⑭王都大感謝祭
いろんな人と会うだけです
足ニンジン事件から1週間後、俺は王宮の階段を上っていた。いつも着地していた王宮のテラスは跡形もなくなり、今は再建中だ。今日は祭りの件でシルビアさんと一緒に王宮に来ている。酒の話をするからだ。もちろん、リリィも一緒だ。
王曰く、足ニンジンは普通に美味かったとのこと。食べ切れなかった分は王立研究所で研究材料にしているという。品種改良には使わないで欲しい。遺伝子がどうこうとかのレベルではない危険さだ。
「おぉ、ゆうしゃよ、祭りの資金は戦で勝ち得た魔物のコアで賄うことになった。必ずや、黒字にしなくてはならぬぞ。ちなみにわしも今回は一枚脱ごうではないか!」
ひと肌じゃなくて一枚脱ぐのか?お前、既にパンツしか履いてないだろ!それを脱ぎ捨てるというのか?アレだよ、野球拳なら詰みだよ?
「勇者殿、現在の投下資金はおよそ金貨5,000枚。最低でもこれを回収したうえで、商人達にも儲けを出させてやる必要がある。」
オークが言う。日本円にして5千万円相当をつぎ込んだらしい。ちょっとしたイベントのつもりが大々的な祭りとなってしまった。
酒王は酒ドラゴンと酒談義をしている。王の間に危険生物が堂々と入って来れるのは、おそらくこの国だけだ。
そこへ、筋肉が入ってくる。さらなる危険生物の登場だ。
「王よ、祭りといえば神輿、神輿といえば筋肉!ここは王都筋肉団に華を持たせて頂きたい。マゾッスルの弔いもしたいところですからな!」
Mランク冒険者、ゴンザレスである。戦いで重傷を負い右目を失ったが、元に戻ったようだ。人間ではないのだろう。
「おぉ、ゴンザレスよ、今回は災難であったな。そなた達には神輿と、それからいつも通り火事の防止を任せよう。」
王都筋肉団は消防団でもあるのか、だが、この連中の出初式は見たくない。きっとパフォーマンスで梯子を握りつぶすのであろう。
「私も今回は大変だったわ。目一杯仕入れた直後に避難命令ですもの。犯人には酷い目に遭ってもらわないと。」
この後ウチでその犯人とご対面して頂きます。あと、片割れは研究所でとんでもないことをさせられてます。そっちはもう許してやってください。
とりあえず、王城前の広場から王宮の前庭までをぐるっと出店で囲むことになった。
広場の中心では、マーサとマトンを吊るしておく。当たり前だが投石は禁止だ。腐った卵もダメですよ。
あ、カラーボールだけは用意しておこう。2個で銅貨1枚にして売ることにする。
広場には、ついでにカレンが討ち取った種牛のアレも吊るしておくことになった。誰がそんなもの切って持って来たんだよ?
種牛は首を取られ、カレンに腕を取られ、遂には自慢のアレまで取られてしまったのだ。
もう成仏することは無いだろう。
ちなみに種牛の腕は本当に宅配でカレンの実家に送られた。両親は大喜びで、腕をミイラにして寺に奉納したとのこと。
だからそれ、取り返しに来るやつですって!
