表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
1241/1360

1140 転げ落ちてきた

「……うむ、階段には何か仕掛けがあるわけじゃないようだ、踏んだ瞬間バターンッとスロープに変わって滑り落ちて……みたいな馬鹿みたいなことにはならないぞきっと、知らんけどな」


「ちょっと! 先にもっとちゃんと確認してから言ってよね、というか実験に前を歩いてみてっ」


「イヤだろ普通に、マーサ、そう言うならお前が先に行けよ、ほれ俺には何があるかわからんからな、トラップを看破するセンスがないんだ、ほれほれ」


「マーサちゃんがかわいそうです、ここは勇者様が最初に進むべきかと、そう思いませんか?」


「……クソッ、またしても俺が実験台になるのか?」


「1人だけ男というのもなかなかに損な状況ですね勇者よ」


「やっぱり使い捨ての野朗を常時パーティーに加えておくべきだったか……ということで一歩……のわぁぁぁっ!? 急に進み出したっ! エスカレーターかよっ!」


「ダンジョンにありがちな『移動する床』でしたわね、それの階段バージョン」


「見てないで止めてくれぇぇぇっ!」



 特に怪しい魔法などは掛かっていない、そう判断して階段へ足を踏み入れた俺であったのだが、直後から高速エスカレーターと化したそれに攫われてしまった。


 凄まじいスピードで進むその階段の一部には、良く見れば『⇒』のようなマークがあって……階段の床の模様だと思っていたのはそうではなかったようだ。


 なお、この移動する床は一定の位置で反転して結局元の場所に戻ってしまうらしく、そのまま上の階に移動するのかと思ったところで突如、カクンッと向きが変えられて逆移動を開始した。


 足を踏み入れた場所のすぐ横に放り出され、ズザーッと床をスライドしたうえで停止した俺だが、これでかなりの精神的ダメージを被ってしまったではないか。


 そしてこの『移動床』どうせ誰が行っても同じことになるのであろうし、まずはどこかに存在しているであろう、『ありがちな移動床のありがちな停止スイッチ』を押下して完全に停止しなくてはならない。


 まずはそれを探して、どうやって押しに行くのかを考えるべきところなのだが……あまりにも暗いため、階段の下から目視で確認するのは不可能だ。


 となると、実際に高速スライド移動しながらそれを探し出して、まずどこへどういったら良いのか、どの場所から入っていけばそのすぐ横に辿り着くのかを考えなくてはならないのであろう……



「なるほど、これは矢印になっていたんですね、となると……勇者様、次はここから入ってみて下さい、別の場所に辿り着くんじゃないかと思いますよ」


「ちょっと待て、俺は一度行ったからな、次はそう言うミラがチャレンジしたらどうだ?」


「いえいえ滅相もないっ、だってほら、別のルートを通ったらまた別の危険があるかも知れませんから、全てのルートの安全が確認出来るまでは勇者様が行くべきかと……ということでドンッ!」


「ぬわっ……あぁぁぁっ! てか何か出てきたっ、目の前にトゲトゲの壁がせり上がってきたぁぁぁっ!」


「なるほど、そういうトラップもあるんですね……あら、勇者様を巻き込んで倒れてしまいました」


「床の中に入っちゃったわよ、勇者様はどうなったのかしら?」


「後ろです、何か変な魔導機械みたいなのから吐き出されました」


「ぐへっ……ぐぬぬぬ、ボウリングの玉じゃねぇんだよ俺は……」



 突如として進行方向に出現したトゲトゲの壁、それにビターンッというかザックリと直撃し、大ダメージを被りつつ倒れるそれに巻き込まれる。


 そのまま倒れられて床に取り込まれてしまった俺は、階段の背後に出現していたボウリングの玉を戻すアレのようなマシンから払い出されてしまった。


 序盤からこれでは最終的に何をされるかわからない、そう感じながら見上げた吹き抜けの上の方では、逃げて行ったはずの幼女神が戻って来て、腹を抱えてゲラゲラと笑っているではないか。


 間違いなくこちらがすぐには来ないと、次でいきなり成功して追いかけてくるようなことはないと確信しているのであろう。


 でなければあんなに近くまで来て様子を見たり、無防備に笑い転げていたりはしないはず。

 未だにその姿はシルエットしか見えないのであるが、きっと物凄く悪い顔をして笑っているのであろうことは容易に想像が付く……



「アイツめ、早く捕まえてお仕置きしてやらないとだな……」


「それよりも勇者様、次はここ、このちょっと右側の場所からトライしてみて下さい、矢印の向きを追っていた結果、おそらく安全に上の階に辿り着きそうな気がして……実際どうなのかは知りませんけど」


