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東方時空伝  作者: こっぴゃん
11/23

第九話 盗賊の礫

<>から下は説明文です。

また、

「刀」は宇宙丸

「剣」はシーソード

「刃」は両方を意味します。

訓は霊夢と二人で里へ買い物に来ていた。

訓は左手にある青い腕時計を眺めていた。

「霊夢さんありがとう!

まさか腕時計を買ってくれるなんて。」

「良いのよ別に、

いつも頑張ってくれてるから。」

「ああそうだ。別に関係ないんだけどさ、

霊夢さん『海の森』て知ってる?」

「え?何それ美味しいの?」

<海の森>

幻想郷の遥か先にある海にある超巨大都市である。

数千年前からあり、創設者は元人間の妖怪だそうで。

「ふうん、そんなのがあるのね。」

なんて他愛もない話をしていると行き交う人々の会話が耳に入る。

「奥様聞きました?」

「ええ、幻想郷中の村々がいくつも壊滅してる て。」

「なんでも昨日の村で80個目だそうだ。」

「怖っ、此処もいつか狙われるんじゃ…」

ここのところ、里中は噂でいっぱいだった。

「恐ろしいな、ねえ霊夢さん。」

「大丈夫よ、此処が危なくなっても私が居るじゃない。」


神社に帰ると、縁側に新聞があった。

どうやら文が置いていってらしい。

見出しはこう書いてあった。

「スクープ!

襲撃された村に四つの影が!」

文は襲撃された村に行き、写真を撮っていたのだ。

「おいおい、文さん。

無理してやられたらどうするのやら…」

「大丈夫よ、文はそんなに弱くないから。」


翌日

掃除をしていると、外からボロボロになった股助が走ってきた。

「た、大変だ!」

「股助、一体どうしたんだ?

てか最近、またお前居なかっただろ…」

「こっちの事情もあるんだよ!

そんな事より、これを見てくれ!」

股助はくわえていた紙を広げた。

「俺、知り合いと一緒に襲撃された村について調べていたんだ。」

では説明しよう。

村は二種類の襲撃の仕方があった。

一つは、

A 物は何も盗られていないが村人は全員殺されている村。

B 物は全て盗られ、建物は崩壊。しかし死人は少なかった村 と別れていた。

二つは、

襲撃される村の選ばれ方に法則がA、Bにそれぞれあった。

これを聞いた訓は、

「じゃあ次に狙われる村は分かるか?」

「ああ、此処と此処だ!」

「よし、霊夢さん!」

霊夢にAで次に狙われる村へ。

自身はBの村へ向かったのだ。


二日かけ、訓は村1に着いた。

村はさほど大きくはないが、賑やかで子供達は外で遊んでいた。

「ん?お兄さん誰?」

「ああ、俺は河海斬訓。相談屋をやっているんだ。

申し訳ないが、村長さんは何処かな?」

「ならこっち!来て!」

訓は三人の子供達に連れられ、村長の居る所へ向かった。

木造の家の様なものが連なる村、村長はその中でも一際小さい家に住んでいた。

「村長!この人が用だって!」

そこには50代ほどの白髭をはやした男性と20代ほどの女性がいた。

「このペルト村へようこそ。

村長のペルトです。」

「河海斬訓です。

人の里で相談屋をやっています。」

「はあ、相談屋さんが何故こんな所へ?」

「はい、実は、ー」

訓は事情を説明し、村の護衛に付かせてもらうよう頼んだ。

「ふむ、村が襲撃されているのは知ってましたが…

まあ確認の為、霊夢さんとやらがいる村へ伝書鳩を送ろう。」

村長は即座に手紙を書き、伝書鳩を飛ばした。

「霊夢さんとやらの居る村とは少し知り合いでね。

まあ今晩はこの家でお休みください。」

「ありがとうございます。」


その日の夜、訓は外で刀を素振りしていた。

静寂の夜、刀が風をきる音が響く。

すると向こうから怪しい光が見えた。

「ん?あれは…妖怪と人!?」

近づく光は、十五人程度の妖怪と人が集団で来ていた。

先頭には岩の塊がある、それが妖怪なのだろうか…

「お前等待て!

此処に何の様だ?」

「退け!人間が!

死にたいのか?」

「その口振りからすると、何か悪い用があって此処に来たな。」

「黙れ。

各々、かかれ!」

声掛けにより集団は一斉に襲いかかってきた。

剣を持つ人が訓の腹めがけてかかる。

しかし背中にあるシーソードの鞘で防ぎ、そのままシーソードを鞘に入れたまま取り出した。

「ふん、なめてかかってるな。」

「俺、強いから出さない方がそちらさんの為だろう。」

(いたち)の妖怪が剣の様な爪で斬りかかる。

が、その前に足を蹴り鼬を転ばせ首を叩いて眠らせた。

向かう敵をものともせず、訓は全員を気絶させた。

「ふう、多かったな。

後は…あの岩の塊か。」

そう言いながら訓は塊を叩いた。

すると塊が動き出した。

「まったく、人間一人にここまでやられるとはな…」

塊は太った人が様な体に尻尾を生やした姿になった。

「我が名は(つぶて)

この盗賊団のリーダーをしている。」

「へえ、盗賊団か…

俺は河海斬訓、相談屋だ。」

「河海斬訓 か。

覚える必要は無いな。お前へ俺が殺してやる。」

「殺される…ねえ。」

訓はそう言うと剣を振った。

しかし、礫はそれを片手で止め、訓を投げ飛ばした。

「おっと、これは本気出さないとかな?」

訓は剣を背負い、シーソードと宇宙丸を鞘から抜き出した。

「河海斬流剣技

旋風斬(せんぷうざん)!」

<旋風斬>

名の通り、旋風のごとく回りながら対象を斬り刻む技である。

ジャンプしながら礫を斬ろうとするがまたもや斬れず、訓は退いた。

「硬いな…」

「終わりか?

