過ぎ去りし休日
慌ただしい日常が過ぎていき一旦休まる日。
リアの屋敷にみんなが集まっていた。
「いらっしゃい、みんな」
「こんにちは、小雪ちゃん」
「随分ここの暮らしもなれたみたいだな」
「うん、リアもクロウドも優しいからね」
小雪の笑顔を見てるとこちらまで笑顔になって
くる。
彩と似たような雰囲気だろうか。
そんな小雪に案内されてリアの待っている
部屋まで行くと、深刻な顔つきでいるリアが
いた。
「お待ちしていました、みなさん。どうぞ
おかけになってください」
「どうしたんだ?何かあったか?」
「はい、クロウドからの情報が入りまして
どうやら闇の勢力が存在するようです」
「闇の勢力?ガオウやメアの仲間がいるって
ことか」
「そうです。どうやら組織のようなものがあり
トップもいるようです」
「成る程、だからメアは色々なとこに出てきて
いたのか」
そんな会話をしている時だった。
近くからすごい殺気を感じる。
すぐさま全員がその場に向かうとひとりの男が
立っていた。
「誰だ?ものすごい殺気を放っていたが」
綾人達が到着すると殺気はなくなっていた。
「よくぞ気づいたな、ガオウ達を倒すだけは
あるようだ」
その言葉に顔つきが変わる綾人達。
「ガオウってことは、お前も闇の勢力の仲間か⁉︎」
「ああ、私の名はセロ。闇王様の側近をしている」
「闇王?それがボスか」
「無駄話はここまでだ。貴様らを見てこいと言われただけなのでな」
そう言って去ろうとするセロ。
それに怒りを露わにして隼人が飛びかかる。
「ふざけんじゃねぇ!逃すかよ!」
「待て!隼人!」