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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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1065 包囲網

「いけいけっ! ガンガン投げて攻撃するんだっ! ここで確実にあの物体拠点を潰しておくぞっ!」


『ウォォォッ!』


「……何だか凄く気合が入っているわね、これだとちょっとアレだわ、途中から混ざって同じノリで動く自信がないわ」


「ちょっとこっちで見ていましょ、ほらリリィちゃんも、邪魔したら悪いわよ」


「……おっ、セラ殿とリリィ殿、精霊様も帰還していたか、最初の攻撃の方は上手くいったようだな」


「そうなんですよ、頑張りました……で、ご主人様は?」


「いや、自分では一切攻撃をしていないというのに、あの集団のノリに巻き込まれて向こうで勝手に盛り上がっている」


「どうかしているとしか思えないわねあの異世界人は……」



 盛り上がる南の物体城に対する『ミサイル攻撃』、ここからはその姿を確認することが出来ないのだが、投擲部隊の正確無比なコントロールによって、確実にダメージが入り続けていることだけは確かだ。


 3人が空から攻撃した際には、たったビールケース3つ分の『グレート時空を歪める爆弾』によって物体城の上部がかなり削られ、普通に上空から爆弾を喰らったかのような状態になっていたのである。


 そしてそれとは比べ物にならないぐらいの数をブチ込まれている現在においては、もう物体城は『城』としての形状を保つことが出来ず、完全に崩壊して『物体の塊』となっていることであろう。


 もちろんその質量も時空の歪みに消し去られることによって大幅に減少していて、もはやこの状態から補給なしに再度城を構築することは不可能なはず。


 出来てせいぜいプレハブ城程度のものであって、それが他の方角に設置された同じ物体城と同じように連携して、四方から王都を襲撃することは決して出来ない。


 だが攻撃を加えるこちら側はそれで満足することがない、いやその程度で満足などしていられないのである。

 このまま僅かでも物体を、この王都の南側に残せばどうなるか、確実に多方面のそれと情報を交換するのだから。


 もしそうなってしまった場合、間違いなくやってくるのがこちら側、つまり物体がこの世から消し去ろうと、むしろその存在を乗っ取ってしまおうとさえしている人族サイドの模倣である。


 空を飛び、そこから一方的に攻撃を仕掛ける方法というのは、かつて魔王軍との戦いの中でも魔族にやられ、大規模な被害を受けたことがあるのだが、今回はもうそれとは比べ物にならないであろう。


 上空から、物体で出来た航空機によってバラ撒かれた物体の爆弾が、地表到達時のインパクトに続いて、その後も毒のようにジワジワと、攻撃を受けてなお生き残った王都民やその財産等を侵食していくのだ……



「ウォォォッ! いけぇぇぇっ! そこだぁぁぁっ! わぁぁぁっ……っと、何だセラ、戻っていたならそう言ってくれよな」


「いや、普通に気が付くべきところだと思うのよね、というかまさか何もしていないのにそこまでハイテンションになれるとは思わないし」


「馬鹿だな、こういうのは盛り上がりによってやっている感を出すのが基本なんだよ、ほら、パッと見だと俺も攻撃に参加して、物体に被害を与えているような印象だったろうに」


「それはどうかしらといったところね、それで、この攻撃が終わった後はどうするつもりなの?」


「そりゃまぁアレだよ全員で必死になってチマチマやるんだが、研究所から貰った『測る君』を使って精密にその並ぶ感覚とかを計算してだな、まるで地雷除去の如くこの周辺一帯をスクリーニングするんだ」


「で、もうそのための準備は進めているわけ?」


「いや、まだ全然やってねぇよ、終わってからで良いだろうよそんなもん、ということでウォォォッ! 殺れぇぇぇっ! 今だぁぁぁっ!」


「・・・・・・・・・・」



 イマイチ盛り上がりに欠けているセラと精霊様、それに対してリリィはもう戦線に復帰し、カレンとマーサの間に入ってノリノリで投擲を行い、また2人との合体技などというわけのわからない術式も披露するぐらいの馴染みようだ。


 その後、1時間以上に渡ってグレート時空を歪める爆弾の投擲が行われ、花火の最後に線香花火を皆でやるかの如く、最後はしめやかに、1人1発のそれを静かに投擲し、その着弾を見届けたところで攻撃を終了する。


 物体城があった場所の様子はどうなっているのであろうか、すぐに確認に行った精霊様は、上空に米粒のような姿で浮かび、まだ爆発の余波が残っている、煙だらけのその場所から地上の様子を確認しているような動き。


