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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第十九章 島国
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999 戦勝記念祭

「勇者様、早く起きないとお祭りが始まっちゃうわよ」


「……ん? あぁセラか、わかった、すぐに準備するから、おいルビア起きろ……あれ、ルビアが居ないのだが?」


「もうとっくに出掛けた、というか出掛けさせられたわよ、出店場所が指定じゃないから、なるべく良い場所を取るんですって」


「そうか、じゃあ俺達の場所も取っておいてくれるかな?」


「いえ、そもそも何を売ろうってのよ私達……」



 戦勝記念祭開始日の朝、セラに叩き起こされて話をする、俺達が祭りの最中にやるべきことについてだ。

 魔王城内でゲットしたアイテムを、『魔王城産』という付加価値を付けて販売することも考えたが、そんなものに飛び付くほど王都民はヤワではない。


 もっとこう、使用価値のあるものとか、持っているだけで痩せたり髪の毛が生えたり、幸運になって札束風呂に入ったりということが出来る、そんなアイテムでないと購入してくれないほどにはスレているのだ。


 とはいえめぇ、どんなに高度な民衆であっても食べ物には弱いゆえ、王都から出ることが出来ず、開店休業状態どころか普通に休業してしまっているドライブスルー専門店をそこに当てよう。


 スタッフらも暇であろうし、ここで仕事と利益を提供してやるのは俺の優しさだ……もちろんその利益は全て勇者パーティーが徴収していくのだが……



「あ、それで魔王と副魔王は?」


「魔王がユリナちゃん、副魔王はサリナちゃんと『連帯責任』にしたから大丈夫って精霊様が言って、さっき普通に歩いて出たわよ、5人で一緒に」


「ほーん、で、残っているのは俺達と……2人だけじぇねぇか……」


「そうなのよ、マリエルちゃんとかも色々とあるみたいで早かったし、ジェシカちゃんとアイリスちゃんはミラが何だか言って連れて行ったわ、あとマーサちゃんは魔王の方も気になっていたみたいだけど、結局食べ物に釣られてカレンちゃんやリリィちゃんと一緒に出掛けたみたい」


「なるほどな、となると……まぁ、俺達はゆっくり行こうぜ、昼も夜も、VIP席が用意されているんだろうしな」


「夜は聞いているけど、昼は知らないわよ、自分でおにぎりでも作って来いって感じじゃないのかしら……」



 昼食はどうなるかわからない、セラはそう主張しているのだが、今回の祭りは戦勝記念祭、そしてその『戦勝』の大部分、どころか全てについて、それは俺達勇者パーティーの存在が関与しているのだ。


 それゆえ、通常の考え方をすればその祭りにて当該勇者ご一行様に、『昼は自分で用意してどうにかしろ』、などということは言えないわけであって、言うとしたら性根の腐ったクソババァが……それが今回の祭りを仕切っているのだな……


 だがまぁ良い、俺が勇者様であるということを知っている大半の王都民に対して食事の提供を要求すれば、それこそ泣きながら感謝の言葉を述べ、あらん限りのものを提供してくれるはずだ。


 その際に殺すだのどうなるかわかっているのかだの、脅し文句を負荷する必要があるかも知れないし、俺のその後の生活は暗いものになる可能性が極めて高いが、場合によってはそういうことも出来るということ。


 現状財布の中に入っている鉄貨3枚では、屋台のイカ焼きさえも満足に買うことが出来ない、というかここは海から遠いのでイカ焼きなど高価すぎるシロモノなのだが、とにかく何ら購入することが出来ないであろう。


 しかしこれ以上の金銭は存在しないのだ、俺の財布の中だけ出なく、俺個人としての貨幣性資産は、もうこの輝きもしない薄汚れたコイン3枚で全てということである。


 とまぁ、最悪その辺でVIP感を出しているマリエルでも捕まえて、多少の融資をお願いして食い繋ぐこととしよう。

 もちろんセラの分も奢らされるであろうが、その分も借りて、そして踏み倒してしまえば何ら問題はない。


 あとはどのようにして祭りを楽しんでいくかなのだが……それは現着してから考えよう、もしかしたらそそるような何かがあるかも知れないし、セラにだって行きたい所があるかも知れないからな……



