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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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1159 最初の発見

「さて、これからどうするべきかしらね? 宿に泊まるのは……さすがにヤバそうだし、どこかのお店で食事をするのも控えた方が良さそうだわ」


「そうですよね、どこに行ってもこの町の水は使っているはずですから、綺麗に見えても実は大蟯虫クリーチャーの卵だらけってことになると思います」


「ちなみに飲み水なら私がどうにかするわ、食べ物に関しては……良く火を通したからといって大丈夫とは限らないわよね、あのバケモノ、もしかしたら熱耐性とかあるかも知れないし」


「あぁ、磨り潰してやっても生きてそうな顔してたもんな、やっぱりあの成虫みたいな状態になってからキッチリ倒すか、或いはこの水の流れに聖なる何かをってのの二択になってきそうだぜ」


「あの、お願いですから聖なる水を流して町を滅ぼすのはやめて下さい……」



 俺達が何かとんでもないことをするのではないかと、そんな恐れを抱いている様子の堕天使さん。

 だがこちらは常識を有した勇者パーティーであるため、まさか魔界の町で神聖な何かを、つまり毒を撒き散らすようなことはしない。


 しばらく様子を見て、必要とあらば町の魔界人間とやら、もちろん通常の、俺達の世界に住んでいる人族や魔族とさほど変わらないのだが、とにかく魔界の住人から話を聞いてみるのもアリだ。


 また、大蟯虫クリーチャー化した人間とそうでない人間の区別が付くというマーサや、そのマーサから聞き分け方を教えて貰い、どうにかなりそうな感じだと語るカレンがこちらには居る。


 町中で怪しい動き……とまではいかないのであろうが、明らかに通常の魔界人間が立てるのと異なる音を感知した場合には、その場所を見に行くことによって、汚染の実態を少しばかり確認することが出来るはずなのだ。


 そしてもちろん、魔界の住人の1人が大蟯虫クリーチャー化していたのだとすれば、その周りの同じ生活スタイルで、同じ水を利用している連中に関しても、同様に大蟯虫クリーチャー化しているか、既に寄生されていて時間の問題か、そのどちらかである可能性が極めて高い。


 となれば、その付近を中心に汚物を消毒していく感じで行動すれば、その場所由来のそれ以上の大蟯虫クリーチャー化を食い止めることが可能となるのではなかろうか。


 これだけで完全にどうにかなるとは思えないし、そうであればこれまでの大蟯虫クリーチャーとの戦いで、魔界の体制側が一方的に敗北しているようなことなどない。


 あくまでこの作戦は拡大を抑止するためのものであって、根本的な解決にはならないことを頭の片隅にでも留めておかなくてはならないであろう……



「……それで、毒剣の神が支配していたにしちゃ、この地はわりと綺麗な感じなんだよな……そこら中に肥溜めがあって、そこで肥溜め浴でもしているようなイメージだったぜ」


「私もそう思ったぞ、不潔であるがゆえにあの大蟯虫クリーチャーなるバケモノが発生してしまったという感じなのかと」


「そのようなことはありません、毒剣の神は確かにあの草原地帯でわけのわからないげっぷばかりするクリーチャーを肥育し出しましたが、それは人里を離れた場所のみです、このような町には特に影響はありません、本当に良い神様でした」


「肥溜めに武器ディップして襲ってくる奴のどこが良い神なんだか……で、それでも今この町は綺麗とは言えない状態なんだよな、こんな平和に見えても、実はどこかで大蟯虫クリーチャーが……」


「しっ……変な音がしますっ、コレってアレじゃないですかマーサちゃん?」


「……間違いないわね、さっき首をブチられても動いていた奴と同じ感じだもの、筋肉で動いているんじゃなくて、中で何かがウネウネコントロールしている感じ……あっちよっ!」


「すぐに行ってみましょう、あっちというと……この裏路地の向こうかしら?」


「待って、そのままいくともしかしたらってこともあるから、全員このマスクをしてから行きなさい」


「あぁ、というかこの町の大丈夫な奴全員にもマスクをさせて、そのうえで町を焼き払って……ってなったら全員死ぬのか、面倒臭せぇな脆弱な野郎共は……」



 文句ばかり言っていても仕方ないため、ひとまず2人がそのおかしな音を感知したという方へと向かってみる。

 その場所は人の多い大通りなどではなく、どちらかというと陰鬱とした、貧民が暮らすような場所のようだ。


 大蟯虫クリーチャーが好みそうなのはこういう場所だ、そう思ってしまうほどのスラムが路地の向こうに広がっていて、道端では汚ったねぇおっさんが背中をボリボリ搔いている。


