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エレメンタル チルドレン  作者: おるばす
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序章

これから始まる新たなストーリー

世界にはあらゆる感情がある。

楽しい、嬉しいといった正の感情

憎しみ、妬みといった負の感情

この世界では負の感情が集まると

生まれ出る「影」が存在する。

それは、人の気持ちの弱さを狙い襲う。

それとは逆に精神力を使いあらゆる力を発揮し

戦うものもいる。

これはそんな世界での物語である。


第一話 出会い


月明かりが照らす街並み。

その中であるビルの屋上に一人たたずんでいる

少年がいる。

少年はフード付きの上着を着ていて深々とフードを

被っている。


「・・・ん、いい風が吹いてる」


少年がそういうとそよ風程の風が吹く。

その中で一瞬強風が起こり、少年の表情が変わる。


(シャドウ)か、急ごう。」


そういうと少年はビルの屋上からビルの屋上へ

ジャンプしていき、どこかへ向かっていった。


人通りがなく灯りも少ない公園で、何かに追われて

いるように逃げている少女がいた。


「はぁ、はぁ、もう!本当にいるなんて!」

「早く明るい場所にいかないと、、、きゃ!」


後ろを振り返りながら走っていたせいで

つまづいて転んでしまう。


「痛っ、擦りむいちゃった、、、っは!」


少女の目線の先には人の形をしていない

まるで泥の塊に目だけつけたようなものが

寄ってきていた。


「嫌、来ないで!あっちいって!」


必死に抵抗しようとするもさっきの怪我もあり

少しパニック状態になってしまっている。

そんなことには御構いなしのようにその「影」は

ゆっくりと少女に近づいていく。


(あぁ、これで終わりなのかな、、)


そう心で思った時に声が聞こえた。


「良かった、間に合ったみたいだね。」

「えっ?」


その声が聞こえたと同時に急に風が吹く。


「きゃあ!今度は何⁉︎」


風が止むとさっきの「影」のほうをみる。

先程まで追ってきていた「影」が何かに斬られた

かのように真っ二つになっていてそのまま消えて

いった。


「え…」

「もう大丈夫ですよ」


消えた「影」の後ろからフードを深々と被った

少年が立っていた。


「あ…あの…」

「もう影はいないから、気をつけて帰ってね」


少年がそういうと急に風が吹きつける。


「きゃ!…あれ?今の人は…?」

そこにはもう少年の姿はなかった。

これがこの二人の初めての出会いとなったの

だった。

ここから運命の歯車が回り出す。

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