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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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1019 新作

「あ、あったあった、プレゼンばっかり優秀で中身は無能な人が勝手に持ち出した試作品……と、苦しみ悶える無能な人……どういう状況でしょうかこれは?」


「そんなことより勇者パーティーが来ていますよ、そちらの対応をお願いします」


「あ、勇者パーティー……ということはこの状況も?」


「いや、そいつが勝手に襲ってきてコケたんだよ、それよりもさ、その試作品とやらについて詳しい話を伺いたいんだが?」


「承りました、ではこちらの研究室へどうぞ、教授から直接お話しして頂きますから……この無能な人は放っておきましょう、偉いとはいえ研究成果でのし上がったわけでもなくて、居ても居なくても一緒ですから」


「おう、後で誰かが片付けるだろうよ、それよりもその剣の話だよな」



 モヤシ野郎ではなく剣の方を探しに来ていたらしい研究員に連れられ、地面のモヤシ野郎を『普通の棒切れ』を用いて突いているリリィにも声を掛けつつ研究所の奥へと向かう。


 このモヤシ野郎はやはり単なる馬鹿であったか、いや頭が良さそうには見えるのだが、あの話しぶりからして賢いわけでもなく、そして性格の方も普通に悪かったということだ。


 その結果がアレである、本来は尊敬されるべき者が就任するためのポストに、権謀術数を巡らせて無理矢理就いた分の代償を、今現在地面に転がり、誰にも気に掛けられず苦しみ、のたうち回るという方法で支払っているのである。


 まぁ、そんな馬鹿モヤシ野郎のことはどうでも良いし、もし買えりにも生存していて、その場に転がっていたとしたらようやく気に掛けてやる程度で差し支えなかろう。


 一応は目に入っている感を出しながら足で踏み付けながら通過し、その際には二度と調子に乗ったことが出来ないよう、手足の指の骨を全て粉砕しておくのだ。


 と、ここで目的の研究室に到着、扉には貼り紙があって、『ブラックコーティングウエポン開発研究室』との文字が記載されている。

 大層な名前だとは思うが、果たしてその中身の方はどうなのか、それをこれから見極めていくこととしよう……



「やぁやぁようこそ異世界勇者とそのお仲間達、わしがこの研究室室長のハゲじゃよ、あ、フサフサじゃないかって? 実はこれ、ズラなんじゃよ、精巧な造りであろう? わしのこれまでの開発品の中で最も優れたアイテムなんじゃ」


「ダメかも知れないなこりゃ……あい、いや何でもない、先程なんだがな、この時空を歪める武器のレプリカかな? その威力のほどは見させて貰った」


「ほうほうなるほど、まだ試作段階なんじゃが、預かっているあの果物ナイフの構造を調べ上げたところ、どうやらこの世界のものでない別の次元の物体を用いているということが発覚しての。それでその別次元の物体をある種の魔法で召喚、高温高圧下で放たれた攻撃魔法に乗せて一般的な武器の表面にコーティングするという手法が現在最も再現可能性の高い方法であって、これ以外にはおよそ見当が付かないんじゃがな、それでわしの優秀な部下達が……」


「うん、もう話長いしわけがわからんし、どうでも良いからその試作段階のものでも見せてくれないか? あと工程とかも気になるな」


「ご主人様、こっちのガラス張りの水槽? の中で何かやっていますよ、小さい剣が浮かんでいます」


「ふむふむそれはじゃな、今のところは予算の都合でかなり小さめの武器、まぁここにある剣が最大のもので、何というかこれからはもっと巨大な、それこそ斬馬刀のようなものもじゃな……」



 室長のハゲは話が長いのだが、単にふざけているというだけであって、比較的知能が高いのではないかと思わせるような、そしてこういう人間にありがちな、難解な知識を素人に対して一方的に語り掛けてくるタイプの人間のようだ。


 もちろんハゲ室長の方はこちらが全てを理解して、自分の頭の中にある情報を共有してくれていると思い込んでいるのだが、それこそ知識の深すぎる人間が陥りがちな罠である。


 実際、俺達のような何の魔導知識も持たないような、単に敵を討つためにその開発されたアイテムや装備品類を消費していくだけの連中に、こういう話をしても全くついてきていないのだ。


 ということでまぁ、ハゲ室長の話についてはそこそこに聞いて、後は実際に研究の様子を見て、屋敷で待っている仲間達にその途中経過の報告が出来る程度にはしておきたい。


 カレンが物珍しそうに覗き込んでいる水槽のような、そういうフィクションで重傷を負った者が入れられて回復していそうな雰囲気の魔導装置の隣へ行き、俺もということで様子を窺っておく。