「だったらお前が行けってさっきから言ってんだっ! ほらドンッと……あっ」


「どうしてもというのなら道連れですっ、ひゃっ、いやぁぁぁっ!」


「何をしているのよ2人共……」



 再びミラが選択したルート、今度は安全だと主張する以上、それは本人が確かめなくてはならないと相場は決まっているのだが、どうしても俺を『犠牲者』にしたいらしい。


 せっかく後ろから押してやったのに、ミラが咄嗟のところで俺の袖を掴んだせいで、そのままバランスを崩しつつ絡まるようにして階段を上がって行く。


 途中で何度か上がったり下がったりの方向転換を繰り返しつつも、どうやら本当に『当たりルート』を引き当てたようだな。


 チラッとだけ見えた上階の幼女神らしき人影も、シルエットだけで悔しそうなモーションをして、それからパタパタと階段を上がって行った。


 で、次の階まで到達するかと思っていたところ、途中で無駄に設置された踊り場のような場所で停止してしまったではないか。


 ひとまず絡んでいるミラを解いて拳骨を喰らわせ、ついでに頬っぺたを抓り上げつつ周囲の様子を見渡してみる……



「いへへへへっ、ゆ、ゆうひゃはま、うへじゃなふへひたでひゅひたっ」


「何を言っているんだ? ちょっと、一旦離してやるからちゃんと答えろ」


「ふぅっ、下にスイッチみたいなのがあるんですよ、上ばっかりじゃなくてもっと足元を見た生活をですね……」


「うむ、スイッチがあるのはわかったが……俺の生活態度に意見してんじゃねぇっ!」


「ひゃいんっ! 拳骨はやめて下さい……それよりもこのスイッチ……どう思いますか?」


「どうって、押す以外にないだろうよ? まさか引っ張るとかペロペロするとかそういうのじゃないよな?」


「そうじゃなくて、押したらどうなるのかってところです、勇者様がやってみて下さい」


「ダメだな、他人を道連れにした罰としてミラが押してみろ、手じゃなくて、ドカッとその上に座る感じでな」


「恐ろしいことを……えっと、カンチョーされたりしませんよね……よいしょっ」



 何だかんだと言っても素直に指示に従ったミラであったが、スイッチの上に座った際にはしっかりと自分が装備している盾を一時的に外して尻の下に敷いていた。


 で、そんな感じでスイッチが押下されると同時に、何やらガチャッと音がして、階段に表示されていた矢印のようなものがスッと消え始める。


 これでこの踊り場までの『移動床』は解除されたということか、そしてその代わりに、何やらそこから先の階段でまた別の仕掛けが発動したように思えるのだが……今度は矢印ではないようだ。