 廃材などを適当に組み合わせて造ったと思しき粗末な家々が、本来はその連中が使うべきでない、別の建物の壁に鳥の巣のように設置されているそのスラム街。


 俺達に対しては特に反応しなかったそこの住人共であるが……堕天使さんの姿を見ると驚き、地味に這い蹲って逃げ出そうとしている者まで見受けられた……



「おい堕天使さん、何か知らんがお前、めっちゃビビられてんぞあいつ等から」


「それはそうでしょうね、ここの貧民共は私達堕天使が許可したわけでもなく、勝手に住居を設けて住んでいるのですから、本来は町からも追い出されるべき存在なのです」


「ふ~ん……あ、でも町を追い出されたらどこへ行くんですかこの人達は?」


「その辺で盗賊にでも成り下がるのがベストな選択肢だとは思うのですが……やはりその『業務』に耐え得る力を有していないがゆえ、こんな場所で腐っているというのが現状なのでしょう、弱いのであれば早く死ねば良いのに、それさえ出来ずにダラダラと何千年も……」


「すげぇな魔界、社会保障とかちっともねぇんだ、まぁ、俺達の世界も似たようなもんである気がするが……」



 堕天使さんを恐れてその場を離れていく住民共と、それを見て怒りに震える堕天使さん。

 魔界においては弱く、自分の力で現状をどうにかすることが出来ないのが悪いのであって、この連中は誰にも助けて貰うことが出来ない。


 もちろん町の外に出て盗賊だの野党だの何だの、そういったことをしたとしても、ここの弱そうな連中にそれが務まるとは思えないし、普通に俺達のような強者に屠られてしまうのがオチである。


 まぁ、見たところ人間として可愛い子、というか女性自体がまるで見当たらず、どこを見てもしょぼくれたハゲのおっさんばかりであるため、俺の方でもこの連中を助けてやろうとは思わない。


 で、そんなスラム的な場所の中、ひときわ目立つ中央の……これは一応広場のつもりなのであろうか。

 建物と建物の間隔が少しばかり広い場所の真ん中に、何やら粗末な東屋のようなものを設けているのだが、どうやらその東屋の下にあるのが井戸らしい。


 ここはスラム唯一の水源である井戸を中心にした広場なのであって、その場所そのものがこのスラムの馬鹿共にとって重要な場所であり、そこに堕天使さんが近付くと……隠れながらこちらの様子を窺っていた連中がこの世の終わりのような顔をしているではないか……



「面白れぇ、一応調査はするんだが、その如何に関わらずこの井戸をダメにしておこうぜ、マジでここの汚ったねぇ連中を地獄に叩き落とすんだ」


「それはいいアイデアですね、というか、その前に2人が感知した変な音の、大蟯虫クリーチャーが人に化けているらしい音の発生源を探らなくてはなりませんよ」


「あ、それなら向こうです、ほら、何か凄く無表情な感じでこっちを見ている人、あの人だと思いますよ」


「ホントだ、明らかにビビッている風でもないし、ジッとこちらを監視しているみたいな動きだな……っと、見過ぎて気付かれたみてぇだ」


「逃げるわよっ、すぐに追って始末しましょっ」



 今回に関してはすぐにわかった大蟯虫クリーチャー化していた魔界の人間、明らかに他と態度が違っていたし、堕天使さんから逃げるような素振りを見せていない時点でもうアレであったのだ。


 だが今回はこの特殊な事情がそうさせたのであって、本当に町の中、こちらのことなど気にせず歩く人々の中にそれが含まれていたとしたら、もう音で判別することが可能な2人だけに頼ることになりそうである。


 などと考えながらも逃げ出した大蟯虫クリーチャー化している人間に追い付き、後ろからセラの風魔法を軽く、本当にそよ風程度で当てて首をブチってやった……



『ギョェェェェッ! どうして俺様が隠れているとわかったんだぁぁぁっ!』


「うるせぇ寄生虫が、俺達には動きでわかるんだよっ、とっとと死にやがれクソがっ」


「待って勇者様! ユリナちゃんにやって貰った方が絶対に良いです、この場所で下手に潰すとほら、卵とかが拡散して被害も……みたいなことになりかねません」


「っと、そうか、コイツは分身したり何だりとかしそうなタイプのバケモノだからな、ということでユリナに頼む」


『チッ、黙って潰しやがればもっと面白れぇことになったってのによ……あづっ、ギャァァァッ!』



 寄生された魔界人間のボディーと共に燃え尽きる大蟯虫クリーチャー、完全に灰になったことを確認したうえで、さらにもう一度焼きを入れてからその灰を破棄する。


 逃げ出したところをすぐに追って始末したため、この場所はまだスラム街の中であって、もちろん今の騒ぎも、そして首をブチられた人間の中から大蟯虫クリーチャーが出現したことも、全てその辺の連中に見られてしまっていた。


