第十六話 最速対光速
どもー!
八ヶ月ぶりの更新です!
いやー、色々とあって一時期このシリーズ辞めようかな?なんて
でも更新してなくても沢山の方々が読んでくださってると知ったらやる気出てきました!
皆さんありがとうございます!
先へ進む四人、礫は少し辛そうにしていた。
「どうした?」
「俺も不死身ではないからな、少し疲れた。」
「なら肩貸してやるよ。」
訓は礫の肩を持って二人でゆっくりと歩いた。
魔理沙と文は向こうに見える光の手前で待ってくれている。
「訓、新しい部屋だぜ!」
「置いてっちゃいますよー!」
やっと追いついて揃った四人。
部屋に入るとそこはやたら天井が高く、広さも玄武の部屋の倍ほどはありそうだ。
「やっときたー、遅すぎぃ…」
部屋の中央には朱雀がいた。座って床をいじっている。
「またせたな、ちと廊下が長かったわ。」
「んー、じゃあ許そう。」
朱雀はいつの間にか訓の後ろで訓の髪をいじっていた。
それを見ていた文は少し怒っていた。
「すみませんが、離れてくれませんか…」
「あっれ〜?おばさまがおこってるぅ〜?」
「さて、年上は誰でしょうか?」
二人の間にはピリピリした空気が流れていた。(間に居る訓はとてつもなく危ない気がした。)
いきなり訓の目の前に火花が走った。
するといつの間にか文と朱雀は部屋の中央で睨み合っていた。
「訓さん、ここは私に任せてください。」
「…宜しく。」
訓は黙ってその場を見ていた。
魔理沙と礫も少しの不安げもなく見ていた。
「さってと、妖怪ていどの君があたしに勝てる?」
「まあ私なら出来ます。
…今なら。」
文は一瞬で朱雀から遠のき弾幕を放った。
しかし朱雀が手を横に大きく振ると、上から大きな雷がいくつも降り注ぐ。弾幕は全て消されていた。
「さすがは神様、小手先程度の力じゃダメですか。」
そう言いながら文は朱雀の後ろで構えていた。
朱雀は回りながら左手で文の手を掴み右手で雷を放つ。
文は交わし朱雀の手を振りほどいて顔に一発食らわせる。
「いった〜、ちょっと酷くない?」
朱雀か文の方を向くがそこには居なく、訓と話していた。
「見てください、これが…」
「ほう、いちごならぬ雷パントゥか。」
文は戦ってる間に朱雀の下着を撮っていた。
「やだー、ここまでコケにされたのは初めて〜…」
顔を手で隠す朱雀、しかし隙間から見える目は笑っていなかった。
「…おい、小娘。
あんまり調子に乗るなよ…さもないと、今すぐ殺すぞ!」
さっきまでのギャルキャラはどこへ行ったのか、一瞬全員がびびってしまうほど朱雀は怒りに満ちていた。
「さっきまでとはまるで別人ですね。
私も疲れましたし、そろそろ決めましょうか。」
文は訓から離れると弾幕を放つ。
「スペルカード、疾風 風神少女!」
攻撃をしかける文、しかし朱雀は全て避ける。
「ふ、その程度かガキめ。
スペルカード、朱雀 千雷の裁き!」
文に向かって弾幕と共に数え切れないほどの雷が文を襲う。
「はっ、どうだ!光の速度には勝てない!!」
「呼びました?」
弾幕が収まるとそこには無傷の文がいた。
「私の能力は『風を操る程度の能力』です。
風を使えば速い私は更に速くなれるのです。」
文は朱雀の周りに弾幕を張る。
「スペルカード、無双風神!」
あ然としてる間に朱雀は瞬く間に弾幕の餌食となった。
「さ、次に行きましょう!」
「さすが、俺が惚れた文さん。」
四人は朱雀を放っておいて先に行った。
「…。」
「白虎様、どうしましょう?」
「次は我々でゆくぞ。」
さてさて、次回はラスボス登場ですよー!




