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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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1046 予想外の大発見

「おう勇者殿、この帰還は一時的なものだが、念のため例の金属の捜索についての進捗具合を報告しておこうと思ってな」


「帰還が一時的とか進捗具合とか、つまりまだ例の金属を探すっていうことなんだな?」


「あぁ、例の金属についてはかなり情報も集まってきたのだが、やはり世界を何周しても具体的な手懸りが掴めなくてな、次は近場を捜索してみようと思う、例の金属……例の金属について、何か精製方法についてでもわかるかもだからな、おーい誰かっ! 例の金属の名前は何だったか?」


『グレート超合金っす!』


「おうそうだった、そのミラクル何とやらが存在すればの話だがな」


「断固として名称は覚えないんだな……」


「あぁ不思議なことだ、他であれば見たこと聞いたこと、感じ取ったことを忘れたりはしないというのに、というか勇者殿、遥か東の島国で出会った、どう見てもカタギには見えない刺青だらけの男が、勇者殿によろしくと言っていたぞ」


「紋々太郎か……いやマジでそんな所まで行ってたのかよ……」



 ゴンザレスの『世界中を旅して来た』というのは、通常の人間が言うようなそれではなく、リアルにこの世界の隅から隅まで、余すことなく渡り歩いたということなのであろう。


 そして、そうまでしてまだ発見に至っていないグレート超合金というものが、果たして本当に存在するのかどうか、その辺りが怪しくなってきたのは言うまでもない。


 ここからは近場を探すとのことであるが、もしそんな近くにヒントがあれば、自ずと俺達の耳にもその情報が入ってきているはずのところ。


 相当に特殊な何かから聴取したり、誰も知らないような場所を探したりしない限りは、結局この作戦が失敗に終わることは目に見えている。


 まぁ、ここでもう諦めろなどと告げるわけにもいかないから、頑張ってくれとだけ言って送り出すのが正解なのであろう。


 そしてその間に俺達は、別の方法でそのグレート超合金、またはそれに準ずるものをどうにか調達しようと試みたり、ないならないで代替案を考えたりしておくべきだ。


 朝早くから裏の畑に出ていたマーサより、水分補給用のキュウリを大量に受け取ったゴンザレス一行は、そのまま凄まじいテンションを維持しつつ屋敷の庭から退去して行った。


 きっとすぐに戻って来ることであろう、その結果にはあまり期待していないが、もしかしたら何か有力な情報だけでもゲットしてしまうかも知れないのがあの連中の凄い所だ……と、作戦会議のために今日はOFF、というような作戦があったはずだが、奴等が去ってしまったせいで立ち消えとなってしまったではないか……



「さてと……もうちょっと寝るか」


「ダメだぞ主殿、先程近所の方から報せが入ってな、今筋肉団の面々が去ったのとは逆の方向で、つまり門から離れた側でだが、物体が侵入して来たらしいとのことだ、真っ黒い忍者のような何かがと言っていたので間違いない」


「面倒だから誰か行ってくれよな、だいいち新型なら信者チーンBOW軍団でも出せば良いだろうよ」


「あんなのまだ、というかいつまで経っても圧倒的に数が足りないでしょうよ、王都全部をカバーしたいのであれば、少なくともあの10倍の量は作成しなくちゃならないわ」


「……新たに信者を募集させるしかねぇな、でもあの不快な邪教じゃなくて、精霊様をこの世界の神とするための平和的な運動を志す何とやら……みたいな?」


「トップに立っておいて信者がチーンBOWなんてのはイヤよ絶対……」



 結局、近所で侵入したらしい物体については暑い中でも元気なリリィが様子を見に行き、壁から降りた直後、まだ真っ黒でフルカラー人間タイプに変化する前に潰してしまったらしい。


 残りカスが少し逃げたかも知れないが、侵入直後であればまだ『情報』を持っていない単なる小型物体であろうから、そこまで問題になるような結果を招くことはないであろう。


 問題は今日俺達がこれからどうするかということであり、どうしても外出しなくてはならないというのであれば、出来る限り近所の、しかも涼しい場所が良いのではないかと提案したいところだが、果たしてどうなるであろうか。


 まず、ミラが知り合いの不動産屋に新たな物件の情報を集めに行くことから始めるとして、そこで得た情報の中で、最も涼しそうな……物件の間取りなど見てもそれはわからないであろうな……



「じゃ勇者様、私、ちょっと出て来ますね、すぐに戻ると思いますので、そしたら直ちに行動できるだけの準備をしておいて下さい、朝食はラップしてテーブルに置いてあります、暑いので悪くなる前に食べて下さい」


