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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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1131 遭遇

「はいっ、おはようございまーっす、今日も良い天気だねっ!」


「お、おはようございます……あの、大丈夫なのかしら今の?」


「何が大丈夫なのでしょうかと疑問視しているのかな……あぁ、虫に刺されたりしないようにはしているわけだし、先程のそよ風は心地良かったと感じているよ、いやはや、凄まじい力をお持ちのようだなこの世界の勇者パーティーというのは、おじさん、ちょっとばかり驚きだよ……少なくとも我が人族としてこの世界にあった頃には、そのような力の持ち主はなかったからね」


『・・・・・・・・・・』


「じゃyっ、そういうことでまた会おう、この世界の勇者パーティーよ」


『・・・・・・・・・・』


「……主殿、アレはどう考えても通常ではないのだが?」


「俺もそう思うしそう思わない奴は居ないだろう、セラ、ちょっと攻撃してみてくれ」


「……えぇ、じゃあちょっと強めに……それっ!」



 久しぶりの野外で出会ってしまった謎のおっさん、衝撃波に耐えた、どころかそのおっさんの周囲だけ全てが無効化されたとしか思えない状況であったが、俺達は混乱してしまい、その場での対応が雑になった。


 ジョギングを続けてどこかへ行ってしまうおっさんの背後に放たれるセラの『強め』風魔法。

 圧縮された空気の刃が飛び、その胴体を切断する……には至らなかった、おっさんは健在である。


 どころか背中に小石でも当たったかのような反応しか得られず、おっさんは振り返ることさえせずにジョギングを続け、王都の中へと消えて行ってしまった。


 あんなのが王都に入っていったこと自体がどうかとは思うのだが、俺達が地下に籠って力を安定させている間に何があって、どうしてあのようなバケモノが誕生してしまったというのだ。


 しかもあの口ぶり、俺達が勇者パーティーであるということを知っているのはともかく、『人族としてこの世界にあった』という発言が実にヤバい。


 つまり奴は見かけ通りの人族ではなく、とっくにそれを超越してしまった何かであるということ。

 そして俺達はそれと同じ何かを、敵である魔界の神として捜しているという事実。


 もしかするともしかするかも知れない、王都に入った瞬間にその巨大なオーラが完全に消失したことからも、奴が力を隠し、人族の中に潜む魔界の神、『三倍体』である可能性が非常に高いのだ……



「なぁ、今の顔見たか? 肖像画にあった三倍体……もちろん修正済みじゃない方のそれと……」


「微妙に違ったような気がするが、それでもどこかに映り込んだそれを私達は認識していたはずだ、だから少し違っても……特徴としては一致していなくもないような気がするが……」


「とにかく一旦戻りましょ、アレはもし捜している三倍体とかいう魔界の神じゃなかったとしてもかなりの脅威よ、普通に戦ったらとんでもない激戦になるし……今の3人だけの状態じゃ勝てるかどうか微妙だったもの」


「だよな、かなり強かったと、そう感じたんだが、全員で本気を出して制圧すればいける感じか?」


「おそらくな、ただしその戦闘はここから見える範囲全てが、もちろん王都も含めて巨大なクレーターになるほどの苛烈なものだぞ、私達が最も避けるべきことだ」


「……まぁ、そうなるわな結局……とにかく戻って作戦会議をしよう、アレが三倍体である可能性が高いということを皆に伝えるんだ」



 一旦地下施設内に戻った俺とセラとジェシカの3人、仲間達はどうだったのかとしきりに聞いてきたのだが、その表情を見て何かが起こったということを悟り、押し黙ってしまった。


 で、もちろんうっかりで王都を更地にしてしまった、などという大事件ではないということを伝えて安堵させると同時に、いきなり三倍体に遭遇した可能性があるという事実も伝え、皆を再度押し黙らせる。


 わけがわかっていないらしい者も多い、というかルビア辺りはそもそも三倍体を討伐するのが次の俺達のミッションだということを忘れているらしいが、そんな奴に構っている暇ではない。


 で、どうしようかという俺の問い掛けに対し、適当に手を挙げたと思しきマーサが、もうどうでも良いから屋敷へ帰りたいなどと言い出した……



「……それはそれでアリかも知れないわね、だってほら、奴は王都の中へ行ったんでしょ? だとしたら私達の屋敷も監視の対象になっているはずで、きっと近いうちにそこでバッタリ……なんてことがあると思わないかしら?」


