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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第三章 どうぶつ魔将侵攻
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⑨装備を買って魔族との戦いに備えよう

今回は装備を更新します。更新しますがその中身には触れません。

森の魔物は確かに数が増えている。格段に強く、いや、格段に素早くなっている。

どうぶつ魔将とかいうウサギが改造手術か何かを施したのでは?


毎日のように森に通っているのだが、以前の行動パターンであった、泉まで行って帰る。というのも辛くなってきた。

戦闘の回数が多く、泉まで行くと王都に帰り着く頃には夜になってしまうのだ。


しかも、敵が強くなったことによりミラが怪我を負うことがかなり多くなってしまった。

もう一人の近接戦闘型であるカレンは防具に頼らずに攻撃を避けるし、取り回しの良い爪状の武器で受けることもある。

一方、ミラは避けずに左手の盾で受けるのだ。最初に出会ったときから装備している木製の盾である。


そしてこの盾がもう限界だ。

明らかにミラの強さとも、敵の強さともマッチしていない。

しかもちょっと臭い。当たり前だ、これまで戦ってきた魔物の血が染み込んでしまっているのだ。

一度、煮沸消毒してやらなくては…


「あっ!剣がっ!お姉ちゃん、剣が折れちゃったよ…どうしよう…」


さらには剣が折れてしまった。

素早さを増し、ちょこまかと動き回る魔物に苛立って、力任せに振り下ろしたときの出来事であった。


「なぁ…新しい装備、買わない?」


「そうね…さすがにそろそろ得物が限界だわ。」


よく考えたらこのパーティーメンバーになってから一度も装備を買ったことが無い。

俺の聖棒は買い換える必要が無いし、セラとミラは貧乏が骨の髄まで浸透している。

カレンとルビアは…そんなこと言い出せないのであろう。


「うん、魔族のこともあるし、今日はもう帰ってそのことについて相談しよう。明日は朝から武器屋だ!」


「やったぁ!さ、早く帰って何を買うか決めましょう!」


新しい武器が手に入ると聞き、カレンが尻尾をブンブン振りながら走り出す。

相当に嬉しいようだ。でもカレンさん、王都はそっちじゃありませんよ。



※※※



「私は安い杖で構わないわ。」


「私も、ワゴンセールの剣で良いです。盾はこの間近所で交換していた下水道の蓋で…」


あのね、セラさん、ミラさん。我々は勇者パーティーなんですよ?

魔王を討伐したら、その装備は博物館とかで展示されるかもしれませんよ?

それが何ですか、安い杖とかワゴンセールとか。

あと、下水道の蓋を盾にしてはいけません。


「わかった。お前らの意見は何も参照しないことにするよ。」

「カレンとルビアはどうだ?リリィは…どこいった?」


そもそも武器を使わないリリィは庭で遊んでいた。まぁええわ。


「私はもう少し細身で軽い爪が欲しいです。今使っているものは鉄製で丈夫なんですが、重量があるためどうしても動作ごとに隙が生じてしまいます。重い分攻撃力もあるのですが、私の戦闘スタイルはどちらかと言うと手数を重視しているものです。また、形状としては今使っている先端が直角になったタイプのものよりも全体が湾曲したタイプの方が使いやすいです。これは人それぞれなのですが、爪で戦う獣人の戦士は湾曲タイプを使っていることの方が多いように思えます。それからバランスです。いくら軽くても先重りするようなものは質が悪いです。ですがそういったものも手甲のあたりにバランサーとなるウエイトを追加することにより…」


カレンってこんなんだっけか?

というか何を話しているのか全く理解できない。

アレだ、素人に対して熱く語ってドン引きさせるタイプの人だ。


「私はお仕置き用の鞭が欲しいです。」


ルビアは一切ぶれない。俺、装備って言ったよね…


「よしわかった!では本日付でカレンメンバーを勇者パーティー・冒険装備庁の長官に任命する。全員その決定に従うように!」


残念だが装備に関して使い物になるのはカレンだけだ。

適当に考えた偉そうな名前の役職に就けておく。

カレンは装備には詳しいようだが、基本的にお馬鹿だ。

それっぽい肩書きを付与しておけば勝手に勘違いして頑張るであろう。


「ハッ!冒険装備庁長官の任、拝命いたします!精一杯頑張ります!」


本当にチョロい…


「では早速今から武器屋の偵察に行って参ります!」


ヤバい、張り切りすぎてしまったようだ。

屋敷から駆け出していくカレン、武器屋がどこにあるのか知っているのだろうか?



※※※



さっきの会議で変なことを言っていたルビアをくすぐりの刑に処していると、冒険装備庁長官ことカレンが戻ってきたようだ。


…小汚いおっさんを引き摺っている!

