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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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1208 犯人と黒幕

「わぅっ……皆を呼びましょう、ここならまだ誰かに声が届くはずですっ」


『ふふふふっ、そんなこと出来ると思っているわけ? あのね、ここに強い奴全部集めたらどうなると思ってんの? あっちの方が疎かになって、それで次の被害者が……みたいなことになるわよっ、良いのっ?』


「……喋れるんだ普通に」


『当たり前じゃないのっ! この私を誰だと思ってんのあんたっ?』


「いや誰だよ? 実に知りたいわそこんとこ」


『それを教えるわけにはいかないわねっ!』


「じゃあ黙っとけやカスが」


『・・・・・・・・・・』



 始めて口を開いた敵の片割れ、空を飛んで、カレンやマーサと打ち合ってもまだ余裕がある方……精霊様曰く神クラスの力を持っているというのだが。


 で、その声や口調からして、最初にマリエルが目撃した通り、中身は女であるということが判明したのであるが、相変わらず真っ黒な犯人像であるためその姿ははっきりと見えない。


 まぁ、強いということがわかっているだけでも要警戒か、ただし敵もかなり警戒していて、会話の最後で無駄なツッコミを入れてこなかったのは、余計なことをして隙を作るようなことをしたくなかったのであろうといったところ。


 つまりこの犯人の片割れは、俺達が凄まじい力を持つ何者か、いや最悪勇者パーティーであるということを知って対峙しているということだ。


 もしかするとこの事件自体、何か仕組まれて起こっていたのかも知れないと、そうも感じさせる展開なのであるが、果たして……



「……おいっ、そろそろ姿を見せやがれ、こっちのメンバーは不足しているが、それと互角の時点でお前はもうアレだぞ、1人こっち来たら終わんぞ」


『フンッ、だから正体は明かさないって言ってんでしょ、かなり強化してから来たのに、あんた達がここまで強くなっているのは予想外だったけど、とにかくこの人族との契約を終えるまではこの真っ黒な犯人像のままいかせてもらうわよ』


「強化? 人族と契約? 何言ってんだ魔族かお前?」


「にしては瘴気とかそういうのを感じないわね、もっと別の何かなんじゃないの? それを未知の不思議な力でパワーアップして、みたいな?」


「精霊様も知らない未知の不思議な力って何だよ? それを見破らないとならないのか」


『そんなのあんた達にわかるわけないじゃないのっ! とにかくもうあんた達は諦めて帰りなさい、温泉楽しかったな~、ぐらいで良いじゃないの、こっちに構わないで!』


「力もこのキャラそのものの正体も何だかわからないけど、向こうも切羽詰ってんのは事実見たいだな……」



 謎の力で強化され、俺達と互角に渡り合うレベルに達している謎の存在、だが強化に時間制限があるのか、それとも別の理由か、話せば話すほどに焦りらしきものが表面化してくる。


 このまま朝を迎え、温泉宿のチェックアウトの時間になってしまったらおそらく向こうの勝ち。

 温泉宿は解放され、この2人は勝手にどこかへ離脱して、行方を眩ませてしまうことであろう。


 逆にそれまでに何とかして、2人共ボッコボコにしてしまえば、それはもうこちらの勝ちになるのだ。

 逮捕して尋問、いや軽く拷問して動機だの何だのを聞き出し、その事情によっては処罰までこちらでしてしまうことも可能である。


 そのためにはまず弱点を……と、それについてはもう明らかなものがひとつ、後ろでガードしているもう1人の犯人、というか『メイン真犯人』の方だ。


 明らかに戦うことが出来ず、このままであれば一切大丈夫なポジションにその身があるというのに、ビビリ倒して話にならない後ろの奴。


 本当に戦いというモノをしたことがないのであろうが、そこに攻撃が届かないまでも、至近弾を食らわせることが出来ればどうか。


 もっとも、その至近弾だけでも死亡し、消滅してしまいそうな勢いの弱さであるから、マリエルが言っていたようにそれが女であると、もっと言うならばモブB美さんであると仮定した場合、可愛いかどうかも確かめずにそのようなことをしてしまうのはヤバい。


