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冒険者ギルド

今回は余り長くないかもしれません。



静かな草原に直径1m程の黒い渦が現れそこから1人の人間が出てきた。

 

「うわっ!!」


黒い渦から出てきた人間は二宮京太だった。神によって強制的に転送された京太はまず人里を探すことにした。

 

「人がいるところだから街でも探すか。そこで冒険者にでもなろう多分すぐランクみたいなものは上がるだろう。上空からさがすか、《ライトウィング》起動!!」


京太の魔力によって魔道具が起動されると京太の背中から光輝く翼が生える様に出現した。


「これだと目立つな《隠蔽》!!」


こんどは光輝く翼が消え、京太は自分の背中から翼が消えたのを確認すると助走をつけて思い切り地面を蹴った。そして地面が抉れると同時に京太は飛びったっていった。



「おっとまだ飛ぶの慣れないな、練習しておこう。それよりまだ街の影一つ見えないぞ一体どこにあるんだ。ん?あれは....街だ!!やっと見つけたあああ!!早速行こう!!」


京太は今日一番の速度を出し街へと向かっていった風魔法の力で空気抵抗を減らし追い風を発生させるという作業に大量の魔力(京太にとっては雀の涙程度)を使用し僅か数分で街の入り口に着いた。 


「ほお~これが門か結構大きいなっていうかここって国か?」


京太がそう呟いていると門の側に立っていた門番がこちらへ歩いて来た。


「そこの人身分証明書は持ってるか。あったら出してくれ、無かったら銀貨一枚な。」


「俺は身分証明書は持っていないから...これでいいか?」


京太はスキルポイントで獲得した銀貨を門番に渡した。


「うん、これでいいあとあっちの水晶に手をおいてくれないか決まりでな。」


言われるがままに水晶に手をおくと水晶が青く光り門番が慣れた手付きで水晶を元に戻し門の扉を開けた。


「セイルーン王国へようこそ!!」


京太はそれを聞くと直ぐ門をくぐってセイルーン王国に入った。


「やっぱりこの国は大きいなまず宿と冒険者ギルドでも探すか...」


街道を歩いていると喧騒や美味しそうな料理などが見える時々武器屋や防具屋などが見えるが装備に関してはチート級の物を持っているので冒険者ギルドを探していた。


「これか?」


京太の目の前にあった建物は酒場の様なというかほとんど酒場だった。ドアを開けて入ると掲示板に様々な紙が張られていたり、カウンターのおくに受付嬢がいたりしている。京太は早速登録をするためにカウンターへ向かった。


「冒険者登録をしに来たんですが。」


京太がそれだけ言うと受付嬢は紙をだした。


「こちらの紙に名前、年齢、種族を書いていただければ登録出来ます。その他の項目は書かなくても宜しいです。」


さっさと書き終えてしまおうと思った京太は本当に数秒で書き上げてしまうとその紙を受付嬢に渡した。受付嬢は一瞬驚いたが奥から何かを持ってきた頃にはもう直っていた。


「これがギルドカードです。これに魔力を通すと自分のステータスを確認出来ます。表示を消したり出来ますが名前、年齢、種族は消せませんのでご了承ください。そして依頼についてですが討伐や採取、護衛などがあります。それとランクについてですが、冒険者はランクが1~10で評価されていて自分のランクより2上の依頼を受けることができ、ランクは依頼をこなしておくと上がります。魔物の強さは1~2が弱い3はそこそこ4~5が強い6~7がかなり強い8~9が恐ろしく強い10は伝説級の強さですね。冒険者のランクも同じ様なものです。」


「早速受けられる依頼ないですか?」


「キョウタさんのランクは1ですので依頼ランクは3が限界ですね。」


京太はしばらく考えると思い付いたようにいった。


「じゃあランク3の採取と討伐依頼全てください。」


「え?...........」


受付嬢は一瞬何を言われたのか理解出来ないといった表情になりながら。意味を理解するとランク3の採取と討伐依頼を全て用意した。それらは数十枚あった。


「本当に宜しいのですか?」


「ええ」


京太が短く返すと受付嬢はなにも言わず依頼を全て渡した。




(速くランクを上げたかったから全ての依頼を受けちゃったけどやり過ぎたか...とりあえず宿を探そう。)


宿を探しながら依頼を見ていると1つの宿が目にはいった『草原の羊亭』という豪華過ぎず質素過ぎずな外装だった。中に入ると女将が「いらっしゃい」と言ってきたので頷きかえすと微笑んでくれた。


「五泊ほどしたいんですが..」


「それなら銀貨1枚と銅貨5枚だね。ご飯は銅貨2枚の単品と銅貨4枚の定食があるからどっち選ぶかはあんたの自由だよ。で部屋は2階の3って書いてある所だからね。間違えんじゃないよ。」


京太は軽く礼をして自分が冒険者で今から依頼をこなしていくことを言うと早速依頼を達成しにいくのだった。






(なかなか居ないな魔物、まあ草原だし当然か草原の討伐依頼は纏めるとゴブリン40匹コボルト40匹オーク30匹灰色狼10匹大蜥蜴10匹みたいな感じだったはず。採取依頼は明日やるとして、この数は相当多いなどうやって倒したことを証明するんだろう。まあいい魔物を倒せばいいだけだ。もう少し奥に行けば居るだろ。そういえば靴型の魔道具使って無かったな。《ライトブーツ》起動!!)


京太の靴へ光が収束していくように魔力が集まっていき魔力の収束が止まると今度は靴が発光して京太はかなりの速度で昼の草原を駆けていった。



次は3月15日です。

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