「ラップとかあったんだなこの世界……しかも明らかに肉だけ抜かれてんじゃねぇか……」



 どうせカレンがやったのであろう、肉だけ抜かれてレタスとパンだけになったサンドウィッチを口に運びつつ、不動産屋に行ったミラが戻るのを待った。


 ミラのことだから念のためなどと言って、大量の資料を持ち帰るに決まっているから、その中から良さそうなものを選定する作業が必要となるはず。


 つまりそれに要する時間分だけサボることが可能であるということだ、などと考えつつ、未だに寝ているルビアを枕にして横になって、しばし無駄な時間を過ごす。


 しかしやたらに暑いな、こういう日には氷の城でも用意して、氷の玉座に座ってかき氷でも食べたいところだが、生憎ウチのパーティーには氷魔法使いが居ない。


 どこかから派遣して貰うにしても、この時期に氷魔法使いを1人借りるだけのコストを負担する気にもなれないし、そもそもそんな金はないし、個人的な依頼で来てくれるほど、その貴重な人材が暇であるとも思えないな。


 そんな現状に何となくムカついたため、寝ているルビアの頬っぺたを思い切り抓ってストレスを発散していると……なんと、ミラが早くも帰還したではないか。


 しかも手に持っている資料はひとつだけ、つまり自分で判断して最善の選択をしてきたということだ。

 こうなるともう、すぐに出発してどうのこうのということになるのだが……まぁ、涼しい朝のうちに動いておいた方が得だと、そう自分に言い聞かせよう……



「戻りました、というか勇者様、全然準備が進んでいないように思えますが? ルビアちゃんはまだ寝ていると……」


「いや、こんなに早いと思わなかったからさ、おいルビア起きろ、ミラ大先生がご立腹だぞ……ダメだ、もう二度と目を覚まさないかも知れないぞコイツは」


「大丈夫です、今回の物件は皆が行きたくなるような、そんな感じのものですから」


「皆が行きたくなるような? どういうことだ一体?」


「えぇ、この暑さですから氷魔法使いは大変貴重ですよね? もちろん公共のために、ですがある金持ちのお馬鹿さんが、その貴重な氷魔法使いをかなりの数キープして、自宅を『氷の城』にしてしまっているとかで、不動産屋さんがそんなやつの家ならどうなっても構わないと」


「なるほど……お、ルビアも起きたか、おい、氷の城だってよ」


「わかっています、暑いのですぐに行きましょう」


「凄い状態変化だなお前……」



 氷の城は涼しい、寒い所では動きが鈍くなるリリィ以外は、皆がそこへ行くことに賛同している様子。

 それゆえ、今日はそのリリィを除く11人でそこへ向かい、その金持ちとやらを成敗して、不動産の権利をまるっと頂くことが決定した。


 リリィは屋敷に残って警備と、それから家事全般を任せているアイリスの手伝い、そして超ニート悪魔であるエリナがグダグダと過ごしていないかの監視をさせることとしよう。


 早速準備を済ませて出発するのだが、目的地である氷の城はかなり遠いらしい、北門で馬車を調達する……いや、どうせ余計な物体対策に巻き込まれるだけだ、自分達の馬車で行くべきだな。


 俺達が所有しているのはパーティー全員が乗れる馬車だが、やはりその中は狭く、そして窓もあるため中は暑くなってしまう。


 そのため最近はあまり使用せず、広く座れる馬車を複数台チャーターして移動していたのだが……久しぶりの御者を務めるジェシカが、早くも客車の後方を屋敷の塀に擦ったではないか、内輪差というものを理解していないらしい……



