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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
1101/1360

1100 謎ゲーム

「いやちょっと待って、どうなってんのよこれ? さっきまで部屋で寝ようとしていたのに……何もない空間に送られちゃったってことかしら?」


「あっ、後ろを見て下さい、地面の魔法陣から何か白いネットのような……あとカップのお酒ですね」


「サッカーゴールだ……ポストに説明書きがあるぞ、えっと、『90分間、敵の攻撃から宝を守れ』だってよ、見た感じこの安そうなカップ酒が宝ってことだよな? ゴールの中にあるし」


「意味がわかりませんね、こんなことをさせるのは一体何のためなんでしょうか? そもそももう眠いんですが」


「まぁそう言うな、このカップ酒の感じからしてきっと、ここを創った神が何か意図を持ってこんなことをさせているんだろうよ、だからやらないよりはやっておいた方が良いと思う」


「そうなのかしらね……と、気が付いたら向こうにもカウントダウンの表示が出ているわ……動き出したみたい」



 夜になり、部屋で就寝しようとした際に発見した謎のカウントダウン、それがゼロになると同時に部屋が真っ暗になるということについては予想が付いたのだが、まさか別のどこかに飛ばされるとまでは思ってもいなかった。


 しかも何やらサッカーゴールのようなものを背に、『宝』なのであろうカップ酒を敵から守護しなくてはならないという謎のゲーム。


 こちらも攻撃したいところなのだが、敵側の再度にはゴールもなければカップ酒もないことからも、こちらが一方的にディフェンスさせられる苦痛ゲームだということが窺える。


 有無を言わさず動き出す90分のカウント、ハーフタイムは休憩させてくれるのかどうかという重要な情報も伝えられることなく、いきなり試合を開始されたかたちだ。


 最初に起こった変化は……真正面の壁、もちろん真っ白で何もなかった場所なのだが、そこに扉のようなものが出現して……その向こうからゴブリンらしき気色悪い生物の群れが出現した……



「何よアレ? 気持ち悪いのが11匹も、アレと戦えば良いなら90分も要らないんだけど」


「違うだろきっと、全部倒したらまた新しい集団が出てきて、みたいなのを90分繰り返すんだ、ダルいぞ確実に」


「……ホントに面倒ねぇ、でもひとつわかったことがあるわ、あの色違いの奴がリーダーよっ、死になさいっ!」


『ギャァァァッ!』


「う~ん、あの1匹を潰せば全部消えると思ったのに、見当違いだったのかしら?」


「アレは向こうのキーパーだろうな、ゴールされる心配がないからキーパーも含めた11匹で攻めてくるのか……セラ、ミラ、とにかく敵を潰し続けるしかなさそうだぞ」


「しょうがないですね、これでクリアして何も貰えなかったら暴れますよここでっ」



 わけがわからないまま最初のゴブリンらしき生物11匹をブチ殺した俺達3人、倒れた敵は消滅していくのだが、良く見るとユニフォームを着ていたのか、キーパーだけ色違いの。


 と、そんなことに感心している間に、次の11匹が召喚されるようだ、今度も全く同じゴブリンらしき生物が……11匹を2セット、別々の入場口から登場したではない蚊。


 本来であれば11と11のぶつかり合いであるはずの、そしてお互いに攻めと守りがあるはずのこのゲームに、たったの3人で規定の倍の数に挑まなくてはならないというのはどういうことか。


 まぁ、出て来る敵が雑魚だから良いようなものの、おそらくこのまま勝利、というか『宝』を失うことなく全滅させることを繰り返していると……



「あらっ? 何だか少し大きい敵に変わったような気がしませんか?」


「やはりきたな、徐々に敵がレベルアップしていく感じなんだよきっと、終了間際になると相当な強キャラが凄まじい数召喚されるぞ」


「そしたら倒さずにギリギリまで惹き付けて時間を稼ぐとか、そういったことをした方が良いのでは?」


「……だな、ちょっとやってみようか、セラ、一旦攻撃を保留してくれ」



 ノロノロとゲーム会場の反対側からこちらを目指して進んで来る少し大き目の敵集団。

 数はまた11に戻っているのだが、敵単体での強さが先程までの小さいゴブリンの10倍以上である。


 そんな敵襲団が、こちらが攻撃しないことによって無傷でセンターラインを越えて……いや、もう少し惹き付けて、時間を稼いでから潰しても良いな、セラにはまだしばらく我慢させよう……