 リリィはこちらへ興味を示して駆け寄ったのだが、ルビアとマーサは部屋に設置された『涼しい風の出る魔導装置』の方に引き寄せられ、こちらには関与してこない。


 3人でチェックを始め、同じ水槽がいくつかあるのを見て回るのだが……ふむ、操作をしている研究者の方は優秀そうな奴と、そうでもなさそうな奴が混在しているようだな。


 きっと将来的に活躍し、ハゲ室長の後任となる者がこの中から出てくるのであろうが、そういう奴以外に、高級貴族が箔付けのためにコネで送り込んだどうしようもない子弟が……ヤバい、どう考えてもうぇ~い系の奴まで居るではないか……



「なぁ、ちょっと危険そうだし離れた方が良くないか? ほら、あっちのうぇ~いな奴とか、それからあの明らかに無能そうな奴とか、何をやらかすかわからんぞ」


「……そうかもです、じゃあこっちから見ておきましょうか、ほら、あの水槽は今から武器をコーティングするみたいですよ」


「ホントだ……うむ、結構アレそうな奴だな、もうちょっと離れようか……」



 武器のコーティングをする準備が整っている様子の水槽がひとつ、その前で魔法を使い、操作をしようとしているのは……どう考えても優秀そうには見えない若い研究員である。


 そもそも挙動が不審であって、どのように魔力を送り込んだら良いのか、まるで理解していない感じがするな。

 きっとハゲ室長の凄まじい説明を受けたのであろうが、先程の俺達同様、全く理解していない状態なのであろう。


 だがそこでわからないと主張したり、聞き直したりすればどうなるかなどと考え、何もわからないままわかったフリのみをしていたところ、かなり重要な作業を任されてしまった、そんな感じであるに違いない。


 ということで俺もカレンも、リリィに至るまで少しその水槽から離れて、謎の液体の中で不思議にプカプカと浮かんでいる小さな短剣に注目する……



「うむうむよろしい、準備が完了したようじゃ、この研究員は実に優秀であって、わしの説明を一度聞いただけで全てを理解しておったからの、ではコーティング開始! これでこの剣よりもさらに純度の高い、即ち攻撃力の高いものが出来上がるぞいっ!」


「じっ、実験を開始しま……したが、ちょっとアレです失敗しました、爆発しますねこれ……」


「なんとっ? いかんすぐに離れるのじゃっ、あっ、間に合わぬっ!」


「は? へ? えっとどうすればい……ギョエェェェッ!」


「おいおい、水槽が破裂して真っ黒な霧が……固まって……これはっ⁉」


「ご主人様、たぶんこれ敵です、というか物体です」


「だよな、爆発に巻き込まれたダメ研究員もまだ生きているようだが、完全にターゲットにされているし」


「なんとなんと何が起こったのじゃ? もしかしてアレは情報にあった王都の外に発生しているという……あ、イカの触腕みたいなのが伸びて……あぁ……」



 最初に見た物体、幻想魔王であって、その場で変な上級魔族を喰い殺してしまった始まりの物体。

 それとほぼ同じ攻撃方法である『触腕』が伸びた先には、ガラスの破片が突き刺さって倒れていたダメ研究員。


 魔法を発動したままであったため、物体がその魔力に寄せられたのであろうということはだいたい想像が付くのだが、これは一体どういうことだ。


 一瞬で吸収され、魔力に変換されてしまったダメ研究員については特に言及するところではないが、その『食した』分だけ地味に大きくなっているそれは、もう明らかに俺達の知っている物体そのもの。


 つまりこの場での実験の失敗によって、どういうわけか物体が召喚されてしまったということであって、それがどういうことなのかについては……考えるだけ無駄だ、どうせわかろうはずもない。


 ところでこの物体、次は大爆発があったというのに我関せずといった感じで座っていたルビアに攻撃の手を伸ばして……と、その前にカレンが走ったではないか……



「この剣借りますっ、とぉぉぉっ!」


「おいその剣はたいしたことなくて……っと、効いてんじゃねぇか、リリィの棒切れほどじゃないが、やはりそのコーティングが施された武器は、どんなものであっても物体に対してそこそこの効果を持つってことだな」


「みたいですっ、とぉっ、やぁっ……やっつけましたっ!」


「ほうほうなるほどっ、わしもこの剣の効果をハッキリ確認したのは、というか物体という存在そのものを確認したのは初めてじゃが……これは成功に向かっているという認識で良さそうじゃな、あとは先程の実験を上手くやってのけてそれから……(どうのこうの)……」


