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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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1190 ジャミング術

「コラァァァッ! 貴様等何やっとんじゃボケェェェッ! このっ、クッ……ギョェェェッ!」


「フハハハッ、私の力があればその脳筋はすぐに回復するし、生きている限りずっと私のための盾となり続ける、よってこの戦いは私の勝ちだっ! 諦めて帰るが良いっ!」


「本当にキモいし鬱陶しいですねこの方々は、作戦も全然上手くいかないし、どうしましょうか?」


「……諦めて帰るという選択肢もないとは言わない」


「それはちょっとさすがに……どうにかしてあの体育教師? でしたっけ、とにかくあの筋肉が凄くて臭そうなおじさんを無力化してしまう方法を考えないとです」


「そんなこと言ってもなぁ……俺、ああいう奴とあまり関わり合いになりたくねぇんだよな実際……」



 何度トライしても、何を試しても体育教師のボスクリーチャーを討伐し切ることが出来ない俺達。

 殺しても殺しても、次の瞬間には元通り復活してしまっているのだ、後ろの脳味噌野郎のせいで。


 で、体育教師ボスクリーチャーの献身的、というかそれが普通であって男気であって、そうすること以外に選択肢がないと勝手に思い込んでいる『割り込み』によって、後ろの脳味噌やろうには攻撃を届かせることが出来ないという状況。


 それはこのボス部屋全体を破壊してしまうような勢いの攻撃であっても同じで、どうあってもプロフェッサーを自称する脳味噌野郎の周囲には攻撃が届かない。


 せめてあの気持ち悪い、脳みそだけを生かしておく魔導機械のようなものから生えた生々しい人間の手足だけでも削除してやりたいところだが……見ているとマジでキモいので考えたりしないようにしよう。


 そもそも俺を含めた前衛と中衛のキャラは、体育教師ボスクリーチャーの方を相手しなくてならないのだ。

 脳味噌野郎への攻撃は後衛に任せて、俺達は何としてでもコイツの隙を突いて……まぁ、隙だらけだし攻撃も通りまくりなのだが……



「それっ! やぁっ!」


『ギョェェェェッ! グェェェッ! ぬわぁぁぁっ!』


「2回しか攻撃していないのに3回吹っ飛びました、どうしましょう?」


「まぁ、そういうこともあるだろうよたまには、しかしこんなに何度も死んで……いや死んではいないのか、死ぬような目に遭っていてどうしてイヤにならないんだ? 普通裏切るだろうよ後ろの馬鹿なんか」


「そうよね、だって最初は『お互いに回復し合って生きている』みたいなこと言っていたじゃない? でもずっと片方が回復しているだけ、おかしいわよそんなのっ、話が違うわっ」


「フンッ、それがわかっているのはそこのウサギみたいな生徒だけか、俺はな、プロフェッサーに回復ばかりして貰っているこの現状、これを変えることが出来ない、つまり俺がプロフェッサーに寄生しているようなこの現実を受け止められずにいたのだ、かつてはな」


「私、あんたの生徒じゃないんだけど……ねぇ、ちょっとキモいから場所代わって」


「うむ、マーサ殿は主殿の後ろに入っているんだ、ちょっとこの者の目、ヤバいというかそういう感じだぞ、襲われるかも知れない」


「それで、話の続きに興味があるんですが私は……はい、ということで続きをどうぞ」


「そうか、そこのおっぱいのバランスが良いちょっとロリっぽい生徒は俺の授業を聞きたいというのか……俺はな」


「今だ舌噛んで死ねっ!」


「ぐっちゅぅぅぅっ! な、何をするのだっ?」


「あ~あ、これもあの脳味噌の敵に読まれていたみたいです、あ、話の続きとかどうでも良いんで、臭い口を二度と開かないで下さい、そのまま腐ってどうぞ」


「貴様教師を愚弄しおってぇぇぇっ! キエェェェッ! 大体育会流折檻術!」


「気持ちの悪い技だなぁ……おい、ミラの体に触れるなこの変質者がっ」


「ひょんげぇぇぇっ! ぬっ、ま、またプロフェッサーに助けて貰うことになるとは、今日でもう何度目なのだ、この恩、やはり盾になることでしか返すことが出来ないであろうっ!」


「……なるほどそういうことか、はいはいそうですか」



 マーサがキッカケを作ったところをこじ開け、適当に相手に対して探りを入れていたミラ。

 どうやらこのティーチャーを自称する体育会系の馬鹿が何を考えているのか、それを調べていたらしい。


 で、これは俺にもわかったのだが、どうやら体育教師の方は教授の方に対して一方的に恩義を感じ、というか多大なる恩があると思い込んでいるのだ。


 それは何度も何度も、この俺達との戦いのみならず、これ以前にこのボス部屋に入った者が居た際にも、率先して攻撃を喰らっては回復され、また喰らって回復されの繰り返しがあったということに起因している。