金は渡していない、いや、少しぐらいは持っていたか?

どこでそんな臭そうなおっさんを買ってきたというのだ!?

というかアレが装備のつもりなのか?

こら、ばっちいから室内に持ち込んではいけません。返品してきなさい!


…違った、人攫いグループの一人らしい。憲兵も付いてきていた。

カレンが路地裏に入ったところ、5人組の人攫いグループに襲われたらしい。

狼獣人、しかも女の子が一人で路地裏を歩いていたのである。

そりゃそうなりますよね…


で、もちろん圧倒的な勝利を収めたカレンさん。

残りの4人を憲兵団に引渡し、そこにいた憲兵一人と一緒にこのおっさんを引き摺って来た。

コイツにアジトまで案内させて一網打尽にしようとのことだ。

めんどくさ…


しかもカレンさん、さっき適当に考えた変な肩書きを自信満々で名乗ってしまったらしい。

しまった!超恥ずかしい!


「うふふっ!可愛らしい長官さんね。」


憲兵さんは気を使ってくれているようだ。

こういう察しの良い方であれば問題ないが、おそらく憲兵団の中には俺がパーティーメンバーをおかしな役職に就けており、それがカッコイイと思っている残念な勇者だと感じている奴もいるだろう。





その後、仕方が無いので犯罪組織の摘発に付き合ってやる。

人攫いのおっさんは、拷問するまでもなくリリィのドラゴン形態を見てアジトの場所を自白した。

憲兵のおねぇさんも一緒に、皆で向かう。近所で良かった。


アジトの中には10人程の犯罪者集団、それから攫われたと思しき獣人の子どもが何人か。

小さい女の子ばかり攫っているようだ。

背の低いカレンは幼い子どもだと思われたのであろう。

憲兵さんが言うには、この手の犯罪組織には相当に手を焼いており、結構な額の報奨金が期待できるとのこと。

ちょっと、いやかなりやる気が出てきた。


寄って集ってボコボコにする。弱い、弱すぎる…

途中、『先生!おねがいしやす!』と言われて出てきた剣士風の男が居たが、毎朝屋敷の前を通り、挨拶している近所のじいさんよりもステータスが低かった。

どういうことだ?


全員、いや、憲兵のおねぇさんは余裕で切り殺してしまっていたが、残りは捕縛する。

というか憲兵さん、あなた捕まえて尋問するのが仕事じゃないんですか?


攫われた獣人の子供を救出して外に出る。

獣人は犬・猫が最も多く、その次に狐と狸、狼と虎は愛でて良し、戦わせて良しの大変貴重な存在らしい。

この犯行グループは、高く売れそうな狼獣人のカレンを狙ったのが運の尽きだったようだ。

年貢の納め時である。


などと考えていると、リリィが勝手にアジトの建物を取り壊そうとする。


「やめなさいリリィ!賃貸だったらどうするんだ?」


あ、壁に穴が開いてしまった。後でお尻ペンペンだな…


「…この連中、やはり帝国人のようですね。どこから侵入したのかしら?」


憲兵さんが言う。


「帝国人?」


聞けば、このペタン王国の西隣、関係の悪化しているボイン帝国の人間は、大きく2つの人種に分かれているとのこと。

そのうち貴族階層は、このペタン王国と同じ人種であるそうだ。

一方、今帝国にいる平民階層のほとんどが、北方より侵入してきた異民族で、最初は少数であったが徐々にその数を増やし、もといた平民と入れ替わってしまったとのこと。

つまり、乗っ取った形だ。


そして、この現在の帝国の平民には特徴がある、それは…

・とにかく見た目が醜く、汚らしい。

・ステータスが異様に低く、弱い。

・女神ではなく『被』という神を信仰している。『被教ひきょう』と言うらしい。

・犯罪者ばっかり。


この連中のせいで、今やボイン帝国の主要産業は詐欺と誘拐になりつつあるという。

それ産業じゃねぇ!


そんなんだったら帝国は勝手に瓦解するのではないか?とも思った。

しかし、どうやら最近、その帝国の皇帝がこの犯罪者ばかりの平民に加担し、他国での犯罪行為を援助しているとのことだ。それで関係が悪化しているらしい。

もちろん、帝国側は犯罪収益の一部を税金として徴収し、力を蓄えつつある。

皇帝以外のまともな帝国貴族は反発しているようだが、ちょっと抑え切れていないようだ。

これは非常に危険だ。


この件に関しては俺の面倒くさいこと察知レーダーがビンビン反応しているのだが、ひとまず今回の人攫い退治は終わり。

明日の朝、報酬を持ってきてくれるとのことだ。

有り難い。こんなベストタイミングで装備を買う金が入ってくるとは。

攫われそうになった長官殿に敬礼しなくてはならないな!