というかその件でドン引きしたのは俺と宅配の兄ちゃんだけ、狼獣人は野蛮な連中だ。
あと、カレンの両親は今度遊びに来るらしい。カレンにはもっと良い服を着せておこう。
で、祭りの当日には闘技場で魔獣対ドラゴンの対決も行われることになった。ドラゴン側の選手はライトドラゴンの里の族長、よく喋るおばちゃんだ。魔獣を虐殺するだけの簡単なお仕事である。王都観光のついでにその強大な力を見せてくれるらしい。
なお、セラを魔獣として選手登録してある。是非頑張って欲しい。
酒は国王とリリィが何とかする。最悪ライトドラゴンの族長に頼んで、ドラゴン用の安くて強力な酒を仕入れよう。『目散る』の方のアルコールらしいが、俺は知らなかったことにする。
「よし、これで酒と神輿と見世物が揃ったようだ。祭りが出来るぞ!」
「うむ、来週祭りを執り行うこととして王命を出そう。暇人は強制参加じゃ!」
一番暇なのはお前だ。
「じゃあ俺達はこれで、シルビアさん、この後ちょっとウチに来ませんか?」
「あら、エッチなお誘いね!もちろん行くわよ!」
最近、たまにルビアとシルビアさんの区別がつかない。ドMの方がルビアだ。
「いえ、この間の事件の犯人が片方ウチに居るんですよ。シバいて良いですよ。」
「あら、じゃあそうするわ!ついでにルビアもお仕置きしたいし。」
ついでにお仕置きされる娘も哀れである。
「よし、じゃあ帰ろう。リリィ、行くよ!」
いつものテラスはもう無いんだった…落ちそうになった。
※※※
「おかえりなさい、あ、シルビアさんもいらっしゃい。ルビアちゃんなら向こうでお姉ちゃんの魔法の練習に付き合っていますよ。」
「魔法の練習?おい、ミラ、魔法ってタッグで練習するものなのか?木に当てたりとかでは?」
「いえ、ルビアちゃんは的だそうです。あとマーサちゃんも。ノロい的と速い的とか言っていましたが、特に意味は無いと思いますよ。」
「本当に馬鹿だなあいつらは、カレンは?」
「お姉ちゃんがあさっての方向に撃った魔法を追い掛け回しています。」
真面目に庭の掃除をしているミラと比べ、なんと程度の低い連中であろうか。
「まぁいい、ミラ、ルビアとマーサを呼んでくれ、シルビアさんから2人にお話とお仕置きがある。シルビアさんは中へどうぞ。」
中に入って少し待つと、ルビアとマーサが入ってきた。後の2人はまだ遊んでいるらしい。
「お母さん、今日はどうしたの?」
「あ、この人がルビアちゃんが言ってたお母さんね。こんにちわ!」
シルビアさんにマーサを紹介する。この間の事件の主犯だという事実を添えて。
「マーサちゃんね、はじめまして。早速だけどこの間はやってくれたわね!おかげで大損よ。覚悟は出来ているかしら?」
「ええ、できてるわ。本当にごめんなさい。」
「うふっ!マーサちゃん、お母さんのお仕置きはすっごいわよ。時々この私ですら泣きながら謝るのよ。」
「まぁ怖い!期待しておくわ。それとも今から始める?」
「そうね、勇者様、ちょっとどこか一部屋貸してくれる?」
5分ほどで悲鳴が聞こえ始めた。結果はシルビアさんの圧勝である。何をされたのか?マーサは泣きながら全裸土下座している。室内でおもらしするのはやめて欲しい。
マーサ曰く、鞭が毒蛇になって襲ってきたとのこと。きっとそういう隠しスキルなのであろう。是非これを機に、調子に乗るのをやめて欲しい。
※※※
祭り当日の朝、町が騒がしい。
当たり前だ。ライトドラゴンの大編隊が飛来することを、国王が全然伝えていなかったのだ。馬鹿め!
魔法の拡声器を使った緊急放送が入る。
『こちらは…広報…王都です…王都民の皆様…おはようございます…現在…飛来しております…巨大生物は…』
なぜこの仕組みが異世界にもあるのだ!?