 おそらくは物体城跡地のピッタリ上空に位置しているのであろうが、それで攻撃を受けないということは、もうその場には僅かにも物体が残っていないか、或いは残っていたとしても攻撃を仕掛けるような力はもうないかのいずれかである。


 しかしこの状況において、既に西や東、または北の物体城に対して、伝令として動き始めている物体の欠片があるのかも知れない。


 そういったものを絶対に見逃さぬよう、物体が考えを持った生物でないことを鑑み、その最短ルート、もちろん王都の中を通過するものも含めて、全ての通路を塞いでしまおうというのが、ここからの落ち武者狩りならぬ落ち物体狩りだ。


 作戦終了と同時に、俺はノリノリの状態で測る君軍団を前に出し……何だか知らんが測量のようなことを始めたな、さすがは頭にトータルステーションの機能が内蔵されているような感じの改造人族、その測定はかなり正確なのであろう。


 で、その測定はすぐに終了し、測る君の代表らしいひと回り大きい、しかも色違いの1体が、俺の所に創作の作業計画を文書化したものを持って来る。


 かなり広範囲を、まるで田植えかのようにして丹念に、等間隔で地面に視線を向けて、寸分の狂いもなく移動していくという方法らしい。


 スタート位置は王都側で、そこから物体城があった場所までガンガン捜索範囲を狭めていくルートか……既にババァ総務大臣が呼んでくれた作業班の面々は集合しているようだし、給料が欲しいならキッチリ働けと、1人サボればそれだけで世界が終わる可能性のある極めて重要な任務だと脅し、少しばかりやる気を出させる……



「よぉ~っし、じゃあ俺達はここで……精霊様はそこだぞ、サボッてんじゃねぇよ」


「どうして私までそれに参加しなくちゃならないわけ? もう上空からの攻撃をして、つまりひと仕事終えて帰って来たところなのよ」


「馬鹿を言うな、ここが正念場なんだから文句など言わずにほらっ……っと、変わり身の術かよ、いつの間にか水で出来た人形に変わっていやがる」


「というかこの人形が今まで喋っていたのが凄いわね……ちなみに本体はあそこよ、凄く上」


「帰ったらお仕置きだな、仕方ない、居るだけのメンバーでやることしようか、それに他の仲間達も合流するみたいだからな」



 結局精霊様を除いた11人で、その田植えのような、地雷除去作業のような動きに参加することとなった俺達。

 他の仲間がここへ来ているということは、少なくともまだ変形合体ロボの方には動きがないということだな。


 とにかくまぁ、現状から先へ進むのではなく、現状を悪化させないためにもこの作戦はキッチリやっておくべきだ。


 どういうわけかあまり信用が得られていない俺とルビアだけが2人で1セット、つまりそれぞれ半人前扱いとなっているのだが、それで少し楽になるというのであれば文句を言うべきところではないと考えよう。


 で、かなり低空まで舞い戻り、現場監督気取りの態度となった精霊様の、勝手な号令によって作業班が整列させられる……しかし凄い範囲に広がったな、俺達は真ん中付近だが、両サイドの端がまるで見えないではないか……



「はいっ! じゃあ作業開始よっ! ホントにミジンコぐらいの物体も見逃しちゃダメ、アメーバぐらいのもよっ!」


「精霊様、目視出来ないほどに小さなものはどうするんですかっ?」


「どうにかしなさい……と言いたいところだけど、スクリーニングが終わった場所は一旦超高温で焼き払うから、そのぐらいの大きさのなら勝手に消滅すると思うわ……ということでほらっ、もう開始しているわよっ!」


「すげぇ偉そうだな精霊様の奴、ちょっと大きめの物体の欠片とか見つけたらアレだ、思い切り投げ付けてやろうぜ」


「ご主人様、絶対に後で仕返しされますよ、精霊様のことだし、その100倍のサイズの物体を持って来て、1週間に渡って1日5回投げ付けてくるようになると思います」


「それはなかなかやべぇな……っと、ルビア、そこに小さい物体があるぞ、きっと今回の攻撃とは関係のないやつだろうけど、念のため、というか物体を発見した以上は潰しておこう」


「え~っと、あ、このバッタみたいなのですね、それっ!」



 時空を歪めるコーティングを施した専用杖を振り回し、物理攻撃で俺が発見した物体を始末するルビア。

 当人が地面の物体を発見することが出来るとは思えない、注意力散漫だし、そもそも先程から探しているような動きではないのだ。


 そして俺は発見した物体につき、ごく小さなものでもいちいち動いて仕留めるというのは面倒であって……それで2人1組にされたというのか、決めた奴、というか測る君なのだが、俺達の性格までも計測して配置を決めたのであろうな……


