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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第二十一章 飲みすぎは良くありません
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116 経済崩壊

「あぁ~、酒飲みたい、ミラ、酒買って来い酒っ!」


「高いからダメです」


 ヒキタの件が解決してから1週間後、酒が高い。

 というかすべてのモノが連れ高である、物価爆上げだ。


 既に居酒屋も営業を休止し、倉庫には一滴の酒も残っていない状態である。



「そもそもどうしてこんなに色んな物が高くなったんだ? 特に理由は無さそうなのだが」


「それは今王宮でも調べているってマリエルちゃんが言っていましたよ、おかしいのは事実ですからね」



 最初にルビアが酒が高い件について触れたのが1週間前、その前の週の倍近い値段になっていたそうだ。

 そして今はさらにその倍、2週間で4倍なんて、そんなの普通じゃないだろうが。


 酒の製造や流通に関して問題が生じているのは間違いないが、問題はどの段階でおかしくなっているのかだ。

 他の商品、とりわけ食品価格が高騰しているのを考えると、その生産段階が怪しい。


 でも不作の話なんぞ聞かないしな、誰かが買い占めているのか?




「ただいまぁ~っ」


「おう、マリエルが帰ってきたようだぞ、何か話を聞いて来たんだろう」



 マリエルはこの件で最新情報を得るために王宮へ行っていた。

 さて、どこまで調査が進んだのであろうか……



「勇者様、どうやらお酒やその他の食べ物の材料を買い占めている連中が居るようです、1920商会とか言っていましたね」


「何だその商会は? どのあたりが1920なんだ?」



「どうやら許可番号をそのまま商会名にしているみたいなんですよ、最近出来たばかりなのにどこからそんな資金が出てくるのやら、それと……」


「ほうほう、それと?」


「市中に偽銀貨が出回っているようなんですよ、それで貨幣価値だか何だかが云々で……」



 どうやら本物そっくりの銀貨で、中はほとんど鉛にして製造した贋金が大量に流通しているらしい。

 きっと鉛で重さを合わせてバレにくくしているんだな。


 で、ほとんど買い占められた生産物と贋金による貨幣流通量の増加により、モノの価値が上がってしまっているという訳か。

 全くどうしようもない。



「そのさ、1920商会というところが贋金の製造もやっているんだろう、きっと最初の資金はそれだったはずだぞ」


「その話も王宮での会議で出て来たんですが、今となってはそれを確認する手段が無いということで調査が保留になりました」


 確かに、最初に作っておいた贋金を徐々に流してしまえばもうわからないだろうな。

 その件は諦めて、今は1920商会の目的を主に探っていくべきであろう。




「ちなみにマリエル、国の方ではその商会の営業を停止処分にすることは出来ないのか?」


「ええ、最初の許可さえ得れば基本的に商売は自由なので、買い占めたからといってそういうことは出来ないそうです、やるなら今から新たに法を作るしかないと」


「面倒だな、でもそいつらが悪巧みをしている可能性は高い、市場の安定のために俺達の方でもちょっと調べてみる必要がありそうだな」



「勇者様はお酒が飲めないのが気に食わないだけですよね……」


「市場を安定させて王都民の暮らしを守るためだ!」



 とりあえず調査開始である……



 ※※※



「まずその商会の拠点はどこなんだ?」


「王都の中ですね、住所もわかっているので行ってみましょう」



 ハイ、無人ですね、商会の事務所として登録された住所に行ってみたものの、そこにはテナント募集中の張り紙。

 近くに住んでいるという人に話を聞いてみるものの、最後に何らかの事務所があったのはもう5年以上前とのことである。



「完全にヤバい商会だな、他に調べてみるべきは……」


「ワイン用のぶどうを生産しているところを当たれば何かわかるかも知れませんよ」


「そうだな、行ってみよう、で、ここからどのぐらい掛かるんだ?」


「馬車で南西に2日の村ですね、ちなみにそこでワインまで製造しているみたいですから、上手くいけば普通の値段でお酒を買えそうですよ」


「うん、すぐに出発しよう!」



 一旦屋敷へ戻り、旅行の準備をしてその村へ向かう。

 今回は急だから自費で行くしかない、何か掴めたら後で国に費用を請求することとした。




「主殿、ワインが通常価格で手に入ると良いな」


「こらジェシカ、遊びに行くんじゃないからな、そういう奴は罰としてずっと御者をやらせるぞ!」


「一番ニヤニヤしていた人間の言う台詞ではないと思うぞ……」





 2日後、ようやくぶどうとワインの村に着いた俺達が見たのは、実に凄惨な光景であった。



 大量に植えてあったのであろうぶどうの樹は全て切られ、道端に転がっている。

 あるのは空っぽになった畑と、その上にある格子状の構造物ぐらいだ。



 村人達はどうしているのだろう?