 これを普通に考えれば、体育教師の方が一方的に盾になり、そして死にかけている分だけ損をしていて、ついでに言うと後ろでただ回復しているだけで、戦闘に痛みを伴わない教授は得をしているように思えるところ。


 もちろん回復を適切に行うのは凄く難しいことで、ポジションを変えてこの馬鹿そうな馬鹿にその役目が務まるのかというと決してそうではない。


 だが、どう考えても頑張っているのはこちら、今も殺されかけてまた立ち上がり、それでもめげずに盾役をしているこの馬鹿体育教師の方だと思うのだが……そう考えていないからこのようなことになっているのだ。


 おそらくここに至るまでに、最初は対等であってお互いに回復し合って戦う関係があり、徐々に体育教師が盾役になり始め、そしてその流れで現在があるという、かなり長い歴史を有しているのであろうこの2体同時出現のボス。


 この先カギとなるのはおそらく、この馬鹿体育教師のボスクリーチャーが目を覚まし、このような行為に疑問を抱く、というかこちらの操作で抱かせることが出来るか否かであろう。


 もしそれが出来てしまいさえすれば、おそらく馬鹿体育教師の動きが鈍くなり、またここまで正確に、俺達の側が放った攻撃をブロックしてくるようなこともなくなるはず。


 そのときにはやはり後ろの卑怯者、脳味噌野郎に攻撃が通ることになるから……その瞬間が『2体同時死亡』を成し遂げるための大チャンスとなる。


 おそらく馬鹿体育教師の方はそこまで頭が回らず、後ろの脳味噌野郎が殺られた瞬間に即応することが出来ない。

 ここ最近、脳味噌野郎がダメージを受ける場面がなかったであろうことも、その対応の遅れをより助長するものなのも確実。


 馬鹿体育教師がどうしたら良いのかわからず、戸惑った瞬間にそちらにも攻撃を加えてしまえば、それでもうこの戦いは終わりとなるであろう、もちろん俺達の勝利でだ……



「ミラ、何か良い作戦は思い付きそうか今の情報で?」


「そうですね、ちょっとジェシカちゃんと話し合ってみますので、後ろに下がらせて欲しいです」


「わかった、じゃあ俺とマリエルで前に出て……カレンはリーチが短いからあまりそいつに近付くな、触られたり唾が飛んだりするかもだぞ」


「わかりました、てかこの人弱っちいのでもう飽きてきたところです、マーサちゃんの隣に居ますね」


「うむそうしてくれ……と、ついでに後ろのエリナと残雪DXをミラ達の所へ移動させてやってくれ、どうせあの脳味噌野郎にはしばらくヒットしねぇだろうからなこのままじゃ」


「はーい、じゃあちょっと言っておきまーす」



 カレンには頼んだぞと告げ、マリエルと2人で前に出るのだが、既にマーサも後ろに隠れている状態であるため、実質2人でこの鬱陶しい顔の馬鹿に対応しなくてはならないという最悪の状況である。


 だが、どうやらこの馬鹿体育教師ボスクリーチャーはこちらを見ていないようで……どう考えてもマリエルが狙いだ。


 セクハラを狙っているのか、それともまた別の理由があるのかはわからないが、今この瞬間にも一度攻撃をヒットさせた俺ではなく、まだ配置が換わってから何もしていないマリエルの方を、怒りに満ちた表情でガン見しているではないか。


 これはどうやらセクハラ狙いではないな、完全にマリエルを敵視しているのであって、特におっぱいを見ているとかそういうことではない。


 殺されかけた際に落としていた木刀を拾って、それを特に会費などしようとは考えていない様子のマリエルに向かって振り下ろそうと……その前にもう一度攻撃しておこう……



「ギャァァァッ! クッ、このっ、貴様は邪魔をするんじゃないっ! 俺はこのどうしようもない生徒に用があるのだっ!」


「いえですから、私もあなたの生徒になったという事実はなくて……そもそももう少し良い先生を用意させますよ普通は、あなた、きっと私よりも馬鹿なんじゃないかと……違いますか?」


「カァァァッ! 貴様はそうやってキラキラの若人時代を過ごしてっ! 俺のような臭くてキモくて何か知らんけど筋肉もバッキバキでテカテカしている奴はなぁっ! ちょっとそういう感じで楽しく毎日を過ごすことなんぞ出来なかったんだぞっ! 貴様のような奴がキャーキャー言っているのを眺めつつ、ずっと汗だくで筋トレして……」


