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出遅れた勇者は聖剣を貰えなかったけれど異世界を満喫する  作者: 魔王軍幹部補佐
第一部 第一章 導入編
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0 グダグダ異世界転移

初投稿作品です、150話で第一部完結、現在第二部を連載中です

 目が覚めると真っ暗闇だった。


 本当に暗い、まだ夜中とかそういうのじゃなくて、完全に何も見えない真っ暗闇。


 てかここどこだよ? 田原中たはらあたるは困惑した。

 自分のアパートではないし友人宅でもない。


 昨晩はコンパでしこたま飲んだはずだ、そして2次会への参加を表明した。


 そこまでは覚えている、本当にそこまでだ……記憶がない。

 しかし二日酔いといった感じでもない、不思議だ。


 とにかく何もわからない、ということはわかった。

 脱出を考えるべきなんだろうが、下手に動くと危険かもしれない。


 何らかの情報が得られるまでここでボーっとしておく他ないだろうな。

 つまりしばらく待機だ。


 昨日あの後どうしたんだろう? やべぇ、マジで思い出せない。


 世間一般では”記憶喪失キャラ”というのはカッコイイとされているようだが、それには”2次会以降の記憶が無い”というのも含まれるのだろうか?



 そんなどうでも良いことを考えていると、すぐ傍にポッと、なんだか優しげな光の塊が現れた。


 光は徐々に人の形を成し、しばらくするとギリシャ神話的な服装をした一人の女性の姿となった。ちなみに淡く光っている。



「目覚めましたか30人目の勇者よ、私はこの世界を統べる女神です」



 ……喋った!? 淡く光る女性喋ったよ! いやいやなにこれ? ドッキリ? 心霊現象? それとも遂にアルコールにヤラれたのか?



「ど……どうも、俺は田原 中、大学3年(2浪)、早速ですがここはどこですか? そもそも何なんですか? 拉致監禁ですか? これからどうするつもりですか?」



 思わず自己紹介した後、俺はその女神と自称する女性に対し、矢継ぎ早に質問を投げかけた。


 女神などというものを自称する女性はそれに答える……



「まずここは神界です、神様の住むところといったらわかるでしょうか? で、私は女神ケール、あなたはここに召喚されました」


「ほうほう、で?」


「召喚されたのはあなたも含めて30名の日本人、あなたが最後の一人です」


「それでどうしたと?」


「これから異世界に行って魔王とかその類の連中を討伐していただきます」



 意味がわからない……




「あの……なんかそういう設定のかわいそうな人なんでしょうが……とりあえず明日1コマなんで早めに帰していただきたいところです」


「残念ですがそれは叶いません」



 俺の最低限度の希望である"早めのご帰宅"に対してすら、その自称女神ははっきりとした拒絶の意思を表明した。



「まずあなたは勇者として選ばれた最後の一人です、他の29人の勇者たちは昨日までに異世界に臨み、華々しく散っていったのですよ」


「ああそう、で?」


「それであなただけ逃げ帰るというのですか? そのようなことが許されるはずがありません」


「いやいや、あなたが俺にさせようとしていることが許されざる行為ですからね、人を勝手に拉致ってきて魔王だかなんだかと戦わせようとしてるんだよ」



え、ちょっと待った先行の29人、死んだの? ヤバくない?


 ここで起こっていることが夢なのか、はたまた現実なのか? それすら判断できていない状態でも"29人の先行者が華々しく散った"という点については反応せざるを得ない。



「ええ、彼らには聖剣も持たせ、それぞれチート能力まで付与したのですが、残念ながら転移ポイントを誤って上空5,000mに設定してしまいました」


「チート? 転移? 5,000m!?」


「そしてそのまま落下してあえなく……あなただけは酔っ払っていたようで召喚を遅らせたため、その事故に巻き込まれることはありませんでした」



「いやいや、魔王どうこうじゃなくてあんたの重過失で死なせたのかよ!」


「まぁ……結果としてはそうなってしまいました、ですがこのことは何卒他の神々にはご内密に願います、バレたらナニされるかわかりませんから……」


 結果だけでなく原因もあんただ。しかし残念なことに現時点で俺には女神や神を自称する知人はいない。


 もしこの摩訶不思議なことが事実だとしても告発先がない。

 至極当然だが警察も動いてはくれないだろう、いや実に残念だ。


「ああ、もう色々とどうでも良くなってきたわ、とりあえずあんたの話に付き合ってあげるから、俺にもその聖剣とチート能力とやらをくれないか? ゲームか何か知らないけどクリアしたらすぐ帰るから!」


「・・・・・・・・・・」



 自称女神はその問いかけに答えない。

 目が泳いでいるようだが何か不都合でもあったのだろうか? もしかしてこの先の企画は用意してないとか?




