俺、死んだみたい
きききき、きたぁぁぁぁーーー超天使ミカエルゲットだぜ!!!
俺、今人生で一番最高な気分を味わっている、だが同時に悲しい現実も知ることになる。
それはな、このカードが中々でなくてな、給料もらったその日に残金が1000円になった。
そんな話を友人としていたら
「お前、馬鹿だろ」
「馬鹿じゃないただ考える前に体が動いてしまっただけだい!」
「それを馬鹿っていうんだよ」
「馬鹿で結構ミカエルを手に入れたんだ、心は満足さ」
「そうかいそうかい、それでまたしばらくマヨご飯でも食うの?」
「いや、今度はしょーゆご飯だよ」
「かわんねーだろ」
「マヨもなくなったからしょーゆに頼るしかねーんだもん」
「親御さん米送ってくれなかったらお前死んでるぞ」
「俺は死なないよ、病気も怪我もしねーし」
「そうゆう奴ほど、ころっと死ぬから気をつけろよ」
「ああ、お前が気をつけろよ」
何が死ぬだ、縁起でもないな。俺はまだしねねえっつうの。
来月発売される竜王の記憶も集めないといけないし、まだゴッドオアデビルもガールズスターも
まだまだ全部手に入れないといけないのになー
俺、角野達人はコンプすることに生きがいを感じている。
それは異常なほどに執着していた、テレフォンカードや切手やコインなどあらゆるものを集めていた
それも今日で終わることになるとは本人でさえ思っていなかった。
その日の深夜眠りについていた達人は、隣の部屋が燃えていても目覚めなかった、
木造のアパートはすぐ燃え移り達人の部屋も炎に包まれ燃えていた。
(俺の宝物が燃えてしまう・・・おい、やめろ、やめてくれぇぇぇーーー)
(誰かその火を消してくれーーー、燃やすな馬鹿やろう!!!!)
「・・・お前、自分の身体の方を心配しろよ。」
「誰だてめーここは俺の家だぞ」
「やっぱ馬鹿だな、お前。身体燃えてるんだぞ」
「そんなの後だ、身体は何とかなるだろ。宝物は燃えたら使えない」
「はぁ、まあいいや。お前死んでるよ。」
「死んでもいい、宝物どうにかせいや」
「むちゃくちゃだなお前。まず整理しようか。私は誰でしょう?」
「こんなところにいるぐらいだから変態か阿呆かなんかだろ」
「お前消すぞ、言葉使いにも気をつけろよ」
「てか俺死んでるんだろ、もう消えてるじゃん」
「馬鹿を相手にするのは大変だね、とりあえずお前に質問した私が馬鹿だったわ
私はあなたたちのいう神様ってやつね」
「ほう、神かだったら神よ、俺の宝物を元通りにしてくれよ」
「してもいいけどあなた死んでるのよ、触れないよ」
「だったら生き返らせてくれ!!!!」
「んーそれは無理ね。だって、あなたは・・」
「おい、神様って嘘っぽいな、そんなこともできねーのか」
「だから話は最後まで聞きなさいよ、あなたはね、身体が燃えてないの、そしてあなたの魂と身体を結びつけるためには1日以内しかダメなのよね」
「だから時間戻したりしろよ」
「あなた意外と賢いわね、でも時間だけは動かしたりできないの」
「神も無能だな、はん、だったらまた一から集めるからいいや」
「だからあなた死んでるんだって、出来ないのよ」
「いやだ、集めたい集めたい集めたい集めたい集めたい」
「そんなわがまま言わないでよね」
「お願いしますお願いします、神様俺何でもしますからお願いします」
「んーこれは上手く行くかわからないけど異世界ならあなたの望みを叶えられるかもしれないわ」
「何でもいい、頼む」
「では、ちちーんぷーいぷい。いってらっしゃい!」
こうして俺は自称神とかいうやつに異世界へ飛ばされてることになった。
読んでくれてありがとうございます。
出来るだけ早く更新できるようにがんばります。