「お前の個人的な恨みはどうでも良いんだよ、早く死ねボケッ!」


「ひょげぇぇぇっ! まっ、またプロフェッサーに迷惑を……クソォォォッ!」


「相当に拗らせていますねこの方……ミラちゃん達はまだ何か話し合っているのであろうか……」


「だろうな、コイツはともかくあの後ろの奴、アレの攻略には相当な何かが必要だぞ、普通にやっていても賢さで負けているからな俺達は、それが5,000倍になったエリナでさえもだ」


「……確かに、大きいですもんねあの脳味噌、もしかすると魔法とか物理とか以外に、何か別の力を発揮しているんじゃないかとか、そう思ってしまうほどのブツですよ」


「何か別の力が……そうか、その可能性もあるな、こちらでは何も感じないしわからないが、この変態マッチョ馬鹿を操作しているとか、その他諸々のことをあの脳味噌野郎がやっている、というかやるための不思議な力があったとしてもおかしくないぞ……」



 マリエルの指摘、というか脳味噌野郎の脳味噌についての感想にはかなり気になってしまう部分がある。

 体育教師の方がこのようなおかしな考えを持っていたり、正確無比な回復行動についてのことだ。


 本当にもしかしてだが、それをさせるための謎の波動だとか何だとか、そういう不思議で不自然な何かがこのボス部屋の中に作用しているのではなかろうかと、そう思わせるものであった。


 そしてその作用している不思議な力は……間違いなくあの脳味噌野郎の巨大な脳味噌、そこから出ているに違いない。


 で、可能性としてはそれを止めるか、或いはジャミングを仕掛けて体育教師の方へ届かないようにしてしまうというこちらの勝ちパターンが考えられる。


 もちろん直接攻撃はまだ届かないため、『止める』というのはかなり難易度が高いのだが……既に脳味噌から発せられているものをジャミングすることは、サリナ辺りの力を使えば不可能ではなさそうだ。


 そのことを伝えるべく、ちょうどターゲットにされ続けているマリエルに体育教師を押し付け、俺は後ろで作戦会議をしている仲間達の所へと移動する……



「あら、どうしたんですか勇者様? まだちょっとその、上手い案は出てこないというか……それとも何か別の用件ですか?」


「あぁ、ちょっとマリエルが気になることを言ってな、あの脳味噌がほら、通常と比較して遥かにデカいからかくかくしかじかで、それがまぁアレでそれで……ということなんだ」


「なるほど、それが本当にそうだったとすると……サリナちゃんですね、ちょっと、えぇ、ちょっと来て欲しいです」


「あ、はーい、どうしましたか?」



 サリナにもかくかくしかじかを伝えていくと、どうやら当初よりその可能性について頭の中にはあったらしいということがわかった。


 だが未知の力である以上確認のしようがなく、またひと通りの精神攻撃については、既にこの戦闘の中で試してみた後だということ。


 となると俺が動いたのは完全に無駄になってしまうのだが……いや、もうひとつ可能性がないとは言えないな。

 通常の魔法による精神攻撃ではなく、それを魔界由来のものに変更して発射するという感じのテクだ。


 そしてそれが可能になるのは、残雪DXとそれを装備しているエリナなのだが、まぁ、相性に関してはバッチリであろう、同じ悪魔で従姉妹である以上、そういった面での互換性を有している可能性は十分にある……



「……ということなんだ、残雪DX、ちょっとそっち系の攻撃とか充填してほら、良い感じの力に変換して発射するとか、そういう術が使えないか? まぁ使えないのであれば様々な称号を剥奪して、ワゴンセールの木箱に戻って貰うことになるがな」


『難しいことを言いますね……もっとも、パワーアップした私以外の武器にとっては、ですがね、そもそもその攻撃方法は非殺傷モードの応用でして、通常はGUNとして動いている私の力のベクトルを……』


「はいうるさい、てことは出来るんだな? ゴチャゴチャ言ってねぇで早く準備しろ、あの脳筋の馬鹿は臭くて敵わんからな」


「もう少し他人の話を聞くとかですね……あ、ちなみに下等生物モードで使用しますその攻撃は」


「あっそ、ちなみにそんな素っ裸の格好で居ると、ほら、あの脳筋がこっち見てんぞ」


「……あら、真に気持ち悪いとはあのことですね、さて殺しましょう、お客様の中に幻術魔法使いはいらっしゃいますか~っ?」


「あの、そういうの良いんで早くして下さい、ちなみに私です」


「あぁはい、もうオーラでわかっていましたが念のため確認したまでです、では始める前に……そうですね、その尻尾をちょっと借ります」


「ひゃっ⁉ あ、えっと……はいどうぞ……」



 いきなり尻尾を掴まれてびっくりした様子のサリナだが、どうにか逃げ出さずにそれを残雪DXに差し出して……その先端が口に咥えられたのにも耐えた。


 で、そんなことをして何をするのかと思った矢先、残雪DXはいきなりサリナの尻尾の最も弱い部分であり、攻撃の際に魔力を放出する部分でもある悪魔の尻尾の先端を、まるで棒の付いたキャンディーのようにペロペロし始めたではないか。


