぁぁっ! いてぇ、痛風よりいてぇぇぇっ!』



 おっと、ゴツゴツした見た目なものだからついつま先を狙ってしまったではないか。

 コイツはゴーレムではなく中級魔族だ、普通に殺れば普通に死ぬんだよな。



 と、かなり後方で観戦していたはずの魔界の神様、死神が音もなく俺の前に現れた。

 足の指が粉々に砕け、地面をのた打ち回るゴツゴツ魔族のところへ近付いて行く……



『性根の腐った魔族なのじゃ、永劫の苦しみを受けるのじゃ!』


『へっ? あ……あひょぉぉぉっ! ぷっ、ぷりんたい……』



 ゴツゴツ魔族の首に死神がその手に持った巨大な鎌を当て、一気に掻き切る、当然魔族は死亡したが、反応が何かおかしい、普通ではない、何か特殊な殺し方をしたのであろう。



『見るのじゃ反逆者共よ! この者からはわっちの力でその命を奪い去ったのじゃ! そして魂は永遠の痛風地獄に落ち、終わることのない痛みと苦しみを受けるのじゃ!』



 よくわからんがとんでもない地獄に落とされてしまったようだ。


 今回の件では魔族達にとっての神界のようなものである魔界がかなりお怒りらしい。

 そのアピールのためにわざわざ死神が動き、反乱に加担した者への凄まじい罰を見せ付けたのであろう。



 というかこの死神、フードを取ってそう話したときに初めて顔が見えたのだが、どう考えても10歳ぐらいの子どもである。


 きっと死神らしさを演出するだけでなく、その見てくれで舐められないようにあのような格好をしているのであろう。



 と、今はそんなことよりも目の前の敵だ、どうも先程から数が減っていない。

 いや……何か増えてねぇか?


 王国軍の兵士と戦って破壊されたゴーレムに関しては、残骸がきっちりその場に転がっている。

 ゆえにその分敵の数が減少しているのは確かだ。


 ならばなぜ敵の数が減らないどころ増加しているのか? 答えは簡単だ、後方で新しく創っている輩が居やがるに違いない。



「リリィ~、ちょっと良いか~っ? 上空から偵察しに行こうか」


『は~い、じゃあ乗って下さ~い!』



 兵士が足を狙って転倒させたゴーレムを砕いて遊んでいたリリィを呼び戻し、上に乗って空へ飛び立つ。

 おそらく製造しているのは敵の最後列だ、そこを覗き込めば何かがわかるはず。



 交戦地帯を飛び越え、上空から目的の場所を眺める……居た、敵軍の最後列で、明らかに戦闘向きでない姿かたちの魔族がひたすらゴーレムを製造している。


 材料も周囲の砂礫だけではなく、木や草、そしてあれはもしかして俺達の畑の土ではないのか?



「なぁリリィ、あの土ってもしかしてさ……」


『おじさん達が耕していた畑のです、上を通ったときに穴が空いてました、あとさっきゴーレム壊してたらミミズ出て来ましたよ』



 もう間違いない、なんてことをしやがるこの畜生以下の連中め。


 しかも良く見たら土だけではない、畑に植えられていた野菜も引き抜かれ、土くれの足が4本取り付けられてゴーレム化しているではないか。


 まるでお盆のアレのような姿にされてしまった大切な野菜達、地面に置かれるとシャカシャカと走り出し、前線へと向かって行った……



『ご主人様、あの箱みたいなお城も勝手に使われていますよ』


「えぇ……本当だ……」



 俺のプレハブ城も野菜と同様の措置を施され、入口のドアをパカパカさせながら走ってどこかへ行ってしまったではないか。


 もう殺意が芽生えるとかそういうレベルの話ではない、もうあの死神と契約してでも奴等を本当の地獄に叩き落してやらないと気が済まない程の状況だ。



 とりあえず、いまだにゴーレムを創り続けている連中を焼き払おう、これによって大切な畑の土にも焼きが入ってしまう、だがそうも言ってはいられないのだ。



 地表スレスレまで降下し、灼熱のブレスを吐きながら敵の最後列を横断するリリィ。

 さようなら畑の土、さようなら、これまでそれを育ててくれた土中の微生物達……



 突如として後方が火の海になり、これでもかというぐらいに混乱する敵軍を抜けて自陣へと戻る。


 事の顛末をマーサに話したところ、烈火の如く怒りながら拳を握り締め、敵陣へと突撃して行った。

 先程から野菜らしき姿のゴーレムが前線を抜けて来るのを疑問に思っていたらしい。



 かなり敵陣深くまで食い込んでしまったマーサであるが、その叫びはここまで聞こえてくる。

 同時に武器の洗浄が終わったカレンも戦線に復帰するようだ、マーサに負けじと走って行った。


 そしてこちらはもうやることがない、前衛の残り2人にしても、ミラは敵の死体から売れそうな装備を剥がしてニヤニヤしているし、ジェシカはティーセットを出して休憩している。



