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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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1152 移動しつつの

「オラァァァッ! 死に晒せやこのクソがぁぁぁっ! 土に還れボケェェェッ……っと、倒れたみたいだな、急速にシナシナしていくぞ、野菜室の隅で朽ち果てた根菜みたいにな」


「よっと、マリエルちゃん大丈夫? 回復して貰った方が良くないかしら? ルビアちゃ~ん」


「あ、は~い……ついでに魔導除草剤も撒いておきましょう、お庭用なのでちょっとだけしか入っていませんが、それそれっ」



 どうにかこうにか蔦のバケモノを討伐することに成功した俺達であったが、序盤に出現する雑魚にしては手強い相手であった。


 というか、植物の分際で硬すぎて攻撃が通らないなど、普通に考えて存在が許されるようなものではないと思うのだが、神界ではこれがスタンダードなのであろうか。


 いや、ここから先はこの程度ではすまないかも知れないな、高い攻撃力と防御力を兼ね備え、そして素早さも高いような敵が出現してもおかしくはない。


 もしそんなモンスターだのクリーチャーだのが大軍で出現してしまったらどうなるのか、もう『逃げる』以外に選択すべきコマンドはないのであるが……それさえも上手くいくかどうかといった感じである。


 だがまぁ、この戦いには勝利したということで、後ろで渋い顔をして見ていた仁平の講評でも聞いておくこととしよう……



「はいはぁ~い、ひとまずおつかれぇ~っ……で、今回は『30.00点』ってところね、イマイチな戦いであったということを自負してほしいわぁ~っ」


「.00って、どこまで細かく評価されてんだよ……で、何が悪かったんだ? 俺達は何に気付くべきだったんだこの戦いにおいて?」


「そうねぇ~っ、まずはお手本を見せてあげるわよんっ、えっと、今のと同じ蔦のバケモノは……そっちに居るから付いて来てぇ~っ」


「あんなのがそこら中に居ると思うと恐怖だな、ちょっと、皆固まって蔦に絡め取られないようにしようぜ」


「また逆さ吊りにされるのはイヤですからね私……というかアレをもう見たくはないです」



 などと文句を言いつつ、ズイズイと進んで行ってしまった仁平の後を追いそれがピタッと止まったところで俺達も停止して様子を見る。


 先程マリエルがやられた際と同じく、地面がモコモコと動いて、そして仁平の足元から蔦が伸びて絡み付く。


 これでもう仁平はアッサリと宙吊りに……はならなかった、地味に耐えているではないか、どうやっているのかは知らないが、まるで足が地面に接着されているかのような耐え方だ。


 それに対して、蔦のバケモノはさらにその手数を増やし、数十本の蔦を導入してまで仁平を絡め取ってしまおうとする。


 だが仁平は動かない、そのゴリッゴリの筋肉を緊張させ、いくら蔦が絡まろうとも、そしてそれに引っ張られようとも、その場から足が離れることのないようにしているようだが……



「……う~んっ、これなら十分ねぇ、ホントは全部絡み付くまで待とうかと思ったんだけどぉ~っ、さすがに時間が掛かるから今回はこのぐらいにしておくわぁ~っ」


「やべぇだろ全部とか、で、そこからどうするんだ?」


「見ててっ、簡単だけど一瞬で終わっちゃうから、瞬きとかしないでしっかりねぇ~っ……はい、まずはこの絡み付いた蔦、これをまとめてブチりまぁ~すっ、ふぬぬぬぬぬっ、ぬぉぉぉぉっ!」


『それが出来れば苦労しませんよ……』


「でっ、蔦が千切れて自由を確保したらぁ~っ、そのまま敵の中心に近付くのぉ~っ、そうするとほら、地面から口が付いた蕾見たいなのが出てくるからぁ~っ……まぁ、私の本来の力があればこの程度の雑魚、指1本さえ使わずに気迫だけで消し去ることが出来るんだけどぉ~っ、今回は非力な存在向けのやり方よぉ~っ、てか見てるぅ~っ?」


「はいはいわかったわかった、ちゃんと見ているからもう好きにしてくれ」


「よろしいっ、じゃあ、この地面から出てきたバリカタの蕾、本当にすごい防御力よねぇ~っ、これに対して倒れ込みながらのドロップエルボォォォッ! とみせかけて実は脇を口の部分に思い切り押し当てて封鎖っ! 臭っさいのを喰らいなさぁぁぁい! と、これが成功するとほら、脇の臭さと窒息で凄くふにゃふにゃになるのぉ~っ、誰でも簡単でしょぉ~っ?」