 ひとまず下で待機していた仲間達に、ここまでは安全なようだから進むようにと指示して、おそるおそる足を踏み入れたジェシカを先頭に、一旦踊り場へ集合させる。


 そこでさらにこの先の仕掛けがあるはずだということを皆に告げて、どうしていくべきか対策を立てようとするのだが……やはり俺が先に行けといって譲らない仲間達。


 さすがに犠牲になりすぎているのではないかというこちらの主張も、『野朗だから仕方がない』の一点張りで譲ろうとしないのだ。


 こうなったら今度は俺が誰かを道連れにしてしまうこととしよう、ちょうど比較的背が高いルビアの後ろに隠れたセラが、この場合におけるターゲットとして最も有力である……



「ということで行くぞ、今度はどんな目に遭うのか楽しみで仕方ねぇぜ全く」


「勇者様、そういうことを言いながら私の手を握るのはどうかと思うの……」


「1人じゃ寂しいだろう? それにセラ、お前の妹であるミラがやらかしたせいで俺が多重に犠牲となったんだ、今度はその分をキッチリ返して貰わないとな」


「そんなっ、それならミラが直接!」


「お姉ちゃん、私はさっき勇者様に拳骨されて頬っぺたも抓られたし、それに仕掛けの解除スイッチを押したから、それで罪は贖ったはずなの、となると……」


「連帯責任となったセラの罪だけが残ったってことだ、ほら、グズグズしてないで行くぞっ」


「ちょっと、ひぃぃぃっ……ってあれ? 何も起こらないじゃないの?」


「ホントだ、いや、間違いなく何かあると思ったんだが……そんなことなかったか?」


「そんなことなくはないわよぉ~っ、神である私達にしかわからないけどぉ~っ、間違いなくちょっと、不気味な感じがするものぉ~っ」


「てかさ、ここじゃなくて上の方で何か発動してない? ほら、何か落ちて来たような……」


「おっと、巨大な岩石が転がって来るタイプのトラップだったか……ってほどでもねぇな、小さいのが……アレってさ、幼女神そんものじゃね?」



 意気揚々と足を踏み入れた仕掛け階段は何も言わず、だが一切の沈黙を見せたわけではなかった。

 どういうわけか俺達がいる場所とは別の所で仕掛が作動し、それはここではなく、幼女神の居た場所に影響を及ぼしたらしい。


 上の方から順々に、階段がフラットなスロープになっていくタイプの、当初想定していたクソトラップが……俺とセラも足を退けるべきだ、このままだとすぐに俺達の場所も……今フラットになった……



 ※※※



「イヤァァァッ! 止めて止めて止めて止めてっ!」


「……ジェシカ、キャッチしてやれ」


「わかった……よいしょっ、捕まえたぞっ、本当に子どものような神様だな」


「はいっ、もう助かったから離しなさいっ、もう一度登って仕掛けを、今度はちゃんと合っているのを動かすからっ」


「そういうわけにもいかないのだが……どうする主殿?」


「どうするって、ちょっとこっちに貸せ」


「あっ、イヤッ、ちょっと投げないでっ、ひゃっ」



 放り投げられた幼女神らしきその神の体は非常に軽く、いつもチョロチョロと動き回るカレンを抱え挙げて移動させるときのようなエアリーさだ。


 服装はもちろんピンクのゴスロリで、金髪にして目は左右の色が違い、まるで作られた美しい人形のような造形である。


 それがジタバタと暴れているのだが、どうやら力の方は強くないらしく、物理的な拘束に対しては成す術がない様子。


 ひとまずのところ、仁平が持って来ていた神拘束用の、神気を遮断するという都合の良い縄で縛り上げてしまうこととしよう。


 ついでに言うと万が一ここで逃げられると厄介だ、下へ、いや俺達が乗って来た馬車まで運んで、そこで色々と話を聞くべきであろうな……



「ほらっ、大人しくして下さい、あまり暴れると食い込みまくって大変なことになりますよ」


「はーなーせーっ! 離しなさいってば、私は神なのよ、この神界の神に対してっ、あんたみたいな……あら? 何でこの回復魔法使いの下等生物から神の気配が……」


「ルビアは色々合ってな、それで、縛り終わったなら持って帰ろうか……しかし土産物の寿司みたいになってんぞコイツ……」


「クッ、ちょっと食い込みすぎなんだけど……大人しくするから一旦解きなさいこの下等生物! あんたはマジの劣った生物みたいねっ、言うことを聞きなさいっ!」


「キャンキャンとやかましい奴だな……」



 ということで酔っ払いの土産寿司のような状態になった幼女神を、そのままぶら下げた状態で外へと運び出す。

 馬車の中に放り込んでもなお暴れているのは無視して、一旦この場を離れるかどうかの話に移る。


 結局のところ、もしかしたらこの拠点をまだ捜索すべき状況になるのではないかということで、このままの場所で、馬車の中で尋問をしていくこととなった。


 まずは取り押さえて床に座らせ、名前と職業を……まぁ、それは幼女神であって職業は神なのであろうが……



「それで、お前本当は大人なんだよな? どうしてそんな見た目のままずっと……何万年とか? 凄し点てんだよ?」


「良いじゃないの別にっ! この方が特殊な変質者に人気出るしっ、働かずに好き放題してても良いから楽なのっ……まぁ、なぜか天使に子どもみたいな勉強とかさせられるけど」


「だってよ女神、どうするコイツ?」


「まずはオーバーバー神との関係と、それからあの改造された神界人間などなどについて聞きましょう、その後でお仕置きです」


「お仕置きって、だから中身とかはちゃんとした大人なのっ! わかってないでしょそこの雑魚女神! それからホモだらけの仁平とかも単に強いだけの馬鹿みたいねっ、くだらないことしてないで解放しなさいっ、訴えるわよっ!」