「あ、あの…実は……聖剣は在庫がなくなってしまいました、製作側のミスで30本のところが29本しか届かなくて……今急いで造っているところだそうですが、間に合わず申し訳ありません」


 ようやく口を開いた女神はとんでもないことを言い出した。



「いや、そういうの準備できてから連れてこいや! どんだけ無能なんだよお前は!?」



 怒鳴りつけてやる、もはやこの女神とやらに丁寧な言葉で話しかけてやる余地はない。

 お前呼ばわりで十分だ。



「ひっ……ま、間に合うと思ったんですよ! 昨日の段階で先方から"あとは衣つけて揚げるだけ"って連絡が来ていたものですから」



 おい待て、聖剣って剣じゃないのか? なに衣って? 揚げるの? 天ぷらなの?凄い髭のおっさんがハンマーで鍛造してるんじゃないの?


 わかった、完全に見切った。


 この女神に続き聖剣とやらもろくなものではないということを。

 控えめに言って凄く要らない。




「あの~、その、聖剣の代わりといってはあれなんですが…あそこに掲げられた聖なる棒が見えますでしょうか?」



 そういって女神が指差した先には、真っ暗闇の中に2本の支柱、そしてその上に架けられている1本の棒が目に入った。


 完全に物干し竿だ、パンツ干してあるし。

 なお、さっきまで無かったような気もするが、そこは突っ込まないことにする。




「ああ、物干し竿が見える、純白のパンツが干してあるのもはっきりと見えるぞ」


「パンツは後で回収させていただきますが、あの聖なる棒はあなたが聖剣の代わりにお持ちください、きっと魔王討伐に資する優秀な武器となるはずです」


 ええ……あれだよ? 物干し竿だよ? 普通の棒だよ? ゲームの最初に王様から貰える武器と同等かそれ以下でしょ。

 速攻で銅の剣に買い換える奴ですよ、正体不明の聖剣より要りませんから。


 というか貰っても困りますからそんなの……


 だが、戸惑う俺を他所に、女神は物干し竿を手にとって無理矢理俺に渡し、そのご大層なモノについての説明を続けた。



「確かにこの聖なる棒はかねてより私が物干し竿として使っていたものです、しかしながらただの棒ではありません」


「うんうん、で?」


「もちろん最初はただの棒でした、ですが女神である私が長きに渡りお布団・寝巻き・下着を干し続けたことにより、そこから神気が浸透し、非常に強力な聖棒として生まれ変わったのです」


「ちょっと待った! 神気って何? 何で布団なの? まさか……」



「神気はその通り神の気です。私クラスの女神ともなると寝ている間に溢れ出した神気が液体となってお尻のあたりに溜まっているようなことがよくあるのです」


「おい……」


「ゆえに、湿ってしまったお布団・寝巻き・下着の3つをその棒に掛けて干していたのです、その間何と3万年!」



 思わず、手にしていた物干し竿を投げ捨てる。



「きったねえ!お前オネショしてんじゃねえか!なんてモノ触らせやがる!」


「オネショではありません! 神気です!」



 強く否定する女神ケールであったが、既に顔が真っ赤である。

 オネショを指摘されたことが相当に恥ずかしいのだろう、ざまぁ。



「まあ、本当のことを申し上げると一時期ちょっと臭かったこともありましたが、その際に抗菌と消臭の追加効果を付与しておいたので安心してお使いください」



 そう言って再び俺に物干し竿を手渡してくるのだが、はっきり言って"事実"を知ってしまった以上あまり触りたいものではない。


 そもそも抗菌と消臭の追加効果って何だよ。


 仮に、本当にこのまま異世界に転移して勇者を始めたとする。


 その際現地の人間に『勇者様の武器にはどのような力が備わっているのですか?』と聞かれたときに、『ハイッ、抗菌と消臭です!』って答えるの?