「まだまだ、まだだぞ……へっ? 何かまた召喚があって……」


「ダメでしたね、敵襲団が真ん中を越えたせいか、それとも規定の時間が経ったからなのか、とにかく殲滅しなくても新しいのが召喚されるみたいです」


「そういうことか……セラ、もう潰して良いぞ、今出てきたのもついでにだ」


「わかったわ、わかったけど……ちょっと作戦があるから、次やってみて良いかしら?」



 俺とミラが『時間潰し作戦』の実験をしている間に、セラは個別で何らかの作戦を立てていたらしい。

 どうせそこまで凄いモノでもないとは思うが、そもそもこのゲーム自体くだらないのでどんなモノでも構わないとしておこう。


 センターライン越えをした敵集団11匹と、それから次に召喚された、やはり同じサイズの奴で22体の集団を楽勝で全滅させたセラ。


 やはりこういうゲームでは遠距離攻撃が光るな、相当な数の敵が、相当な数の入場口からバラバラに入って来たなどでない限り、俺とミラので番はなさそうだ。


 で、そんなセラが次の敵の出現に合わせて用意したのは……敵の集団が現れる入場口の数だけの風魔法の弾であった。


 もちろん今まさに開こうとしているその入場口それぞれは、まだ敵の姿が見えるような状態になっていない。

 にも拘らず魔法を発射するセラ……なるほど、敵集団ではなく入場口そのものの破壊を目論んだということか。


 一応入場口の破壊があったということは目視で確認出来るのだが……果たしてそんなに上手くいくのであろうか、いやいかないであろう……



「よっしゃ、全部壊れたわよ、これでもうあの3ヵ所は使えないわね、敵の数が減るはずよ」


「お姉ちゃん、そんな簡単なことで攻略されるようにはなっていないと思うの」


「俺もそう思うぞ、おそらく抜け道なんてのは……あ、何か文字盤が降りて来たな……『反則行為がありました』だってよ」


「あちゃーっ、これはアウトな攻撃だったのね、それでそんなことをした私にお仕置きは……ねぇ勇者様『PK』って出てるけど何かしら?」


「なぁぁぁっ!? 何でPK献上してんだよ今のでっ? 明らかにエリア外で……」


「ひぃぃぃんっ! ぱ……パンツがぁぁぁっ! イヤァァァッ!」


「……あぁ何だ、PKペナルティーキックじゃなくてPK(パンツ食い込み)だったのか、『宝』を至近距離から蹴飛ばされたら終わっていたからな、ギリでセーフだ」


「いえ勇者様、これは凄い食い込みですよ、描写的にアウトです完全に……」


「し……しかもこれじゃ戦え……ひぎぃぃぃっ」



 ガンガン食い込まされることにより、セラは全く身動きが出来ない状態に陥ってしまった。

 こうなったらもう魔法は撃てない、俺とミラが動いて、直接的な攻撃を仕掛けていくしかないということだ。


 セラは下がらせ、ミラに『宝』の守りを任せて前に出る、なぜか手の中に出現した聖棒を薙ぐようにして使い、一気に敵集団、というか敵チームを蹴散らしながら前へ進む。


 現実世界では凄まじい力を得ているはずなのに、どうもこのゲームにおいてはそうでもない、聖棒のひと振りで今の敵を5体程度しか潰すことが出来ないように設定されているらしい。


 そのことからも、これが現実世界で起こっていることではないと想像することが出来るのだが……結局やらされている目的が分からないではないか。


 本当に単なる余興で、これが始まったことを神界にも通知することによって、偉そうな神々が酒を飲みながら、こちらが必死で戦うのを笑って見ている……というような鬼畜ゲーであるという可能性は排除することが出来ない。


 もっとも、そういうことであればこの世界の危機的状況、リアルに魔界の上層部が手を動かし始めている現在について、女神が保身のために隠し通すのを透過して、神界の他の神々の知るところとなっているということ。


 そうであれば、女神には悪いが今まで以上のサポートが得られるということがほぼほぼ確定する。

 本当に女神には悪いが、もっと強くて賢い神々のお力添えがあれば、少なくともホネ野朗と渡り合えるだけの力を得られることであろう。


 ……いや、もし神々がこの光景を見ているとしたら、こんなくだらないゲームで俺達のような『現場の人間』を消耗させるのは得策ではない。


 いくら面白いからといって、明日実戦に出すかも知れない闘鶏を、前日に遊びで疲れさせるようなことをするはずがないし、もしそのようなことを厭わない馬鹿であればサポートの必要はないではないか。


