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第七話「おれ、おまえがすきだよ」


その手を掴まれた。

「なんで避けるの?」

彼女は彼を見る。逃げ出そうとする彼女の手を再度掴まえて

「俺、お前が好きだよ」

彼女は耳を疑った。



その言葉で全てを叩き壊す

硝子の破片で 自分自身を突き刺す

裸足のままで ありのまま 言葉を告げて

衝動的に 情動的に

君を欲する、そんな言葉を

照れくさくても隠さない

誰を敵にしても良いと言い切って

抑えきれない感情 相乗して 絶対誰にも譲らない


「ナンデ?」

「ドウシテ?」

その理解を越えて


境界線を越えて


手をのばしたいから

手をのばす

引き返せないし引き返さない覚悟で



君が好きだって

言った瞬間から

もっと「君が好き」で溢れて

君の全部を抱きしめたいって

本能が囁くから


君が好きだって

言った瞬間から

君の目が揺れていて

君の答えを待ちながら

待てないままに 手をのばす


君が好きだということ

君が大切だということ

君と分かち合う時間の一分一秒だって

誰にも渡したくない

誰を敵にしても良いと言い切って

抑えきれない感情 相乗して 絶対誰にも譲らない


君が好きだって

言った瞬間から

もっと「君が好き」で溢れて

君の全部を抱きしめたいって

本能が囁くから


こんなにも君が好きなんだって、今更ながらに気付いて

可笑しくて

それでも止まらない 尚更に溢れだす感情

現状分析なんかできない 冷静なんかじゃいられない


裸足で硝子の欠片、踏み締めてでも

君との距離を埋める事を躊躇わない

伸ばした手なら もう戻さない


僕の声聞こえたでしょ?



君が好きだということ

君が大切だということ

君と分かち合う時間の一分一秒だって

誰にも渡したくない

誰を敵にしても良いと言い切って

抑えきれない感情 相乗して 絶対誰にも譲らない




「君が好き」


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