「精霊よ、まだ今勇者から聞いた感じでは町の中へ戻るべきではありません、もう少しここで様子を見てですね」


「じゃあその三倍体……かどうかはわからないのかも知れないけど、強大な力の持ち主の方はどうするわけ?」


「うむ……先程出会った際の感じだけで語ってしまうのは申し訳ないが……奴は待っていればまたここへ来ると思うぞ、私はそんな気がする」


「あ、それちょっと思うわね、アイツ、もしかしたらこの場所もとっくに把握していて、日課のジョギングをしつつ監視していて、私達が外に出て来るのを待っていたみたいな? そんな感じだった気がするわ」


「う~む、そう言われるとそうであるような……ひとまず力の発露とか特に問題ない女神、お前だよお前、ちょっと飛んで俺達の屋敷を見て来てくれ」


「あ、えぇわかりました、では屋敷に残っている者に何か伝えておくべきことはありますか?」


「そうだな……アイリスにはちょっと何か美味いものでも作ってくれと、エリナにはダラダラしていないで掃除ぐらいしろと、あと地下牢の魔王とか副魔王は尻でも引っ叩いておいてくれ、久しく放置していた分誰が偉いのかを忘れていそうだからな」


「そうですか、すぐに行って参りますので、全員ここから出てそこらをフラフラしないように願います」


『うぇ~いっ!』



 ということで外に出て行った女神、1時間程度経過したところで帰還し、まだ温かいアイリスの特性弁当を持って来てくれた。


 ということは屋敷が無事であるということと、中の人間もあの力の持ち主によって特に何かされたというわけではないということである。


 ついでに王都の状況を聞くと、まだまだ物体事変の余波で元の生活には戻っていないらしいが、それでも復興の兆しは見えているなどと、何だかザックリとした曖昧な返答が帰って来た……おそらく良く見ていなかったのであろう。


 で、弁当が温かいうちに食した俺達は、そのまま会議を継続する組と、暇なので修練でもするやる気アリ組に分かれて活動を開始した。


 若干名、何もしないでグダグダしようと試みたルビアとマリエルなどという馬鹿共が居たのだが、ちょうど良いので会議の椅子にしてしまうこととして連行しておく。


 俺がルビアの背中に、精霊様がマリエルの背中に、そしてそれ以外の会議メンバーであるセラとミラとジェシカ、それに暇だから参加しているフリでもしようという魂胆の悪魔2人は椅子に座り、先程の話の続きを始めた……



「まず敵の強さだけど、パッと見た感じと軽く、いえ、結構キツめに攻撃した感じだと、相当強いんじゃないかと思えるほどだったわ」


「ふ~ん、それで、今の私達なら倒せそうなのかしら?」


「全員で気合入れてカチ込めば……ってとこだな、舐めていたら普通に負けるだろうよ」


「あら、なかなかのものってことね、じゃあさ、女神がグチグチうるさいわけだし、準備を整えてからここへ誘い込むってのはどう?」


「この中で決戦をするのか……それも悪くはないだろうな、基本的に頑丈だし、何よりも女神の奴がやかましくないというメリットは大きい」


「じゃあ決まりで良いわね、それで、具体的な準備なんだけど、何をしようって言うのかしら?」


「そうだな、具体的には……うむ、何か爆発する系のトラップを仕掛けよう、それでダメージが入るようなことはないだろうが、気になって仕方ないぐらいの感じになるようにな」


「うん、じゃあ町ひとつを消し去るぐらいの小規模な爆発で良いわね、それぐらいのが踏む場所踏む場所で起これば、どんな敵だって気が散って戦闘どころじゃなくなるはずよ」


「しかしそれを設置するのにはかなりの時間が必要だろうな、魔石とかにその規模の魔法を突っ込むと、最悪設置したときの衝撃とかでドカンッ……と、失敗ばかりになったら金の無駄だし、準備も相当に慎重を期さないとだぞ」


「そうですね、コストも馬鹿にはならないと思うので……ここはひとつ国に出して貰いましょう、女神様の命令ということでどうですか?」


「ま、ミラちゃんの考えがベストでしょうね、ほら女神、早速王宮に移動してそのことを伝えるのよ」


「火魔法をありったけ込めても大丈夫な高級魔石が欲しいですの、地雷はやっぱり火魔法に限りますことよ」



 ということで小規模トラップで気を散らせる作戦が……まぁ、そんなくだらないものでどうにかなるとは思えない面もあるのだが、何もしないよりは良いということで発動した。


 で、小規模な爆発といってもそれは俺達のような強者にとってのみであって、一般のモブキャラがその爆発に巻き込まれでもしたら、それこそ万単位でこの世を去ってしまう程度の規模を想定している。