まぁいい、とにかくドラゴンのことは伝わった。
マーサを連れて広場に行く、広場には既に種牛のアレが吊るしてあった。
「あ、勇者様、お久しぶりです。」
羊魔族のマトンちゃんだ。マーサとこのマトンちゃんは、今日一日この広場に吊るして晒し者にする。小さい子なのにかわいそう?いえ、犯人ですから。500歳超えた立派な大人ですから。
「あの…吊るされるのは自分が悪いんだから仕方ないとは思うんですが、アレは何なんですか?まさかターネギューさんのですか?イヤです。あんなモノと一緒にされるのは耐えられません。せめて少し離した場所にですね…」
と言ってきたので、マトンちゃん・マーサ・種牛のアレの順番で吊るしておいた。これなら文句はあるまい。主犯が真ん中になっていい感じだ。
「2人共、痛くはないか?本当にかわいそうだが一日頑張って耐えてくれ。トイレに行きたくなったら係りの人に言うんだよ。じゃっ!あとでね!」
「かわいそうって…吊るした本人の言う台詞じゃないわね…、あ、ちょっとぉ!後でニンジン寄越しなさいよねぇ~!」
さて、次はドラゴンの接待だ。おばちゃん族長がこちらに近づいてきているのである。
コイツの機嫌を損ねてはならない。リリィよりも遥かに強いのだ。しかも部下を引き連れている。
最悪、王都が無くなってしまう。
「あらぁ!異世界勇者のにいちゃん、久しぶりねぇ!相変わらず若いわねぇ、あら、あそこにぶら下がってるのが上級魔族ね!おばちゃんも昔は上級魔族相手にハッスルハッスルしていたもんよ、あのときは未熟だったわねぇ、今なら魔族なんか目瞑って屁ぇこきながら、ついでに鼻くそも…」
やはりうるさい…
「ああ、お久しぶりです。今日は魔獣との対決、よろしくお願いします。」
「あら、そうだったわねぇ、魔獣100体だったわね、ちょっと派手目の演出で…(略)」
「ええ、それじゃ、イベントは午後からなので、それまでは観光をお楽しみください。あ、酒はここと、奥の王宮前庭でも出してます。」
ふうっ、ちょっと休憩したい。
と、思ったらカレンがやってくる。
「ご主人様!お父さんとお母さんが来てくれたんです!」
まじか、今日は祭りだからカレンにはちょっと良い服を着せておいた。
ラッキーだったな。
「おや、君が異世界勇者とやらかね?娘が大変世話になっているようだな。」
王都筋肉団の人かと思ったら耳と尻尾がある。ごく自然にバカデカい爪を装備しているが、町中での武装は禁止されています。
まぁいいか…これは生まれつき装備していたと言っても通るレベルの自然さだ。
「いえ、こちらこそ。カレンさんは上級魔族を討伐するなど、目覚しい活躍ぶりです。」
「まさかお馬鹿のカレンが上級魔族を討つなんて思わなかったわ!奴隷にされたと聞いたときはどうしたものかと思っていたのに。」
カレンのお母さんは見た目が正常だ。やはり武装はしているが…
というか何だその剣は?200kgはあるだろう。
ルビアはシルビアさんと一緒に祭りを回っている。シルビアさんの店は商品を公営の店舗で委託販売しているそうだ。
ミラは凄いスピードでバイトを掛け持ちしている。速い。
おっと、あっちは残像か…
ちなみにセラは縛って闘技場の魔獣控室に放り込んである。
王宮前庭では…リリィが一気飲み大会に参加している!危険なゲームは厳禁のはずだが!
あ、国王杯って書いてあるわ、処刑しよう。
ぐるっと回って広場に戻る。吊るされた2人は色が変わっていない…
2つで銅貨1枚のカラーボールが全く売れていないとうことだ!
しまった、あの可愛い2人にそんなもの投げつける奴は居ない。もっと醜い魔物や下級魔族を捕まえて吊るしておくべきだったのだ。
失敗した!大赤字だ…
仕方ない、30分限定のタイムサービスとして駄王を吊るしておこう。
カラーボールは飛ぶように売れ、10分で売り切れた。
「おい駄王!いい色合いになったな!」
「おぉ、ゆうしゃよ、こんな非道で金を儲けようとするとはなさけない。」
黙れ、一気飲み大会など開催する方が悪いのだ。
ちなみにそれ、油性だからな。しばらくそのカラーで国政を担うが良い!