 後方からの供給を断たれたゴーレムも次第にその数を減らしていく、もはや残っているゴーレム使いの数よりも少なくなってしまったようだ。


 というかどいつもこいつもセンスがなさすぎる、羽を生やしたゴーレムは空を飛べないし、謎のキックボード型ゴーレムは真ん中で真っ二つに折れ、乗っていた製作者が事故死していた。


 これではどれだけラフィーを崇め奉ったところでその域に達することは出来ない、永遠にな……



『ぐぬぬっ、ここは退却じゃ! 退くのじゃ、早く下がれぇ~っ!』



「あら勇者様、敵は無様に逃げ出すみたいよ、どうする?」


「どうするって、もちろん追い掛けてぶっ殺すさ、それか降伏させても良いな、どうせ死刑確定済だし」



『あのお方』というかエメスを乗せた玉座が反転し、森の方へと向かい始める。


 既にゴーレムの軍勢はほぼ壊滅状態に陥り、それを創るゴーレム使い達も半分程度が死ぬか拘束されるかして脱落しているのだ。


 残りは雑魚魔族250に性能の低いゴーレムが50といったところ、これを殲滅するのは造作もないことである。


 だがここはエリナ、それから2柱の神がどう処理するかを決めるところだ。

 この場で殺すか、それとも連れ帰って公開処刑するかの2択ではあるが。



「おいエリナ、ここからどうするんだ? 早く決断しないと逃げ延びる奴が出るかも知れないぞ」


「う~ん、そうですね……最低でも今生きている連中は吊るしたいので、出来れば生け捕りにして欲しいです」


「わかった、じゃあ王子、軍を動かして退路を塞ぐんだ」



「ええ、ではそのように……全軍、回り込んで森の入口を制圧しろ! 1匹もたりとも逃がすなっ!」



 命令を受けた王国軍が一部敵の背後に回り、完全に包囲する、あとは1周ぐるっと弓を構え、降参するように促すだけだ。



『ぎぃぃぃっ! わかった、もう降伏するからわしだけは見逃してくれっ! 他の連中は雑魚じゃしどうなっても構わん、じゃからわしだけは……』



 エメスが何か言っている、明らかに叶わぬ夢を語っているようだ。


 しかしあまりにも大口を開けて叫んだため、補修した顎の接着面が外れ、二度と喋ることが出来なくなってしまったようだ、これで静かになったな。



「さてエリナ、雑魚ゴーレム使い共は降参し始めたぞ、これで戦闘は終わりだがあのジジィはどうするんだ?」


「一緒に連れ帰って縛り首ですね、歩けないみたいだし、あの玉座に着かせたまま運搬します」


「縛り首って……たぶん効かないだろ、確かアイツはゴーレムによる攻撃以外無効だったはずだ」


「……そういえばそうでした」



 前回戦ったときには、門番をしていたゴーレムの武器を精霊様が拝借し、それを使って滅多打ちにして殺したのである。


 それ以外の攻撃は全く通じず、クソ弱い割にはかなり苦労して討伐した印象があるエメス。

 ここで連れて帰って縛り首にしたところで生き延び、またわけのわからないことを始めるに違いない。


 特に、あれだけ完膚なきまでに殺害したというのに、ゴーレムサイボーグ、というかプラモサイボーグとして蘇ったのだ、そのしぶとさは尋常ではないはず。



 ということで死神と貧乏神にお伺いを立てるエリナ、死神からは『ゴーレムに頭を踏み潰される刑』、そして貧乏神からは『全財産無価値化の刑』にすべきとの主張がなされたようだ。