 イヤだよ、モヒカンのザコにすら舐められるわ。




「とりあえずこの棒に関してはもはや言うことはない、というか話題としても物理的にも触れたいと思わない、一応貰っておいてやるから有難く思え」



 その物干し竿を右手でつまみ、左手で鼻を抓んでみせる。

 何をしてあろうが汚いものは汚いのだ。



「それで、次はさっき言ってたチート能力とやらをよこせ」



 俺は忘れてはいなかった。先程女神が先行した29人の勇者に付与したというチート能力のことを。


 このクズ女神ケールのサポートと意味不明な物干し竿、この2つには一切の価値を見出すことができない。


 で、あるのならばこの先受け取ることができるであろうチート能力がまともなものであることを期待するしかない。

 それが最後の望みとなるはずだ、この異世界転移がドッキリとかでない限りは。



「はい、ではいくつかある能力の中から1つを選んで頂くことになります」


「自分で選ぶ方式かよ、隠れた才能を見出して、とかそういう設定は無いのな……」


「もっとも、強力なものは先行した29人に渡してしまいましたから残っているのはどれも効果が微妙なものばかりですが……」


「いや、それで良い、お前のような大馬鹿者が微妙だと思っているのなら逆にそれが大当たりの可能性が高いからな、さっさと見せろ」



 ちょっとだけムッとしたような表情を見せた女神であったが、催促に応じ、胸元から4枚の御札? のようなものを取り出した。

 スキルカードというらしい、どこに入れてんだよ、というかデカいなオイ。



 一瞬だけ女神の巨大な胸に目が行くものの、これを凝視するのは即ち敗北を意味することと自分に言い聞かせ、顔を上げる。




「今残っているのはこの4つの能力です、この中でお勧めのものは……これっ! 変化の能力です! 次点で性癖透視、といったところでしょうか? それ以外の2つはゴミですね、後でシュレッダーにかけておきます」



 2つ目の次点で既に使えなさそうだ……性癖透視でどうやって魔王と戦うってんだ。

 いや、あれだよ、興味はありますよ、だが今は違うと断言できる。




「で、その変化って言うのは何に変化できるんだ? 人か、物か? 何でも良いのか?」


「いえ、変化の能力で表せる姿は1つの生物に固定されます、5分間だけその姿を取り、ステータスもその生物として妥当な数値となります」


「時間制限があるのかよ、使えねぇな」



「すみません、で、何に変化できるかはカードごとに異なるんですが、ええっと……今手元にある変化の能力を使うと……」



「あっわかりました。ゾウリムシです! 5分間だけゾウリムシに変化することができま……ぎひゃいんっ!」


 遂に手が出た。いや、棒が出た。横薙ぎにした聖棒が女神の尻に叩きつけられたのである。パシンッという小気味良い音とともに蹲る女神。


 え、暴力? いいえ、処罰です。


 悶絶する女神、軽く打っただけでこの反応である。

 どうやらこの聖棒・物干し竿が非常に強力な武器であるという点については本当のようだ。


 見た目はちょっとアレだが使ってやっても良いかも知れない。



「おい! それはもういいから残りの2つを見せろ!」


「はい、残りの2つは『索敵』と『対象物鑑定』になります、索敵は敵意を持つ者の位置を正確に把握することができますね」


「ふむふむ……」


「対象物鑑定は人やモノの名前や能力、状態などを確認することが可能になりますが、それだけです、本当に使えませんね」



 起き上がって尻を擦る女神が告げたその2つは、『ザ・チート能力』というような内容のもの。


 この馬鹿は本当にその2つがゴミ能力だと思っているのだろうか? だとしたらこいつの頭は完全に空洞だろう。

 いや、スライムとかが詰まっているのかも知れない。



「よし、ではその2つを俺に寄越せ」


「いえ、あの……チート能力は1人につき1つという決まりが……」


「なんで? 魔王討伐して欲しいならチート盛り盛りにして送り込んだ方が良いだろ?」


「確かにそうなんですが、決まりは決まりですからそれを破ると私が叱られてしまいます」


「そんなのバレなきゃ無敵だろうが」



「いえ、それに異世界からの召喚者は覚えられるスキルが無限なのです」


「あなたがこれから行く世界の人族は原則として一人につきスキル一つ、2つ持つ者はごく稀で、3つになることはありません、そもそものバランスが悪いのですよ」


「ああそう、だからダメだと? それならばこっちにも考えがあるんだが……」



『一つ、女神ケールはその重大な過失により異世界からの召喚者29名を墜落死させた!』


『一つ、女神ケールは聖剣の準備ができていないにもかかわらず新たな異世界人を召喚した!』


『一つ、女神ケールは3万年もの間オネショが……』


「わーわーっ、わかりました! 2つ差し上げますから誰にも言わないでください! お願いします、お願いしますっ!」


「よろしい、ではその『索敵』と『対象物鑑定』を貰っておこうで、どうやって使うのコレ?」


「あぁ、普通に食べていただければ能力を獲得することができます、どうぞ召し上がって下さい」


「食べるの? 貼るとかじゃなくて、俺に紙を喰えと……」



 聖棒を横に構えると女神は慌てて尻を手で隠す。だがここで女神に八つ当たりしても仕方がない。

 矛(棒)を収め、目を瞑って一気に2つのスキルカードを口に入れる。



 ……イチゴ味だ。



「よ、よろしいですか? では能力を試してみましょう」



「えーと、ここには敵がいませんので、『対象物鑑定』の方を私に向けて使ってみてください、能力使用の意思を持って対象を見るだけで発動します」


 言われたとおり、対象物鑑定の能力を使うつもりで女神を見る……スッと、RPGのステータス様のウインドウが現れる……



 女神ケール LV--

 職業:女神

 性別:♀

 年齢:999,999★


 HP:∞

 MP:∞

 総ステータス:982


 スキル

 ・召喚

 ・世界管理(地球・メディトレイア)