『それが出来れば苦労しませんよ……』



 圧倒的な力とタフさと、それから類稀なる脇の臭さで敵を圧倒した仁平、最後は攻撃を加えるまでもなく、脇の臭さを体感した蔦のバケモノはそのままシナシナと力を失い、あっという間に枯れ果ててしまった。


 この敵にかなり苦戦した俺達、しかもサボっていたルビアと、無関係者のフリをしていたエリナを除いたメンバーで立ち向かって、討伐までに相当な時間を要した俺達が、まるで馬鹿なのではないかというレベルの差。


 この差が今の、自分達の世界から旅立ち、魔界や神界で活動するようになってからかなり強くはなっているはずの俺達勇者パーティーと、神界上位の神、いや女神との差なのか。


 だが、一見すると絶望的な開きがあるように見えるこの状況も、俺達勇者パーティーのとんでもない成長速度をもってすれば、いずれは埋まって同等になってくるはず。


 それまでの時間もそこまで長くはない、多く見積もっても要する期間が1年間、早ければ半年、いや3ヶ月程度でこの域に達するのではないかといったところ。


 しかしそうなってくるまでは、やはりこのホモだらけの仁平というあまりにも気持ち悪いゴリマッチョに頼らざるを得ないのであろう……



「はいはぁ~いっ、わかったら次に行くわよぉ~っ、こんな所でこんな雑魚相手に油を売っていたら、いつまで経っても敵が居る税庁に辿り着かないわよぉ~んっ」


「こんな雑魚って、もしかしてこの先の敵はこんなもんじゃないのか? もっともっと凶悪な野良敵が出現するのか?」


「あったりまえよぉ~っ、だってこの蔦のバケモノ、これから踏破する『危険極まりないエリア』においてはレベル1のスライムみたいなものだものぉ~っ、こんなの、魔法使いの杖殴りでも勝てちゃうぐらいじゃないとこの先死ぬわよぉ~っ」


「今のに杖殴りじゃ絶対に無理よ、ダメージなんか通りっこないもの」

「私は叩くよりも叩かれる方が好きです」

「そもそも杖を持っていませんの」

「話を聞いていませんでしたが、何でしょうか?」


「ほら、魔法使い共はこの反応だぞ、こんな強敵だらけのエリアじゃマジで何が起こるかわからん、どうにかならないのか?」


「どうにかと言ってもぉ~っ、そうね、明らかに勝ち目がない戦いだったらこの私が一撃で終わらせてあげるわよぉ~っ、それ以外は頑張ってぇ~っ」


「まぁ、そういうことなら仕方ないわね、というかほとんどの戦いが勝ち目なしのような気がしなくもないけど……ホントに大丈夫なのかしら?」


「水の精霊よ、あなた珍しく弱気ですね、もしかして神界の威厳にビビッてしまいましたか? 神の座を得ようとしていたのに? ぷぷぷぷっ……」


「女神、あんたには後で話があるわ、マンツーマンで」


「……すみません、少し調子に乗りすぎてしまったようです」



 いまさら謝っても遅いということに気付いてしまった女神は顔を青くしているが、コイツは特に何もしていないのにも拘らず調子に乗ったのだ、精霊様にシバかれて当然である。


 で、そんな使えない女神は放っておいて、改めて目的地を目指すべく進み始めた俺達の前に、またしても何やらバケモノが立ちはだかる。


 今度は植物系ではなく、どちらかというとクラゲのような、しかし水中に居るのではなく空中をフワフワと……何だかエチゼンクラゲのようだな、痺れさせてきそうな敵だな。


 その敵がこちらを狙っていることは明らかであったため、戦闘態勢に入った俺達であったが……その前に仁平がズイッと前に出て、そのクラゲに対して一撃を加えた。


 だがその一撃は明らかに本気ではなく、もちろんクラゲのバケモノも死んではいない、一体何のつもりであったのか……については当の仁平の口から語られるようだ…・・・



「う~ん、これでちょうど良いわねぇ~っ、このクラゲ、HPが鬼でぇ~っ、叩いても叩いても死なないのよねぇ~っ、あとピンチになると一旦幼生体に戻って全回復するし……だから半分だけ削っておいたのよぉ~、あ、回復されたらまた言ってちょうだぁ~い、それじゃあ頑張って!」


