表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/10

第四話「きみをおうえんする」

彼の所属する野球チームの試合を応援しに来た。

運動なんてガラでもない彼女だったが

彼がバッターボックスに立った瞬間に「いっけーーー!」の応援

彼はその声に応えるかのようにホームランを叩き込んだのだった。



声にすることで

声にすることで

力になるなんて

声にすることで

声にすることで

キミに届くなんて

そんなこと無いのに

そんなことあり得ないのに

呼吸が止まりそうな瞬間

刹那 震える空気の流れ

時間が止まってしまって

キミしか見ていない私

声にすることで

声にすることで

力になるなんて

そんなこと

そんなこと

あり得ないのに

呼吸が止まりそうな瞬間

刹那 震える空気の流れ

血潮の流れに突き動かされて呼ぶ

キミの名前

声にすることで

声にすることで

この声でしかキミの力になれないとしても

声にしてキミの名前を呼ぶ

声にならない声で 声だけじゃ伝わらない声を





もしも理由ってヤツが必要なら

君の声が聞こえた

それだけでスイッチが入る単純なメカニズム

ニヒリズム気取りながら

君と一緒だと巧くリズムを刻めない そんな嘘を重ねて

何気なく欠伸した素振りで

君の横顔を盗み見してさ

鼓動のリズム 加速してひず

No Control 制御不能 理由不在のまま

やっぱり君を追いかけていて


もしも理由ってヤツが必要なら

君の声が聞こえた

そんなシンプルなアンプルを飲み干す感覚で

錯覚でも その隣が失格でも 幻覚を追いかけても

君を探している今この瞬間の全て


トリガー引いて フリックする感情

クリックしただけじゃ届かない 君に伝えたいリリック

knock? 弾道に叩きつけて

Swing 自分の中の弱さ甘さそれを叩き潰す感覚で


全部、理由は君なんだ。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