 当然のことながら、それを見た連中はパニックに陥り、無駄に嘔吐をしている馬鹿も居る。

 だがそのような反応をしている時点で、まだそれが大蟯虫クリーチャーではないということがわかるのだ。


 逆にそのような動きをしない、この光景を黙って見ているような奴が居れば、そいつはもう魔界人間ではなく寄生された何かということになるのだが……見える範囲ではそういった者が見受けられない。


 むしろそんなことよりも、そこかしこでこの事件の詳細が伝わり、パニックが伝播し始めていることの方が問題であるような気がするのだが……



「なぁ堕天使さん、スラム街の連中、何か知らんが勝手に殺し合いを始めたぞ、良いのか放っておいて?」


「どうでしょうか……あら、お互いがお互いをバケモノなんじゃないかと疑っているようですね、本当に低能な連中ですから、もう勝手に殺し合って数を減らしてくれた方が良いかと存じます」


「ま、それもそうだな、そんなことよりもほら、井戸がダメになる前に水のサンプルを採取しておいた方が良いんじゃないか? 大蟯虫クリーチャーの卵があるかも知れないだろうから」


「そうですね、それから……どなたかその辺で死んでいるド底辺馬鹿の死体から、内臓の一部を採取……してくれませんよね、知っています」



 誰がそんな気持ちの悪いことをするのかとツッコミを入れたいところではあるが、それが既に寄生されたものの、まだ大蟯虫クリーチャー化していない魔界人間を探すうえで重要なことであるというのは良くわかる。


 とはいえ触りたくないものは触りたくないのであって、もちろん触ればこちらにもその卵だの何だのが付着してしまうわけだし、それ以外の汚物もキッチリ転移してくることとなるのだ。


 ここは何か専用の奴を雇って、そいつに色々とやらせたうえで、必要がなくなった暁には始末するというのが得策なのではなかろうか。


 となるとここのスラムの馬鹿共のうち、殺し合いにさえ参加することが出来ないようなヘタレを……と、ちょうど物陰に隠れている弱そうなハゲを発見した。


 コイツを一時的に雇い入れて作業をさせた後、他と一緒に焼き払うなどして始末するのがベストであろう。

 もちろん焼却処分に際しては、死体を一カ所に集めておくよう指示しておくのも忘れてはならない……



「おいおっさん、ちょっと良いか?」


「ひぃぃぃっ! ななななっ、なんだね君はっ? あっ、さっき堕天使様と一緒に居た人間のような変な生物……」


「俺様は人間だ、で、その堕天使さんからの命令だ、ちょっと表出ろコラ」


「そっ、そんなことをしたら誰かに殺されて……」


「黙れ、今この場で殺されるか、それとも堕天使の命に従って活躍したうえで殺されるか、どっちが良いんだこの役立たずの穀潰しニート野郎めがっ!」


「やりますっ、やりますから今殺すのはやめて下さいっ、殺さないで下さいぃぃぃっ!」


「チッ、軟弱な野郎め、お前みたいなのを見てっとイライラしてくんだよこのハゲ、サッサとそこから出て来やがれこのハゲ!」


「はっ、はいぃぃぃっ!」



 あまりにも使えなさそうな、窓際で机の引き出しの開け閉めだけして1日を終えていそうなハゲであるが、最初に目に付いたのがコレであったためもうそのまま使う他ない。


 隠れていた場所からノロノロと出て来たところをさらに脅し、スラム街の連中同士の疑心暗鬼を起因とする殺し合いが終わり、死体だけが転がっているような場所でサンプル採取をするように命じる。


 おっさんは無能であるがゆえ、俺達の命令が何を意図したものなのか、死体の内臓を少しばかり取ってどうするのかについてはわかっていないらしいが、死にたくはないのでとにかく命令に従った感じである。


 転がっている薄汚い死体をアレしてアレして、とても口に出しては言えないようなビジュアルのそれをあんな感じでこうして、とにかく組織サンプルは次々に集まっていった。


 それを毒や汚れ、そしてもちろんあの気色悪い大蟯虫クリーチャーの卵などが移らないように細心の注意を払いつつ、堕天使さんがなぜか持っていた密封系の容器の中へと放り込ませる。