「すまない、何しろ久しぶりなものなのでな、なるべく人を轢かないように努力しようと思う」


「努力とかじゃなくて絶対に轢くなよ、事後処理が面倒だからな」


「わかっている、では出発だ……あっ」


「大丈夫なのかよマジで……」



 その後、危険極まりない場面は複数回あったものの、どうにか死んでも構わないようなチンピラを1匹轢殺したのみで目的地まで到着する。


 ゴミ野朗の血で馬車が汚れてしまったことについて後で咎めるとして、早速その氷の城とやらを……想像以上に氷の城であった。


 城というよりは俺達のものを数倍に巨大化したような屋敷なのだが、その全面が輝く氷に覆われ、実に涼しげな様相を呈しているではないか。


 広い庭には複数の氷魔法使いが行ったり来たり、日が当たり、氷が解けそうな部分を重点的に魔法で攻撃し、建物表面の氷をキープする作業に勤しんでいる。


 あの氷魔法使い1人で、おそらく1日のコストは金貨3枚程度となっているであろうところ。

 それが見えるだけで5人、さらに邸宅の中にも居るであろうことを考えると凄まじい。


 この屋敷の主である金持ちとやらは、きっとこの氷の城を夏中キープするつもりなのであろうが、そのために一体いくらのコストを注ぎ込むというのか。


 そしてその金の力でブン殴るような行為によって、一般の王都民が、というか彼らの家にある食材が、どれだけ冷やすことを諦めなくてははらない状況となっているのかなど、考えなくとも色々とわかってしまう。



「……すげぇ独占っぷりだな、こんなの違法だろマジで」


「あぁ、これだけの氷があれば、きっと町内会にして20程度の必要な氷を賄うことが出来るはずだ」


「ちょっと切り取って貰って帰りたいですわね、氷枕とか氷ベッドとか、あと氷のソファも造れますわよこれなら」


「逆に寒いだろそれ、まぁ良いや、とにかく突入してその金持ちとやらをブチ殺そうぜ、王都の平和のためだからな」


『うぇ~いっ』



 このような不当な振る舞いを許すことなど、正義の勇者パティーである俺達には到底出来ないことである。

 早速入口の門を蹴破り、敷地内へと突入したのであるが……もう近付くだけで涼しいではないか……



 ※※※



「ななななっ、何ですかあなた方は? 当家に何の御用で……げぇぇぇっ! 勇者パーティーではございませんかぁぁぁっ!?」


「おう、知って貰えているようで何よりだぜ、で、お前は執事か何かか? この屋敷には可愛いメイドとかも居るのか?」


「勇者様、今はそんなことを気にしている時間じゃないわよ」


「そうだったすまんすまん、で、どうなんだクソジジィ、可愛いメイドが居るのであれば全て俺達にされぼぎゃぽっ!」


「勇者様はちょっと黙っておいて、それで、この邸宅の主人というか、お金持ちの誰かさんはどこに居るのかしら?」


「しゅ……主人の居場所などそう易々と答えられませぬ、特にあなた方、勇者パーティーには……」


「あらあら、相当に後ろめたい何かがあるってことですね、わかりました、じゃあ勝手に探させて貰います」



 話にならないということで、執事らしきジジィを無視して先へ進むミラ、皆もそれに続き、セラに処分されて無様な肉塊と化してしまった俺も引き摺られてそちらへ向かう。


 冷え冷えの氷、その効果によって無様な肉塊勇者である俺が腐敗するのも防ぐことが出来る……と、ここでルビアが回復魔法を使った、勇者は勇者の姿に戻ったのである、暑さで腐敗する前に。


 で、入口を完全に閉ざしてしまっている氷を確認、それをバキバキッと剥がすと、趣味の悪い装飾が施された金属製の扉が現れた。


 というかこの執事、どうやってこの建物の中と外を出入りしていたというのだ、間違いなくここが正面玄関であるから、どこか別の場所に出入口が設けられているのは想像が付くが……もしかしたら完全に『外のキャラ』なのかも知れないな。


 そうなると屋敷の中に居るのは問題の金持ちと、それからその金持ちが気に入って傍に置いているメイド、それから金持ちの親類縁者ぐらいということか。


 暑いから引き篭もってしまうのはわからないでもないが、そのやり方が非常に気に食わないし、もし部下を外に立たせて自分だけ涼んでいるのであれば、それはそれでまた問題であると考えて良いであろう。


 とにかく中へ入って、その金持ちに説教を食らわせたうえで、その馬鹿のせいで氷が手に入り辛くなってしまった王都民の前に引き摺り出して、徹底的な制裁を加えて殺害するのだ。


