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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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1207 裏で糸を

「全くわからなくなってきたな、どうして食事をペロリとか、どうやって犯人が逃げたのかとか……と、どうした? 宿のババァが走って来るぞ」


「幽霊のようで薄気味悪いですね、しかもかなり焦って……今明らかに腰が逝ったっぽい動きをしましたが、それでも気にせず走っています、何か大事なんじゃないですかね?」


「だな……いや倒れたぞ、這い蹲ってどうにかこっちへ来ようとしている……ちょっと後ろに下がってみようぜ、ババァが近付くと同時に後退して、一生辿り着かない感を出すんだ」


「とんでもないことを考えますね勇者様は……おばあさん、どうしましたか?」


「ひっひっ、被害者が意識を取り戻して、そのままどこかへっ!」


「被害者っていうと……もしかしてエリート君のことか?」


「そ、それじゃっ、それが突然起き上がったと思ったら、無言でどこかへ、ヤバそうな顔してたもんで誰も手を付けられなんだっ!」


「……なるほど、つまり逃げたってことだよなそれは」



 殺害されたモブA子さんの部屋の前で色々と考えているところに入った急報、なんと『転倒して重傷を負い、意識を失っていた』という感じであったエリート君がどこかへ行ってしまったというのだ。


 もちろん本当に転倒したのではなく、むしろベンチャーグループの連中を一網打尽にした犯人なのではないかという、そんな疑いがもたれている人物である。


 そしてルビアの回復魔法が行き過ぎてしまった結果、肘や膝などが鋼鉄のアーマーのような、かなり強そうな感じになってしまっているはずなのだが……一体何の意図があってその場を立ち去ったというのか。


 ひとまず宿のババァはその場に放置し、念のため女性グループのメンバーも一緒に行動するよう促して1階へ降りてみると、そこではベンチャーグループの生き残り2人が、呆然と立ち尽くしていたのであった。


 逃げ出したエリート君に何かされたわけではないようだが、それでも恐ろしいモノを見てしまったような、そんな雰囲気の2人。


 どうしたのかと問い掛けてみると、2人共ビクッとなった後でこちらを向き、状況の説明を始めたのであった……



「……温泉宿のおばあさんの声が聞こえたと思ったら、すぐにエリート君が歩いて出て来て」


「それで、膝とかにあったカッチカチの鋼鉄の部分が全身に広がり始めていて……」


「最後にこっちを向いて『これは良い、少しテストして来ますよこのボディーを』とか言いながら外へ行ってしまって、なんと恐ろしいっ!」


「テストして来る? どういうことなんだろうな? 仮に奴が犯人で、テストとしてターゲットにするのであれば……この2人になりそうなものなんだがな?」


「わからないわね、何か理由があっておかしくなっただけなのかも知れないし」


「それと、頭が良いキャラだから勝手に自分の中で物事を進めて、こちらにはわからないような行動を取っているだけの可能性もありますね」


「うむ、その辺も含めて警戒しないとだな……生き残りの人間はここに集めよう、今夜はロビーで1泊して貰う」



 エリート君が全ての事件の犯人なのか、それともスーパーで買った挽肉で自分のミンチ死体を偽装した疑いがあるモブB美さんが犯人なのか。


 或いはどちらも犯人であって、その協力関係のあるなしの問題なのかというところまで考えても、とにかく生き残りである女性グループと、それからベンチャーグループの2人が危険であるということは確かだ。


 最後の夜、明日になればこの温泉宿は世界に復帰し、本来であればその前に探偵が事件を解決しているところなのである。


 だがそうはいかないような状況にあるため、ここは念入りに、これ以上の犯行を阻止しつつ犯人を追うということを考えなくてはならない。


 もちろん、ここに固まっていれば誰かが狙われた際に、俺達が即応して犯人を始末、或いは捕縛することが出来るはずだ……



「それで、私達はどうする? 皆まだ部屋に居るみたいだけど」


「そうだな、このメンバーだけでも見張るのは簡単だし、俺達だけロビーで待機しようぜ……と、その前にだ、宿のジジィはどこへ行った?」


「さっきウ○コしてくるとか言ってどこかへ……あ、戻って来ましたぞ、おいじいさんや、大勇者様がお呼びじゃぞ」


「ん? わしが宿のジジィですじゃ、何か用ですじゃ?」


「お前が宿のジジィだということは知ってんだよ、ボケてんのかコラ……で、夕方の話だ、モブA子さんの部屋に食事を運んだ従業員を出してくれ、ちょっと聞きたいことがあるんだ」