「それで、俺達のための迎えの馬車はいつ来るんだ?」


「さっき北門に頼んだから、あと10分もしたらやって来るんじゃないかしら……と思ったら来たみたいね」


『お迎えに上がりやしたーっ』


「ふむ、普通のグレードの馬車かよ、しかも御者の兵士がチンピラみてぇな奴だ」


「この馬車、車高下げすぎじゃないかしら……」



 わけのわからない兵士が操る車高短の馬車は俺とセラを乗せ、道中所々にある段差やその他で亀になったり、下を擦ったりしながら進む。


 どうにかこうにか戦勝記念祭の海上付近へ到達したところで、御者のクソ兵士には礼代わりの顔面パンチを喰らわせる。


 どうやら気を失ってしまったため、貴重品を半永久的に預かることとしよう、財布には銅色に輝くコインが数枚入っているようだし、財布自体は汚いので中身だけ回収して、あとはドブにでも捨てておこう。



「うむ、これで祭りの軍資金が出来たな、馬車はどうしようか?」


「邪魔だから道の端っこに寄せておきましょ、一般用とはいえ国家の紋章が入っているから、きっと駐車違反なんか取られたりしないでしょうし」


「帰りもこれに乗ると思うと憂鬱だな、せめて御者ぐらいはチェンジして欲しいぜ、こんな野郎よりはサルの方がマシだ」



 ということで祭り会場へ、まだ開催には至っていないのだが、既に多くの人間が広場付近に集まって、開始と同時に何をしに行くべきかを検討している。


 罪人として捕らえてある魔王軍のゴミ野朗共を処刑するのは午後からだし、魔王や副魔王がステージに登場するのはその後、夜になってからのことらしい。


 ということで今はまだ、ステージ外、広場に面した建物の壁付近に設置された晒し台の前に、比較的多くの人が集まっている。

 もちろんそこには布が掛けられ、裏に魔王や副魔王が居るかどうかわからない状態であるのだが……俺達は特権階級なので裏へ回ってみよう。



「行こうぜセラ、精霊様とユリナサリナも後ろに居るし、あとほら、この晒し台のすぐ横の屋台にルビアが見えるぞ、間違いなくここが俺達の本拠だ」


「そうね、荷物もこの裏に置いてしまいましょ、そうすれば移動が楽だわ」


「あら、あんた達遅かったじゃないの、何をしていたのよこんな時間まで」


「魔王……縛られて吊るされながら偉ぶっても恐くないぞ」


「仕方ないじゃないの、お昼は一度休憩させてくれるみたいだから、そのときは覚悟しておきなさい、この魔王……じゃなくて副魔王が相手よ」


「魔王様、敵いませんから、私まだ戦えないですし、秒で負けますからっ」


「あっ、そうだったわ、超ごめんなさい、今のはウソよ」


「嘘を付くような奴はカンチョーを喰らえっ!」


「はうあっ!」



 ひとまず魔王とは話をしたのだが、晒し台の後ろには仲間達が集結していたではないか。

 まだ開会の合図も出ていないため、どこの店も開店していない、それゆえ全くやることがないのだ。


 いや、しかしカレンの姿が見えないのはどういうことだ、てっきりリリィと一緒に居ると思ったのだが……どこかの開店待ち行列にでも並んでいるのか?


 リリィにカレンの行方を聞いても、先程何かに反応して出て行ったとしか言わないし、マーサに聞いてみても、カレンが反応するような音、匂いなどはなかったというし。


 ついでに荷物も全て置いたままだな……財布まで入っているではないか、さすがにこれで何かを買いに行ったということはないであろうし、非常に気掛かりだ。



「マーサ、カレンがどっちへ行ったのか、ちょっと確認してくれないか?」


「無理よ、ここ結構騒がしいし、そこら中のお店が準備を始めたから、匂いだって全然わからないもの」


「う~む、じゃあどうしようか……」


「ただいまーっ!」


「あっ、音もなく帰って来たのか、しかも無駄に上から、何をしていたんだ? 食事前の腹ごなしか?」


「いえ、昨日も居た変な人達を見つけました、だからちょっと追ってみて、どこへ行くか見ていました」


「昨日も居た変な人達って?」


「あの広場で叫んでいた人達に封筒? を渡していたり、あと王都の中を歩いているときに、ご主人様に向かって魔導ミサイルとか発射していた人達です」


「そうか……何となくだが、この後の冒険のテーマにもなりそうな連中だ、カレン、どこへ行ったのか確認したんであれば、その辺のマップにでも印を付けておいてくれ、後でちょっと確認しに行く」


「はーい、わかりましたー」



 カレンも帰って来たことであるし、ついでにリリィやマーサと一緒に回る屋台店舗の確認もして来たとのことだし、特に気になってしまうような点はないであろう。


 また、シルビアさんの店で働かされているルビアと、その隣で『ドライブスルー専門店王都内非ドライブスルー出張店』の手伝いをし、小銭をゲットしようというミラ、そして巻き込まれているジェシカとアイリス、さらにはそれさえもサボっているエリナ。