 顔の印象がないというモブB美さんであるが、それは本人があえてそうさせておいたのかも知れないし、今回の事件を起こすためのフリであったのかも知れないのだ。


 それを上手く認識することが出来さえすれば、実は凄く可愛いとか、そういったタイプである可能性もまた考えられる。


 よって殺してしまうような行動は厳に慎むべきであって、確実に生きたまま捕らえ、その顔を見て色々と判断するべきところなのだ……



「……ということだ、皆後ろの奴をダイレクトに狙ったりするなよ、というかそっちに飛び火する攻撃も控えてくれ」


「控えるも何も、さっきからずっと膠着状態じゃないの……でもそれが続くほどに相手が焦ってきているのは気のせいかしらね?」


「あ、もしかしたら寒いんじゃないですかあの人? ほら、ちょっとカタカタ震えてきてますし」


「そうかな、あんなの強いのにこの程度の寒さ(氷点下10℃)程度で震えるのか? 全裸でも十分なぐらいだぞオーラを纏っていれば」


「じゃあ、どうしてカタカタしているんですか?」


「さぁな、ウ○コしたいんじゃねぇのか?」


『違うわよ馬鹿! あまり長期戦は想定していなかったのよっ! だから強化が解け始めて……ひぃぃぃっ! 余計なこと言っちゃったぁぁぁっ!』


「今ので釣られるとか相当アレだな、賢さが低いとみて良さそうだな」


『あんたなんかよりはマシよっ! クッ、でもこのままだと、早く朝になって欲しいところね』


「おいおい、そんなもん期待していて良いのか? ウチの精霊様はな、昼と夜を逆転させる大迷惑な魔法が使えてだな、なぁ精霊様?」


「あ、えっと、え~っと……」


『そんなもんあるわけないでしょっ! 神であるこの私にさえ使えないものをっ! たかだか下界の精霊如きが……って、あぁぁぁっ!』


「また釣られたのかよ、この調子でいけば勝手に自分語りを始めるぞこの……神は」



 犯人の片割れは神である、そう確定した瞬間に、ほんの少し『真っ黒な犯人像』の黒さが薄れたような気がしなくもない。


 まぁ、自らを一時的に強化した術式が徐々に揮発しているのと、焦って怒鳴ったり激しい動きをしたりすると、それが一気に進むのであろうといったところ。


 で、神であることがわかっても、どこのどんな神なのか、神界の神なのか魔界の神なのか、その辺りをキッチリ調査していかなくてはならない。


 このようなこと、つまり殺人事件の犯人を幇助したり何だりしている時点で、おそらく魔界のそれなのであろうということはわかるが……殺人の神とかそういうのが存在しているのであろうか。


 それを直接聞き出したいところであるが……お話タイムはこれで終わりらしい、敵の『強化術式』が揮発して、弱くなってしまうのがもったいないと感じたカレンが、一気に飛び出してその神に襲い掛かる……



「わうぅぅぅっ! まだまだ強いですっ! 私と同じぐらい強いですっ!」


『ちょっと! やめなさいってばそんなことしたらっ、あっ、ひゃぁぁぁっ!』


「チャンス! それぇぇぇっ!」


『あげっ……』


「……モロに入ったわね、それでも後ろの犯人を守る姿勢は凄いと思うわ」


「だな、カレン、もうそろそろ良いだろう? 戻って来い」


「そうですね、もう弱くなっちゃいましたさっきよりも」


『……くぅぅぅっ、やってくれたわねっ! でもこれで勝ったと思わないことよっ!』


「この先、まだ何かあるってのか?」


『・・・・・・・・・・』



 押し黙ってしまった犯人の神、新たに何かしてくるようなことを言っておきながら、もはや何の用芋していない、手詰まりの状態であるということを意味している。


 また、後ろの犯人に関してはもう完全に意識を失い、その場に倒れていることから、戦うのを諦めて逃げ回るということも出来ないであろうといった状況。


 そしてまたどんどんと薄くなっていく真っ黒な犯人像、それが完全に消滅するのは、おそらく朝日が昇ることなのであろうが、その前に引き剥がしてしまいたいところだ。


 俺が喋っている間に、後ろで精霊様が遠隔攻撃の準備をしていて……後ろの、戦えない方の犯人を直接狙いやがった。


 咄嗟に助けに入る神の方の犯人、攻撃をたあだただ受けるのみで、効率良く受け流すとか、そのようなことが出来なかったらしい。


 モロに水の弾丸を喰らったそのボディー部分の犯人像が完全に脱落し、そしてそこから徐々に消滅する範囲が広がって……これはもう完全に終わったな……



「やっぱり、どうあっても後ろのを守ろうとするのね……で、あんたは……あら、死神じゃないのもしかしてっ?」


「……そうよ、あ、ちょっと待って鎌出すから……はい、これでもう死神様の完成です、どうかしら?」


「どうかしらって……まさかお前! 俺達の行動を把握していてこんな妨害を……」


「えぇ、あんた達が魔界の、隣の汚い神の薄汚いエリアを征圧したって聞いたから、念のためちょっと見ておこうかななんて思って……、まぁ、どうあっても森のボスは突破出来ないでしょうけど」