「あぁ、それでしたらそこの者ですじゃ、ちょっと、仕事は良いのでこちらへ来て欲しいのじゃ」


「あ、は~いっ、すぐに参りま~す」



 宿のジジィに呼ばれ、奥からやって来たのは1人の女性従業員、こんな奴居たのかと、居たのだとすればどうして見落としたのだというぐらいには美人であって、日頃から温泉の美肌効果を全身に受けていそうな肌ツヤである。


 で、その従業員が殺害されていたモブA子さんの部屋に夕食を、その時点ではもう殺害されていた可能性の高い人物の部屋に運んだということなのだが、少し話を聞いてみよう……



「そうですねぇ、私が行ったときには女性の方が、確かにお客様の中に居られた方が出て来て、でも部屋にはチェーンロックとか掛かっていて、一旦外して貰って夕食だけ……いえ、運び込んではいないです、トレーに乗せたまま手渡ししました」


「そのときの室内の様子は?」


「良く見ていませんでしたが、というか良く見えませんでしたね、相当に警戒していたのかテーブルとか荷物とかでバリケードを作っておられまして」


「現場にはそんなモノなかったわよね、そうなると……ねぇ、そのお客さんってどんな感じの人だったのかしら?」


「えっと、ちょっと印象に残らないというか……イマイチ説明し辛いですね……」


「うむ、これ、見に行って貰った方が良いんじゃないのか? マリエル、すまないがこの場を頼むぞ、従業員のお姉さんはこっちへ」


「あ、はい、えぇ……今回の事件は大変ですね、探偵の方が居ないと……」



 夕食の片付けなど、忙しい仕事中に申し訳ないのであるが、その辺りは宿のオーナーの片割れでもあるジジィを倍働かせてカバーすれば良い。


 とにかく食事を運んだ、そして実際にその部屋の中の人物を見た従業員の女性が、果たしてモブA子さんの死体を見て何というのかだ。


 2階の部屋へと移動し、事件現場となったそこを覗き込むようにして中を見て貰うと……かなり不快そうな表情をした従業員であったが、目を逸らすことなくその死体を見た。


 顔は潰れてしまってわからない、だが服装やその他の特徴を見てどうか、食事のトレーを受け取った客と比較して……なんと、明らかに違うと言い出したではないか。



「この人じゃないです、出て来たの、もっとこう、印象の薄い格好をした人でした、目立たないというか何というか、あ、でも良く考えたらあのグループの方々が言っていた、『モブA子さんは顔がアレ』とかそういう感じじゃなかったですね」


「というと……そいつ、殺されたはずのモブB美さんが化けていただけかも知れないな、印象が薄いのを良いことに、従業員に対してはモブA子さんのフリをしていたんだ」


「それで、女性グループのメンバーが様子を見に来たときには、声でバレたりしないよう応えもせずに……食事だけはキッチリ食べたってことかしら?」


「間違いない、早々に殺されたはずのモブB美さんだ、それ以降の食事は提供されなかったはずだし、相当に腹が減っていたんだろうよ、それで殺害したモブA子さんの分を自分に……まぁ、まさかあの半額の謎挽肉を食うわけにもいかんからな……」



 徐々に見えてきた今回の事件の真相、実にくだらない展開ではあるが、もし探偵が居たとしたら一発で、現場を見ずともそうであったと気付いていたはずのところ。


 だが素人である俺達が、ここまで辿り着いたというだけでもかなりの成果であって、これはもしかしたら犯人の確定まで、もちろんでっち上げではなく真犯人を特定するところまでいけるのではないか。