 と思ったがもう何もしていない、全員悉く意気消沈といった感じである。



「なんだこれは……とにかく村長とかに話を聞いてみようぜ」



 村で一番大きい村長の屋敷に向かい、中に居た本人から事情を聞く。

 何か痩せているというかやつれているというか、今日明日中に魂がどこかへ飛んで行ってもおかしくない表情だ。



「……というわけで銀貨は贋金、金貨じゃない時点でおかしいと思うべきでしたのじゃ」



 村長曰く、村にあったぶどうの樹を切り倒させたのは例の1920商会。

 村人全員に一生安泰とも思える程の銀貨を配って全てのワインと未成熟なぶどうを買い取り、さらには栽培をやめるように言ってきたという。


 ちなみに村人には箱一杯の銀貨がそれぞれ配られ、それを投資に回して今後の資産形成をするようにと触れ回ったようだ。


 そして、その銀貨を持って他の大きい町へ買い物に行った何人かが贋金であることを指摘され、調べた結果全部がそうであったという。



 俺の感覚ではそんなのに騙されるなよ、という感じなのだが、この世界ではまだ情報網とかそういったものが発達していない、おそらくコロッといってしまったのであろうな。



「勇者様、この件は王都に報告して救済措置を取るとして、次はもうひとつ、麦の生産地を回ってみましょう」


「うむ、麦も酒を作るのに使うんだろう、そこも狙われていそうだな」



 そこからさらに馬車で2日かけ、麦の生産地へと向かった。


 そしてまた同じような話を聞かされる。

 今は収穫期には程遠いものの、商会が備蓄されていた麦を買い取り、畑も完全に破壊して立ち去っていったそうだ。



「ねぇ、ここの畑は塩が撒かれてしばらく使えないわよ、おかしな魔法薬も撒いてあるみたいね」


「マーサ、土地が復活するまでどのぐらい必要だ?」


「2年……いや3年は欲しいかしら、とにかく今年はもう終わりよ、そもそも今の時点でモノが無いなら収穫なんて出来ないわ」


 ちなみに今は春だ、昨年の冬前に植えた麦が、もう少ししたら収穫の時期だったのだ。

 そしてそれを根こそぎ持って行かれてしまったと。



 この村も目先の金(贋金)に目が眩み、大切なものを全て失ってしまったのであった。

 しかしこの世界の主食である麦は拙いな、どうせ他の村も同じ状況なんだろうな……



「とりあえず王都に戻りましょう、2つの村に関しても早く報告したいですし、他にも情報が入っているかも知れません」


「うん、そうしよう、ではすぐに戻るぞ!」



 ※※※



「ただいま、おうモニカ、来ていたのか、シルビアさんは?」


「おかえりなさい、シルビアさんは今商店街の緊急対策会議に行っています、どうせ何も変わらないと愚痴っていましたが」



 商店街レベルでどうにかなる話ではないからな。

 というかインフレだけが問題じゃない、このままだと食糧危機に陥るぞ。




 夜になってようやく戻って来たシルビアさんから話を聞く。

 結論から言うと王都はもうダメらしい。


 モノが全く入って来ず、あるものも価格が高騰している。

 今ではパンを1つ買うのに銅貨を出しても足りないそうだ。


 食糧が高いのをきっかけにして関係ない物の値段も相当に上がって来ているからな、王都の経済は完全に崩壊したといって良いであろう。



「この世界の庶民が買うのは食べ物がほとんどだからな、そこがやられたら一気に成り立たなくなるのは必然だな」


「1920商会はそれを狙ったんですかね? だとしたら何のために……」


「そこだよな、でも奴等が犯罪行為をしているということはわかったんだ、もう見つけ次第とっちめて目的を聞こうぜ」




 ここからは1920商会の構成員探しである、ちょっと罠を張ろう……




「マーサ、春に蒔ける麦の種なんかは持っているか?」


「うん、そのタイプも倉庫にあったと思うわよ、今蒔けば収穫は夏になるはずよ」


「早速それを畑に蒔こう、というか目立つように畑自体を拡張してやろうぜ、ゴンザレスに連絡だ!」




「おう勇者殿、呼んだか?」


「いや、呼ぼうと思っていたところだ、何か用があったのか?」


「ハッハッハ、呼ばれそうな気がしたので先に来ておいたのだ」


「……ああそう、本当に便利な奴だな」


「ちなみにもう畑の拡張工事も終わっている、麦の種も蒔いておいたぞ、じゃあまたな!」


「・・・・・・・・・・」



 よくわからんが終わった、あとはこの罠に敵が掛かるのを……


「マーサ、どうしてニンジンがあんなに荒ぶっているんだ?」