 精霊様は魔王と副魔王の公開に向けて調整を進めているし、ユリナとサリナはそれの手伝い、もちろん晒される2人がこれ以上酷い目に遭わないよう、精霊様を制止する役目も担っている。


 で、肝心なのはマリエルであって、どうやら今回は開会の言葉を発する役割を担うらしい、大丈夫であろうか。


 まぁ、駄王の気持ち悪い顔を見ながら、戦勝記念祭を始めるよりはマシであることが確実なので、上手くやってくれることを祈っておこう。


 とまぁ、そんな感じで、俺達はそのマリエルが壇上に現れる時間を待つこととした……



 ※※※



『さぁ~っ、間もなく、もう間もなく始まろうとしていますっ! 戦勝記念祭がもう間もなく始まろうとしています……間もなく……えっと』


『おい早くしろやボケェェェッ!』

『引っ込めこのゴミ野朗!』

『殺すぞオラァァァッ!』

『お腹空きましたーっ!』


「おい、リリィはあんなはしたない連中に混じって叫ぶんじゃない、勇者パーティーに相応しい行動をだな」


「だって、全然始まらないんですもん」


「きっとマリエルちゃんがアホすぎて開会の言葉を覚えられないのよ、魔導式のカンペを用意しているんだわ」


「開会の言葉って、ホントにひと言だろうに、どんだけ馬鹿なんだあの王女は」



 人々の不満が募る中、かなり時間を掛けて準備を済ませ、ようやくステージ上に現れたマリエル。

 魔導カンペではなく紙の、普通のカンペを開き、当たり前のように下を向いてそれを凝視し始める。


 集まっていた王都民も、さすがにマリエルに対して罵声を浴びせるようなことはしないが、大丈夫なのかと不安に思っている人間はかなり多いらしく、小さなどよめきがそこかしこで発生している状態。


 で、そんな民衆の様子には目もくれず、ひたすら眉間に皺を寄せてカンペを見るマリエルが……一旦下がってしまった、カンペに気に入らない部分があるようで、それを修正しているようだ。


 いや、文言が気に食わなかったのではなく、普通に『難しい字』が読めなかっただけか、念のため全てに振り仮名を振り、再登場したマリエルは、満足げな表情でスピーチを始める……



『お集まりの皆さん! 本日は非常にめでたい日です、私達は魔王軍に勝利し、魔王を捕らえることにも成功し、そして王都に、いや王国に、いやいやこの世界の全ての人族に平和をもたらしたのですっ! これは全てここに集まった王都民……もそうですが、国家の中枢たる……何かしらこれ? えと、中枢たる諸大臣や高級官僚が頑張り抜いたことによる結果であって、王都民の皆さんはそれらの上位者に対して敬意を表すると共に、以降感謝しても感謝しきれないという気持ちを……くだらないですね、この部分は飛ばしましょう……で、とにかく、本日この場にて、王都戦勝記念祭を開催致しますっ!』