 で、この勢いで更なる証拠をという話になり、明かりを最大にして死体のある部屋へと再突入する。

 ここで起こったのは密室殺人なのだ、だがその密室を突破する何らかのカギがあるはずなのだ。


 というか部屋の鍵はどこへ行ってしまったのだ? モブA子さんが部屋の中に居たということは、もちろんその密室であった部屋の鍵は部屋の中に……ないではないか。


 そのまま宿の従業員のお姉さんも一緒になって鍵を探すものの、あの独特の立方体になったクリスタル、それが付いた鍵を発見することが出来ない。


 俺達が最初にここへ来たときには、扉ごと破壊して中へ入ったのであるが……もしかしてその時点でもう鍵は室内になかったということにならないかと、そうも思ってしまう……



「……これ、犯人のモブB美さんがさ、普通に外から鍵掛けて逃げたんじゃねぇの?」


「……そんな気がするわね、そんな単純なことであって欲しくはないけど、きっとそうなんじゃないかと」


「あんた達、それもうトリックでも何でもなくて、当たり前のことの見落とし……いててててっ」


「お前は黙っておけこの恐怖の大魔王がっ! 犯人と一緒に処罰すんぞコラッ!」


「ひぃぃぃっ! ホントに八つ当たりじゃないのもうっ! とにかくそのモブB美さんっていう人族を探したらどうっ?」


「……そうだな、ちょっと外へモブB美さん狩りに……何だっ?」



 魔王に八つ当たりしていて、ついでにその魔王からアドバイスを受けていたところ、下の階から騒ぎ声と、マリエルの叫ぶ声が聞こえた。


 ついでに何かが破壊される音……というか飛んで来てぶつかったような音も聞こえてきたことから、これは新たな事件が勃発したと考えざるを得ない状況だ。


 すぐに走る俺と精霊様、ロビーに集まっている生き残り連中の悲鳴のみが残っている状況であるが、特に犠牲者は出ていないらしい。


 その代わり、そこには居なかったはずのキャラが、死体となって落ちているのであるが……誰だコイツはと思うような、見たこともない姿形をしている。


 というかもう人間ではなくバケモノだ、そのバケモノの死体を囲んで騒いでいるのは、主にベンチャーグループの生き残り2人。


 呼び掛ける声は同僚に対するもの、そして死んでしまったことに対する悲鳴ではなく、あまりにも変わり果てた姿になってしまったことに対する悲鳴が主であるように思えた。


 これは……もしかしてエリート君の死体なのではないか、完全に別の何かに変わってしまっているのだが、少しばかり面影があるようにも思えるのだ……



「……これは? 鎧のバケモノ……いや、鎧というより皮膚がそんな感じになったというだけで……『アーマードエリート君』といったところか?」


「でもどうしてこんなモノが? マリエルちゃん、何がどうなってこうなったわけ?」


「それが、突然この死体が投げ込まれて、外には女の人と、それから後ろには空に浮かんだ女の人が居て、暗くて良くわかりませんでしたが……」


「モブB美さんよっ! あれは絶対にモブB美さんの亡霊だわっ! 後ろの浮いてたのは知らないけどっ! モブB美さんが顔も覚えようとしなかった私達に復讐しに来たんだわっ!」


「姿を現しやがったか……皆落ち着いてくれ、モブB美さんは亡霊じゃないっ、トリックを使って死んだのを偽装していたんだっ!」



 ひとまず周囲を固め、生き残り達の安全を確保しつつ外を見る……と、もうそれは見えない、その場から離れてしまっているようだ。


 次に確認したのはアーマードエリート君の死体、こちらはもう戦いに負けた、負けて死亡したということが明らかな状態である。


 つまり犯人であるモブB美さんらしき者と、その後ろに居たという空飛ぶ女が、立ち向かってきたアーマードエリート君を返り討ちにして……もしかしてエリート君はその戦いに赴くため、事情を告げずにここを出たとでも言うのか……


 と、そのエリート君の死体に、何やら小さなナイフのようなものが突き刺され、そこには上質な紙がセットされているようだ。


 これは犯人からのメッセージに違いない、エリート君を始末し、きっと目的を達成したことによる勝利宣言なのであろう……と、そうでもないらしい、その紙にはこう書かれていた……



『あんた達、このトリックを破るとはなかなかやるわね、そう、犯人はもうわかったでしょう? でもね、どう足掻いてもこれからの時間でその犯人を捕まえることなんか出来ないんだから、犯人の目的は絶対に達成されるわよ。それから、残った連中も覚悟しておきなさい、死があんたを襲うわよ』



「……だってよ、モブB美さんって何かもっとさ、イメージ違くないか?」


「……コレ、モブB美さんが書いたんじゃないと思います、一人称じゃなくて『犯人』とか言っていますし、となると……何者かが後ろで糸を引いていて、モブB美さんを使って今回の事件を起こしたとしか思えませんよ」