 中に『それ』が入った容器さえ触るのは憚られるな、あんなモノ、いくら食事の前ではないからといっても手元には置きたくないものだ。


 そもそもこのスラム街の魔界人間は生きている時点からして薄汚いのであって、それの死んだ後の中身など、もはやこの世のものではない次元の薄汚さなのである……



「あ、あのっ、そろそろ良いでしょうか? も、もうこの町からは出て行きますので、どうか堕天使様に勘弁してくだせぇって言っておいて欲しいです」


「何言ってんだお前? この後この町から出て行くとかどうとかは関係ねぇんだよ、お前のようなキモくて汚い野郎が、これまでこの町に居たってこと自体が問題なんだよ、俺は知らんけど堕天使さんの中ではな」


「それにあんた、まだまだ全然作業が残っているわよ、休憩してないでサッサと組織サンプルを集めて、これまでに一度もしてこなかった他者への貢献を成し遂げなさい、わかってんの?」


「へ、へぇ、すみませんでした……」


「全く、使えない野郎はこれだから困るな、本当にスラム堕ちする理由がわかるぜその見た感じで、だいいちまだ組織サンプルが全然集まってねぇことぐらい考えなくてもわかるだろうにあの馬鹿」


「それで勇者様、組織サンプル集めはいつまでやらせるの? そろそろ死体を1ヵ所にまとめさせて、焼き払い易くした方が良いと思うんだけど」


「おっ、確かにそうだな、おいオラァァァッ! いつまでそんなことやってんだこのハゲェェェッ! 組織サンプル集めなんぞもうとっくに必要ねぇんだよっ! サッサと死体を1ヵ所に集め始めろやこのボケェェェッ!」


「ひぃぃぃっ! わかりましたでしたっ!」


「凄いですね勇者様、朝令暮改どころの騒ぎではありませんね今のは」


「あったりめぇだ、あんな使えねぇ奴にはこれぐらいしてやらんとどうしようもないからな、オラ早くしろやハゲェェェッ! 死にてぇのかオラァァァッ!」



 全く使えないうえに、自分の頭で考えて動くことも出来ないクソハゲに対して怒りをぶつけつつ、戦いが終わったらしい場所からどんどん死体を集めさせる。


 見ている限りではあの最初の奴以降大蟯虫クリーチャー化して人間は見つかっていないのだが、おそらくは通常の魔界人間よりも強いため、まだ生き残っている奴の中に全く居ないとも限らない。


 また、集められた死体の中には、やはりまだ『人間』として振舞ってはいるものの、このあと体内で卵が孵化してしまえば、もうあっという間に大蟯虫クリーチャー化してしまっていたはずのものもあるはず。


 それは組織サンプルの中に卵があるのかどうか、いや1匹存在していたのであればもうほぼ確定なのだが、とにかくその調査によって発見することが出来るのであろう……



「あ、ところで堕天使さん、水のサンプルを取ったり、組織サンプルも取ったりしたんだが……それ、どこで分析するつもりなんだ一体?」


「えぇ、それについてはこの町の中心にある行政機関でどうにかなると思います、もちろん私が魔界の者ではない、危険な侵略者に捕まっている状態であるということが発覚したとしても、大蟯虫クリーチャーについてはそれ以上の一大事ですから、おそらくはもう気にも留めずに分析してくれるはずです」


「そんなにやべぇのかこの大蟯虫クリーチャーってのは……まぁ、広がり続けたら物体事変と一緒だもんな、そう考えるとやべぇわさすがに」


「そんなところです、どうしてあなた方があの大蟯虫クリーチャーと同等にヤバいと噂の物体について知っているのかはわかりませんが、とにかくそんなところです」


「うむ、まぁそれはともかくだ、すぐに採取したサンプルをこの町の行政機関へ持って行こうぜ、もちろんそこの連中は堕天使さんの言うことなら余裕で聞くんだよな? 逆らったりしない?」


「当たり前です、魔界人間など我々堕天使にとっては下の下の下の下のそのまた下の存在ですから、逆らうことなど一切致しませんよ」



 支配的立場にあることについて自信満々な様子の堕天使さん、ひとまず採取した井戸水やスラム街の馬鹿共のアレを持って、その行政機関とやらへ足を運ぶとしよう。


 それで何がわかるのかは知らないが、とにかくこういう状況では研究をして、そこから対策を編み出すとかそういうことが必要になっているはずなのだ……

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