「生意気な奴だな、お尻ペンペンしてやるからこっち来いっ!」


「イヤァァァッ! ちょっ、マジでやめっ、いったぁぁぁっ! ごめんなさいごめんなさいっ、調子乗ってすみませんでしたーっ!」


「そうか、じゃあ聞かれたことには何でも答えてくれるか?」


「もっ、もちろんですとも……たぶんだけど」


「そうか、そんな曖昧な態度じゃダメだ、100叩き追加だな」


「わかった! わかったから一旦やめてっ、超お願いしますっ!」



 後でもう一度お仕置きとして100叩きだと、これで終わりではないことを留保しつつ、一旦幼女神(大人)を解放してやる。


 もちろん大人であると自分で主張している以上、神の力を制限する都合の良い縄を解いてやったりはしないし、尋問も相当にキツい内容とすることが決定した。


 で、まずはババァ神とコイツとの関係であるが……やはり小遣いを貰って協力していただけであって、これは馬鹿な神界人間の聖バイターと同じ発想でそうしたものであったようだ。


 これはさすがに見た目が幼女だからと許されることではなく、また神である以上、ババァ神の所業がどれだけ劣悪なものであるのかについて知っているはずであるから、その点においても一切擁護出来ない……



「勇者よ、これは、この幼女神はもう完全にアウトです、神の力を封印したうえで、本体も1ヶ月ぐらいどこかに封印するなどの強烈な刑罰を科さなくてはなりません」


「1ヶ月なのかよこれで……いや待て、そうだな……おいお前、この件を全て洗いざらい、ゴッド裁判所とやらで述べてみる気はないか?」


「ゴッド裁判所って、それウチらの味方だったんですけどーっ」


「もうこっちのもんだ、どうする? その場で色々と証言するってんならアレだぞ、本当にお尻ペンペンだけで勘弁してやっても良いんだが?」


「それとぉ~っ、ちゃんと反省して、大人の神としてまともに働いて貰わないとよぉ~っ」


「……わかったわよ、好きにすれば良いじゃない、どうせこのままだと酷い目に遭わされるのは確定なんだし」


「そうか、じゃあ早速お前の拠点をガサ入れするから、もう一度、今度はトラップなんか発動せずに『開城』しろ」


「・・・・・・・・・・」



 司法取引ということで、これからの流れの中でこちらの味方として、これまで付き従っていたババァ神を追い詰めるための駒となることを約束した幼女神。


 どうやらこの場で姿を大人の、歳相応のものにすることは出来ないようだが、いずれは誤解されそうな今の姿を捨てさせる必要がありそうだ。


 で、早速土産の寿司状態のまま仁平がそれをぶら下げて、先程まで居た屋敷というか居城というかの中へと戻る。


 かなり亜空間などを駆使していたようで、何の仕掛けもない状態では先ほどまでの高い吹き抜けが3階程度、あっという間に最上階へ到達することが可能な仕様となっていた。


 で、一番豪華な部屋がこの幼女神の部屋なのだとわかったため、ピンクの扉を開けて中のゴスロリ空間を露にしてやったのであるが……



「……お前ここ、本当に住んでんのか? 仁平の城よりもキラキラしてて落ち着かんだろ?」


「ご主人様、ベッドの下にもエッチな本がありません、エッチなグッズも見当たりません、どういうことでしょう?」


「勝手に漁らないでよねっ! 一応幼女神としての体裁は保っておかなくちゃならないから、そういう『大人びたモノ』はおくことが出来ないのよシステム上」


「……つまり他の部屋に隠してあるということだなエッチな本は、そこを教えろっ!」


「勇者よ、そんなモノよりもほら、この部屋にある証拠品の類を押収しなくてはなりませんよ」


「……まぁ、先にそっちに着手しようか、え~っと、改造されていた神界人間の仕様書とか……あっ、これは神々をリボ払い地獄に堕とすための作戦について書かれた指令書だな? そっちにも関与してたってことかお前は?」


「クッ、だからどうしたってのよ、そうしろって言われたからやっていただけで……」


「安易な気持ちでか?」


「・・・・・・・・・・」


「100叩き追加だな」


「そんなっ! もっと凄い情報とかもたぶん出すからそれだけは勘弁してっ!」



 特に根拠もなく『凄い情報』などと言っている辺り、あのババァ神の計画についてそんなに詳しくは知らないのか、それともガチで子どもじみてしまってまともに理解していないのかのどちらかだ。


 まぁ、殺した卑怯者の天使が言っていたように、おそらく後者であると思われる状況であるから、『情報』のモノ自体はあるにはあるということで間違いなかろう。


 あとはそれをこちらで吟味して、どのような使い方をするべきか、そしてババァ神と神界の運営全体を巻き込んだ闘争となった際に、どれを奴の悪事の証拠として提示するかだ。


 そしてそこで使うもの以外にも、こちらで役立ててこちらの有利になるようなものを……と、ここで発見された仁平他数多の神を地獄送りにした敵の作戦については独自に解析していくべきか……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