94/427
虫むし無視ムシ!
何人かの女性陣の悲鳴が聞こえる。
確かにここから見ていてもすごい…
「えげつねーな」
「ああ、だがそれよりもこの後にやる俺ら
はどうなるんだ…?」
ちらっと赤司を見るとめっちゃ爽やかな
笑顔してやがる。
あのおやじ…
と、女性陣の中でも小雪、彩は楽しんでいた。
「うわぁ、見たことないやつから台所とかで
見る奴までいっぱいだぁ」
「私は山にいたし、これくらいは慣れっこ」
「なんでそんな冷静なのー!リアー!葵さんー!」
「いくら箱の中とはいえなかなかグロテスク
ですねこれは…あ、ちなみに葵なら気絶して
ますよ?」
「葵さんー!」
ふむ、見れば見るほどえげつない。
いつまでやるんだ?と思っていたら赤司が
動いた。
「そろそろいいだろう。回収!」
すると上から掃除機みたいなものが出てきて
虫やらを回収しよった。
箱から出てきて意気消沈組と活気組。
ほんとに効果あるのか…
そんな俺の肩をぽんと叩くガオウ。
「ガオウ?どうした?」
「…頑張れよ、男性陣」
嫌な予感しかしなかった。