 早速その扉に手を掛けて……生意気に鍵を掛けていやがるな、もう破壊してしまうしかあるまい……



「カレン、マーサ、この扉は両開きだからな、ダブルキックで粉砕してやれ」


『はーいっ』


「よしやるんだっ!」


『とぉぉぉっ! あげっ……』


「どうした? 暑さで力が出ないのか?」


「そうじゃないのよ、この扉、すっごく硬いの、ほらもうカッチカチよコレ」

「全然ビクともしないです、ふぬぬぬっ……ふぅっ」


「ハッハッハッハッ! 少し心配でしたが、やはり勇者パーティーとはいえその扉を破壊することは出来ませぬか」


「どういうことだこのジジィ!」


「フンッ、その扉は以前営業に来た闇の商人から購入したもので、グレート超合金なる未知の金属で出来ているのだっ!」


「何だってぇぇぇっ!? おいっ、その闇の商人の居場所を教えろっ、さもないとこの場でブチ殺すぞっ!」


「私如き、死んでもどうということはありません、殺してみたら如何でしょう?」


「チッ、脅しには屈しないタイプだな、しかしこんな所で目的の金属に……」


「ご主人様、蝶番を外したので扉が取れましたの」


「でかしたユリナ、どうやったのかは知らんしどうしてそんなことが出来るアイテムを常時携帯しているのかも知らんが、とにかく持って帰ろうぜ」


「何とっ!? いや少しお待ちを、その扉はこの屋敷の主が大枚を叩いて購入したもので……ギョェェェッ!」


「あ、ちょっと倒れてしまいましたの……でも凄いですわね、傷ひとつ付いていないし、ほら、この執事のおじいさんから溢れ出した様々なモノも、撥水コーティングでもしてあるかの如く落ちていきますわよ」


「すげぇなグレート超合金、ゴンザレス達には悪いが、うっかり俺達の方が先に手にしてしまったってことで、とにかくこのまま……氷の城はどうする?」


「とりあえずこっちの扉は業者……だとダメね、重たいし」


「今王宮に伝書鳩を飛ばしましたので、至急こちらへ向かっている最中だと思います、信頼出来るマッチョな兵士を50人程度ということでお願いしましたから」


「わかった、じゃあこの扉はひとまず俺達の屋敷、だと邪魔だからな、直接研究所へ持って行かせよう、あそこなら何かわかるかも知れないからな」



 すぐに兵士の集団がやって来て、2枚の扉をそれぞれ20人程度で担ぐようにして持ち去った。

 執事の死体は……どういうわけか消えてしまったのだが、まぁきっとそういう感じのNPCであったということだ。


 俺達はとりあえず建物の中へ入ろうと、そう考えた途端に、中から複数の女性が飛び出して来た……可愛いメイドさんだ、かなり慌てた様子だな。


 走って逃げ去ろうとするうちの1人を捕まえ、事情を聞こうとするのだが、恐怖によってまともに答えることが出来ない様子。


 どうやら何者かがこの邸宅に侵入を試みているという情報を聞き付けたらしいが、それがかなり凶悪な何かであるというところまでは理解することが出来たのだが……もしかして俺達のことか?


 いや、先程ブチ殺した執事のジジィが最初に『勇者パーティー!』と叫んだ声は、氷の壁に阻まれて建物の中までは届かなかったはず。


 それを冷やし続けてている氷魔法使いは、自分の仕事に必死な様子でこちらには関与していないし、誰も逃げ出している様子はない。


 だとするとどうして侵入者があったということを、このメイドの方々が知ったのかというところなのだが……とりあえず全員逃がさないようにしておこう。



「はいはいちょっとストップ! どこへ行くのかしら? この大精霊様の隣を頭も下げずに通過して、そんなことが許されると思っているのかしら?」


『ひぃぃぃっ! おっ、お許しをぉぉぉっ!』


「やめろよ精霊様、もう完全に殺されると思ってビビッてんじゃねぇか、なぁメイドさん方、殺しはしないから教えてくれ、一体この屋敷に何が侵入したんだ?」


「……わかりません、ですがもう私達以外の使用人は完全に……完全に別人になってしまいました、これは侵入というより成り代わりですっ!」


「成り代わりね、ちなみにその成り代わられた使用人はどんな?」


「はい、この屋敷で働いていた下僕の方々と、それから掃除のおっさんと、あとは私達使用人のトップである執事のおじいさんと……」


「執事なら今死んだぞ、死体は消えたがな」


「え? だってさっきも……ほら、成り代わった何かが向こうに……」


「……ホントだ、完全にさっきのジジィじゃねぇか、どうなってんだ一体?」



 グレート超合金製の扉の下敷きになったはずの執事、それが建物の中から、まるで何事もなかったかのように現れたというのが現状。


 つまり執事は2匹居たのである、もちろんそれが人間でないことは明らかなのだが、かといって人間のオーラを放っている以上、物体であるとも思えない。


 なんだかわからない状況になってきたが、どう考えてもまともではないということだけは認識した。

 今回のミッションは少し骨がある、難易度の高いものとなりそうな予感がする。


 ひとまずはあの執事の2号をどうにかして、建物の中がどうなってしまっているのか、それを確認するところから始めることとしよう……

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