屋台で食べ物を買い、吊るされた2人の下、種牛のナニかが見えない位置で食事にする。
ちゃんとニンジンがたくさん入った野菜炒めも買ってきた。2人に食べさせる。異世界勇者は罪人にも優しいのである。
そこへ、ルビアとシルビアさんもやってくる。
「あらあら、この子が共犯者ね!可愛いじゃない!」
「あ、ハイッ!マトンです。その節は申し訳ありませんでした。この通りです!」
と言って、吊るされたままブラブラ揺れる。うん、その通りだ。
「フフッ、そのぐらいで許してあげたりはしないわよ。あなたも覚悟しておくことね!」
「シルビアさん!私もまたお願い!今度は1時間は耐えて見せるわ。」
マーサは顔を赤くしてハァハァ言っている。ルビアと似たような反応だ、調教完了のサインなのだろう。
「そうだ、シルビアさん、今度この2人をちょっと拷問してください。」
「マーサが次に攻めてくるであろう魔将、確か物質魔将とか言う奴の正体をなかなか吐かないんですよ。」
新たな敵については一度、マーサが『次はあいつね…』みたいな感じでポロッと漏らしたことがある。
だがそのいくら後聞いても内緒だのなんだのと言って教えてくれない。叩いたり抓ったりくすぐったりしたが、全然効かない。
俺にはこれ以上無理そうなので、プロのシルビアさんにお願いすることとした。
「そうね、明日なら良いわ。明日は日用品以外ほとんどのお店を休みにする協定だし、明日にしましょ。マーサちゃん、良いわね?」
「私は毎日でも構わないわ。マトンは?」
「明日と明後日は研究所もお休みですから、許可は出ると思います。誰か迎えに来ていただければおそらく大丈夫です。」
「さっきマーサ様の話を聞いていて、ちょっと楽しそうだし一度お邪魔したいと思っていました。」
あのね、マトンさん、話聞いてたのかな?拷問するってんだよ?
天然で自分を追い詰めていくタイプは色々と辛そうだ…
「じゃあ、明日勇者ハウスでっ!」
午後は魔獣対ドラゴンの決闘である。ビール様の飲み物を買って観戦しよう。
王都民は魔物や魔獣、それから犯罪者の剣闘士なんかの戦いは見慣れている。
だが今日はドラゴンが来ているのだ。いつもとは明らかに違う熱気が闘技場に渦巻いていた。
選手入場である。まず魔獣99体…とセラが入ってくる、セラは完全に魔獣扱いだ。
確かに俺とルビアの関係を茶化してきた仕返しとして、魔獣として登録しておいた。だが係官は何かがおかしいとは思わないのだろうか?
反対側からはライトドラゴンの族長。『ライト』の割には相当デカい。
入場口を通れず、崩してしまう。『あらやだわ、最近太っちゃって…』みたいなことを言っている。
観客は大興奮だ!入場口を破壊するような化け物を見るのは初めてだろう。
…魔獣達の惨殺死体が積み重なる中、族長に土下座するセラ。
観客達は皆一様に、親指を下にして腕を突き出している。情けない戦いを見せた者は処刑されるのだ。
全裸になってもう一度土下座、まだ許されない。
そのまま犬の真似、まだまだ。
族長の足を舐め、焼き殺された魔獣の頭蓋骨を被ってゾンビ魔獣の真似をしたところで、ようやく許されたようだ。
哀れである。
服を着て戻ってきたセラと一緒に祭りを回る。
途中、カレン一家が武器防具の展示の前で興奮しているのが見えた。
屋台でしこたま肉を喰らい、お土産はすべて凶器らしい。蛮族どもめ。
セラには、少しだけ仕返しが過ぎてしまったようだ。飴を一個だけ買ってあげよう。
「もうっ!仕返しするならもっと恥ずかしく無いのにしてちょうだい!」
飴を舐めながらセラが言う。
「すまんな、お前を懲らしめる方法が他に見つからなかったんだ。あと、王都決死隊にも入隊させてあるから、そっちもよろしく。」
「いやぁぁっ!最低ね!今日私の裸見たんだからもう良いにしてよね…」
「裸ぐらいは奴隷達のを毎日見ているからな。そんなに価値は無い。プロポーション的にも…」
唇が切れて血が出た。殴ること無いだろう?