『ウォォォッ! 王都万歳! 特権階級は死に晒せっ!』


「つまらない内容のスピーチだったわね」


「あぁ、どこかの粋がった官僚が考えたんだろうよきっと、クソみてぇな奴がな」


「あんなの読まされるマリエルちゃんもかわいそうね……」



 とはいえ、それが王族の務めなのだから仕方がないといったところではある。

 だがもし今のを駄王が読んでいたらどうなっていたか、戦勝記念祭は投石祭りへと変貌を遂げていたことであろう。


 で、ステージでは何やら、国の偉い連中が祝辞などを述べるフェーズに移行しているようだが、そんなものは誰も見てはいないし、俺達も見てやる義理がない。


 偉そうな知らないおっさんが次々に登壇し、何やらボソボソと意味のわからない美辞麗句を陳列しているのは無視して、早速セラと2人で周囲の様子を見渡す。


 ……怪しい奴は見える限りで5匹か、攻撃の意思があるのはそのうち3匹、1匹は違法にマイナスドライバーを所持している凶悪犯のようだな、きっと暗殺者だ。


 と、そうではなく、俺達は純粋に祭りを、俺達勇者パーティーの活躍によって勝ち取ったこの戦勝記念祭を楽しみに来たのである。


 異世界勇者様たるこの俺様を暗殺しようと企む不届者になど構っている暇は一切存在しない、まずは自分達の屋台で朝食の代わりに何か食べるものを獲得するのだ……



「うぃ~っ、っと何だか人間の数が多いな、ちょっと入り辛いぞこれは」


「立地が良いのよ、ほら、この後すぐ魔王と副魔王の公開があるんだから、その前に手で持って食べられるようなものを求めて人が殺到しているのね」


「なるほど、これは儲かりそうだな、シルビアさんの方では『水性カラーボール』も売っているみたいだし、そっちも大繁盛だぞ、後でなにか奢って貰おう」



 ひとまずそこで朝食をゲットするのは諦め、別のあまり人気がない店で串焼き肉を購入する。

 なるほど、ねぎまのような感じでタマネギが刺さっているのだが、肉よりもタマネギの方が多いではないか。


 これは人気が出るはずもないなと、そう思っていたところ、どうやら他の店でもそのような感じになっているらしいということがわかった。


 焼きそばには肉が入っていないと騒ぎになっているし、フランクフルト様のソーセージを販売している屋台も、1本の値段が銅貨1枚などという究極ボッタクリ仕様となっているなど、それを見た人々が騒ぎ出すような状態だ。


 野菜の方は王都内にて上手く確保出来たのでそこまで問題にはならなかったが、やはり食肉についてはかなり厳しいようだな。


 この感じだと俺達もハンターの護衛などで借り出される日が来るなと、面倒な未来の予想をしているところに、ようやく魔王と副魔王を晒し刑にするためのブースがオープンを迎えた……



『それでは皆さんっ! こちらが敵の親玉であり、悪の権化である魔王と、それから魔王軍最強の力を誇り、人々を苦しめ続けたその戦闘部隊のトップである副魔王になりますっ! はいっ!』


『ウォォォッ! 可愛いぃぃぃっ!』

『ままままっ、魔王も良いけど……副魔王がっ!』

『こっ、これはたまらんっ!』

『ちょっとおさわりをしに……あっ、憲兵が!』

『ぎゃぁぁぁっ! ロリコンですみませんでしたぁぁぁっ!』



 公開と同時に盛り上がる民衆、副魔王に反応していた変態ロリコン犯罪者も良い感じに炙り出され、憲兵から任意同行を求められているのがGOODだ。


 そして吊るされた魔王と副魔王に向かって、販売されている水性の、洗えば落ちる魔法で色付けされたカラーボールが飛んで……マイナスドライバーが飛んでいるではないか。



「おっと、こらそこのフードの奴! こんなモノ投げてどうするつもりなのっ? あっ、逃げたわよっ、誰かそいつを殺してっ!」


「無駄だ精霊様、あとここで攻撃するな、奴め、さっき俺が見かけた犯罪者だな、どうして……」


「魔王を狙っていたわよっ、でもとにかく、パニックにならないようにしないとっ」



 突如魔王に向かって飛んだマイナスドライバー、犯人は先程俺に殺意を向けていた凶悪犯罪者のようだが、あっという間に逃げ出し、その場に姿が見えなくなってしまった。


 何が起こってこうなったのだと考えを巡らせたが、そんなことがわかるはずもなく……と、さらに魔王に向かって、今度は吹き矢の針のようなものが後続で飛ぶ。


 これについては精霊様も触れたくなかったようで、吊るされた状態の魔王を横にスライドして事なきを得た。

 このままでは埒が明かないな、魔王にカラーボールを投げ付ける群集の中に、無数の暗殺者が紛れ込んでいるようだ……



「精霊様、すぐに魔王と、副魔王も隠すんだ……クソッ、また何か飛んで来たぞ、今度は火炎瓶かっ」


「このままだとステージが燃えるわ、よいしょっ、ほら、ちょっと大人しくしていなさいよ」


「わかったわ、でもどうして私が狙われるの? そんな恨まれるようなことしたかしら」


「しただろう普通にっ! まぁ良いや、これで安心だからな、副魔王も一応こっちへ来い、狙われていないとも限らないからな」


「わかりました、あの程度の攻撃でしたら特に問題はありませんが、痛いことは痛いと思いますのでお言葉に甘えます」



 ステージで吊るしていたのを降ろしてやり、そのまま裏へ引っ込めて身を隠させる……さすがにここまでは攻撃が届かないようだな、敵が比較的威力の低いものしか用意していなかったのが幸いしたようだ。


 で、集まっていた連中も、さすがに異変には気付いているようで、というかまぁ、ステージに火炎瓶が投げ込まれて炎上しているのに、これで魔王が引っ込んだことに苦情を言う奴は相当にヤバいが、とにかくその場を離れてくれるらしい。


 攻撃を放った奴はそのまま離脱してしまっているものの、群衆の中に身を隠すことが出来なければ、これ以上攻撃をすることが出来ないはずだ。


 これでひとまずは安全を確保出来たわけだが、次はその敵について考えていかなくてはならないな。

 実際に攻撃を仕掛けてきた、しかもなぜか魔王を狙ったという性質上、これを捨て置くわけにはいかなくなったのだ……

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