なら俺から行くぞ!」

礫は片手を前に突き出し、巨大な岩を作った。

「ロックブラスト!」

<ロックブラスト

巨大な岩を発射して、相手に大ダメージを受けさせる。>

訓は刃を振り、岩を斬った。

しかし、威力は強く腕が震えた。

「このままだと刃がなまくらになる…」

訓は刃を鞘にいれ、下ろした。

「ん?お前、武器を下ろして俺に勝てるのか?」

「刃が無くても、拳がある。」

そう言うと訓は、特異な構えをした。

「ふん、その拳、砕いてくれる!」

礫は訓に向かって突進した。

「柔術

一本背負い!」

<一本背負い>

相手の片腕を肩に背負って投げる、柔術の技.

礫は倒れ、立とうとするもよろけてしまう。

すると訓はさらに攻撃をした。

「柔道

朽木倒し(くちぎたおし)!」

<朽木倒し>

足を掬い上げて転倒させる、柔道の投げ技.

倒れた礫に近づくとまたもやロックブラストを打ち、訓はそれに当たり飛ばされてしまう。

訓は立とうとするも、礫は肩を踏み立てないようする。

「ふん、人間ふぜいが!」

「人間をなめるな!!

河海斬流体技

逆蹴り!」

<逆蹴り>

手を地面につけ上に向かって蹴りを食らわせる。

通常の蹴りよりも力が入る為、かなりの威力、河海斬流剣技の体術版.

逆蹴りは礫の腹に当たり、礫へそのまま空へ飛ばされた。

倒れず、立った礫に訓は河海斬流体技 回し倒しを食らわせた。

<回し倒し>

寝てる状態で相手の頭を足で挟み、回転をかけて相手の頭を地面に当てる。河海斬流体技.

礫は回し倒しにより粉々になる。

訓は立ち上がり、刃を取ろうとする。

しかし、粉々になった岩は集まり礫となり復活した。

「な、マジかよ…

ふざけんな〜。」

そう言うと訓は、裏拳を礫の顔面に当てる。

<裏拳>

拳頭の背部、もしくは手の甲側全体で攻撃する。空手の技,

礫は後ろに下がり頭を下げて顔を抱えた。

訓は隙と感じ、拳槌打ち(けんついうち)を放つ。

<拳槌打ち>

充分に勢いをつけた拳を上方から叩きつける技。空手の技.

礫はまた粉々になる。

「ハァハァ…

もう、これ以上は無いよな?」

すると岩が三度集まり礫ができた。

「ん、そういう事か……」

「ふん、何か分かった様だが終わりだ。」

礫は先程のロックブラストよりも大きい岩を作り放った。

「ロックブラストォォォォ!!」

放たれた岩を訓は避け、投げ逆蹴りをくらわせた。

<投げ逆蹴り>

相手の両脇に手を入れ、上へ高く投げ飛ばした後に逆蹴りをする。河海斬流体技.

三度目の粉砕も、礫はなんなく復活するのである。

しかし、礫に訓は逆さに見えた。

「な、何だ?どういう事だ!?」

「ふん、馬鹿め。

これを見ろ。」

訓の片手には赤い石があった。

「な!それは!!」

「これ、あんたの心臓か何かだろ。

バラバラになってもこいつが岩に信号を出し、復活したのだろう。」

礫の頭は肩部分に逆さで付いていたのだ。

「こいつが無いと、綺麗に復活しないんだな?」

「参った…」


翌朝

礫は心臓を返してもらい綺麗に治った。

しかし、盗賊団員は礫を含め全員縄で縛られていた。

「と言う事で、村は無事です!」

訓が村人に説明すると、伝書鳩か戻ってきた。

伝書鳩の持つ手紙には次の用に書いてあった。

「時すでに遅し、すでに壊滅していた。

写真の四人も居らず。

霊夢」

「何?!

礫を捕らえたから…

そうか、写真には四人しか写っていなかった。

礫らとは別に襲撃してる奴等が居るのか…」

訓がブツブツ言っていると礫がはなしをかけた。

「あの、俺等は…」

「お前等か、

二度と盗みをするな。人を襲うのも駄目。

これが守れるなら逃がしてやってもいいぜ。」

「分かった。盗賊団へ解散させ、言う事を聞こう。

ただ、俺を相談屋に入れてくれ!」

「良いよ。」

「ああそうか、やはり入れてk…

は?入れてくれるのか!?」

「ああ、お前強いからな。

相談屋になって俺を手伝ってくれ!」

「あ、ありがとう!」

こうして盗賊団は解散し、礫が相談屋となったのだ。

しかし、写真の四人は一体誰なのか…謎は深まるのである。


さて、続きへどうやって繋げよう(:ーー)

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