森永さんの話 その1
次の三つの話は、三つとも、
福岡市内で当時(2013年)公立小学校の先生をなさっていた、
森永さん(仮名)という女性が体験した話である。
森永さんはおそらく50代と思われる女性で、
独身で、お母様と2人で暮らしている方である。
僕が月に一回くらいお邪魔するYさんという霊能者の方のところで、
時々同席することがあるので、なんとなく顔見知りになった。
これは10年以上前のことである。
当時、高校野球で注目された、期待の新人が、
巨人軍に入団して、新聞やテレビで連日話題になっていた。
その報道を見た森永さんは、なぜだかわからないけど、
無性にその野球選手に会いたくなってしまった。
当時森永さんはおそらく40代で、
その選手は18歳くらいである。
どう考えてもそんな少年に夢中になる年齢ではないし、
そもそもそんなに野球が好きというわけでもなかった。
それで、なんでこんなにその選手のことが気になるのかと、
Yさんに聞いてみたそうである。
すると、その選手は前世である新興宗教の教祖をしていて、
森永さんはその教団の熱心な信者だったと言われた。
結局森永さんは、休みを利用して、
宮崎のキャンプ地までその選手を見に行って、
金網越しに一目見たら、とても満足できたのだという。