 耐えているサリナもさすがに限界の様子だが、その尻尾の先端から凄まじい魔力が吸収されてしまっているというのが、見ただけでわかってしまうのでかなりヤバい。


 これはもうサリナが普段強敵に放つような、そんな強力な幻術攻撃を3回分……いや5回分以上はいかれているに違いない。


 このままだと先程までのエリナのように、今度はサリナがカッサカサになって灰に……エリナはきっと先程の仕返しをするであろう……



「あうぅぅぅっ、ククッ……もう、あっ、ちょっと……」


「……うん、そろそろ限界のようですね、これ以上やると日常生活にさえ支障を来しますからこのぐらいにしておいてあげます、というかもうとっくに十分な魔力が集まっていたんですがね」


「……じゃあちょっと返して下さい」


「それは致しかねます……或いはもう一度、今度は注入する感じペロペロをご所望ですか?」


「やっぱり必要ないです、大切に使ってあげて下さい……」


「で、これからどうやって攻撃するんだ? こっちにやれることがあるのなら手伝うぞ」


「いいえ、下等生物はそこでブレイクダンスでもしていて下さい、こっちで全てやりますから、えっと……なるほど、あの変なのから出ているこの力をジャミングするだけですね」



 ひとまずエリナと残雪DXの後ろでブレイクダンスを始めた俺達は、ついでにその攻撃の推移を見守ることも始めた。


 まぁ、エリナも特にやることはないようなのだが、装備者兼万が一残雪DXに攻撃が飛んだ際の護衛役として横に付いている状態だ。


 で、サリナから受け取った、というか奪い去った魔力を良い感じのそれに変換していく残雪DXは、その良い感じになったものを掌の上に出現させる。


 パッと見ただけで良い感じのそれであるとわかってしまうような、まるで小さな小さな闇の太陽のようなその球体は、徐々に掌を離れて上へ……ここで効果も発揮し出したようだ。


 このことに気付いている様子はない、というか前が見えているとは思えない風貌の脳味噌野郎は、これまで通りマリエルに殺されそうになる馬鹿を回復し続けている。


 もちろん今のマリエルは馬鹿狙いであって、それ以外の仲間は全員後ろでブレイクダンスをしているため攻撃に参加していない。


 これでは何がどうなったのかまるでわからないのだが……いや、馬鹿の方の動きには特に変わったところなどないのだが、少しばかり表情に変化が出ているような気がしなくもないな……



「はいそこっ、弱いですねあなた本当にっ」


「ギョェェェェッ! カハッ……回復したか、全く毎回毎回どうしてこの俺がこんな目に遭わなくてはならないのだっ? 不公平だろうこんなもんっ! なぁそう思わないか? お前は不公平のデッドラインよりはるか上に居たからわからんのかっ? あんっ?」


『……おい待て、どうして私の力が……いや、力は発しているはず、しかしこの馬鹿に届いていないのかっ! どうしてだっ? どうしてこのようなことがっ?』


「ふ~ん、どうやら何か作戦が成功したようですね……それで勇者様、どうして皆はブレイクダンスなんかしているんですか?」


「わからんが、とにかくマリエル! 脳味噌野郎を狙えっ!」


「あ、はいそれじゃあ……てぇぇぇいっ!」


『はっ? あっ、危ないではないかっ! もう少し早く割って入らぬかっ!』


「かぺぽっ……がはっ、うるせぇ……回復が……ふぅっ、回復が遅っせんだよプロフェッサー! もうちょっとちゃんとやれやこのボケがっ! 誰のお陰で攻撃を受けずに済んでっと思っていやがるっ?」


『こっ、これは……どうして私の力が……あっ、ちょっと待て、今そっちから攻撃されると……』


「まずはゴリラっぽい方を私がっ!」


「ギャァァァッ!」


「そして、この残雪DXがこっちを!」


『そっ、そんなぁぁぁっ!』


「やったぞっ! マリエルと残雪DXで同時撃破しやがったっ!」


「勝った……ようですねこれは……」



 作戦が見事に成功し、2体同時の撃破を成し遂げた俺達、さて、この後はどう行動して次のエリアに行くことになるのであろうか……

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