「ほら、最近野菜も手に入らなかったでしょ、だからついでに種を蒔いておいたの、で、すぐに食べたいなと思って、半分ぐらい失敗して……」


「全部倒せよ、終わったらお仕置きな」


「わかったわ、お尻を叩いても良いわよ」



 ついでに麦にも少しだけ魔法を掛けて貰った。

 これで秋に種蒔きしたのと同じような状態になったぞ、敵も騙されそうだ。



「じゃあ今日はもう遅い、さっさと夕飯にして風呂に入ろう」



 夕飯は質素倹約を意識した自家製ニンジンだらけの食卓である。

 グラスに入っているのが酒ではなく水なのが実に痛々しい。



「では明日王宮に行って、1920商会とはもう誰も取引しないようお触れを出して貰いますね」


「そうだな、贋金に関する証言も出たし、もう営業許可は取消処分で良いだろうよ、さて、風呂だな」




 風呂に入っている最中、カレンとマーサが何かに気付いたようである。


「しっ! ちょっと静かにして、畑の方で物音がするわ……」


「泥棒かも知れないが、まだあの段階の麦を持っていくとは思えないな、例の商会が破壊しに来たのか?」


「わからないけど人数は3人ね……ただ歩いているだけ、もう遠ざかっていくわ」



 カレンにもマーサと全く同じように聞こえたという、これはもう間違いなくそうなんだろうな。

 もしかしたら1920商会の連中が偵察に来たのかも知れない。



「ちょっと私が追いかけてみるわ」


「別に良いが精霊様、見つかったりするなよ」


「わかっているわよ」


 素っ裸のまま飛んで行く精霊様、すぐに戻って来て状況を報告する。



「男が1人に女2人、買占めの話をしていたわよ、畑ごと買ってどうとかって」


「間違いなく俺達が追っている奴等だな、明日にでもまた来るんじゃないか?」



 きっと昼のうちに買取の話をしに来るのであろうな、それまで待っておこう。

 とりあえず風呂から上がり、寝る態勢に入る。



「全く、寝る前の一杯も無いなんて冗談もいいとこだわ!」


 シルビアさんはご機嫌斜めである、ルビアと、それから先程ニンジンを暴走させたマーサの尻を交互に叩いてストレスを発散しているようだ。


 俺は何だか疲れたので先に寝た……



 ※※※



 翌朝……



「勇者様、例の奴等らしき客が来ているみたいよ、今ミラが相手をしているわ」


「来たか、すぐにとっ捕まえるんだ!」


 直ちに玄関まで走る、来ているのは美しいおねぇさん、営業担当にはこういう奴を選任しているのであろう。


 有無を言わさず縛り上げ、2階まで連行する。



「さて、お前は1920商会から来たんだよな?」


「そうですが、どうしてこんなことをするんですか? 何か気に触ることをしましたか?」


「おうおうっ! てめぇらの犯罪は全てお見通しなんだよ!」


 片肌脱いで偉そうなことを言っておいた、ちなみに俺は奉行ではない。



「犯罪なんて! 何のことですか? 確かに当商会は買占めをしていますが、それは価格を吊り上げるためであって……」


「その時点でどうかと思うんだがな、じゃあお前が持って来た箱の中にある銀貨を出してみろ」


「銀貨ですね、はいどうぞ、これが銀貨ですよ」



 マーサに頼み、気合でその銀貨を2つに折らせた……やはり銀なのは表面だけ、中は鉛である。


 俺達は予想が付いていたのだが、おねぇさんはびっくり仰天である。

 まさか自分が犯罪の片棒を担がされているなんて思いもしなかったようだ。


 というかどこかで気付けよな……



「お前はしばらく地下牢に居て貰うからな、聞かれたことに全部しっかり答えるんだぞ」


「……ええ、そうして下さい」


「ちなみに名前は?」


()()()と申します」


「デフラな、じゃあ来い」



 憲兵に引き渡すと適当に処刑してしまったり奴隷として売ってしまったりして話が聞けなくなる。

 当分こっちで身柄を押さえて尋問しよう。



 デフラを地下牢にぶち込み、朝早くから会議に行ったシルビアさん、そして王宮へ報告に行ったマリエルを待つ。

 この2人が居た方が聞けることの幅が広がりそうだからな。


 昼前には2人共帰って来たため、昼食後に尋問を始めることとした。



「ミラ、そろそろ地下牢に行ってデフラを連れて来てくれ」


「わかりました、抵抗したら顔じゃなくてボディーに一撃決めておきます」


「いや、顔で良いよ」


 しばらくすると、綺麗な顔のままのデフラが連行されて来る。

 やられていないということは抵抗しなかったということか。



「デフラ、早速聞くぞ、お前の商会はどこを本拠地にしているんだ?」


「確かこの近くのテナントを借りているとか、行ったことはありませんが」