「う~む、それは良いんだが……これ、意外にどころか普通にトンデモな事態じゃねぇか?」



 事が起こってからまだ数分、その間に様々な現象が連続して発生しているのだが、わけがわからなくなってきたのでひとまず整理しよう。


 まず、ハゲ室長が専門的な説明をしたことにつき、わかったような顔をして実はまるで理解していなかった若手研究員が、その状態のまま武器へのコーティング、つまり『時空を歪める武器』の作成実験を開始した。


 もちろん実験は失敗となり、その結果として当然に生じるのは大爆発であって、それに巻き込まれた若手研究員が倒れてしまう。


 ここまでは別に良い、こういう世界では良くあることに違いないであろうし、実験の失敗によって破損した水槽はまた買えば良いし、ダメになってしまった研究員もまた買えば……雇えば良いのだ。


 だが問題はここから、おそらく武器に施すはずであった『時空を歪める系コーティング』が水槽の破損によって漏れ出し、それが霧となって空気中に放たれたのだが、どういうわけか集合し、もはやおなじみの物体となって、まずは倒れているその研究員を、物体然とした動きで捕食してしまったのである。


 物体は時空を歪めるコーティングの武器(試作品)を手に取ったカレンによって滅されたのだが、ここから先は『これからどうする』ではなく、『どうしてこうなった』の方を優先的に考えていくべきのような気がするな。


 まぁ、ハゲ室長の方はそういうつもりは毛頭ない様子で、ひたすらに研究を前進させていく所存のようなのだが……大惨事を巻き起こしそうで心配である……



「う~ん、ねぇ、さっき凄い音がして、ついでにカレンちゃんが何かと戦っていたみたいだけど、何の遊びをしていたわけ?」


「マーサお前そこから説明が必要なのか、物体がアレでな、かくかくしかじかでドーンッて感じでバーンッて、というわけなんだ」


「へぇ~っ、じゃあ遊んでいたんじゃなくてただの事故だったってわけね、でも面白そうだからもう1回やってよ、次は私が戦いたいの」


「お前な、そんな気軽に物体を召喚して……」


「うむうむそうじゃ、そちらの魔族のお嬢さんが言う通り、まずはこの失敗した実験の解析をしてじゃな……と、なるほど、本来は超低出力で攻撃魔法を放つべきところ、あの男はフルバーストでやってしまったということじゃな。全く、優秀だとばかり思っていたのじゃが、とんだゴミクズ野郎でわしの下に付く資格などない、死んで当然の馬鹿じゃったと、そういうことか」


「いや、ハゲ室長も相当に悪いと思うぜ今回のは……それで、そのことがわかってどうするつもりなんだ? まさか……」


「そうそうその通りじゃ、もう一度先程の物体を召喚する、その前に本当は成功するはずじゃった実験を、わしが自らやってのけてからじゃ、なかなか面白いことになってきたぞいこれは」


「……性質の悪いおっさんだなマジで」



 大事故、そしてもし俺達がこの場に居なかったら大惨事であったはずの事件を受けてなお、全く反省だとか見直しだとかを考えるつもりがないらしいハゲ室長。


 仕方ない、しばらくはこの実験に付き合うとして、終了後は直ちに国に対して当該事故の詳細を報告、安全が確保出来ないような状態では同様の行為をしないということを約束させるに留めよう。


 そしてすぐに始まった、本来的な手順による正確な実験であるが、これはこの研究室内で唯一、全てをわかっているのであろうハゲ室長が自ら執り行ったため、特に問題もなく成功した。


 水槽の中に黒いモヤモヤが生じたかと思うと、それが中央に浮かぶ武器に向かって急速に集合していく。

 今回の対象は鉄製の簡素な手甲で、後ろからマーサが欲しそうな視線を送っているのはもう明らかだ。


 完成した時空を歪める武器の試作品……第何号かはわからないのだが、確かに先程カレンが用い、物体を討伐したものよりも良く出来ていそうな感覚である。


 それをひとまずテーブルの上に置き、問題がないかを確認したハゲ室長は、いよいよ次のステップ、先程の失敗した実験の際現に取り掛かるらしい。


 だが問題となるのは誰がそれをするのかということであって、少なくとも先程の事態と、そしてもうこの世から消え去ってしまった若手研究員の最後を見ていたこの研究室の連中は、進んで手を挙げることなどしないであろうな……



