プロローグ1
こっちの小説は2~3日に一回位更新します。
とある高校の屋上で高校生3人が一人の高校生を苛めていた。
「二宮~金貸してくれよー二万で良いからさー」
「お前らに貸す金何て無い。」
「あぁんてめえは大人しく金差し出しとけばいいんだよATM!!」
「ATMだと、似合い過ぎで笑えてくるな!!」
「ギャハハ本当だ引き出し続けてるだけだがな!!」
「そりゃそうだろ薄汚いお前に俺様の綺麗な綺麗な金を預けられるかよ。」
その言葉にカッとなってつい言い返してしまった。
「お前みたいな屑の金死んでも受けとるか!!」
「あーれじゃあ死んでもらおうかなっ!!」
そのまま拳を振り上げ勢いそのままに腹、顔を殴られ地面に転がされ散々殴れた後、財布を奪われ3人組は何処かへ行ってしまった。
(くそがっ何で何で!!せっかく稼いだ金を奪われなきゃいけないんだよ!!あんな奴らに金を奪い取られ、サンドバッグにされて結局何も出来ないのかよ。くそっ力、力があれば殴り返してやるのにあんなクズども何で生まれて来たんだ。それに何で何も出来ない俺を生んだ。死ぬほど後悔しただけで良いことなんか何ひとつなかった、悪い思い出だけが残って、小学校から高校までいじめられてきた記憶だけが鮮明に残って、もう何回死にたいと思ったか!!この世は俺を苦しませるためにあるのか!!なんでそんなに俺を苦しめるんだ。何でっ何でっ何で何だよ。待てよ、なら自分で死ねば良いじゃないか!!そうすればもうこんな糞みたいな所からもおさらばだ。もう死んでやる!!ここは屋上死ぬにはぴったりだ。このままダイブしてやる。うおおおおおお!!!!!)
二宮京太は走り出した走って走って走り抜いたそして柵を越え飛び降り...ないで立ち止まった。
(た、高いでもここから落ちないと地獄の様な日々からは解放されないんだ覚悟を決めろ俺!!こんな所から飛び降りるなんて楽勝だ。で、でもここから飛び降りるのはちょっとな~)
その時、屋上に突風が吹いた、一応柵はあったが既に乗り越えていたため意味がなかった、そしてそのまま足を滑らせ4階の屋上から落ちていった。
「え!?ちょっと待ってタイム!!!タイム!!!うわあああああ!!!!!」
ゴツン!!という音と共に人間二宮京太の意識は闇の中へ消えていった。
「あれ、ここは?」
京太が目覚めた所は辺り一面が真っ白で自分が座っている椅子以外に何もない空間だった。数秒後光の粒子が出現しだんだん集まって大きくなり人の形を作り出した。見た目は12~14歳位の少女だ。
「そうか、俺は死んだのか俺が死んだと分かった奴らはどうすんのかな。ていうかマジでここはどこだ?この光の人形もワケわからん。」
「君が死んだと分かった奴らはのうのうと生きてるよ、あとここは死後の世界みたいなもんだから。私は神様って呼ばれてる世界級の管理者。さっき他の世界にも影響与えようとした奴をボコしてきた、安心して。影響与えようとした奴の家を雷で焼き尽くしただけだから。」
自分の全て疑問を直ぐ答えられ聞いてないことも喋りだしたのと、世界級の管理者という聞いたことの無い単語に7秒ほど思考が止まってしまった、しかし状況を素早く整理して思考を再稼働させた京太は口を開いた。
「は?」
「何を言うかと思ったら一文字だけってちゃんと言葉勉強した?あ、何故君が死んだことが分かるかってそれは管理者だから、というしか無いね。」
「えっと~何すればいいんすか?ぶっちゃけもとの世界の事とかどうでもいいんでさっさとチート選ばせてください。あ、ちなみに魔物とかいる世界に行かせてください、SFみたいな近未来的な世界はちょっと嫌なんでファンタジー系の世界がいいです。あ、別にそうしろとかそういう訳じゃないんであくまで希望です。あくまで。」
「まあ、元々いく世界は選ばせる予定だったしファンタジー系の世界なんて腐るほど在るけど、チートってのはな~。ん~可哀想な人生だったしちょっと位ならあげるか。で何が欲しい?これリストね。」
そう言うと管理者という人物は指を鳴らした、すると手のひらに本が出現した。するとテーブルが京太の目の前に現れ、管理者の手から本が水平移動してきた。
「なるべく速く選んでよこのあともスケジュールがあるんだし、3年位は待てるよ。」
「十分過ぎるだろ3年て!!1日24時間掛ける365掛ける3だぞ!!えーと24掛ける365は~」
京太が長すぎる時間を計算で求めていたら、管理者が言った。
「24掛ける365は8760時間で8760掛ける3は26280時間でしょ。神様にとってこんな計算朝飯、いや睡眠前ね!!」
「ぐ、高校では算数の成績まあまあ良かったのに見た目中学生の奴に負けるなんて俺のプライドが...」
「人を見た目で判断するなんて愚か者ねっ!!この神の頭脳に張り合うなんて1兆年速いわ!!」
「神の頭脳って中二病かよププッ」
「あら~転生先スライムにしちゃおっかな~私なら一つの生命なんてどうとでもできるのよ。」
「すみませええええええん!!もう二度とバカにしませえええええん!!だからだからスライムだけはご勘弁をををををを!!」
「冗談よまったく本気にするなんて、でスキルは何にするの5つなら良いわよ因みにあっちにいってもスキルは取得出来るから、取りたいスキルを取るのね。」
「あ、そうなんですかじゃあゆっくり選ばせて貰います。それとスキルの代わりに武器って~」
「このスキルポイントを使えば出来るわ、あとお金はこれね」
すると、管理者の手のひらから待たしても何かが出てきた。
「なあ、お前の手のひらって四次元なのか」
「これは10次元よまあ自分より高い次元の物は認識出来ないから仕方ないけど。はいこれ」
「金色..ってことはこれ金貨かどれくらいの価値があるのか?」
「1万円位じゃない、詳しくは知らないけど。」
「へーそうなんだでスキルポイントってのは?」
「もうあるわ、メニューって念じてみて。」
(なんだそれはまあいいメニュー!!)
二宮京太 魂体の為ステータスが存在しない
「ステータス見れねえじゃんどうやってスキル取るの!!」
「スキル取得ってやってみて。そしたらまあ色々出てくるでしょう。」
(スキル取得!!)
そうすると出てくる文字文字文字、京太は一瞬目眩した。そこにかいてあったのは
SP10000
【武器スキル】【魔法スキル】【耐性スキル】【生成スキル】【特殊スキル】【道具ショップ】
「おおおぉ........」
「それがスキルでこっちがスキルポイントってもう分かるわよね。」
「こ、これは!!」
「もうこっちの話は聞いてないみたいね。それじゃあちゃんと考えるのよ。」
その場にもう管理者の姿は居なかったしかし京太はきずかなかった。何故なら...
(ああぁRPGゲームだ、なつかしい異世界で無双してやる、そして元の世界の鬱憤を晴らすんだ。)
そう決意すると京太は一心不乱でスキル表を見た。
次回は3月12日に投稿します。