 ・神気漏出(就寝時のみ)


 装備

 ・なし



「いかがですか? 私の高貴なステータスは?」


 よくわからない……よくわからないが女神の年齢がカンストしているということだけは判断できる。

 つまりこいつはとんでもないババアであるわけだ、しかもオネショが治らないとか……




「装備は『なし』なのか? 服着てるのに?」


「ええ、コレはただの服ですから装備には含まれません、それとあなたも転移の際にはこちらの服に着替えていただきます」



 女神がそう言うと、どこからともなく白い布の塊が現れた。

 広げると、どうにも古代ローマっぽい貫頭衣である。


「超要らない……」


 少なくとも今着ているものの方がマシである。

 上はパーカーで下はジャージだが、普通に丈夫で暖かい、何よりもポケットがあるからな。



「そうですか……では転移時は全裸となります、よろしいですか?」


「はっ?」


「いえ、以前はそのままの服装で、持ち物ごと転移させていたのですが……10年ぐらい前に別の異世界で『原子核物理学の本』を持ち込んだ不届者が色々と問題を起こしました」


「その後転移前の世界のものは一切持ち込ませないこと、という通達が出まして……」



「わかった、全裸よりは良いはずだ、その服を着ておこう」



 古代ローマの皇帝みたいになってしまった、アウグストゥスと呼んで欲しい。



「それと、勇者としての名前は本名から取って『アタル』で良いですか?」


「ああ、構わんよ」


「ではあなたはこれから勇者アタルです、登録勇者番号は09187となります」



 ここに来てまたよくわからないワードが出てきたが、もはやツッコミを入れる余力もない。

 勇者なのに囚人番号みたいなのが付けられている件については受け入れることにした。



「それでは、いよいよ転移作業に移らせていただきます。勇者アタルよ、あなたがこれから赴くのは剣と魔法の世界メディトレイア。そこで魔王を討伐し、人々に平和をもたらすのです!」


「ハイハイ剣と魔法ね、俺は棒だけどね!ところで転移ポイントは地上から1m以内にしてくれよな!」


「それに関してはもう大丈夫で…直ってなかったです、すみませんごめんなさい申し訳ありません、今後このようなことがないよう努めますので叩かな……グボおェっ」


 鳩尾に突きを入れる。叩いてはいませんよ。

 しかし危うく殺されるところだった。こいつはかなり危険な馬鹿だ。次に何かやらかしたようなら問答無用で処刑してしまおう。


 そしてそれこそが人々に平和をもたらす第一歩となるはずだ。


「オェェっげふっ、せ、設定し直しました。もう大丈夫です。オげぇッ」



 嘔吐きながら告げる女神。さて、本当に異世界、メディトレイアだっけ? に行くことができるのか? それともそろそろ『ドッキリ大成功』の札が上がるのか?


 いや、もしこれがドッキリなら相当に金がかかってるはず、異世界転移の真実味はうなぎ登りだ。



「それでは改めて転移を行います、転移してからしばらくは私が念話でナビしますね、その後は現地で適当に仲間でも集めて魔王討伐に至るまで勇者業を続けて下さい、ご武運を!」



 女神がそう告げると、どこからともなくプシューっという感じの音が聞こえてくる。


 ああ、これから光に包まれて、気がついたときには俺は異世界の地を踏んでいるのだろう。

 そう思った瞬間、バタンっと床が抜ける、当然俺は落下する。



「クイズ番組かっ!」


 あの『プシュー』はエアが抜ける音だったのか。

 落下しつつ女神を睨みつける。すぐに目線が床より下になり、その忌々しいご尊顔を拝見できなくなった。


 そしてそれと同時に、俺の体は澄んだ水に突き刺さった。


 この瞬間をもって『勇者アタル(登録勇者番号09187)』の異世界・メディトレイアにおける人生が始まったのであった……


次回から異世界での冒険に移ります。仲間キャラは適時増やしていきます。


※2020年1月25日追記↓


序盤部分、今見返すとかなり読み辛くなっています。

これについては時間のあるときに、徐々に改稿していく予定です。

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