18話 過去?
俺が生まれた年は、しらん。ただ144期のいつかってこと。
説明すると、この世界の何年、とかは決まってない。150期まで行くとアルファベットに変わるらしい。150でかわるのはこの世界の変わり目が150年ごとだからだそう。アルファベットのときは、一度Zまでいったらアルファベットに数字を足していくらしい。A2期、とか。ちなみに今は7歳だからちょうどA期だ。
話を戻す。流石に生まれたときの記憶はない。だから3歳くらいまでは特に覚えてない。が、1歳までは地上の密室で暮らしてたらしい。2歳になったら地下の鉄格子の中。当時はまだきれいだったらしいけどあんま想像できん。カビが生えてホコリが溜まって薄暗いあそこのほうが記憶に新しいからな。
4歳の時から働かされ始めたんだよな。確か、あの頃はまだ重労働じゃなくて事務処理やらされてたな。 6歳から肉体労働をやり始めたな。あれは去年のことだから覚えてる。地下の鉄格子がある部屋のさらに下の階になんかでかい魔法陣があって、その上で魔力を出せって言われてずっとそれやってた。それしながら鉄鉱石とか運ばされてた。思えば働き方とかが変わった日が誕生日だったのかも?
覚えてるのはそのくらい。でもたまに静希兄さんと匠兄さんが来てくれた。あの二人だけは俺なんかにも優しかったな。なんでだろう?
「じゃああの日の段取りは?」
朝起きたら、いきなり一条家の兵士が数人、志弦様、友也様が入ってきて、黒装束に着替えさせられた。その後は、すぐに地上に出て焚き火の前に跪かされて、志弦様が古代語を唱え始めて、あとはご存知の通り。
「そうか。聞かせてくれてありがとな。詳しいことを調べてから検査結果を伝えるよ。またな。」
「ああ。」
国王の名前はニール=ディーク。半分くらい登場させてるのに名前が書いてないとか。( ꈍᴗꈍ)