 まぁ、実際のところがどうなっているのかということについてはこの場で推察することなど不可能であるのだが、もしよろしければこのゲームが意味のあるものであって欲しいと、せめてレベルアップに繋がる修練の一部であって欲しいと、そう願いたいところだ……



「勇者様! 次はでっかいのが55体出て来るはずですっ! 私も攻撃に参加しますねっ!」


「おうっ、もう時間もアレだからな、しかしミラ、もし突破されそうならすぐに戻れよっ、そっちの食い込みセラさんはもう使い物にならないようだからな」


「えぇ、一度食い込むとゲーム終了まで食い込み続けるようです、私もこうならないように……あ、そうだ良いことを考えましたっ!」


「ん? ちょっと待て余計なことはしない方が……」


「大丈夫です、ほら、ここの、ネットの中だけなぜか地面が芝生になっていますから、蹴飛ばされないように『宝』を埋めてしまいましょうっ」


「ちょっ、それはさすがにヤバ……あーっ、遅かったか」


「あちゃっ、ダメだったんですね『宝』を隠しちゃ……あれ? 『PK』じゃなくて『FK』って出ているんですが……何でしょう?」


「PKがパンツ食い込みだったからな、FKはおそらく……」


「おそらく……はうぁぁぁっ! FKフィンガーカンチョーでしたぁぁぁっ……ガクッ」


「本当にくだらない罰ゲームだな……おいミラ、まだ戦えそうか?」


「ひ……膝がガクガクして……」



 どうやら『FK』は試合終了まで続くタイプではなく、その場で一撃喰らわせて終了するタイプの罰ゲームであるようだ。


 直接的のチームに被害を加えたわけではないため、この程度の軽い罰で済んでいるということなのかも知れないが……ミラもしばらくは使えそうにないな、立ってはいるがプルプルしている。


 そして時間は残り5分程度であるから、実質最後は俺だけで戦い、俺だけで勝利を飾るということになってしまうであろう。


 結局ハーフタイムも挟むことなくストレートで90分やらされたことになるのだが、敵が雑魚ばかりなのが幸いして……と、いつの間にか55体のデカい敵がセンターラインを越えているではないか。


 早く討伐してしまわないと次がもっと多い数で出現し、色々と面倒なことになってしまいかねない。

 一気に前へ出て、まずは敵チームの前列を叩いた……ところで一番奥の入場口に変化が出る。


 気にせずその他の敵を始末していると、どうやら敵チームが出現する扉のようなものが、これまでと比較してかなり大きいのではないかと、そういう様子が窺えた。


 しかも金色に光っているということは、ここで最終の強キャラが出現して打ち止め、ということになるのではないかと予想する……



「勇者様、気を付けて下さい、最後の敵が出現するようですよっ」


「あぁ、やっぱりそう思うよなこの感じは……すまないがミラ、ちょっとキツいとは思うけど『宝』を頼んだぞ、セラは一応ゴール前にでも転がしておけ」


「わかりましたっ……クッ……」



 未だFKフィンガーカンチョーのダメージから復帰していない様子のミラ、膝がかなりのプルプルだ。

 念のため雑魚敵は全てこちらでどうにかしてしまおう、面倒だが1体残らず、ピッチの上から消滅して頂く。


 最後の最後だけあってなかなか動きも俊敏で、しかもひと振りで倒すことが出来る数もイマイチになってきているが、幸いにもそこまで広くない会場の中、回避されることなく俺のラインで全てを止めている。


 さて、最後の最後にはどんな奴が出現するのか、残り時間は2分を切ったことだし……いや、その最後の奴を倒さない限りはロスタイムとしてやらされるのが慣例か。


 即ちこちらの勝利条件は最後の敵キャラをピッチから排除するということで、それ以外であれば敗北または引き分けとなってしまう可能性が高い。


 雑魚敵を最後まで倒し終え、ゴールの『宝』を守るミラと、その手前に『壁』として転がされているセラをチラリと確認し、視線を戻したところで、金の入場口から敵が出現した。


 1体だけ、しかしそのサイズは明らかに人間のものではなく、まるで巨大なゴーレムのような見た目の、もちろん金ピカに輝くバケモノであった。


 しかしユニフォームだけはしっかりと着用していて、これまで出現し、ブチ殺してきた敵共と同じチームのメンバーであることがわかる。


 しかもこの巨体にして素早いではないか、軽く助走を付けると、太すぎる足と体には似つかわしくない俊敏な動きでこちらに迫った。


 交錯する瞬間、攻撃を繰り出してくるものと考えてカウンターを用意した俺であったが、まさかのフェイントで回避というムーブ。


 そうか、このゲームは別に戦って敵を殺すことが目的ではない……もちろん守備側にしか立てない俺達にとってはそうなのだが、敵側、攻撃側からしたらまた見え方が違ってくるのだ。