 ゆえに手に入れた魔石や何やらへの魔力の充填を外でやるのはあまり芳しいとは言えない。

 きっと事故が起こり、王都の人々が多数死傷するであろうということは、考えるまでもなく生じることだ。


 まぁ、普通に戦闘の現場となる、いつも俺達が修練のために利用している場所を利用すれば良いのだが、そこに『地雷』を置いたままにしておくと、今度は誰かが悪戯をして全てオシャカにしてしまうことであろう。


 なかなか準備に時間が掛かるうえに、慎重に進めないと一発でアウトになってしまうというリスクを孕んだ今回の地雷作戦。


 まるで大掛かりなドミノ倒しの準備をするかのようなのだが、そういう性質を有しているゆえ、一部のメンバーには絶対に触らせないようにしておくことが大切だ。


 そして作戦会議からおよそ2時間、どうにかカラッポの高品質魔石をゲットしたらしい女神が地下施設へと戻って来る。

 しかも王宮が所有する最も高級な馬車で送られて来たようだ、生意気なので頭を1発引っ叩き、ひとまず調子に乗ったことを後悔させておく。


 で、肝心の魔石の方は地下施設の入り口付近に、荷馬車3台に満載されて置いてあるとのことなので、俺とジェシカだけが外に出てその搬入作業を行い、一旦修練場のど真ん中へと積み上げる……



「これに火魔法を充填していきますのね、結構な数ですこと」


「丸1日、いや2日以上掛かるだろうな完成には、もちろんそこから良い感じの場所に設置することを考えると……」


「敵をここに引き込むのは明後日以降になることが確実ということだな、しかし主殿、もう一度遭遇してしまった敵だ、果たして待ってくれるのかという部分もある」


「あぁ、明日とかに無理矢理入口をこじ開けて侵入してくるかもだ、警戒は怠らないようにしよう」


「では交代で見張りをしよう、プレーリードッグのように地下施設の入り口を監視するんだ」


「案外マイナーな生物を例示してきたな……」



 とはいえジェシカの想像はほぼほぼ正しいのであろう、少し違うのは俺達がやる監視でやるべき地下施設入口の開け閉めぐらいのものか。


 まぁ、普通に見張っていて、もし今朝のおっさん、おそらく三倍体という魔界の神なのであろうそれが接近して来ていることを確認したら、すぐに閉じ籠って全員で出入口を、その至極頑丈な扉を抑える作戦に出るのだ。


 そうすればさすがの敵もそのうちに諦め、しばらくして俺達が警戒を解くのを待つことであろう。

 そうなればまた作戦の準備をしつつ見張りをして、また接近して来たら同じように……


 という感じでこの準備期間を切り抜けることとしよう、そして準備が終わったところで、唐突に中へ引き入れて全員でフルボッコにする、それが今回の作戦の終着点だ。


 当然そこまでプラン通りに、都合良くことが進むとも思えないのだが、やれるだけのことはやっておくべきなのは確かである……



「よしっ、じゃあ最初の見張りは俺とルビアだ、そんなとこで四つん這いになってないで早くこっち来い」


「て……手が痺れて……あうっ」


「しょうがないな、引き摺って行ってやるから感謝しろよ、見張りもちゃんとするんだぞ」


「あ~う~っ……」



 やる気のないルビアではあるが、既に火魔法の魔石への充填作業が始まっているであろう現場へ行って、興味本位で余計なことをされては敵わない。


 ルビアのことだから遊びで、ほんの軽い気持ちで回復魔法をフル充填して爆発寸前の『地雷』を作成してしまうことであろう。


 そしてせっかく敵を追い詰めたとき、唐突にそれが発動して全回復、それまでの苦労が水の泡、というのがデフォルトであって、そういうことが生じるのを黙って見過ごすわけにはいかないのだ。


 よってルビアはもちろん、その他カレンやリリィ、マーサなどのお馬鹿も監視班に回してしまうこととしよう。

 どうせ3人共外へ出たがっていたし……そのままそこらに遊びに行かれるとまた厄介なことになりそうだな……まぁ良いか……



「よいしょっと、軽くこの蓋というか扉というか、これを持ち上げた状態で外を見よう、完全に開けてしまうと突っ込まれたときにアレだからな、そう、このぐらいで押さえておくんだ」