「ねぇ、この神様ちょっと情報が古っ……もがもが……」


「そうなのか、前に出て後ろのキャラを守る戦いをする奴なんて今のお前ぐらいっ……ふごっ……」


「はいはい、で、実際そこで何しているわけ? 後ろの人族は何なわけ?」


「これ? あぁ、ちょっと殺人の方を手伝う契約をしたのよ、もちろんこの後この子は堕天使にされるんだけど」


「堕天使に……なるほど、なかなかセンスがある人族だったってことね……でもその野望もここまでと」


「あら、そんなことないってことにどうして気付かないのかしら? やっぱ馬鹿ね下界の生物は」


「どういうこと?」


「この人族、モブB美さんがこれからどうなろうが、たとえ殺人の罪で処刑されようが、その後からでも堕天使に採用することが出来るってこと、ただ、やっぱり計画が成功して、満足して人族を辞めて貰った方が良かったでしょ、気分的に」


「……じゃあその後ろの犯人、もう堕天使になることが確定しているってわけね?」


「そうよ、今私のエリアで守護堕天使にしているのが居るんだけど……ちょっと舐めてるし生意気だし、そろそろ降ろして新しい、もっと才能があって言うことを聞くのにしようかなって、そう思っていたのよ前々から」


『あぁ、そういうことか……』



 で、どこかに適任者が居ないものかと探していたところ、ちょうど邪悪なる死の神に祈りを捧げ、この寂れた温泉郷での連続殺人が上手くいくように願っていたモブB美さんを発見したということだ。


 もちろんモブB美さんが考えていたその当初の計画は極めて杜撰で、もう突撃をかまして無差別に殺戮していった方が早いのではないかというレベルのものであったらしい。


 そんなモブB美さんは悪の心に満ち溢れ、堕天使として使うのに最適の素体であったため、死神はすぐにその場に降臨し、それからしばらく行動を共にしていたのだという。


 ということはだ、俺達が無駄に警戒していたり、ケツ穴の神が放った密偵である『神の屁』を、死神のものだと思い込んだりしている間、コイツは、死神はずっとこのモブB美さんに係り切りで……送還が得たら空しくなってきたな。


 死神に侵攻作戦がバレて、そのまま面倒な事態に発展しないよう細心の注意を払っていたというのに、当の死神自体がこんな所でアホな殺人者のヘルプをしていたとは……


 とはいえまぁ、結果はどうあれここで死神と対峙して、そしてこちらの方が上回っているということを示すことが出来たということは、全てに対して最高のかたちで決着したといっても過言ではないような気がする。


 この状況からもうモブB美さんを取り逃がすようなことはないわけだし、死神にしてももう戦う余力は残されていない。


 つまりダブルで確保して、もちろんモブB美さんが堕天使として魔界に迎え入れられるということは妨害しないにしても、死神自体は脅して、こちらのいうことを聞かせると共に、あのエリアを好きにしてしまうことが出来るのではないかといったところ。


 最大都市だと凄まじい数の魔界人間を抱えているエリアだ、経済的な面でも安定しているであろうし、何かを大量に生産したいと考えた際、労働力はもう無限ではないかと思うほどに確保が容易なのであろう。


 そんなエリアを手に入れるために、最後にすべきことはひとつ、目の前で、この状況にも拘らずえらそうにしている死神を制圧してやることだ……



「……だいたい魔界に攻め上るなんてどう考えてもおかしいのよ、魔王討伐したんだからそこまでしなくても良いでしょ異世界勇者が……って聞いてんの? え? 何よちょっと……はっ?」