「やれやれ困ったの、確かに実験をした者はその場で重傷を負って、先程出現したアレの餌食になる、つまりは死に確ということじゃな……ちょっとそこの新入り」


「はっ、はいっ、お断りさせて頂きますっ」


「いやいや違うのじゃ、おぬしにそれをやらせようとは考えておらん、金を渡すゆえ、ちょっと外の魔導自販機で死刑囚を買って来るのじゃ」


「あっ、畏まりましたっ」


「いや死刑囚って、そんなコーヒー買って来るぐらいの軽いノリでそんなもん買えるのかこの研究所は、しかも自販機で売ってんのかよ」


「うむうむそうじゃ、実験動物は自腹で買っておるんじゃが、やっぱり生の人間を使うのが最も良いからの、この研究所では釣り餌を買うようなノリで死刑囚も購入することが出来るのじゃよ」


「アツい人権侵害だぜ全く……」



 色々と問題があるこの世界においても、この研究所こそ一番のトンデモ施設なのかも知れないと、この時の俺はそう思ってしまった。


 だがまぁ、公開処刑に付すほどでもない万引き犯や寸借詐欺の馬鹿、風紀を乱すチンピラなどについては、普通に牢屋敷の奥で処刑するよりも、こういう場所で有効活用してやった方が良いのかも知れないな。


 そしてそのうちに、先程『おつかい』を頼まれた新入り研究員によって、ひとつの大きな台車が運ばれて来る。

 乗っているのはふたつのダンボール箱であって、封印されてはいるものの、中で何かが生きているのは明らかだ。


 ハゲ室長が封印を解くと、中から出てきたのはそれぞれモヒカンのチンピラとドロボウ髭の明らかなドロボウであった。

 間違いなく死刑相当の奴等で安心したのだが、これから殺されるのがわかっているため、ギャーギャーをやかましいのがネックである。



「おやおやこりゃ凄い、なかなかに新鮮で活きの良い死刑囚じゃ、当たりを引いたの」


「おいこのおっさん! 俺達をどうするつもりなんだっ? 何で憲兵を見て逃げただけで死刑なんだよっ? てかここどこだし? 帰らせろっ、マイホームである路地裏のゴミ箱の横に帰らせろっ! うっかり入り込んだ奴から金を巻き上げる仕事をしないとなんだよっ!」


「そうだっ、私はドロボウのような見た目ではあるがドロボウではないのだ、ただちょっと豪商の屋敷がどんなかな~と思って入ってみて、ついでにそこで拾った時価総額金貨100枚相当の品を闇市で売却しただけだ」


「うむ、お前等ちょっと黙れ、余計なことばっか言って妨害するとマジで惨殺すんぞ」


『げぇぇぇっ⁉ 異世界勇者!』


「それでハゲ室長、こいつ等をどうやって使うんだ?」


「うむうむ良い質問じゃ、まずはそっちのドロボウ、この攻撃魔法発生装置を使ってその水槽に魔力をぶつけるのじゃ、もし成功したら、わしが思うような結果が出たら帰ってよろしい」


「良かった! それだけで良いんだな?」


「おいちょっと待てよっ! 俺は、俺はどうしたら帰って良いんだっ?」


「まぁまぁ落ち着くのじゃ、チンピラの方は……この武器を装備したこっちの女性研究員による腹パン攻撃を受けて貰おう、それが終わったら帰って良し」


「やったぜっ! これはもう助かったも同然じゃねぇかっ、おいそこのエリートっぽいお嬢ちゃん、そういうことだから1発キメさせてやんよ、だが夜道には気を付けやがれよ、顔は覚えたんだからな、ゲェ~ッヘッヘ」



 どちらも死に確であるというのに、やはりここでも説明不足が影響してか、調子に乗り出してしまった死刑囚2匹。

 この後とんでもないことになりますという事実は、まぁサプライズということで伝えないでおいた方が良いであろう。


 ということで早速、チンピラの方を用いた新たな武器の性能実験に移行するのだが……本当は自分がやりたかったという顔をしているマーサが、割って入って余計なことをしないよう押さえておく必要があるな。


 このチンピラは王都の居付きであるようだし、一見たいしたことない感じに見えるマーサが、実は途轍もない攻撃力を誇っているということもご存じなのであろうから。


 そのマーサを後ろから抱える感じで引っ張って、その場から離れさせると同時に、最悪な役回りをパワハラ的に押し付けられた女性が、泣きそうな感じで手甲を装備して……攻撃と同時にチンピラ野郎の腹が大きくえぐれた……

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