 で、ルビアと2人で、隣で黙々と作業するセラとその横のミラ、逆の隣りではつるんで楽しそうに物体探しをするマーサとマリエルの姿が見えるが、それと話をすることもなく、クソ暑い中ごく接近して作業を進めた。


 物体城があったエリアへ近付くにつれ、極小の物体がやはり他の物体城へ向かう感じで移動しているのが散見されたのだが、それは他の場所でも同様であるらしい。


 所々で魔法の火の手が上がったり、火魔法以外でもそれぞれが固有の技、各エリアに均等に配置されているのであろう戦闘集団が近くへ呼ばれ、発見された物体に対して攻撃を仕掛けているのが見えるのだ……



「あっ、またそこに物体があるぞ、しかも極小の人型じゃねぇか」


「ホントですね、しかもフルカラーの……おじさんですか? 気持ち悪いですね……あっ逃げたっ、えいやっ」


「あぁ、とにかく発見率が高くなってきたな、しかももう最近のトレンドを押さえたような物体が出て来たということは、この先はもっとこういう感じのに遭遇する確率が高まるぞ」


「そうですね、そこそこの大きさのがあると……向こうの方で誰か殺られてしまったみたいです」


「……こりゃ思ったよりも大変かも知れないな、もっとこう、踏み潰せば誰でも討伐OKみたいなのばかりだと思っていたぞ」



 予想は外れ、比較的戦闘力を保った物体の欠片が、どうにかして情報を他の物体城へ伝えようと移動しているため、作業班の中に犠牲となる者が出始めた。


 まぁ、軍事作戦である以上多少の死者は仕方のないことだが、一応集めているのは優秀な奴ばかり、あまり大きな被害を出して、ババァに文句を垂れられることだけは避けておきたいところだ。


 それに密になって移動していくからこそ意味があるのであって、どこかに穴が開いたり、人員の不足によって人同士の間隔が大きくなってしまえばそれまで。


 きっとどこかのタイミングで見逃しが生じ、結果として作戦が失敗に終わってしまうのだ。

 そうならないためには、上空で偉そうにしている精霊様がどうにかサポートを……するようには見えない、もう顔だけでわかる何もしなさであった。


 そんなことを考えている間にも徐々に物体城へと近付いて行く作業の輪、本来であればそろそろ人間同士が重なり、より濃密に捜索が出来る頃なのだが、やはり人が減った分、予備人員を投入しても最前線には少し隙がある。



『ギャァァァッ! 何だコレはぁぁぁっ!』

『うわっ、殺られちゃったぞ隣の奴……あ、俺も……』


「やべぇな、後ろのバックアップに被害が出たってことは、どっかでスルーした物体があったってことだぞ、しかも俺達の真後ろじゃねぇか」


「あ、そういえばさっきご主人様、1個見逃していましたよ、ピョンピョンッてどこかへ行ってしまったのでそのままスルーしましたけど」


「お前のせいかぁぁぁっ! カンチョーの罰を喰らえっ!」


「はうっ! だって面倒臭かったんですもん、もう疲れたし」


「その面倒臭せぇってのが人死にが出たことへの言い訳になるとは思えないが……まぁ、ちょっと黙っておこうぜ」


「勇者様達、やっぱりやらかしているわね……」


「セラも黙っておけよ、ミラも、後で飴やるからっ、わかったな?」


「まぁ、そういうことなら口を噤んでおきますね、飴玉は偉大ですから」

「グレープ味が良いわね」


「相変わらず安いなぁお前等……」



 買収することにつき激安のセラとミラはもうどうでも良いとして、そこで現れた小さな人型物体についてはキッチリ討伐しておく。


 しかし先程のそれよりもかなりサイズアップしているな、このままだと人型物体だらけで……だらけどころか大集団で来やがった、まっすぐこちらに向かっているではないか……



「ご主人様、何か凄い突っ込んで来るんですけど、どうしますか?」


「奴等、正面突破する魂胆だな……てかホントにこいつ等生物じゃねぇのかよ、とにかく戦うぞっ!」



 見れば、そこかしこで同じような正面突破作戦が敢行され、そのうちいくつかの場所ではもうかなり喰い込まれてしまっている様子。


 たまたま戦闘力が低い場所へ行かれてしまった場合、人型物体の大集団のうち1個か2個は、俺達の包囲を突貫してしまう可能性がなくもない。


 そしてその際には作業員を吸収して巨大化して、さらに分裂することによってその数を回復し……間違いなくこちらの負けになる、敵の残存戦力を少し、いやかなり見誤ってしまったようだな……