 ちなみにここで捕らえた連中は死後、河原の石でゴーレムを組み上げ、それが完成したところで鬼がやって来て破壊されるのを延々と繰り返す地獄に落とされるらしい。


 先程といい取って付けたような設定の地獄ばかりだが、そこは死神や魔界に居る他の神々が協力してそのようなイメージを作り出し、そこに魂を収監する仕組みとのことである。


 まぁ、神界側に所属している俺には関係のないことであろうな……



「それでは勇者さん、今回はご協力ありがとうございました」


「おうエリナ、こちらとしても助かったよ、だがこれが終わったらまた敵同士だからな、気安く話しかけるなよ」


「そんな連れないこと言わないで下さいよ、というか人族の町でお買い物させて下さい」


「ダメだ、今すぐお前も降参して俺達に捕まるというのであれば話は別だがな」


「……それは大魔将様が全部やられちゃった後ということで、ではまた近いうちにっ!」



 そう言って去って行くエリナ、捕らえたおよそ250の敵を一箇所に集め、いつも使っているものよりもかなり大きい、大出力転移アイテムを使って消えてしまった。


 顎が外れてプルプルしていたエメス爺もこれで見納めになるはずだ、鬱陶しい奴であったな……



『では人族側の異世界人よ、わっちらもこれで失礼するのじゃ』


「あ、はいどうも、お疲れ様でございました(二度と来ないで頂きたい、特に貧乏神)」


『また何かあったらそちらと共闘することもあるゆえ、そのときはよろしく頼むのじゃぞ』


「いや……はいわかりましてでございますです!」



 死神と貧乏神も光に包まれ、その姿を消した。

 ようやく俺の領地に平穏が訪れたのである。



 さて、目的を遂げた魔王軍関係者が帰って行ったのは良いが……戦場となってしまった俺の領地、その惨状をどうするべきか、これから考えないとならない……



 ※※※



「畑の土が滅茶苦茶よ、明日おじさんたちが出勤したら悲しむわよ、きっと」


「ご主人様、このお家もひっくり返っていますよ、床と天井が逆さです」



「まぁこの状況はわかるな王子? もちろん片付けは王国軍も手伝ってくれるんだよな?」


「ええ、まぁ……ですが精鋭部隊に雑務をさせることは出来ませんので、王都内に居る一般の兵と交代させますね」



 お偉い方は下がり、代わりに王都の中で守備をしていたやる気のなさそうな兵隊がこちらへやって来た。


 天地逆になってしまっていたプレハブ城を引き起こし、畑の土で出来たゴーレムの残骸を元の位置に戻す。

 畑の野菜は諦めるしかなさそうだ、被害総額を計算しておこう。



 と、周囲を見渡すと自陣があった場所の後方にそびえ立ったままの2つの磔台が見えた……



「あの、私達はいつ降ろして貰えるッスか?」


「そうだな、ラフィーは降ろしてやるから片付けを手伝え、自分でまいた種がこうなってしまったんだからな」


「で、パトラはどうしようか……」


「この子はこれから私が面倒を見るッス、弟子として、変態行為さえしなければ見た目はキモくないし、磨けば光る才能もあるッスから」



 その言葉を聞き、磔にされたまま全身をクネクネと捩じらせて喜びを表現するパトラ、そんな動きをするから気持ち悪がられるのだ。


 ちなみに猿轡を噛ませてあるので余計な発言をすることは出来ない仕様である。



 ラフィーとパトラを降ろし、念のため足かせだけ嵌めて作業を手伝わせた。


 日が暮れる頃には全てが終わり、俺の領地も元通りとはいかないまでもある程度綺麗になる。

 そして作業を終えて帰った王国軍と入れ違いに、領軍のおっさん達が様子を見に来た……



「あちゃー、やはり畑は滅茶苦茶にされましたか、しかし戦ですからね、これは仕方ないことですよ」


「すみませんね、まぁ補償はされると思うんで安心しておいて下さい、それまで酒のつまみは缶詰だけになるかもですが」


「そうですね、あっちの方は無事みたいだし、それで御の字ですよ」



 おっさん達は残念そうであるが、戦闘地帯よりも王都側にあり、完全に被害を免れたコリン達のために造ったハウスが無事だったことだけで満足したようだ。


 自分達で中も確認させたが、特に何か壊れていたりなくなっているものはないらしい。



「じゃあ俺達も帰ろうか、おいパトラ、ラフィーにベタベタしてるんじゃない、お前は縛るから手を前に出せ」


「お姉さまに腕を組んで貰うので縛らなくても結構です、というかここにお姉さまが居る限り逃げたりはしませんよ」


「……それもそうか、じゃあ帰るぞ、でもお前は今回の敵の構成員だったんだからな、帰ったらきっちりお仕置きだ」


「それもお姉さまにやってもらいますから大丈夫です」



 後ろでラフィーがドン引きしているのが見えるのだが、パトラはすこぶる嬉しそうなのでそっとしておくこととしよう。



「勇者様、帰ったら早速次の大魔将討伐について考えましょ」


「何だセラ、どうしてそんなにやる気なんだ?」


「この戦うモードに入っている今こそが動くべきときだと思うのよ、ちょっと休暇を取ったらまた面倒になってくるわ」



 確かにその通りだ、ここはセラの言うようにすぐ次の戦いに移行することとしよう。

 もちろん準備のために何日かは王都で買い物をしたりあれこれすると思うが……



 屋敷へ戻り、とりあえずラフィーとパトラを地下牢の同じ部屋に放り込む、ラフィーにはパトラが真っ当になるように教育するまで2人共牢から出さないと伝えておいた。


 ついでに捕らえてあった羽付き雑魚魔族もイレーヌに渡し、不潔野朗と一緒に処刑するために王宮へ運んで貰う、これで屋敷から不浄なものが完全に消滅したのである。



「さて次なんだが、どの大魔将を攻めるか、誰か良い案がないか?」


「そういえばラフィーちゃんが言っていたんだけど、大魔将の中には魔族領域のアイドルみたいな可愛い子が居るらしいわよ」


「何だ、もう決まったようなものじゃないか、次はそいつな、捕まえて飼おうぜ」


「絶対にそう言うと思ったわ」


「で、そいつの特徴とか弱点は?」


「そこまでは聞かなかったわね、明日もう一度その大魔将について聞いてみましょ」



 速攻で次の討伐対象が決まってしまった、魔族領域のアイドルか、向こうでもマーサが可愛いという扱いを受けていたのだ、俺達の感性とそう変わらない、つまり本当に可愛い子が出てくるのは確実である。


 これはかなり期待が持てそうだな、まずは明日、ラフィーからそのアイドル大魔将についてしっかり話を聞くところからスタートだ……

この話で章を終え、次回からは新たな章に突入します。


ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。

引き続きお楽しみ頂けると幸いです。

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