「勇者ダイレクトチョォォォップ!」


「ひぎゃんっ……いてててっ、何すんのよっ!?」


「勇者ダイレクトチョップだ、しかしこれで気絶しないとはなかなかにタフだな、では次は勇者ダイレクトカンチョーを……」


「ちょっと待ってっ! やめて、それだけはやめてっ! そんなことされたら……」


「じゃあ降参して両手を上に挙げたまま馬鹿みたいに踊り狂え、そしたら捕まえるだけで、あとお仕置きするだけで勘弁してやる」


「わ、わかったわ……あの、私の新しい堕天使の件は……」


「そっちは認めてやる、どうせモブB美さんはもう一般社会に出すわけにはいかない程度のやらかしをキメてっからな、堕天使ぐらいしか職がないだろうよ」


「な、なら別にこっちも困ることないし、わざわざ私まで捕まえなくても良いじゃないのっ、どっちも損しない展開よこれはっ!」


「黙れ、俺達に敵対していた時点で、というかその前に魔界の存在って時点でもうアレなんだよ、大人しくしやがれこのっ!」


「いててててっ! ギブギブッ! ちょっと、マジで離しなさいっ、クッ、こんなときに貧乏神さんが居てくれれば……ガクッ……」



 気絶してしまった死神、そして最初から気絶しているモブB美さんという、ダブルの真犯人を逮捕することに成功した。


 念のため死神の方だけを拘束し、モブB美さんに関してはそのままマーサに抱えさせ、俺達は仲間達と、それから事件の生き残りが待つ温泉宿へと戻ったのであった……



 ※※※



「……はっ! ここはどこで……私の計画は……やはりあそこで死神様が敗北し、失敗してしまったというのでしょうか?」


「あら、モブB美さんが目を覚ましたみたいよ」


「ホントだ、おい真犯人! てかその前に真犯人はお前だっ!」


「今更宣言するのもどうかと思うのよねそれ……」


「まぁ、とっくの昔にわかっていたことだからな」


「……なんと、完璧と思われたあの激安挽肉(半額品)トリックが、そうも簡単に見破られていたとは……残念でなりません」


「アレが完璧だと思っていた頭脳の方が残念なのよね……」



 温泉宿の一室、事件の生き残り達からは隔離されたこの部屋で目を覚ました真犯人のモブB美さん。

 もちろん殺害したのは先輩のモブA子さんとその他諸々の連中と、それから……ベンチャーグループの大半もそうなのか?


 いや、あそこに関してはさすがにモブB美さんの実力ではどうにもならない、きっと死神の奴が手を貸した、というか実行したに違いない。


 それから生物的に進化してしまったエリート君についても、明らかにあの状態のバケモノに勝つことが出来ないであろうモブB美さんの実力では、そこも死神のせいであると考えて良いであろう。


 という前提をもって、まずはベッドに横たわったままのモブB美さんに対し、誰を殺害したのかということを聞いて見ると……なんと、全員自分が殺ったのだという……



「皆さんが女性グループと呼んでいる、まぁ私達のグループなんですが、そこではなぜかモブA子先輩がやたらとウザくてですね……」


「それで殺そうとしていたわけね、ついでにトリックの邪魔になりそうな元探偵の従業員も」


「えぇ、それと……実は私、影が薄いというだけで、皆さんがベンチャーグループと呼んでいる方の社員なんですよ、誰一人としてそのことに気付かなかったようなのですが」


「……マジかよ」


「そうなんです、で、あのマッチョ系のノリが鬱陶しくて、とりあえず一番そういう系だった『部長』から、この死神様に借りた『攻撃力3,000』の短剣を使って……残りの鬱陶しかったおっさん達も、さらに『素早さ+500』とかそういう系の装備を死神様からお借りして……」


「なるほど、それで奇襲とはいえ1対大人数の戦いを制して、ついでに進化したエリート君にも勝利したのか」



 その場その場で、適切なタイミングでのみ貸与されていた武器屋防具、それがないときにはもう、モブB美さんはただの人族であって、その強さを発揮することも、強いオーラを放つことも一切なかったのだ。


 それでは雰囲気でとか、持っている力で『明らかにおかしい奴が居る』ということを見破ることが出来ず、結局モブB美さんは他の客の中に紛れて目立たずに……まぁ、現時点でもあまり印象に残らなさそうな感じなのだが。


 で、そのモブB美さんが犯人であるということと、そしてそれを幇助したのが死神であって、目的は『新しい側近の獲得』であったということもわかった。


 当然本人もそうであるということ、事件がどういう結末に終わるかに拘らず、自分はもうこの世界を離れて魔界で堕天使として過ごしていくのだということを認識している状態。


 あとはどのようにして事件の生き残り、つまり犠牲にならなかった女性グループの大半と、それからベンチャーグループの2人にこのことを伝えるのかだが……既にモブB美を運び込んだこと、さらに共犯者である死神を、ズタ袋に詰め込んで引き摺って来たところまでも見られてしまっているのだ。


 これで『犯人は行方不明です、以上』では話が通らない、崖で適当に推理して、全く別のことをでっち上げられる展開でもないし、もうこのまま正解、というか真犯人の発表イベントに進むしかないのか……

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