 奴等はこちらのゴール、その中にあるカップ酒の形をした『宝』を粉砕すれば良いのである。

 それゆえ、この最後の敵は俺と正面からぶつかることをせず、まっすぐにゴールを目指したのだ。


 ゴール前に立ち塞がるミラは、先程のカンチョーを受けてまだ完全には快復していない。

 もし今のような感じでフェイントを掛けられでもしたら、そのまま通過されて『宝』を破壊されてしまう。


 この位置から俺がもう一度奴の相手をするのは難しいし、他に残っているモノと言えば地面に転がっているセラぐらいのもの。


 そんなものは役に立たないから……と、聖棒を投擲して攻撃しよう、凄く反則のような気がするが、セラの魔法でも敵に当てるだけであればセーフであったことから、このゲームにおいては飛び道具が悪というわけではない。


 そもそも持ち込みが可である時点で有効活用しても良いということであって、そう考えたときにはもう、体が勝手に敵を狙った投擲の態勢に入っていた……



「ウォォォッ! 死に晒せやボケがぁぁぁっ!」


『ギョェェェッ!』


「……どうにかなったか……チッ、最後の最後でイエローが付いたな……暴言でかよ、そのぐらい良いにしてくれよな全く」



 聖棒は飛び、そして敵ゴーレム風モンスター選手の後頭部にヒットし、そのまま完全に貫いた。

 そのままそのヒットした場所を起点として消滅していく敵選手、次の瞬間には壁中に『WIN』の文字が浮かぶ。


 ひとまずはこれで試合終了だ、ここからは勝利報酬の授与になると思うのだが、果たして何が貰えるのかと期待してしまう。


 いや、期待してしまったのだが……そのまま真っ暗になり、明るくなったときには先程の部屋。

 しかも明かりが消える前の状態で、カウントダウンが進んでいた時計のような表示だけが消滅している。


 部屋の外に出てみると、他の仲間達はもう寝静まっている様子であったことから、『時間が経過していない』などということはなく、あのゲーム会場では現実の俺達が動いていたようだ。


 事実、ミラはまだ足がガクガクしているようだし、セラはようやくパンツ食い込みから解放され、尻の部分を直すことを何よりも優先している……



「結局何だったんでしょうか? あんなことさせられて、何が貰えるんでしょうか? というかいつ貰えるんでしょうか?」


「報酬のことしか考えていないわねミラは……あ、でもほらそこ、カップのお酒が人数分……ミラのだけはコーヒー牛乳みたいだけど、とにかくこれが報酬なんじゃないのかしら?」


「はぁっ? ざっけんなボケこんなもんっ……っと、アレだ、潜在能力ウェイクアップ酒だったわ、『light』って表示があるからあのカレーみたいな効果はないだろうが」


「ちなみにこの『light』という表示は通常のものと比べて健康に良いという意味ではないとか云々が注意書きとしてありますね、そんなの当たり前だと思うんですが、いちいち書かないとわからない人も居るんでしょうか?」


「うむ、駄王みたいにニコチンとアルコールで頭がヤられている馬鹿だと、そうやって書いておかないとならないこともあるんじゃないのか? とにかく飲んでみよう」



 実際のところその効果がどうであったのか、既にかなりの強さとなっており、その感覚がまだ体に馴染んでいない俺達には良くわからなかった。


 だがまぁ、とにかくこの壁掛け時計のようなカウントダウン装置が部屋にはあり、そのカウントがゼロになることによって、おそらくその部屋の中に居るメンバーがゲーム会場へと飛ばされると、そういう感じなのであろう。


 この現象は明日以降もあるかも知れないし、勝利した際のこの報酬は意外と良いアイテムなのかも知れない。

 ゲーム自体は少し面倒だが、もし会場へ案内された場合には無気力試合などせず、可能な限りの力で勝利を勝ち取っていくこととしよう。


 ……そういえば今回はセラとミラの部屋で、3人でゲームに参加することになったのだが、他の部屋のメンバーについてはどうであったのか。


 既に寝静まっているらしいところから考えるに、早々にクリアするか諦めるかして帰還した、或いはゲーム自体がなかったということになるな。


 明日、朝一番で皆に聞いてみよう、この施設についてはまだわからないことも多いし、情報交換も大切だ……

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