「なるほど、マリエルちゃんは『未知のキャラ』が居て、モブB美さんに事件を起こさせたとか、そういう感じの考えなのね?」


「そうです、自分は手を汚さずに何かするような、卑劣な敵が隠れていると思いますよ、今回の事件には」


「どのみち殺人の教唆とか幇助とか、やべぇことやってんのには変わりないさ、とっ捕まえて処罰しないと……で、犯人はどこへ逃げたんだと思う?」


「逃げてないわよきっと、こっちの様子を窺うことが出来る場所で眺めているはずだわ、つまり近くに居るってこと」


「そうか……じゃあ一斉に捜索だ、音、臭い、魔力やその他の力の波動、全てを動員して見つけ出すぞっ!」


『うぇ~いっ!』



 ロビーの守りは引き続きマリエルに任せて、俺と精霊様は部屋で宴会などしている仲間達のうち、使えそうな者を見繕って引き摺り出すこととした。


 カレンとマーサはもちろんのこと、魔力を感知させるためにユリナやサリナ……と、悪魔組はエリナも含めてベロベロで使い物にならない。


 代用品としてセラを引っ張り出し、寝ているままのカレンは小脇に抱え、マーサは精霊様が引き起こして連行する。


 道中で事情を説明し、外の捜索をするということを伝えると、渋々従うセラにマーサ。

 カレンは目を覚ましたのだが、イマイチ状況が把握出来ていない様子である……だが、臭いの方には敏感だ……



「わぅ……さっきのお掃除されていたお部屋、そこにちょっと残っていた臭いが向こうからします」


「ちょっと残っていた臭い?」


「あまり美味しそうじゃないお肉の臭いです、臭くて硬くて不味くて……挽肉にしても食べられないぐらいのお肉、ゴミ箱から臭ってましたから、たぶん買った人も食べなかったんだと思います」


「ゴミ箱から……そうかっ、室内を清掃しても、ゴミ箱の中までは消毒とかしなかったんだわ、どうせゴミを捨てるものだし」


「なるほど、それで残り香があって、もちろんそのゴミを捨てた奴にもその臭いが残っていて……どこだ、カレン、ちょっとナビしてくれっ」


「あ、私も音でわかるわよっ、窓から逃げた犯人さんの足音と一緒、間違いないわ」



 サッと前に出たカレンと並ぶように走り出すマーサ、2人は示し合わせたわけでもなく、全く同じ方向を目指している様子。


 2人が向かった先、そちらを見たセラと精霊様も反応を見せる……どうやら俺以外には何かの存在が見え始めているようだ。


 そのまま走り、カレンがスピードを上げて何かを追う動きを見せた瞬間に、どうにか俺にも何かの姿が……人間のような影がふたつだ。


 ひとつは地上を走り、もうひとつは宙を舞ってその前に立ちはだかる姿勢を見せた謎の人物。

 真っ暗闇の中、その空を飛べる方とカレンがぶつかり、凄まじい衝撃波が発生する。


 周囲の木々はへし折れる、どころか粉砕しておが屑のような状態になり、地面が抉れてクレーターのようになったことから、その衝突の衝撃がとんでもないモノであったということがわかる状況。


 だが謎の人物はカレンの突進を完全に受け止めただけでなく、後ろのもう1人に一切ダメージがいかないよう、極めて正確に、ピンポイントでガードをしたようだ……



「わうぅぅぅっ! つっ、強いですこの敵!」


『・・・・・・・・・・』


「下がってカレンちゃん! 私のパワーで押すわよっ! 覚悟しなさい誰だか知らないけどっ!」


「てか真っ黒じゃないの、目だけ見えて……この期に及んで『謎の犯人』ってわけ?」


「いえ、アレは術式……魔法じゃなくて別の力で発動した術式ね、神の仕業かも知れないわ……」


「神の……カレンもマーサもちょっと下がれっ! この人数だとやべぇかも知れないぞっ!」



 そんなことは2人にもわかったことであろう、マーサは2,3回敵と打ち合った後に、まだまだ攻撃を続けようとしていたカレンを抱えて飛ぶように後退した。


 構えを取り、あくまでも後ろのキャラを守る姿勢を見せている謎の黒い人物……前のが『裏で糸を引いていた何か』で、後ろのがモブB美さんなのであろう。


 先程マリエルが目撃した際には、その姿が『どちらも女である』というところまで見えていたらしいが、今は暗さもあってか、真っ黒な『謎の犯人像』でしかない。


 喋ることも一切しないようだし、前のキャラはともかく後ろのキャラは……攻撃を受けた恐怖で地面に座り込んでしまったようだ。


 モブB美さんなのであろうが、とてもコイツがあのルビアのうっかりで生物的に進化してしまったアーマードエリート君を倒したとは思えない。


 きっとそれも前のキャラ、本当に何者なのかわからないこの黒幕が殺ったことであるはずだ。

 そしてコイツさえ倒してしまえば、あとはもう、後ろのモブB美さんを捕縛するだけの簡単なお仕事である。


 かなりの強敵ではあるが、どうにかしてこの場で倒してしまう方法を見つけ出さなくては……

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