「あ~あ、私も勇者様の奴隷だったらなぁ~、…っ!なんでもない、なんでもないからっ!」
「奴隷だったら?」
「いや、ほらさ、お仕置きと称してあの…なんでもないっ!」
「お仕置き?もしもしセラさん、あなたのどこにお仕置きするようなモノがあるのかな?胸に手を当ててよく考えて…おや?考えなくても手を当てるだけで…」
鼻が顔にめり込んだ、漫画みたいに。殴ること無いだろう?
「掴みどころが無くて悪かったわね。でも別におっぱいじゃなくても良いじゃないのっ!他のにすればっ!」
「例えばほら…あの…なんでもない…」
「例えば?」
「自分で考えなさいっ!」
うむ、実に気分が良い。圧勝である。
セラとは今度奴隷ごっこをしてあげよう。お仕置きと称して地下牢に三日三晩放置してやろう。
※※※
あの後は大変だった。皆ここぞとばかりに酒を飲み、うぇ~いの暴走によって軽貨物馬車がひっくり返されたりした。屋台も半数程度が損傷したようだ。
「じゃあ、また明日ね~。」
大酒豪シルビア様のご帰宅である。酒を飲んだにも拘らず馬に乗ろうとする。
こらそこ、ダメ・ゼッタイ!
「あんた達もたまには顔出しなさいよ!おばちゃん後先短いから、会えなくなっちゃうかもしれないよ。」
ドラゴン達も帰るらしい。あんたはまだ500年ぐらい生きるだろうに。
酒を飲んだにも拘らず、空に飛び立とうとする。
こらそこ、ダメ・ゼッタ…あれは法的にどうなんだ?
皆は先に勇者ハウスに帰った。カレンの両親は終馬車に乗り遅れたため、走って帰るという。逆にその方が速いらしい。泊まっていくと言う発想は無いのか?まぁ、蛮族だしな。
広場でマーサとマトンを回収し、代わりに駄王を再び吊るしておく。
全身にカラーボールの薬液を浴び、凄い色になっている。
そして酔いつぶれ、落書きされまくっている。腹にすべての大臣の連署があったため、公式の落書きであることが良くわかった。
額に『王』との記載があったものの、特に何も無かったとしてもこの次元の馬鹿は国内に二人として居ないであろう。唯一絶対の王なのである。
マトンは今日連れて帰っても良いと言われた。
ただ、研究所は明後日も休みである。明日の夜連れて戻っても開いていないため、縛って夜間ポストに入れておくようにとのことだ。
全く、どういう扱いを受けているのだ?
「マトン、今日は私の部屋で一緒に寝ましょう!」
マーサが言う。
「そんな、畏れ多いですよ!私ごとき地下牢か戸棚で十分です。もし邪魔になるようでしたら庭に穴を掘って入っています。」
庭に穴を空けるのはやめて欲しい。野良猫にウ○チされるからな。
とにかく、明日はシルビアさんにこの2人を締め上げてもらい、次なる敵の情報を得よう。
屋敷に帰ると、なぜかセラが赤い顔をして全裸待機している。
おっぱいが見つからないのなら一緒に探そうと提案したところ、一子相伝の百列拳が飛んできた。
…殴ること無いだろう?×100
次から新しい敵になります