「頑張ってって、どう処理しろってんだよこんなもん? てかどうする?」


「どうするもこうするも、勇者様が狙われているわよ」


「おうそうかそうか……って、ギョェェェッ! めっちゃ痺れるじゃねぇかぁぁぁっ……ダメだこりゃ……」


「主殿が一撃でやられたぞ、無数の触手を伸ばしてきたら注意だな」


「あら~、これはもう完全に麻痺し切っていますね、精霊様、リリィちゃんを後ろに隠してあげて下さい、これは効きますよきっと」


「ササッ、もう隠れましたっ、終わったら呼んで下さいっ、頑張って!」


「い……良いから……たす……けて……くれ……ないかっ」


「無理ですよご主人様、痺れが消えるまで我慢して下さい、ほら、こっちに運びますね」



 ルビアによってずるずると引き摺られ、戦線から離脱した俺であったが、どうやら麻痺の効果時間はおよそ3分といったところのようだ。


 違和感はあるが、すぐに動くことが出来るようになったため、ひとまず起き上がって戦闘の様子を目にしようと試みる。


 前で戦っているのはミラとジェシカにマリエルを加えた3人か……触手のようなものに触れると麻痺してしまうのであるが、ひとまずは3人共喰らっていないし、上手く回避することが出来ているので大丈夫であるようだ。


 だが、何度か本体に対してトライしても、結局その触手部分を数本切断するのみに留まり、今のところほとんどダメージを与えられていない。


 触手部分は切断されて地面に落ちるものの、まだ同じものが無数にあるのと同時になんと他の触手でその千切られたものを回収して、本体が食べるかたちで自分の体が削られないようキープしているではないか。


 このままだと全くHPを削ることが出来ないのはおろか、いくら戦っても触手の分さえ削れない、全く意味のない疲れるだけの戦いになってしまう。


 そうなれば力尽きるのはこちらが先だ、もちろん仁平がヘルプを入れてくれるはずだが、その前にまたムチャクチャをされて痛い目に遭うのは必至。


 先程に続いて無様をさらすことのないよう、今度こそ攻略法を……と、攻略の前にまずやめるべきところをやめさせないとだな……主に後ろから飛んで来て、俺の頭上を通過してクラゲにヒットしているこれだ……



「精霊様、水の弾丸はやめるんだ、クラゲなんてほとんど水なんだから、それをくれてやっても回復させるだけだぞきっと」


「あ、そうかも知れないわね、穴でも空けばいいと思ったんだけど……それもなかなか難しいみたいだし、ちょっと休憩しておくわ」


「うむ、セラやユリナの魔法は触手に弾かれるのに、精霊様の攻撃だけ通っていた時点でおかしいと思ってくれ、にしても……有効打になりそうなのは全部あの触手が邪魔して……」


「そこをどうにかしたいんだけど、なかなか難しいのよね、風の刃も風圧も、雷だって試したけどダメだったの」

「火魔法も簡単に防御されてしまいますわ、触手がちょっと焦げるだけですし、きっと物凄く魔法防御力が高くて……」


「だな、ちなみにリリィはここに居て、ルビアとサリナも居て、エリナは相変わらず無関係顔で女神の奴と駄弁ってんな……カレンとマーサはどうしたんだ?」


「さっき一緒にジャンプして、見えなくなってからしばらく経っていますの、そろそろ帰って、というか落ちて来るはずですことよ」


「どんだけ跳んでんだよあいつ等、しかし……あ、やっぱり蹴りの姿勢で落ちて来たな、クラゲの頭に上から一撃を喰らわせるつもりなのか……っと、クリーンヒットしたぞ」


「メチャクチャめり込んだわね……で、トランポリンみたいにまた飛んで行ったわよ」


「ダメじゃねぇか、しかもまた帰って来るまでに時間が掛かりそうだな……」



 気合を入れた2人のジャンプ攻撃も無効に終わり、もはやこのクラゲにダメージを与える術はないのではないかと、そうも思えてくる状況だ。


 そもそも、本体に攻撃が届けば云々と、そう思っていたところが否定されてしまったのであるから、また別の方法を考えなくてはならないということ。


 まぁ、真上からの物理攻撃であったため、それ以外、つまり頭の部分と触手の付け根などに攻撃を加えれば、また違った結果が得られるのかも知れないが、それはそれで攻撃が通らなくて苦労しているのだ。


 そして別の方法と言っても、今やっている『触手チマチマ法』以外に思い付くようなこともなく……と、仁平の様子はどうであろうか。


 そう思って後ろを見ると、今度は『20点』いや『20.00点』のような顔をしているな、このままでは明らかにダメだし、そもそも敗北すれば『0.00点』になってしまうに違いない……