「その場所なら誰も居なかったぞ、では頼んでいる奴は誰なんだ?」


「いつも家に来て営業の依頼をしてくる人が居ます、その方が指定した場所に行って買取の相談をしていますね」


 デフラの家は王都の外にあるらしい、西の山小屋だそうな。

 それならば俺達が勇者パーティーとも知らず、へんな営業を掛けてきたのも納得がいく。


 ちなみに営業の依頼をしてくる奴は定期的にデフラの家に回って来るそうだ。

 だが昨夜は突然現れたため、買い付け用の資金を受け取って、今日ここに来たという。



「その買い付けを依頼しに来る奴も王都の外の人間ね、王都民でここに誰が居るのか知らない人は居ないし、知っていて突然営業を掛けさせることも無いはずよ」



 確かにセラの言うとおりだ、俺は飛び込み営業の類が大嫌いだからな。


 これまで何人もそういう詐欺紛いの奴を死刑台送りにしてきたんだ、それを知っているセールスマンは絶対に近寄らないはずである。



「なぁ、今からデフラの家に行かないか? そこで張り込んでいればその営業を依頼した奴がやって来るだろう」


「……1人暮らしだし、汚いですよ」


「構わん、部屋が汚いのには慣れているからな、じゃあ行くぞ!」


 デフラを連れて行くのはもちろんだが、シルビアさんも行きたいと言い出した。

 馬車がパンパンを通り越して破裂しそうなのだが!



 ※※※



「デフラ、お前1人でここに住んでいるのか?」


「ええ、1920商会は給料が歩合制なので、あまり成績の良くない私は……」


 山奥のコテージ、いや、小屋と言った方が良いだろうか、とにかく貧乏臭い。


 だが中は以外と綺麗であった、風呂も外だがかなり広いな、エッチな本もちゃんと本棚に整理されて入っている。


 ちなみにいつもの感じだとその担当者が来るのは3日後らしい。

 それまでここで待ったり過ごすこととしよう、キャンプ気分だ。



「じゃあ夕飯の準備をしておこう、デフラ、薪はどこだ? ついでに風呂も沸かしておこう」


 縛られたままのデフラに代わり、全員で家事をこなす。

 山奥なので食材には困らない、山菜はマーサとウシチチが、肉はカレンが猪を獲った。


 風呂も常に沸かしながら交代で入れば良いし、特に不満はない。

 そんなこんなで3日が経過した……



「じゃあ今日その依頼主というか担当者というかが来る可能性が高いというのは間違いないんだな?」


「ええ、大体は夕方から夜の早い時間に来ます、その前には隠れていて下さいね」



「ご主人様、天井裏に全員入れる隙間がありますよ、そこに隠れましょう」



 早めに夕食を取り、ターゲットの登場を待つ。

 万が一にもデフラが逃げたりしないように、精霊様だけは空から監視である。



「さっき決めた合図が出たらカレンとマーサが突撃な、絶対にターゲットを殺すなよ」



 息を潜めて天井裏に隠れていると、徐々に辺りが暗くなり始めた。

 まだ来ないのか……



「来たようです、足音が近付いていますよ」


「私にも聞こえるわ、カレンちゃん、飛び出す準備をしておきましょ」


 カレンとマーサが気配を察知した。

 日付も時間もデフラの供述どおりということは、今から来る奴がターゲットと考えて間違いないであろう。



『おい、デフラ、居るなら返事をしろ! どうして王都で見つかった畑の報告が無いんだ?』


「……もう今の台詞だけで確定して良いだろう、カレン、マーサ、行け!」



 2人が天井裏から飛び出し、玄関の方へ走って行く。



『何だこいつらっ! え? あれっ? あぁぁぁっ!』


「やったみたいだな、俺達も行くぞ」



 下へ降りて行き、捕らえた担当者の姿を確認する……


「マーサ、コイツってさ……」


「ええ、間違い無いわね、魔族よ、中級魔族!」


 確かに見た目はその辺に居そうな人族のおっさんである。

 だが魔族だ、どういうことなんだ一体?



「デフラ、いつも来ていたのはこいつで間違いないな?」


「ええそうです、これが1920商会の担当者ですよ、というか魔族なんですか?」


 どうやら1920商会はただの悪辣な組織ではなく、魔族が絡んでいるようだ。

 ということはつまり魔王軍が一枚噛んでいるということか。



 これは気合を入れて調査に臨まなくてはならないな……

次回、117話は2020年1月26日(日)午前1時の投稿となっております。

ぜひそちらもお読み頂けると幸いです。

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