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あーかい部! 〜部室棟 乙女の干物 集まりて 怠惰を極め 綴るは実績 電子の海へ あゝあーかい部〜 2話 タイニーフィッシュ

ここは県内でも有名な部活動強豪校、私立池図(いけず)女学院。


そんな学院の会議室、現場……いや、部室棟の片隅で日々事件は起こる。


あーかい部に所属するうら若き乙女の干物達は、今日も活動実績(アーカイブ)を作るべく、部室に集い小説投稿サイトという名の電子の海へ日常を垂れ流すのであった……。

ここは県内でも有名な部活動強豪校、私立池図(いけず)女学院。


そんな学院の会議室、現場……いや、部室棟の片隅で日々事件は起こる。


あーかい部に所属するうら若き乙女の干物達は、今日も活動実績(アーカイブ)を作るべく、部室に集い小説投稿サイトという名の電子の海へ日常を垂れ流すのであった……。






池図女学院部室棟、あーかい部部室。




「……はむっ。」




きはだは小魚の骨せんべいを頬張っていた。




「ねえきはだそれ美味しいの?骨だけど。」


「……商品化するくらいにはねぇ。あさぎちゃんも食べるぅ?」


「どうも。」




あさぎはきはだから受け取ったほぼ骨の小魚を見つめた。




「これ、燻製?」


「そんなとこぉ。」


「ふ〜ん?じゃあミイラみたいなもんか。はむっ、」


「よく自分でミイラとか言って頬張れるねぇ……。」


「食物連鎖だよきはだ。」


「なるほどわからん……ッ!」


「ダメだなぁきはだ。もっと小魚食べて頭良くならないと。」


「魚を食べると……ってやつぅ?」


「そうそう。たくさん食べて人智を超えるんだよ。……はむっ、」


「うわぁ頭悪い人の発言だぁ。」


「バカと天才は紙一重なのだよきはだくん。」


「……もしかしてあさぎちゃん、意識して頭良さそうな言葉並べてる?」


「当たらずとも遠からず……、




あさぎは大げさにパイプ椅子にもたれかかり、横目できはだを見つめた。




「……かな?」


「うざぁ……。」


「私ほど知性に富むと、意識せずとも呼気のように知的な言葉が飛び出ていくのだよきはだくん。」


「かぶれてんなぁ……はむっ。」


「……あ、ヤバい知性切れてきた。はむっ、」


「もうやべー薬じゃん。」


「ふぅ。これで今しばらくは完全体でいられるな……。」


「知性じゃないもん盛られてない?」


「そう?完全体って頭良さそうじゃん。」


「頭良い人は『頭良さそう』とか言わないんだよなぁ……、はむっ。」


「じゃあ頭良いってどういうことなのさ?」


「like me.」


「お?」


「Now,the time to chew tiny fish!」


「かぶれてんなぁ……。」


「Oh,タイニーふぃっしゅがきれやがったぜ。」


「結局やべー薬かあ。」


「ふっ……。どうだい?このきはだちゃんの溢れる知性は。」




きはだは人差し指で自分のこめかみをトントンした。




「頭良い人は『英語=カッコいい』にならないと思う。」


「むむむ……、」


「難しいね。」


「あさぎちゃん、知性ってなんだろう……。」


「その答えを探して我々はジャングルの奥地に向かうのであった……!」


「頭良い人は知性を未開のジャングルに求めないと思うなぁ。」


「……ま、お魚が向かうのは『お口』なんだけどね……はむっ。」


「あ、最後の魚。」


「もう終わりかぁ……。」


「意外と楽しめたであろう?」


「確かにキマッたわ。」


「…………、次、キメに行くぅ?」


「行こう行こう。」




2人は席を立った。




「知性とは何か……。その答えを探してきはだちゃん達はコンビニに向かうのであった……!」


「満たすのは知的好奇心じゃなくて食欲だけどね。」


「まあそのなんだ、あさぎちゃんよ。本能のままが一番ってことさ。」


「頭悪ぅ……。」








あーかい部!(4)




きはだ:と〜う、こうっ!!


あさぎ:変身でもするの?


きはだ:返信したのはあさぎちゃんであろう


あさぎ:へんしん違いだなぁ


きはだ:大丈夫?おしゃかなキメる?


あさぎ:こいつ、脳みそタイニーになってやがる……!?




あさぎ:読んできた


きはだ:フハハ、今日の活動実績 (アーカイブ)を目にしたものはやがてタイニーフィッシュをチューチューしなければ落ち着かない身体に……!


あさぎ:初めてのチュー(chew)しちゃうかぁ……


きはだ:眠れなくなっちゃうねぇ


あさぎ:きはだのせいでね


きはだ:よせやい、きはだちゃん涙が出ちゃう


あさぎ:きはだの癖に?


きはだ:なんだよぉ泣いたって良いだろう?


あさぎ:ごめんきはだが泣いてるとこ想像できなくて


きはだ:わたしゃサイボーグか何かかい?


あさぎ:きはだは人間でしょ


きはだ:あさぎちゃん……!


あさぎ:こんなふざけたサイボーグいてたまるか


きはだ:ひどぉい

きはだ:傷ついたからタイニーフィッシュキメてくる


あさぎ:使い方がやべー薬なんだよなぁ


きはだ:うひゃひゃカルシウム、カルシウム……!!


あさぎ:おおきくなれよ……


きはだ:おん?誰がタイニーだって??


あさぎ:すぐ食いつくじゃん


きはだ:まさに雑魚……ッ!!

きはだ:って誰が雑魚じゃあ!?


あさぎ:よく吠えるなあ


きはだ:そうそう小さい犬ほど

きはだ:誰が子犬じゃあ!?


あさぎ:やっぱり先人は的を射てるな〜


きはだ:ちくせう

きはだ:せうせうしりおおきなるからとて


あさぎ:急に先人感出してくるじゃん

あさぎ:誰が安産型だ……ッ!!


きはだ:げーーにげにげにげにwww


あさぎ:古語で煽るなっ!?


きはだ:いやぁ〜きはだちゃんももう少し脳以外にも栄養が行っていればねぇ〜


あさぎ:それは同情


きはだ:おい


あさぎ:これでも私、きはだを毎日見下ろしてると片腹痛いんだよ?


きはだ:誤用の方が広まっちゃったやつだぁ


あさぎ:言葉は時代とともに変化するのだよきはだ君


きはだ:いや待てよ……?さてはあさぎちゃん嘲笑ってやがるなぁ!?


あさぎ:お、タイニーフィッシュキマッてきた?


きはだ:こんな友だち、あらまほしからざるや


あさぎ:笑いすぎて片腹痛い

あさぎ:[画像を投稿しました]



きはだ:タイニーフィッシュ食べ過ぎただけかいっ!?

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