「あのご主人様、監視の時間中ずっとこの蓋を持ち上げていないとならないんでしょうか私は?」


「当たり前だ、いつも色々とサボろうとするからなお前は、ちょっとその姿勢で頑張っておけ」


「そんなっ、この手が使えない状態じゃ何をされてもっ、ひぃぃぃっ!」


「こちょこちょこちょこちょっ! ついでにおっぱいモミモミ、げぇ~っへっへっへ」


『ちょっとあんた達! 遊んでないで真面目にやりなさいっ!』


「やべっ、ルビアのせいで精霊様にキレられたじゃねぇか」


「どうして私のせいなんですかっ、ご主人様が悪戯ばっかりするから、ひゃぁぁぁっ!」



 反論しながらも律儀に地下施設の蓋を持ち上げ続けていたルビアに対し、様々なスタイルでエッチすぎる悪戯を次から次へと仕掛けていくと、最終的に力尽きてしまったらしく、バタンッと閉じるその蓋。


 その音に気付いた仲間達にまた怒られてしまったのだが、全てルビアが、蓋を落とした張本人が悪いのであって、俺には特に責任などないということを主張しておかなくてはならない。


 で、監視を始めておよそ3時間、何事もなく俺とルビアの当番時間を終えて、セラとミラの2人に交代をする。


 さらに時間が経ってセラとミラも戻り、今度はユリナとサリナの順番になって……今日はもう何も起こりそうにないな。


 というか、そもそもユリナを監視員にしてしまうと、高級魔石に火魔法を込める役目が居なくなってしまうという、ごく致命的なことに誰も気付かないでいるというのがそこそこヤバい。


 その点について指摘しようかとも思ったのだが、面倒だし、それから蓋を開けて監視を続ける2人の下に立ってパンツを眺めるという上級者の遊びが出来なくなってしまう。


 ユリナが誰かと代わるとすればおそらくジェシカであり、ジェシカは勇者パーティーの女性キャラのうちで唯一『ズボン』の使い手なので下からは何も見えない。


 まぁ、それはそれで良いような気がしなくもないのだが、今はともかくユリナを中心にそのパンツを……と思ったらパンツに包まれた悪魔の尻尾付き尻がこちらに迫って来たではないか……



「よいしょっと、ご主人様は何をしていますのそんな所で?」


「どうせパンツを見ていたんでしょう、本当にエッチなんですから」


「おうそうだよ悪いかよっ……で、何か見つけたから降りて来たのか?」


「いいえ、もう暗くなったので今日はそろそろ終わりにして、また明日の朝陽が出る前にご主人様が張り込みを再開すれば良いかと思いますの」


「夜間は見張りナシとか実に適当だな……だがまぁ、ずっと張り込むってことはそれだけ疲れも出るってことだ、やっぱり夜は全員休憩としよう」


「それが良いですの、さて、ここまで中止してしまった火魔法の充填に戻りますわよ、早くやってしまわないと時間を食う一方ですわ」



 ズボンを穿いた真面目な誰かが聞いたら文句のひとつも言ってきそうな決定によって、夜間はあの三倍体らしき強者に対する見張りの類をしないことに決めた。


 どうせ奴も元々は人族なのだから、夜は夜でどこかに帰って寝るに違いないと、そう思ってしまう面もあるからだというのが最大の決定理由なのだが、おそらくそれは正解であろう。


 とにかく夕飯の支度が出来るのを待って、今日外を覗いたメンバーがそれぞれ見ていて思った面白いことを報告し合う、和やかな会議でも開催するのだ。


 そうでもしないと、ゲーム世界に旅立つようなことがなくなったこの地下施設においては、あまりにも暇すぎてどうにかなってしまいそうである。


 で、美味い夕食に面白い話に、そしてフカフカの布団で寝た……と思ったらもうすぐにおきなくてはならない時間であった。

 俺とルビアの朝は職人のように早い、一番手で外の見張りをしなくてはならないのだから……



「おい起きろルビア、また引き摺って行くぞ」


「あ~う~っ……ちょっと寒いです……」


「そのぐらい我慢しやがれ、ほら、開けるともっと寒くてだな、もうこの世の地獄としか思えない夜明けが……あ、どうもおはようございます……」


「やぁ、また会ったねこの世界の勇者パーティー、もしかして君達、おじさんのことが誰なのかわかっているのかね? わかっているなら指摘してくれて構わないんだよ、本当に、おじさんがどういった存在なのかということをね」


「あ、え~っと……」



 地下施設の蓋を開けた瞬間、その前で待ち構えていたのは昨日のおっさん、もうコイツが何なのか、考えるまでもなくわかってしまうのは俺だけではないはず……

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