憲兵さんは帰っていった。今回捕まえた犯罪者を処刑するときには連絡が行くと思うから、是非見に来てね!

みたいなことを言っていたが、結構です。

ちなみにリアル八つ裂きにするらしい。気持ち悪い。

この中世的異世界の人権意識には、未だにちょっと馴染めない。



※※※



翌朝


「それでは、犯罪組織壊滅に貢献した勇者パーティーに金貨5枚の報奨金を授与します。」


受け取ったのは金貨3枚と銀貨5枚。

なぜ金貨5枚じゃないかって?

奴等がアジトにしていた建物は、やはり賃貸だったのだ。

ちなみに法的な借主は全く無関係の人物。他殺体で発見されたそうだ。

戦闘中に壊れたのであれば仕方が無いが、リリィは明らかに終わった後に破壊したのである。

もはや言い逃れはできない。


国家が賠償したのは金貨3枚で、そのうち半分の金貨1枚と銀貨5枚を求償してきたのだ。

駄王のツケにしてしまいたかったが、差額を渡されたのではそれもできない。

リリィは顔を青くして震えている。

手に握り締めているのは、昨晩覚えたての字で頑張って書いた反省文だ。

憲兵団長に提出させる。


「ハハハっ!実に可愛らしい!額に入れて詰所の壁に飾っておこうではないか。」


サイン色紙ではありませんよ。

憲兵団長はリリィの反省文を、先程俺達に渡した感謝状が入っていた筒に入れて帰っていった。


「よし、じゃあ装備を買いに行こう!予算は金貨3枚だ。リリィも反省したようだから連れて行ってやる。」


冒険装備庁長官殿を先頭に、武器屋に向かう。ちなみに防具も扱っているらしい。

武器屋にはいろんな装備があったが、高級品は基本的にカウンターの奥に飾られている。

俺は対象物を鑑定することができるが、だからといって良し悪しがはっきりわかるわけではない。

数値で見えるステータスや追加効果など以外はちんぷんかんぷんである。


カレンがまたしても肩書きを添えて名乗ってしまったが、武器屋のおっさんは必死で笑うのを我慢してくれた。

笑ったらカレンがショックを受けてしまうと判断したためであろう。

誠に申し訳ございません。


「おいルビア!お前の武器は鞭ではない、杖だ!」

「ミラ!そっちはワゴンセールだ!」


カレンが武器屋のおっさんと熱く語っているが、他のメンバーはろくでもない。


結局、俺以外の装備はカレンとおっさんの努力により、本人達の体型や力に合った上等なものに変更された。

使ったのは金貨1枚と銀貨3枚、意外と安く済んだ。


ちなみに今まで使っていたものは捨てたりはしない。

もう少し頑張って、もっと有名になった頃に『勇者パーティーの美人メンバーが使っていた装備』としてオークションに出品したいと考えている。

上手くすれば大儲けである。


武器屋のおっさんに礼を言い、一旦帰宅する。

新品の装備には錆止めの油が塗ってあったりするため、使う前に少し準備が必要だとのことだ。

ミラとカレンが新装備の準備、セラは先に夕飯の買出しに行ってしまった。


俺とルビア、それからリリィはやることが無くなってしまった。

そうだ、シルビアさんの店に行こう。

リリィの騎乗用装備も更新だ!


「ちょっとシルビアさんの店に行ってくるよ、リリィ、おいで。ルビアも一緒に行くよな?」


3人で向かう。

店に入り、シルビアさんに金貨1枚を渡してリリィ騎乗セットの更新を丸投げする。


「やりがいがありそうね!ちょっと時間がかかるかもだから、勇者様とルビアは2階で待っていて。リリィちゃんはこっちよ~。」


シルビアさんは楽しそうだ。

俺とルビアは、2階のルビアの部屋で待つことになった。

女の子の部屋である!なぜか緊張する…


「ねえルビア…三角木馬以外の椅子は無いのかな?」


「あ、すみませんすぐお持ちします。トゲトゲが長いのと短いの、どちらがお好みですか?」


「すみません。立ってるのでお構いなく…」


ドキドキして損した。とんでもない部屋である。

というか俺の知っている椅子にトゲトゲなどという機能は存在しない。

あ、そうだベッドに座ろう。


許可を取ってベッドに座る。

そしてなぜかルビアは俺の膝の上に座る。重い…

しかし触感は最高だ、非常に柔らかいのである。

しばらくルビアの全身をまさぐっていると、窓の外から視線…


…っ!覗きか!?


外でドラゴン形態になっていたリリィと目が合ってしまった。

見やがったな!