「ウォォォッ! 死ねやオラァァァッ! ダメだ、キリがねぇぞっ!」


「そこちょっと下がりなさいっ、そっちもっ! 水で流して一ヵ所に固めるわっ!」


「お、やっと精霊様が動くぞ、遅いんだけどな普通に……」



 さすがにヤバいと思ったのであろうか、上空の精霊様が動き出し、物体に対して水流を浴びせる。

 それがまるで渦潮のように、いや水の竜巻のようになり、付近一帯の物体……と、逃げ遅れた一部の作業員を一ヵ所に搔き集めた。


 すかさず飛んだ一斉射撃、魔法が使える者は全て、もちろんセラやユリナも混ざって攻撃を仕掛けたし、物理攻撃しか出来ない者でも、その衝撃波によって敵を攻撃することが可能な、人並を外れたような武芸者はそれに参加している。


 巻き込まれた作業員の断末魔と、それから地面ごと燃えたり凍ったり、吹き飛んだり雷に討たれたり、とにかく凄まじい光景が目の前に広がり、おそらくではあるが全ての物体は粉々に砕け散るか、場合によっては消滅してしまったことであろう。


 その地面がクレーターのように凹み、砂はガラスのように固まった現場に突入したのは、比較的密度が濃い場所に居た俺と、それからやる気を出した精霊様の2人。


 見えなくても良い、とにかく周囲に衝撃を与え、地面の中に埋まっているような物体を叩き出し、そしてそれが視界に入り次第、専用のコーティング武器で始末していく……



「喰らえオラァァァッ!」

「消え去りなさいっ!」


「どうだ、こんなもんか?」


「とりあえず目で見えるのは全部消えたみたいだし、あとは……仕上げの火魔法が来るわよ」


「ユリナか、ってか俺飛べな……ぬわぁぁぁっ!」



 結局俺も巻き込まれてしまったのだが、ユリナが放った時空を歪めるコーティングをした指輪10個と同じく腕輪2個が完全に粉砕されてしまう程度の対物体専用魔法、それによって再び地面は焼き尽くされた。


 どうにか消滅させられることなく逃げ延びた俺も、それによってかなりのダメージを負っているのだから、目に見えないような微小な物体などひとたまりもなかったであろう。


 万が一に備えて温存してあったらしいその攻撃を、まだ物体城跡地までもう少し距離がある段階で使ってしまったのはアレだが、とにかくこの物体による正面突破作戦は切り抜けることが出来た。


 ということで再び、今度は予備人員もさらに前に出して、さらに完全に輪になった状態でターゲットとなる場所を取り囲む。


 再スタートを切った落ち物体狩り部隊は、そのまま徐々にサークルを狭めていった……



「ここからは木がありますよ、根っこに足が引っ掛かって転ばないようにしないとです、ちょっとだけ下を見ましょう」


「おいルビア、最初から下を捜索しているんだが? 今までどこを見ていたんだ一体?」


「いえ、ほらあの向こうの入道雲、何となく全部生クリームで出来ているような気がして……」


「とんでもなく平和な奴だな、とにかくほら、そこに引っ掛かってコケるなよ」


「へ? あいでっ……早速転んでしまいました……」


「何をしているというのだ一体……」



 とまぁ、至極いい加減な感じで進んでいるのは俺とルビアだけであって、両隣ではかなり綿密に、ここまで来てそれはないであろうという小さな物体まで見逃さない勢いで捜索を進めている。


 出現する物体を倒しながら徐々に進んで行くと……そこに物体城があった、小さな森の中の木がない部分がお目見えした。


 すっかり更地になってしまったその場所には、もはや何も残っていないかと思いきや、実際にはそうでもない様子。


 人型の物体がかなりの数、真っ黒な状態でこちらに対峙する姿勢を示していたのだ。

 これは……あの攻撃を生き延びたということなのか、城の外に居て助かったのか、それともまた別の理由か。


 とにかくこれまでの物体との戦いとは少し異なる、本当の『戦』のようなバトルがこれから始まる。

 人の形を成し、そして人に寄せてきている物体が、果たしてどのようにして人として戦うつもりなのであろうかといったところだが、それを知れば、この先確実に起こる全面的な衝突に活かすことが出来るかも知れない……

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