「……どうしようか、相手はクラゲ……火魔法も触手に阻まれて通らないし……かといってこのままじゃ勝ち目なんかないよな」


「鏡を持って来れば良かったわね、日の光を集めて、ちょっと上の方とかをジューッと、それも触手に止められちゃうかしら?」


「だろうな、もっと広範囲で効果的な方法をとらなくちゃならない……カレンとマーサが落ちて来たか、お~いっ、変な場所に着地するなよ~っ」


「大丈夫大丈夫! あら? カレンちゃんどっち行くの?」


「わうっ、良いことを思い付きましたっ、あの人、沢山ある手みたいなのはそんなに伸びたりしないみたいですっ」


「あ、確かに、蹴ったとき私達を捕まえようとしてはいたけど、頭の上まで手? 触手? が届いていなかったわね」


「なるほど、それじゃあ……」


「よいしょっと、リリィちゃん、ちょっと頑張って飛んで下さいっ、上からならご主人様みたいにビリビリされませんから」


「そういうことになるよな、リリィ、ちょっと高めに飛んで、上から炎を撒き散らしてやれ、焼けはしなくても乾燥クラゲぐらいにはなるだろうからな」


「わかりましたっ、じゃあカレンちゃんと行って来ますっ」



 飛び立つリリィを見送りつつ仁平の顔色を窺うと……どうやらこれが正解であったようだ、辿り着くのが遅かった分、『50.00点』程度の顔をしているが、勝利の方は確信している感じの顔である。


 しかしアレか、俺達は最初の『麻痺攻撃』の結果を受けて、すぐに毒麻痺眠り等に全く耐性のないリリィを後ろに下げ、極力戦闘に参加させないようにしたのだが、それが間違いであったか。


 火が効果的なのはこの敵のクラゲ感を見ればわかるが、ユリナのピンポイントで飛ぶ火魔法は弾かれたら終わりだし、広範囲を燃やし尽くすにしても、その前段階で火球などを触手に叩かれ、キャンセルされてしまう。


 もちろん敵の真上から火球を落として丸焼きに……という方法もあるのだが、それでは一瞬で地表付近が高温になる時間が終わり、連発でもしない限り『乾燥クラゲ』を実現することが出来ない。


 その点において、滑空しながら長時間にわたってブレスを撒き散らし続けることが出来るリリィの存在は貴重だ。


 まるで上からバーナーで『炙り』を入れるように、ゴォォォッという音を響かせながら、クラゲのバケモノを熱で乾燥させていくのである……



『いっきまぁぁぁっす!』

「いっけぇぇぇっ!」


「ちょっ、ミラとジェシカは離れろっ、そこに居ると丸焦げにされんぞっ」


「大丈夫です、勇者様ではないのでそんなヘマはしないですから……っと、思ったよりもこっちに来ますね、戦いながらの防御だと大変です」


「地味に器用だなお前等……」



 ミラは盾を上手く使って、そしてジェシカは長い剣を扇風機のように使って上空より降り注ぐ炎から身を守り、ついでにその熱を敵のクラゲの方へと送ってもいる様子。


 リリィは炎を吐き掛けながらクラゲの頭上を通過して、また戻って来ては炎を……というような感じで往復を繰り返している。


 それが何度か続いたところで、明らかにクラゲの、どうにかして触手を上空のリリィに届かせんとする動きが弱く、ぎごちないものに変わり始めた。


 というか触手自体細くなりつつあるな、当初は細いものでも人間の指程度、太いものになると腕程度もあったのであるが、今では本当に細い、爪楊枝のようなものまで見受けられる状態。


 間違いなく乾燥が進んでいるな、そして水分を失った分だけ柔軟性が失われ、また元々大半を占めていたそれが失われることによって、クラゲは全体的に小さくなってしまっている。


 それからさらに5往復程度、さすがにリリィにも疲れが見えてきたため、そろそろということでユリナが攻撃に加わり、上と下からのダブル火力で『乾燥』を進めていく。


 クラゲはさらに硬くなり、最後はギギギッと、まるで壊れる瞬間のロボットのような、本当に限界を迎えていることが良くわかる触手の動きを見せた後、完全に動かなくなった。


 その直後、上空を通過したリリィがUターンではなく着地して、こちらを向きつつそろそろ限界である旨アピールしてくる。


 さて、水分を失ってカラッカラになったクラゲの様子は……そう思ったところでセラの風魔法による刃の攻撃が飛び、本体部分がスパンッと切断されて地面に落ちた……



「完全に干物だな、てかこんな小さかったかコイツ?」


「人間より大きかったのに、いつの間にか中型犬ぐらいになっていますね、それっ……あ、蹴ったら崩れました」


「……ということでどうにかこうにか勝利だな、まぁ、カレンが乾燥作戦に気付かなかったらヤバかったが」


「えっへん!」


「威張らんでも……まぁ、今回に関しては威張っても良いか……」



 こうして、ようやく出発以降2体目のバケモノを討伐することに成功した俺達であったが、まだまだ道程は長く、そしてこの程度は序の口ということである……本当に目的地まで辿り着くのか不安になるな……

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