しかも下を向いて何やら喋っているようだ。

しまった!シルビアさんに報告されている!

人に仕事を投げたうえでのこの状況はかなりマズい…


およそ20分後、俺は辛うじて無罪を勝ち取った。

誘惑罪で有罪になったルビアは今、痛そうな鞭でシバかれている。

背中の蚯蚓腫れは、何だか襷でもかけているかのようだ。


「勇者様、この子はもう少し厳しく躾けてあげないとダメよ。ハイ、これどうぞ。」


シルビアさんは鞭を1本オマケしてくれた。

リリィ用ではなくルビア用だ、恐ろしい…


リリィの鞍は、位置を少し後ろに下げ、高さを上げたものに換装された。

着地に失敗することが多いのを解消するためだそうだ。

これにより、王宮のテラスを破壊しなくて済むだろうとのこと。

ま、もう空爆後みたいになってるんですけどね。


回復魔法で鞭痕を治療していたルビアも服を着て戻ってくる。

魔力を使い果たし、ようやく全ての傷を治したようだ。

この子は自分を回復していることの方が多いような気がする…


帰宅するとカレンがパタパタと走ってくる。


「お帰りなさい!あ、ルビアちゃん、ミラちゃんがちょっと指を切っちゃったの。治療してあげて。」


「ごめんね~、今ちょっと魔力切れなの。あと30分ぐらい待って欲しいって伝えてくれる?」


カレンははてな?といった感じだ。

どうして徒歩でシルビアさんの店に向かったルビアが魔力切れで帰ってくるのか。

その答えを見つけることは容易ではないはずだ。


しかし、要所要所で使えない雌豚だ。

早速だが、さっき貰ったばかりの鞭が唸るときが来たのかも知れない。


そこへセラが帰ってくる。


「ミラが怪我したの?薬屋にも寄ってきたから、外傷用の治療薬も買ってきたわ。一つ使いましょう。」


セラは極稀に有能である。

治療薬を使うと、回復魔法と同様のエフェクトでミラの傷が完治した。

部屋の隅で正座しているルビアを見る。

コイツをエッチな店に貸し出して、その金で治療薬をたくさん買った方が良いのかも知れない。


その後、ちょっとだけ王都の外に出て魔物を狩る。

新しい装備はかなりいい感じだ。

しかも新品につき、全て保証期間が半年もついているらしい。

最高だ。


リリィの装備もかなり良い。

長時間乗っていても疲れないように設計された、大変に良い品である。

リリィも嬉しそうで何よりだ。

ちなみにこちらは長期の使用が想定されたものである。

なんと、3年保証!


強くなっている王都周辺の魔物も、この装備であればサクサクやっつけることができる。

これなら魔将、だっけか?

何だか知らないがそのうちやっつけることができるであろう。


いや、そういえば敵は魔族とはいえ美少女なのであった。

戦って捕まえて、ペットとしてパーティーメンバーに加える予定だ。

リリィに後輩ができることになる。楽しみだ。


そういえば何だか昨日より魔物が増えたような気がするな?

というか倍ぐらいの数になっているような…


「おいセラ…魔物多くね?」


「確かに、でもたまたまじゃないかしら?ねぇミラ。」


「お姉ちゃん、これはちょっとたまたまとかそういう域を出ているような気がするわ…」


顔に2つの節穴が空いているだけに過ぎないセラに対し、妹のミラは良く見ているようだ。


「勇者様、もし明日もこの感じなら王様に報告した方が良いと思います!」


「確かに、だが王ではなく冒険者ギルドに報告しよう。あの馬鹿に言っても時間の無駄だ。とりあえず今日は屋敷に戻ろう。」


夜、風呂でリリィの尻尾をつんつんしながら考える。

このまま魔物が増え続け、さらに強くなり続けたらどうなるのだろう?

もしかすると、王都が滅ぼされたりするかもしれない。


そうなってしまったらどうしようか。

そうだ、皆で温泉のある町に引っ越そう。


いや待てよ、シルビアさんの店は移動できないし、駄王と一緒に行ったあの居酒屋も無くなってしまう。

たとえその一画だけ守ったとしても、王都が機能しなくなったら全く意味が無い。


やはり勇者は王都全体を守らなくてはならないのである。


そしてそのためには何か有効な手立てを考えないといけない。

現状、勇者パーティーはたったの6人だ。

ドラゴンが居るとはいえ、それだけでこの広い王都を守りきることは到底出来ない。


ここは他の冒険者との共闘も考えるべきか…

まぁいい、とりあえず明日だ。明日の状況次第で今後の動きを決しよう!



※※※



翌日の王都周辺、特にいつもの森付近は、

大変なことになっていた…

次回は戦います。

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